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2010

0824

 無能を極めているということで有名な政府民主党ですが、円高ノンストップのこの状況で、未だ、さしたる対策を打っていません。今日なんか、野田財務大臣が会見を開いて、『状況を注視するよー』と言ったとか何とか。だから馬鹿に政権をやらせるなと、去年から言い続けているというのに。

( ・ω・) 責任は日本国民全員で取る。これもまた民主主義だよ

「ゆーしゃって、それだけで凄いもんだったっけ?」
「いや、僕みたいに世襲で肩書きが先行する人も多いし、何をやったかが大事だと思うよ」
 王族みたいに、生まれた時からその地位がそれなりに確定してても、悪名ばっかり残すどうしようも無い人がたくさん居た歴史を鑑みれば、そういう結論になるよね。
「ですけどまあ、握手をするだけで帰ってくれるなら、やることもやぶさかではありませんが」
 勇者という職業について考えることは多いけど、プライドとかはあんまし無いから、この程度の安売りは気にしないよ。
「おおぉ、わ、悪ぃな」
 しかしこういう時、手が汚れてるんじゃないかってズボンでゴシゴシとする人って居るけどさ。衣服の中に入れておいたハンカチの類ならともかく、外の埃に塗れてるズボンじゃ大して意味無いよね。
「それじゃ、これから大変でしょうけど頑張って」
「う、うむ。色々と済まなかったな」
「俺達も仕事だったんだ、分かってくれ」
 しかし勇者の肩書きを出しただけでこの豹変振りって。父さんや兄さんを含めた先人達の功績のお陰と考えるべきなのか。又しても、勇者って何なのか考えさせられたよ。
「ゆーしゃ?」
 あれ、ジュリ、いつからここに居たのさ。
「ゆーしゃって、何?」
 う、子供の純粋な眼差しで見詰めながらそういう質問しないでよ。僕自身がその答を見付ける為に旅をしてる部分があるんだからさ。
「勇者というのは、世界を救う力と意志を持った、不世出の英雄のことですわ」
 そしてアクアさん、何、ハードルを上げる真似をしてるんですか。軽く僕を牽制してませんか。

 

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2010

0823

 ここのところの民主党御家騒動。余りのレベルの低さに相手をする気も失せていたのですが、支持率が停滞しているのを見てふと思う。まさか、リメンバー・ハンオザワの演出で、内閣の浮揚を狙う演技では無かろうか、と。
 冷静に考えてみて、そんな演技力があるなら、去年からこんな体たらくを続けたりはしませんよね。やっぱりあれは、素でやってるんでしょう。野党が追い込むまでもなく、内部崩壊しそうな空気になってきましたな。

( ・ω・) 五月から、何一つ政治的な進展が無いって、むしろ凄いよね

「何だ、何だ。またあんた達かい。よっぽどやることが無いんだね」
 おっと、宿のオバちゃん。中々鋭い。彼らはちょうど失職したところらしくて、本格的にやることが無いみたいですよ。
「折角だし、ここの宿で雇ってあげたらどーかな。犬よりは役に立つ気がするよ」
「犬を馬鹿にするんじゃないよ。あいつらは下手な人間より遥かに忠義深いし、有能なんだ。こんなゴミクズみたいな奴らを一緒にしちゃ、失礼ってもんだよ」
 しかし、追い打ちを掛けろって意味で、『陸に上がった痺れクラゲは火で炙れ』なんて格言があるけど、今はまさにそういう状況だなぁ。
「泣くぞ、おい」
「つーか、俺は既に泣いた」
「見苦しいねぇ。美人の嬢ちゃんならいざ知らず、あんたらみたいな男二人の涙なんざぁ、何の価値も無いんだよ」
 さりげなく、このおばちゃん、かなり良い性格してるよね。内心では、ほぼ同意してるんだけどさ。
「まあ、就職の斡旋は勇者の仕事じゃないよね」
 その気になれば、アクアさんのお爺さんとか、クワットさん辺りに頼んで、何らかの仕事を回してあげられるかも知れないけど、この人達の為に動く気にはなれない。
「ゆ、勇者、だと?」
 はいはい。もう、その類の反応は見飽きましたから。どうせ威厳や風格っていった、勇者らしいものは何一つ持ってませんですよーだ。
「すげー、俺、勇者なんて生まれて初めて見たぜ」
「あ、握手とかして貰っていいか?」
「……」
 何だろう。この人達、職が無くなって落ち込んでたんじゃ。これだけ前向きというか、何も考えてないなら、何だかんだで生きていけそうだよね。

 

2010

0822

 不意に、黄龍ちゃん登場人物の相関図を書いてみたい衝動に駆られる。黄龍と朱雀は保護者と被保護者で。黄龍と月読は腐れ縁か。武則天って黄龍と親友だけど、完全にそれだけしか線が繋がらねーぞ。うーむ、凄いゴチャゴチャしそうだ。

( ・ω・) セネレと違って、地味に登場人物が多くて絡まってるよね!

「何、いつものふざけた調子で言ってやがる! 俺達はな! てめぇらに散々やられたせいで、クビになっちまったんだよ!」
「それはあなた方の任務遂行能力に問題があったからで、ワタクシ共のせいにされても困るのですが」
 慇懃無礼な物言いって、何かツボに嵌ると楽しいよね。傍目には、メチャクチャ嫌な奴に映るんだろうけど。
「つー訳で、責任を取って、俺らの次の仕事を用意しやがれ!」
「……」
 あれ、何だろう。兄さんの、勇者としての責任論を考えた後のせいか、同じ責任って言葉なのに、全く認識することが出来ないんだけど。
「良くは分からないんですが、下男とか向いてるんじゃないですかね。上の命令だけ聞いてれば良い訳ですし、自立思考能力に欠けるあなた方にはピッタリなのでは」
「ふざけんな!」
「俺らみたいなビッグなコンビを捕まえて、何を言いやがる! 今はくすぶっててもな。将来は、この街を裏から牛耳る幹部になってんだよ!」
 夢を持つのは自由だけど、現実を余りに考慮しないのは如何なものなのだろうか。そして、目標が即物的で、しかもトップではない幹部というのも、どうなんだろう。人間って、上を見ても考えさせられることが多いけど、下を見ても考えさせられるから、中々に面白いと思う。
「あー、じゃ、あたしの使いっぱやってくれない? 月、十ゴールドずつ出すから、飲み物とか欲しい時に買ってくる役目。寝るところと食べるものは自分で何とかして貰うってことで」
「少しは真面目に答えやがれ!」
 いやぁ、シス、それって今時、子供でもやってくれない仕事だとは思うよ。ってか、そもそも、まともに相手する義理が全く無いんだよね。

 

2010

0821

 拙著、センセーショナル・エレクションの一柳綾女は、大政治家、一柳正剛の孫娘です。その設定を盛り込んだ当初は、早まったかなとも思いましたが、数年経った今は、まあ、別に問題ないかなとも思っています。一般に世襲議員は批判の対象になりますが、結局、選挙という関門を乗り越えている以上、責任は有権者にある訳で。能力第一主義を標榜するなら、世襲であること自体を否定するのも了見の狭い話になりますし。結局、政治と世襲が切り離せない問題である以上、生え抜きの公康や西ノ宮と、良い対比になるかなと思ったりもする訳です。

( ・ω・) しかしバカの遺伝子ならば、公康はサラブレッド中のサラブレッドだぞ

「いい話じゃねぇか。俺もちょっと、うるっと来たぜ」
「ん……」
 まだ居たんですか、ダメなおじさん。
「良いんですか。こんな、客でもないどうしようも無い人を出入りさせて。只でさえ閑古鳥なのに、拍車が掛かりますよ」
「てめぇが言いやがんな」
 こりゃまた、失礼致しました。
「じゃ、明日の朝に取りに来ます」
 それまでに、やることを全て済ませて旅立とう。兄さんの手紙は、パープルオーブと同じ場所に入れて、と。
「で、あくまでもあなた達はついてくるんですね」
「うむ」
 もう、背景の一部として相手をするのもやめようとも思うけど、世間体を捨てきれる程に成熟してる訳でも無くて。ま、明日までの辛抱と思えば、我慢出来ないことも無いか。

「やいこら、てめぇら! ちょっと出てきやがれ!」
 一通りのことを済ませて宿に帰って来た直後、最早、逐一反応する気も起きない声を耳にした。
「何ですか、あなた方は。まだ夜って程の時間じゃないですけど、他のお客様の迷惑になるので、暴挙は慎んで下さい」
 いつもの様に階下に湧いていたのは、件のチンピラ二人組だった。応対する義理は無いけど、放っておくと宿のおばちゃんとケンカを始めるだろうし、仕方がない。
「こちらとしては正直、もうあなた達とは一点として接点を持つ必要性が無いのですよ。理由については、説明が面倒くさいので割愛させて貰いますが」
 スピル陣営としては、僕達がクワットさんと連絡を取ったという情報をもう得ているかも知れないけど、わざわざ教えてあげることも無い。

 

2010

0820

『今日のお料理教室は、ミン・シュトウの作り方について学んでみたいと思います』
『先生、これ、何か腐ったみたいな匂いがしますけど?』
『主な材料が、自民党の最も腐った部分なのでしょうがありません』
『何で置いてある位置が、左寄りなんですか?』
『社会党の残党も、数多く確認されています。他にも、思想的に偏った市民団体ですね』
『小奇麗な材料も混ざってますね』
『いわゆる官僚崩れですね。ある意味、猿山の争いから転げ落ちたものとも言えるのですが』
『何と言うか、出来上がったものは、味が薄いですね』
『隠し味にタレントを使った効果でしょう』

( ・ω・) 偏ってると思うけど、あながち間違いでもないよね!

「『まー、最後はお前の人生だ。目で見て、耳で聞いて、全身で感じたことを踏まえて、自分自身の意志で決めろ。トウカにも似た様なことを書いたが、仇討ちなんてのは、人生を狭めるだけだ。俺は薦めやしないね』」
 兄さんらしい物言いだと思う。旅に出たのは、最終的には僕の意志であって、他の誰のものでもない。シスや、アクアさん、トウカ姉さんなんかも、それは同じことだろう。そのことは分かっているつもりなんだけど、改めてこう言われると、ドキリとさせられる部分がある。
「『以上。繰り返しになって悪いが、あんま死ぬ気も無いんで、どうにも気が乗らない。いつの日か、笑い話として公開できればいいだろうと思う。
 あー、あと葬式とか墓とか、大仰なことはやめてくれ。十年後ひょっこり帰ったとしたら、バツが悪くてしょうがないからな』」
 たしかに、父さんも生きているという前提で行動している以上、二年やそこら音信不通だと言っても、死んだと断定するのは早計だ。父さんについては良く憶えていないけど、あの兄さんが僕より先に死ぬとは思えない。だから、明確で客観的な証拠を目にするまでは、信じていようと思う。
「それで、終わり?」
「みたいだね」
 紙というものが薄っぺらい平面構造をしている以上、表と裏にしか書き込める部分は無い訳で。流石に、これ以上は見落としようがない。
「結局、大した情報は無かったね」
 はい、僕もちょっとくらいは思ったけど、そういうことは口に出して言わない。そりゃ、面識のないシスにしてみれば、重要性は薄いのかも知れないけどさ。

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