2010
不意に、黄龍ちゃん登場人物の相関図を書いてみたい衝動に駆られる。黄龍と朱雀は保護者と被保護者で。黄龍と月読は腐れ縁か。武則天って黄龍と親友だけど、完全にそれだけしか線が繋がらねーぞ。うーむ、凄いゴチャゴチャしそうだ。
( ・ω・) セネレと違って、地味に登場人物が多くて絡まってるよね!
「何、いつものふざけた調子で言ってやがる! 俺達はな! てめぇらに散々やられたせいで、クビになっちまったんだよ!」
「それはあなた方の任務遂行能力に問題があったからで、ワタクシ共のせいにされても困るのですが」
慇懃無礼な物言いって、何かツボに嵌ると楽しいよね。傍目には、メチャクチャ嫌な奴に映るんだろうけど。
「つー訳で、責任を取って、俺らの次の仕事を用意しやがれ!」
「……」
あれ、何だろう。兄さんの、勇者としての責任論を考えた後のせいか、同じ責任って言葉なのに、全く認識することが出来ないんだけど。
「良くは分からないんですが、下男とか向いてるんじゃないですかね。上の命令だけ聞いてれば良い訳ですし、自立思考能力に欠けるあなた方にはピッタリなのでは」
「ふざけんな!」
「俺らみたいなビッグなコンビを捕まえて、何を言いやがる! 今はくすぶっててもな。将来は、この街を裏から牛耳る幹部になってんだよ!」
夢を持つのは自由だけど、現実を余りに考慮しないのは如何なものなのだろうか。そして、目標が即物的で、しかもトップではない幹部というのも、どうなんだろう。人間って、上を見ても考えさせられることが多いけど、下を見ても考えさせられるから、中々に面白いと思う。
「あー、じゃ、あたしの使いっぱやってくれない? 月、十ゴールドずつ出すから、飲み物とか欲しい時に買ってくる役目。寝るところと食べるものは自分で何とかして貰うってことで」
「少しは真面目に答えやがれ!」
いやぁ、シス、それって今時、子供でもやってくれない仕事だとは思うよ。ってか、そもそも、まともに相手する義理が全く無いんだよね。