2010
何か、色々と物議を醸している阿久根市長が、リコールされるかどうかの瀬戸際に立たされているそうです。まー、首長ってのは、地方自治体内で相当の権力を持ってる代わりに、半分以下の署名でリコールされることもある訳で。是非については、そこまで詳しくないのでノーコメントですが。
( ・ω・) どなたか私達に、総理のリコール権を下さい
「『先ずはトウカ。あー、うん、まあ、俺が誘っておきながら、こんなことになって済まない。お前の性格からして、俺の生死に関わらずバラモス退治の旅は続けるだろうけど、余り気負うな。お前の剣は、心が入り過ぎると揺らぐ。敵討ちだとか、余計なことは考えないように。
後、すぐには無理だろうが、ある程度落ち着いたら、一区切りつけて良い奴を見付ける様に。操を立てるとか言い出すなよ。俺もこっちで適当な奴を見付けづらくなるからな』」
それにしても、実の兄と、姉と慕う女性の関係を覗き見るのは、何となく気が引ける。本当、女性陣はこういうの大好きみたいで、目を輝かせてるけどさ。
「『爺ちゃん。まだ生きてたら、預けておいた例のブツ、処分しておいてくれ。遺品だとか、面白がって見せたりするなよ。絶対だぞ」
大道芸界のお約束で考えると、これはやって下さいっていう前振りになってると思う。ってか兄さん、何を爺ちゃんに預けたのさ。僕も気になってしょうがなくなるじゃないか。
「『父さん。残念だけど、俺は、意志を継ぎきることは出来なかったみたいだ。だけど少しは、勇者の種を蒔けたかなとも思う。
まあ、俺としちゃ、父さんが死んだ証拠も、生きてる証拠も無い訳で、どう書いたもんか良く分からない所はあるんだが。もし生きてるんなら、残りの人生を母さんとアレクの為に使ってやってくれ。
後、一度でいいから、酒を酌み交わしてみたかったよ』」
兄さんでも、父さんの消息が掴めていないことに、胸が締め付けられるようになった。