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 某新聞報道に、自民党が大連立に応じるには、谷垣総理が条件とか書かれていました。何それ、『解散権の確保』とか書いてありましたけど、私が彼の立場だったら、首班指名して貰った次の日に解散しますよ。人として最低ですが、どうせ総理になったら支持率なんて毎月下がるんですし、上策とまでは言えなくても、中策くらいだとは思うんですよ。

( ・ω・) その場合、私は腹を抱えて、大爆笑させて貰うぜ

「って言うか、危ないですよ。僕が攻撃しようとしてるのに、間に入ってくるなんて」
 たまたま当たらなかったから良かった様なものの、一つ間違えば大惨事だ。
「あら。魔法使い同士がじゃれ合ってるのを見極められる目と、それに対応できるだけの反射神経も持ち合わせてないのに、剣士の名を称するつもりなんて無いわよ」
 知ってたけど、クリスさんは本当、僕と同じくらい口が悪いと思います。
『うくぉ』
 一方、エビルマージの腕から流れ出る体液は、収まるどころか、その勢いを増していくようだった。凄い剣だな。多分、純粋な剣としての性能はイヅナに及ばないんだろうけど、対モンスターについて言えば、かなりの優位性を持って臨める。もちろん、全ての魔物に有効かは分からないけどさ。
『フフフ、勉強になりましたよ。如何に人が矮小であろうとも、機を選ばねば手痛い目にあうこともある。今は、その機では無いようだ』
「そういうの、負け惜しみって言うよね」
 対抗した訳じゃないけど悪態をついてみた。
『今日のところは退くことに致しましょう。君達も、魔王軍打破という目的がある以上、必ず我々と線を交える。この決着は、いずれ又』

 

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 ここのところ、米国、オバマ大統領の噂を余り聞きませんが、元気なんでしょうか。経済無茶苦茶、国民皆保険は違憲判決、支持率は、何と驚きの40%割れ目前。あれ、どっかの総理に比べれば、大分、マシなんじゃないかとか思ってはいけません。大分、国民性が違うようですから。

( ・ω・) 文字通りのリーサルウェポンである戦争に、踏み切らないことだけは祈っておきますか

 見ると目の前には、半ば腕を断ち切られ、傷口から不気味な色合いの液体をボタボタと垂れ流すエビルマージが居て――それより更に手前には、不思議な金属光沢をした長剣を持つ金髪の剣士が――。
「クリスさん!?」
 そこに居たのは誰あろう、ポルトガ北の鉱山村で会った、公女様だった。
「へぇ、ブツ切りにするつもりで叩き付けたのに、骨で止まるなんて頑丈なのね」
 そして、再会早々、何か物騒なことを言ってるような。いや、僕も切り落とすつもりではあったけど、この未だに動かない左手と相殺って感じでさ。
『その剣は……一体、何です? これ程までに血が止まらないとは、只の剣では無いのでしょう』
「あんた達のその薄気味悪い体液を血って言うのには違和感があるんだけどね。
 あ、剣の話だっけ? うーん、出来立てで、まだ名前は無いのよ。銘って、閃きが大事だから、とりあえず『クリスの剣』とでもしておこうかしら」
「出来立て……」
 ってことは、例のヒヒイロカネで作った剣なのか。ポルトガで別れたのはもう一月以上は前だから、ここに移動する手段さえ何とかすれば、計算は合う。エビルマージの質問に、全く答えてないのは、気にしないでおこう。

 私のコメディ屋としての能力は、何千と書いてきたコントに依って磨かれた様に思えます。あれは結構いい勉強になるんですよ。台詞だけで状況を伝えないといけませんし、何が何でも数行後に落とさないといけませんし。何、状況分かりづらいこととか、落ちてないこと多いぞ? それはさておいて。
 まあ、やっぱりあれは日々の鍛錬の様なものなので、ドラクエが終わったら再開しようかなぁと思う所存であります。やっぱり、完全書き下ろしは無理だ。続かない。問題は、ドラクエがいつ終わるかという点だ。今年中は、キツそうだなぁ。

( ・ω・) ノープランって、実にいいフレーズだったよね!

『宜しい。やはり、四肢のいずれか一つを引きちぎることにしましょう。我々をコケにした代償は、その程度で支払えるものでは無いですがね』
 挑発に、乗ってくれた。
 奴の狙いは、宣言通り、僕の両腕両脚のいずれかだろう。右手を負傷しているから、左を使ってくる可能性もあるけど、いずれにしても予備動作は単調だから読み切れる。そして、単純な力比べでは敵う部分がないけど、イヅナを振るう剣速だけは僕の方が上回っている。接触した瞬間、バイキルトで威力を増加させて、不用意に出してきた腕を切り落としてやる。
『では、行くぞ』
 圧倒的高地からの物言いで、右手を上げたまま走り寄ってきた。単純極まりない所作から見て、狙いは僕の左肩だろう。念の為、直前に目標を変えたり、左手を使ってくる可能性にも注意を払うけど、心配は無さそうだ。このまま、イヅナを引き抜いて、人間にも意地があることを思い知らせて――。
「ケインズ一刀流、破邪の太刀――『落陽』」
 不意に、澄んだ声を聞いた。ちょ、ちょっと待った、完全に作動してるから、変な横槍とか入ったら何がどうなるか分かったもんじゃ――。
『ウヌッ!?』
 鉄板を、鉄の棒で殴り付けたかの様な打撃音がした。

 民主党代表選が既定路線になったようですが、自公の了承も無しに大連立が争点とか、この暑さで脳に蛆でも湧いてんのかと思ったのは私だけではないと思います。ついでに、代表総理が代わったから、何か変わると言うのでしょうか。『菅以下の総理が居るわけがない』と言いたい気持ちは分からんでもないのですが、つい一年ちょっと前、『鳩山より酷い総理が居るわけねーだろ』と思っていた者としては、やっぱり更新するのかなって思っています。

( ・ω・) 上を見ればキリが無いが、それは下も同様。それでも人は、毎日生きている

『フヌッ』
 炸裂する瞬間に合わせて発した声と共に、エビルマージは握力で以って爆発の威力を減じさせた。数歩、後方に吹き飛ばすことは出来たし、手の表面も焼け焦げて、全くの無傷という訳でもない。とはいえ、並の中堅モンスターだったら、一撃で破壊できる程の力を籠めていたのも事実だ。
「成程、こりゃ強いわ」
 不思議と、絶望的な戦力の差に畏怖することは無かった。むしろ頭の一番深い部分が冴え渡って、五感が研ぎ澄まされる様にすら感じていて――僕は言いようの無い高揚感に、意識せず、口の端を緩ませていた。
『何故笑える。その可能性を鑑みていたのだが、よもや頭がおかしいのか』
「さて、ね。僕にも良く分かんないや」
 と言うか、少しどころじゃない失礼な発言があったよね。
「でもさ。そんな僕の心の機微も分からないようで、人間の全てを理解してるかの様な物言いもどうかなぁ。知ったかぶりって、魔法使いとしてかなり恥ずかしい部類の行動だよね」
『戯言を』
 そう、紛れも無い、戯言だ。だけど、自尊心を揺さぶるには、充分な効果があったはずだ。奴が心の底から人を見下していて、力こそ全てだと思っているなら、次に取る行動は――。


 ブログやメールなどのネット上のツールを使っている時、恐らくは誰もが一度は思ったことがあること。何故、あの類の運営会社は、バージョンアップする際、わざわざ使いづらくするのか。旧式のシステムが好きだから、ここを選んだんだよ。下手に弄るな。弄るにしても、旧タイプを選ばせろ。

( ・ω・) 最悪極まりない改悪をしでかして、無かったことになったツールを、私は知っている

 ちなみにトヘロスは表向き聖なる力で近付けないってことになってるけど、本当のところ、この感情を増幅させて、脅かしてるってのが実態だったりする。だって、そうでもなければ、明らかな格下以外効果がないっておかしいでしょ。洞窟内なんかでは、暗所閉所が凶暴性を増幅させてる影響で効果が薄いってのは、又、別の話だけどさ。
「僕の、力か」
 たしかに、格上の意識が強すぎて、策を弄する方に頭が動いていたのは事実だ。だけど、策と力は、どちらが弱まっても、その潜在能力を発揮出来るものじゃない。どれ程の差があるかを確かめる意味でも、ここは真っ向からぶつかっていこう。
『イオラ』
 今の僕に放てる呪文の中で、最大最強の威力を籠められるのが、このイオラだ。通常は敵陣の中央部に投げ込むようにして全体への損害を狙うものだけど、今回は威力を凝縮して、単体向けに調整を加えてある。
『ふむ』
 エビルマージは、光球を興味深げに一瞥すると、右手を差し出した。
 イオ系呪文は、着弾と同時に破裂するものと、術者が任意に時を選べる二種類がある。僕が今回選んだのは、後者だ。避けるにせよ、弾くにせよ、最低限のダメージは、食らってもらう。



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