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 何だか、ようやく菅総理が辞めることを正式に表明したとか。逆にすげーな。ここまでグッダグダになるまで辞めなかった総理って、戦後居たんだろうか。っていうか、グダグダになったら普通は解散総選挙ですよね。後二年は、絶対にしがみつくよ。

( ・ω・) 民主主義って怖い。そう思う、私なのであった

「生憎と、諦めが悪いっていうのは、勇者の家系の売り文句みたいなものだからね」
『メラ』
 続けて、炎としての性能を特化させた火球を三発、エビルマージに叩き込んだ。仮にも、紅蓮を名乗る炎部隊の隊長に、こんなものが効くとは思っていない。目的は、副産物である煙だ。奴の視力がどの程度かは分からないけど、少なくても、頼っている度合いを推察できるだけの情報は得られるはずだ。
『意図が、透けて見えるな』
 奴はもうもうと立ち込める煙幕の中、そう一人ごちると、二度三度、右腕を払って、霧散させてしまう。な、何て奴だよ。こともなげにやってるけど、それだけで人間の枠で容易に出来ることじゃない。
『小細工は、やめたまえ。私は、マージの名を冠してはいるが、君達のそれとは価値観が違う。知恵ではなく、心でもなく、力に依ってのみ、屈する相手を決める。君が本気でこの状況から脱することを望んでいるなら、力を見せて貰おうか』
「その点については、少しは理解しているつもりだよ」
 魔物達と相対してきて思うのは、彼らは本当に、自分より強いものに対して従順だ。獣ベースの存在が多いのも一因なんだろうけど、その分かりやすい摂理が消化しやすいっていうのも大きいんだと思う。

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 ドラえもんがタイムパトロールに咎められないのは不可思議であるという論があります。たしかに、タイムマシンを用いての利得行為は違法なのだそうで、野比氏が将来発生させるであろう借金を消す行為は、充分に利得行為であると言えるでしょう。ですが、組織とは、その様に杓子定規に動くものなのでしょうか。最高練度まで鍛えられた軍隊ならいざ知らず、同作者の作品である、『タイムパトロールぼん』を読む限り、あの組織はかなり緩い部分があると言わざるを得ません。おそらくは、大長編で幾度か繰り広げられた、『世界を救った』事実と引き換えに、黙認されていると考えるのが、自然なのでは無いでしょうか。

( ・ω・) 今日も私の脳内は、極めて通常営業です

 これでも、数年に渡って書を嗜んで、二年近く旅を続けてきた身だ。人体の構造については、医者や高位僧職程とまではいかなくても、それなりには知っている。その上で言えるのは、単純な握力だけで肩を外したり砕いたりするのは並大抵のことじゃない。肉体的才能に恵まれた人間が、幾年も鍛錬を重ねないと到達は出来ない域だろう。それをこいつは、魔法使いの身で、純粋な才能のみで成してしまった。頭では理解していたつもりだったけど、生まれ持った容量の違いに、全身が震えそうになっていた。
『少しは分かって貰えたでしょうか。魔法を封じられようと、君達を捻り殺すことくらい、なんてことは無いのですよ』
「ぐっ」
 言葉通り、実力の差は明確だった。魔法を使えない現状ですら、剣技のみで奴を倒すことは至難だろう。
『ホイミ』
『スカラ』
 だけど、僕のやるべきことは、当面の時間稼ぎだ。治癒呪文で痛みを軽減させ、防御呪文で耐久性能を上げれば、持ちこたえることくらいは出来るはずだ。
『やれやれ。何故、人間という奴はこうも現実を見ないのか。ことの全てが、自分の思った通りに動くと信じて疑っていない。ここまで来ると、悪徳とさえ言って良い』

 アナログ停波から何週間か経ったような気がしますが、私の生活には何の影響もございません。まあ、ここんとこ、ニュース以外見てなかった様な気もしますしね。横浜戦? ナンノハナシデスカ? とりあえず魅力的なコンテンツも今のところ無いので、しばらくは現状維持が続きそうです。でも、選挙報道と開票速報は見たいので、解散するんなら、割と本気で考えます。セネレ書き始めてから、選挙大好きっ子になっちゃったよ。

( ・ω・) 興味が先行して作品を作る人が多いだろうが、私は作品が先行して興味へと移る

『無傷が理想でしたが、抵抗するというのでしたら、致し方ない。痛い目を見て、考えを改めて頂きましょう』
「みんな! こいつは、僕が引き付ける! その間に、他の奴らを何とかして!」
「了解~」
 あの三人なら、魔法の火力と、距離を取っての攻撃力は充分。接近しすぎた場合にはやや難があるけど、幸い、相手は炎のブレス主体の偏重部隊だ。スカイドラゴンの動きにさえ気を配れば、対応出来るだろう。後は、僕さえこいつを何とか出来れば――。
『殺せないと思って、強気なことを言うのはやめておいた方が良い。我々にとって君の価値など、天賦の魔力そのものだけだ。腕か足の一つでも削って、現実を教えて差し上げましょう』
 懐近くまで飛び込んできた奴の攻撃は、実に明快だった。僕が放ったイヅナの斬撃を左手で受け流すと、右手で左肩を掴んできたんだ。
『少し、痛むやも知れません』
 その言葉と共に、身体の左側から、激痛を知覚した。今、奴の魔力は封じられている。理力の杖みたいな、体内魔力を攻撃力に転化する媒体を使った可能性もあるけど、おそらくは、単純に握ってきただけなんだろう。

 

 どうでもいい話! 何でも、小惑星の中に、ワビサビというものがあるんだそうです。しかも命名者はアメリカ人。英語じゃない……よな。きっと何やら日本人的な美意識を刺激してくれる造形をしているんでしょう。具体的にどういうものなのかは、今一つ思い付きませんけど。

( ・ω・) 国際文化交流の末に、人類文化は一体どうなるのかを、考えさせられますよね

『ギャオーン』
『氷は、氷だけはだめなのー』
『タイチョー。俺が死んだら、私物は中身を見ずに処分してくれー』
「……」
 何なんだろう、このモンスター達は本当に。
『済まんな。今一つ緊張感に欠ける部下達で』
「あ、いや」
 今の攻撃で、ヒートギズモと溶岩魔人が数匹吹き飛んだ訳だし、謝られるのも筋が違う気がする。
『返礼として、我が最高魔術を披露するとしよう。先程の、手心を加えたものとは一味違う、真の魔族の恐怖を――』
『マホトーン』
 冷気漂う戦場の空気が、輪を掛けて凍りついた。魔法封じの呪文が、エビルマージに効果を発揮したんだ。
「油断大敵ですわよ」
 ア、アクアさんの、空気の読めなさはこの域にまで達していたのか。凄く良い仕事したのに、感情の処理が追いつかないよ。それにしても、シャンパーニでクレインにも効いたことあるし、アクアさんのここ一番でのマホトーン成功率は、かなり高い気がしないでもない。
『たしかに、油断だな。失態と言い換えて良い程だ。だが、これで戦局が変わったという訳でもない』
 刹那、エビルマージが音も無く、高速で間合いを詰めてきた。こいつ、マージ、魔法使いの名を冠しておきながら、近接戦闘も出来るのか!?

 一般論として、中国は完全の中の美を好み、日本は不完全な中の美を好むという話を聞いたことがあります。まー、大体合ってるような気はしますけどね。私も、不完全なものの方が興味を惹かれますし。侘び寂びなんて、そーいうものの典型の気がしないでもないです。深くは知らないので、あくまで雰囲気ですが。

( ・ω・) 黄龍が完全美で、天照が不完全美……だと?

「それって、自分で言うことじゃないよね」
 軽口を叩けるくらいの、頭の余裕が出てきた。僕も大概、感化されてるかも知れない。
『悪い話では無いぞ。たしかに我々の任務は残党狩りだが、君を捕らえる功はそれに勝る。そして、君達は若いとはいえ、それなりの修羅場をくぐり抜けている。こちらも、無闇に隊員を減らす真似はしたくないのでね。何もかも得ようとするのは、人間という不完全な存在の悪癖だ。
 ああ、心配するな。捕らえるとはいえ、時が満ちるまではそれ相応の礼遇を以って接しさせてもらう。無論、下手に暴れられぬよう、魔力に枷は嵌めさせてもらうがね』
「随分と、好き勝手言ってくれるなぁ」
 素直な感想が、口から漏れ出た。
「一番単純な、あんたらをぶちのめして四人で突破するってのが抜けてるよ」
 エビルマージがどれ程のものかは知らないけど、少なくてもシスがジパングで見せた緊張状態になっていない以上、ヤマタノオロチよりは格下だろう。この場で叩きのめせるかどうかはともかく、逃げ出すことまで不可能な相手だとは思えない。
『ヒャダイン』
『ヒャダイン』
 氷系呪文が苦手と言っても、これだけ露骨に炎系統を並べた相手じゃ、そうも言ってられない。シルビーさんと共に、広範囲氷結呪文をお見舞いした。

 




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