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 四の五の言う、という慣用句があります。数字部分はシとゴで発音します。グダグダと非生産的な愚痴を垂れる、的な意味合いです。当然のことなら肯定的に使われることはほぼありません。由来は、例に依って諸説あります。最も有力視されているのは、サイコロの目としての4と5です。丁半博打で4(丁)であるか5(半)であるかを決めかねて、どちらにしようかブツブツ口にしている様からというものです。目は他にもあるのに、どうしてこの二つをピックアップしたのかは良く分かりません。他にも、優先順位という説があります。一番目や二番目に大事なものはおろか、四番、五番に至るまで文句を付けることを指したのだとか。更には四書五経という中国の有名な古典からというものまであります。四書や五経を引き合いに出す理屈っぽさを例えたという解釈でしょう。類語につべこべなんてのもありますが、昔から細かいことを言う人は煙たがられてたことが伺えますね。

(・ω・) 貴様が言うのかと指摘されると、反論が難しいな

【立ち位置としては近所の悪ガキを叱る雷親父だからな】
黄:とりあえず、神としてダメ過ぎるのを集めてみたんだよぉ。
月:何で呼ばれたのか、全く分からない。
マ:相変わらず、ジョークセンスに満ち溢れとるで。
朱:月読さん未満を探すのって、中々の苦行ですよ~。
月:もうちょっと表現に気を遣ってもらいたいのだが。
黄:その言い分、少しくらいは筋が通っているようでいて、
 月読を甘やかす義理が無いのも事実なんだよぉ。


【匙を投げ尽くした結果なんじゃないですかね】
月:私は、名誉悪魔様だぞ。今更、何を学べと言うのか。
黄:都合が良い時だけ肩書を利用するんだよぉ。
マ:自分で矯正が必要いうんを証明しとるがな。
月:ハッ、何という巧妙な罠だ。
黄:アホの子以外の感想が出てこないんだよぉ。
マ:こないな逸材を放置しとるとか、
 日本の神さんはどないな考えしとるんやろ。


【悪党は善行と悪事の両方がポイント稼ぎになる無敵の存在】
ア:わたくしは、今の自分に満足しておりますわよ。
黄:本人がどうこうじゃなくて、よそ様への迷惑が問題なんだよぉ。
朱:思ったんですが、下手に弄ったらゼウスさんの血が覚醒して、
 今以上に悲惨なことになる恐れがありませんかね~。
黄:その場合は、悪魔のせいにするまでが予定調和なんだよぉ。
マ:ウチらの武勇伝に、また新たなページが増えてまうんか。


【迷いや葛藤などとは縁遠い完成度の高さを誇る】
ア:ですけど、悪魔さんとお近付きになれるのは悪くありませんの。
黄:こういうところなんだよぉ。
マ:一応は善神のくせに、変わったやっちゃで。
朱:アルテミスさんは世の中を善悪ではなく、男女でしか見てませんから~。
黄:聖人級の男と極悪非道の女が溺れていたら、間違いなく後者を救うんだよぉ。
マ:そないに判断基準がハッキリしとる方が、分かりやすうてええけどな。

 メンバーの選定は地味に考えてしまいました。しかし人格的な意味で壊滅してるのと、周囲を巻き込むという意味で、この二柱が頭から離れなかったのです。こういうのはインスピレーションが大事なので、きっとうまいこと回ってくれると信じます。
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 サウスポーという言葉があります。南を意味するsouthと、前足のpawを組み合わせたもので、アメリカが発祥とされています。第一に来るのは、野球の左腕投手です。そこから転じて、左利きのスポーツ選手全般に使うこともあります。但し、右利きをノースポーとは言いません。語源は何処にあるのでしょうか。一般的には、野球場の構造にあるという説が有名です。西日が打者の目に入らないよう、ホームベースは西に近い方向で設計されています。結果、マウンドから左手で投げると南の方向から射出されるので、というものです。他にも、左投げは南部出身が多いというのも知られています。但し、野球が流行する以前に使われていたという説もあり、真相は不明です。左利きをあちらではレフティと称しますが、アスリートもそちらで統一しようという向きもあるようです。同じ内容なら明快で短い方というのは、言語が違っても変わらない傾向なのかも知れませんね。

(・ω・) 意味は分からんがカッコいいぞが、定着してた理由な気がする

【家業ってだけで朱雀を継いだのは誤りだったかも知れない】
マ:最近の新入り悪魔は軟弱もんが多くて困っとるねん。
朱:どういうことでしょう~。
マ:悪魔のくせに愛されたいとか抜かしよるんや。
  嫌われてナンボやいう自覚が足らへん。
黄:適性が不足してるんだよぉ。
朱:この業界も、職業選択の自由が認められるべき時代なんでしょうか~。


【ここで逃げるやつが他で通用すると思うなよ的な】
マ:アホ言いなや。
  元悪魔なんて、真っ当なとこが雇ってくれる思うんか。
朱:勝手に下っ端さんを生み出しておいて、この言い草です~。
黄:生誕の瞬間、経歴に傷が付くと考えると、まさに鬼畜の所業なんだよぉ。
マ:お前は悪魔しかでけへんのやと、教え込むのがスタートラインや。
黄:世の真っ黒な企業が似たようなことをやってると思うと、
 やり口ってのは収束するものの気がしてくるんだよぉ。


【同僚を売ることにさほど罪悪感は無いらしい】
マ:ちゅう訳で、まとめて根性を叩き直したる予定があるんや。
朱:鬼軍曹さんです~。
黄:せっかくだし、うちの甘ったれた若手も鍛えて欲しいんだよぉ。
朱:な、何を恐ろしいことを言ってるんですか~。
黄:自覚があるみたいなんだよぉ。
朱:私は範囲外に違いありませんが、
 白虎さんと玄武さんのことを考慮しましてですね~。


【何でも出来ると万能は似て非なるものなのよね】
マ:せやな。予行演習みたいんな感じで、受け持ったろかいな。
朱:実にまずい流れなんですが~。
黄:青龍の教育も効果が薄いし、外部に委託するのも一つの手なんだよぉ。
マ:そないに度量が広いところ、ウチは好きやで。
朱:これは単なる責任の放棄だと思います~。
黄:自分で出来ないことを認識して他に委ねるのは、
 効率的に組織を回す上で必要不可欠なことなんだよぉ。

 朱雀は多分、初期よりもさん付けすることが多くなったと思うのですが、付けるのと付けないのの境界線が書いてる本人にも良く分かりません。

 ヒステリーという言葉があります。ドイツ語のhysterieを輸入したものです。現代日本語では、湧き上がる激情を撒き散らす、いわゆる癇癪とほぼ同義で用いられがちです。しかし本来は、精神的ストレスに依って様々な症状を引き起こしてしまうこと全般を総称したものらしいです。その範囲は、身体や感覚などの一部機能を喪失したり、記憶、人格が非連続になるなど、多岐に渡ります。逆に言えば、肉体的な問題が無いのに活動に影響が出るほどの変化があれば、大体はヒステリーと呼んで差し支えないようです。唯、ヒステリーが感情を制御できない状態を指すようになったせいか、解離性障害という用語を使うことの方が多いようですけど。たしかに、ヒステリーと言えばキンキン声でがなりたてる印象が強いです。情動を抑えきれないことは精神障害の一種ということなのでしょうか。専門家では無いので何とも言えないところはありますが、度が過ぎると苦労するのは間違いなさげです。

(・ω・) 人間関係を構築しにくいのは、結構な致命傷よね

【能弁が優秀スキルなのは古今東西で変わらぬ共通認識】
白:逆に、熱湯は無理でも浸かる分には問題無いんだし、
 朱雀印の湯みたいな感じで売り出したらどうだろう。
朱:一リットルを沸かすのに一時間ほど頂きますが、行けますかね~。
黄:風呂のサイズだと、ぬるま湯にすらならなさそうなんだよぉ。
白:足りない分は、薪でも燃やそうか。
黄:粉飾が好きなんだよぉ。
朱:事実であるかどうかより、そうだと思わせるのが大事なのは、
 宗教と商売の基本らしいです~。


【新世代の生物が誕生して古い種を駆除しだしたらどうするんだ】
白:湯冷ましでも、聖獣由来って考えたら高値になるかも。
黄:新興宗教にありがちな商材なんだよぉ。
白:朱雀のことだから、何かしら効能があると思うんだよね。
  それが良いことかどうかまでは知ったこっちゃないけど。
朱:売り逃げする気で満ち溢れてます~。
黄:もはや新参が世界的大宗教になるなんて非現実的だし、
 客を絞るか、短期で荒稼ぎするかの二択ってのは正しいんだよぉ。


【君らがそういうことするから人間も真似るのでは】
白:もうさ、朱雀自身の温度を上げるのは諦めるのも手なんじゃない。
朱:どういうことですか~。
白:仮にも私達は神様の類なんだから、
 他からパクって同一視させることでごっちゃにしちゃうの。
黄:良くあるやつなんだよぉ。
白:企業も他社買収で資産と技術だけ吸い上げて、
 幹部や社員はポイ捨てしてるんだから、倫理的にも大丈夫でしょ。


【体質改善と遺伝子書き換えくらいの差がありそう】
朱:私そのものが変わらないのは納得できないところがあります~。
白:長いことやって一般的になったら、本人も熱くなるかもよ。
黄:この業界、そういうところは雑なんだよぉ。
朱:それはそれで、人格が維持されるんですかね~。
白:誰しも生きている限り、何かの影響は受け続けちゃうもんだから。
黄:それっぽいこと言ってるけど、外からやってきたものを取り込むのと、
 自分そのものが変質するのは根本的に違う気がするんだよぉ。

 天照やアルテミスといった有名所の神様は、よその土地神を混ぜ込むことで民族の融合を図ったという経緯があるようです。現代で言うとコラボ企画みたいなものでしょう。月読も何かと合体しておけば、一定のファン層を取り込めた可能性はありますよね。

 大潮と呼ばれる現象があります。オオシオと読むのが一般的です。海水は太陽と月の重力の影響で、上がったり下がったりを繰り返しています。近い分、月の比率が大きいです。月が水平線近くにある時は横に引っ張られるので水位は下がります。これを干潮(ヒシオまたはカンチョウ)と言います。逆に真上と真下の際に上がり、満潮(ミチシオまたはマンチョウ)と呼びます。二つを合わせて干満(カンマン)または潮汐(チョウセキ)と称します。大潮は、太陽、地球、月がほぼ一直線に並ぶ、つまりは満月と新月の近くで起こります。太陽と月が同方向、ないしは双方向に吸い上げることで海面は最大にまで上昇し、そして下降もします。逆に直角に近い時、差は最小となり、小潮(コシオ)という名が冠せられます。海に馴染みのある生活を送っている方なら感覚的に知っていることでしょうが、月が原因であると初めて提言したのは古代ギリシャのピュテアスという人なのだそうです。やっぱり当時の文化やべーなと思わされると同時に、中世ヨーロッパの科学水準の低さや、今のギリシャとの差はどうなってんだと何度と無く思ってしまう訳ですよ。

(・ω・) 世界全体で超退行する未来があるのかもなぁ

【完全燃焼したので新たにハマることも無いらしい】
朱:黄龍さん秘蔵の宝具とかで、簡単にレベルアップ出来ないでしょうか~。
白:最初の町に凄い装備が隠されてるってのは定番らしいね。
黄:二階の物置と化してる部屋を漁るのは自由だけど、
 呪われたりしても責任は負わないんだよぉ。
白:その言い回しもゲームっぽい。
朱:流石は元ネトゲ廃人だと、ちょっと感心してしまいます~。


【こうやって不適格者が消えていくのが自然界なのさ】
朱:逆に世界全体を冷やすアイテムなんかがあれば、
 相対的に私の価値が高まりませんかね~。
黄:普通にヤベーこと言い出してるんだよぉ。
白:氷河期って恒温動物が大型化しやすいんだっけ。
黄:同じ種なら、体温保持の為にでかくなるとは言われてるんだよぉ。
白:狩りは楽しそうだけど、寒いのは嫌だなぁ。
黄:それ以前に植物が育ちにくいから餌の総量が減る訳で、
 白虎ファミリーみたいに燃費が悪いのは絶滅待ったなしなんだよぉ。



【才気ある猫が本気で訓練したら百メートル何秒で走るんだろう】
白:朱雀が敬愛する忍者は、麻みたいな成長の早い植物を植えて、
 日々飛び越えることで跳躍力を鍛えたという。
朱:何の話でしょう~。
黄:高い目標をクリアするには、
 少しずつ難易度を上げて努力するのが正道って言いたいんだと思うんだよぉ。
朱:大体のことを才能でこなすネコ科の白虎さんに言われても、
 説得力を感じないんですが、どうしたら良いんでしょうか~。


【伝説の万年雪とか少し盛っておけば形になるんじゃない】
白:だから、いきなり龍族を焼き殺すみたいな無茶は置いておいて、
 氷を溶かす速度を一秒でも縮めるみたいに身近なところからやってみるとか。
朱:大きさにも依りますけど、たまに霜焼けするんですよね~。
黄:むしろ氷が朱雀に勝ちそうなんだよぉ。
白:一進一退で、全く成長しない気がしてきた。
黄:仮にも四神のライバルが家庭用の冷凍庫で作られてるとか、
 権威に関わりそうで表には出したくないんだよぉ。

 科学技術の発展は神様や妖怪の仕事を少しずつ奪っていますが、当代の朱雀が元祖だったら、そもそも祭り上げられなかったんだろうなとも思ってしまいます。

 モンタージュという言葉があります。フランス語のmontageを輸入したものです。本来は、構成、構築、組み立てといった意味合いになります。ここから、不連続なフィルムを繋いで表現する、映画の技法を指すようになりました。更には、フォトモンタージュ、フォトコラージュといった、写真などを加工すること、ないしは加工された画像も意味します。この単語から、かつて警察が容疑者を捜索する為に、似た顔のパーツを継ぎ接ぎして公開したモンタージュ写真を連想される方も居るかと思われます。いつから使われなくなったのかは知りませんが、個人的には古い作品でしか目にした記憶がありません。なんでも、人は他人の顔をパーツごとに憶えていると言うよりは、全体の雰囲気で認識している部分が強いらしく、そこを強調した似顔絵の方が紛れが少ないんだそうです。日本で手配書に人相書きが公式に用いられたのは江戸中期のことらしいですが、アナログだからといって侮るなかれといったところでしょうか。

(・ω・) モンタージュに和訳が無さげなせいで、使い勝手が悪いのはありそう

【あからさまな炎モンスターの弱点が火だったら怒って良いよね】
白:そういや伝承だと、火炎を食べるとかが定番なんじゃないかな。
朱:どういった理屈でエネルギーに変換しているという解釈なんでしょう~。
黄:朱雀が言うことじゃねーんだよぉ。
朱:それに口の中が焼け焦げそうですし~。
黄:耐性が足りないんだよぉ。
白:ステータス改善から手を付けないといけないとなると、道のりは長い。


【深海魚からしたら我々をグロテスクに感じる可能性はある】
白:燃料って話なら、石油や石炭を食べたら燃焼効率上がるとかありそう。
朱:私を蒸気機関車か何かと思ってませんかね~。
黄:朱雀は、核動力説が主流なんだよぉ。
白:らしいけど、それでこの程度の熱さっておかしくない。
黄:まともな生物っぽい外見を保っている以外、
 常識的な部分を探す方が大変なのも朱雀なんだよぉ。
朱:逆に理に適った生態をしていながら、
 見た目が凄まじいだけで異形と呼んでしまうのが人間さんではあります~。


【実際に有り得そうなのが悩ましいところだ】
黄:熱くなりたいんなら、単純に気合いを入れれば良い気もするんだよぉ。
朱:精神論だけに偏るのはダメですが、要素としては侮れませんよね~。
黄:脳内麻薬が出ると、体温が上昇するとかも聞いたことあるんだよぉ。
白:それって、せいぜい一、二度くらいの話だと思うんだけど。
朱:私でしたら数百度の変化があっても、全く不思議ではありません~。


【相槌を打ってくれる機械が欲しいというのも分かるな】
白:考えてみたら黄龍って変温だし、この手の相談されても困るんじゃ。
黄:残念ながら、大抵のことは雑に返答してるから、
 実感があるとかどうでも良いんだよぉ。
朱:こういうのも聞き上手っていうんでしょうか~。
白:相手に不快感を与えてないなら良いんじゃないの。
黄:というより、うちに来る連中は一方的に語りたいのが多いから、
 真面目に処理するだけ、色んな意味で無駄なんだよぉ。

 ドラえもんの動力は、初期は食べたものをなんでも核エネルギーに変えるというものでしたが、いつしか削除されたらしく、今はどうなっているか良く分かりません。核エネルギーと一言に纏めますが、制御できるかだとか、安定的に原料が確保できるかの問題はあるものの、必ずしも放射性物質を出すとは限りません。臭いものに蓋文化は正しい知識を共有する上で一つの障害となっているのは間違いないんでしょうね。


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