2022
弁当と呼ばれる存在があります。御存知の通り、ベントウと読みます。携帯型の食事を総称するものです。おにぎりを笹の葉で包んだ簡素なものから、高級料理を重箱に詰め込んだものまで、広い範囲に適用されます。遡ると、中国の故事に由来する便当という単語に行き着くとのことです。これには便利、好都合という意味があります。何処でも食べられるお手軽さから名付けられたのでしょう。そこから字が変化したというのが、最も有名な説になります。本拠地に食料を溜め込む動物はたくさん居ますが、離れて活動する用に持ち歩くのは、もしかしたら人間だけかも知れません。世には想像を絶する生態を持つ連中も居るので、探せば見付かりそうな気もしますけど。蛇とか自分の体重ほどもある獲物を丸呑みにして数ヶ月掛けて消化することもあるらしいですけど、これも弁当に含まれるんでしょうか。肉体労働だと、一日に二食はしないと活動が難しい人間だからこそ成立する概念なのかも知れません。それと単なる栄養補給ではなく、少しでも美味しくという欲望も詰まっているんでしょうね。
(・ω・) カロリーバー的なのを齧るだけの人も少なからず居るけどさ
【茶を飲みながらボケーッとしてる印象しか無いのに】
メ:消滅するまでに一度は言ってみたいセリフの覚え書きが、
相当な量になってきた。
黄:この熾天使様は、何をしてるんだよぉ。
朱:仕事をせっつかれることがなく暇を持て余していれば、
意味が分からない趣味に走るのは仕方ない気もします~。
メ:黄龍も同類だよね。
黄:生憎と家事や家庭菜園、それにあんたらの相手をしなきゃならんから、
迷走しまくる程の時間は取れないってのが現実なんだよぉ。
【月読という悪例のせいだとしか言えない部分がある】
メ:ノートと鉛筆さえあれば出来るから、財布にも優しい。
黄:金が無い訳でもあるまいに、経済観念がしっかりしてるんだよぉ。
朱:天使さんが銀行口座を持ってるとも思えませんから、
金の延べ棒とかで蓄財してるんでしょうか~。
黄:美術品なんかも偉そうで味があるんだよぉ。
メ:還元せず溜め込んでると、何故か決め付けられてるのが不思議。
【大ヒットしようもんなら戦績がおかしなことになる】
朱:具体的に何が書かれてるか伺っても良いでしょうか~。
メ:『私はもう、戦いから離れてるから』とか。
黄:かつての凄腕が復帰する時のやつなんだよぉ。
朱:続編で元相棒を引き摺り出そうって場合にも聞きます~。
黄:前作が平穏な生活を送った的な締めだと、モヤッとするんだよぉ。
メ:お金儲けの為に個人の権利がどうなっても良いっていうのは、
時代とかに関係なく、まあまあ起こること。
【充分な力があるのを確認する為にやらせた可能性もあるけど】
黄:現役よりブランク持ちの方が期待できる辺り、
育成能力に疑問が残るんだよぉ。
メ:そういう時の為に『おいおい、こんな年寄りなんざ必要ねぇ』と、
若手が突っかかるのも用意してある。
朱:軽く捻られてしまいます~。
黄:人格的な教育も失敗してる辺り、
その組織も長いことないなというのが透けて見えるんだよぉ。
誰だって一つくらい口にしておきたい文言があるんじゃないでしょうか。実際に披露する機会は無いかも知れませんが、温め続けることで人生が豊かになる可能性はあります。変な熟成をして拗らせてしまうこともあるっちゃあるんでしょうけど。
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2022
摂氏、華氏と呼ばれるものがあります。セッシ、カシと読むのが一般的です。どちらも、温度を示す指標です。日本人が日常的に使っているのは摂氏で、水が凍る温度を0、沸騰を100と定めました。自然科学の世界では絶対零度を起点とする絶対温度を使うこともありますが、1度の定義は摂氏と同様です。一方の華氏は、氷と塩を混ぜた寒剤を0、人間の体温ないしは血液の温度を96としました。これはこれでそれなりの理由があって設定されたらしいのですが、今なお現役の地域は限定されます。というかアメリカ合衆国と、小国が幾つかくらいのようです。なのでアメリカ文化に触れる機会があると華氏にも馴染みが出てくるのですが、疎遠だとピンと来ないものがあるでしょう。私も縁遠くなって久しいので、華氏で数字を言われても、気温として暑いんだか寒いんだかすら判断できません。ちなみに摂氏の名は、規定したアンデルス・セルシウスに由来します。セルシウス氏、略してセ氏、当て字で摂氏という訳です。じゃあ、華氏はカが付くんだなと思ってしまうでしょうが、こちらはガブリエル・ファーレンハイトです。ファーレンハイトを中国的に字当てすると華倫海特になるらしく、その頭文字を取ってとのことです。歴史的には華氏の方が先輩なので浸透したけれど、水の融点と沸点という科学的な数値に押し負けてマイノリティとなったというのが流れとして妥当なんでしょうね。
(・ω・) 冷静に考えて、体温で定義はねーわな
【使い潰されるかその価値すら無いかで二分されるという】
朱:黄龍さんは、全盛期並に忙殺され続けるのと、
今の生活が天寿まで終わらないなんかどうでしょうか~。
黄:なんでそんなに極端なんだよぉ。
月:そういう遊びだからな。
黄:勤務中は忙しいけど、定時で上がれるくらいが良いんだよぉ。
白:世の中の結構な人がそう思ってるけど、
両極に寄ってるってのが残念な真実らしいよ。
【大樹があるなら寄りかかるのは当然のこととも言える】
白:私達だって職務に集中したら、こんなとこでダベってられないし。
朱:本来の四神は激務と伺ってます~。
黄:何か世渡り上手に見えてきたんだよぉ。
月:青龍が居なければ成り立たない訳だが。
白:状況に応じて行動するのがプロってもんだから。
朱:カッコいい感じで言ってますが、
つまりは一本立ちしきれてないって話なんですよね~。
【忠義的に両方を差し出すのが正解までありえる】
則:下らぬ話をしておるのぉ。
得るにせよ失うにせよ、己の手で成さぬことに何の意味があるのじゃ。
白:ここに来て、正論っぽいのが飛び出してきた。
月:この手のゲームに付き合うタイプではないよな。
黄:どちらかというと暇潰しに適当な家臣の嫁と子供を連れてきて、
『好きな方だけ助けてやろう』と言い出しかねないのが厄介なんだよぉ。
【右折か左折程度の自由は許してやらんでもない】
則:何を言うておる。そのようなこと、政敵にしかせぬわ。
朱:これはどう反応するべきなんでしょう~。
黄:スルーとツッコミ、どっちを選んでも後が面倒そうなんだよぉ。
月:ナチュラルに選択を強いる、権力者の鑑だ。
朱:結局のところ、自分より偉い何者かが作った道を、
歩かせて貰っているのが世界の真理なんですね~。
話題としての究極の二択は、小学校高学年から中学生くらいまでが一番盛り上がるんでしょうかね。方向性を調整することでどんなコミュニティでも通用する感じがありますので、シルバー川柳が如く、年配者向けのも開発してみてはどうでしょう。
2022
二進も三進もいかないという慣用句があります。二字熟語はそれぞれ、にっち、さっち、と読みます。元々はニシン、サンシンとそのままだったようですが、発音しづらかったのか変化したとされています。物事が行き詰まって、どうにもならない様を意味します。二進とは、2を2で割ること、三進は、3を3で割ることです。どちらも綺麗に割り切れて1となるのでスッキリします。逆にこれが出来ない状態は噛み合っていない感じがあります。銭勘定が要の商売で計算違いが起こるということは、経営がうまくいってないと解釈できます。そこから更に転じて、手詰まり全般を指すようになった訳です。ともあれ危機的な状況なのですが、響きに緊迫感が足りない辺り、ミスマッチの良さを感じたりもします。このまま、よっち、ごっち、ろっちと数を増やしていけば、ゆるキャラ的な展開も可能な気がしてくることでしょう。まあ、どいつもこいつも、結局は1という解答なのが少し怖いところでもあるんですけどね。
(・ω・) 別人格に見せかけて、実は全員いっちの影に過ぎないんだ
【半分くらい霊獣化してるので影響は少ない】
月:ドラ猫は、鰹節とマタタビのどっちかを山盛りで貰えるとか。
猫:なーご。
朱:『猫専用じゃない鰹節はミネラルが過剰だし、
マタタビも中枢神経への害が懸念されるから程々にしとけ』ですって~。
黄:健康に留意できる猫は珍しいんだよぉ。
白:偉そうに言ってるけど丸々と育っちゃったもんだから説得力は乏しい。
【大多数の一般人は嫉妬が先立つんだろうとは思う】
猫:うにゃー。
朱:『どうせなら猫が人類を支配するか、
苦労する野良猫が居なくなる的なのを用意しとけ』と言ってます~。
月:話の規模がでかいな。
白:自分の欲を優先させるのは凡人ってことで良いの。
黄:その俗物根性が役に立つこともあるから適材適所の方が近いけど、
真似が難しいから畏敬の念を抱くのも間違っちゃいないんだよぉ。
【逆に幸福を当然の権利と思ってしまうパターンもある】
白:朱雀は、借金がなくなる、身体の安全保証、
四神の重責から解放される、肉体的に成長する――。
黄:二つで収まってねーんだよぉ。
朱:こうして見ると、私って大変な身の上なんですね~。
月:他人事感が凄まじい。
黄:意識が誕生した時からこの状態だけど生活はできてるから、
そういうものだと割り切ってしまうタイプも居るんだよぉ。
【これでかとツッコみたくなる衝動を抑えきれない】
朱:その中なら、大人の見た目になってみたいです~。
月:庇護欲が掻き立てられなくなりそうではある。
黄:赤ん坊や子猫は、小さくて弱々しいから愛される部分があるんだよぉ。
朱:精神的にも自立すれば問題ありません~。
白:内面が成熟した朱雀とか、外見以上に想像できない。
黄:それに関しては月読と白虎も似たようなもんだから、
既に完成しているとして目を逸らすしかないんだよぉ。
良くも悪くも、人間は現状維持と脱却のせめぎあいで成立している部分がある生き物です。長い目で見れば変わらないなんてこと有り得ないのですが、それでも求めてしまう部分があるのは、興味深いところじゃないでしょうか。
2022
エルニーニョ、そしてラニーニャと呼ばれる自然現象があります。太平洋赤道付近の東側、国でいうとペルーとエクアドル国境近くの海域で観測されます。前者は海温が上昇、後者は下降した状態が継続することを指します。日本を含む東アジアと東南アジアから見たら遥か彼方の出来事です。しかしこれら地域の気象に多大な影響を及ぼしているというのが定説化しつつあり、ニュースなどでしばしば見掛けるかと思われます。原理としては、太平洋で東から西に風が吹いていることから始まります。これが弱まると潮流が変わり、南アメリカ大陸沖に温められた海水がやってきてエルニーニョとなります。逆に強まると南極近辺から流れ込んできてラニーニャになるのです。太平洋の西側視点だと距離的にかなり遠いですが、陸地という遮蔽物があんまし無いので天候が大きく変わる訳です。ちなみにエルニーニョはスペイン語で男児、ラニーニャは女児に相当する単語です。そしてエルニーニョは特にイエス・キリストの子供時代を強く意味しているのだとか。これは12月に起こりやすく、クリスマスと掛けているのが源流にあるとのことです。宗教関連の言葉がそのまま使われているのは、意外とも言えます。日本語で専門用語に地蔵菩薩とか付いてたら何事かと思っちゃいますが、ラテン的な響きの陽気さで誤魔化されてる風にも感じてしまいましたよ。
(・ω・) なお気象庁的にエルニーニョとエルニーニョ現象は別物である
【種が蒔かれてないと発芽しようが無い訳だ】
朱:善人と悪人の片方しか居ない世界があるとして、
マモンさんはどちらに行きたいですか~。
マ:いずれにしてもつまらないんは間違いないな。
黄:悪魔って両者が共存してないとやることないとこあるんだよぉ。
マ:ちゅうかリバーシみたいなもんで、ひっくり返すんが楽しいんや。
全部が黒か白に染まってもたら、どないしようもあらへんで。
【いい人まみれだと拒否反応を起こしそうなところもある】
マ:強いて選ぶんやったら、ワルの方やろか。
月:これは意外と言って良いのか。
マ:折角やし、片っ端から更生させてみるわ。
朱:天邪鬼の真骨頂です~。
月:出来が残念なゲームでも、どうにかして楽しもうとする感じがある。
黄:そもそも神の定めたレールが気に食わないから天使を辞めたんだし、
順当な道を歩くはずが無かったんだよぉ。
【東洋では善悪じゃなく陰陽で物事を判断しがち】
白:天使だったら、どうするの。
メ:元々、エデンが純粋な者達の楽園みたいなところがあった。
誰かさんがちょっかい掛けたせいで、人間が下界に降りちゃったけど。
マ:不自然やから続かんかったゆう考え方もあるで。
月:ピュアな心だけで一生を送る人類なんて想像できないから仕方ない。
黄:こっちとしても長い付き合いだけど、
たしかにそれを人と呼ぶことの違和感がとんでもないんだよぉ。
【悪魔の前身なんだからそりゃ容赦ないよ】
メ:どうしてもって話なら、私も宜しくない子達かなぁ。
白:こっちも、予想外っちゃ予想外かも。
メ:矯正する時に、少しくらい蹂躙しても心が痛まなさそうだし。
朱:物騒な発言を聞いてしまった気がするんですけど~。
黄:天使って、そういうものなんだよぉ。
月:博愛主義と勘違いされることも多いが、従わない連中には厳しい。
そういった俗物っぽさは嫌いじゃないがな。
陰陽道の代表的図柄に、太陰大極図があります。陰と陽は相互関係にあり、陰の中に陽、陽の中に陰があるという、実に良く出来たものと言える気はしています。ちなみに日本では勾玉を組み合わせた形状と例えることが多いですけど、中国では魚に見立てるらしいですよ。
2022
メガホンと呼ばれるものがあります。英語表記だと、megaphoneです。三角錐の頭頂部を切り取ったような構造が基本で、狭い方から声を吹き込むことで、音をより遠くに飛ばすことが出来ます。同時に、電機的に音量を増幅する拡声器も、そう呼ぶことがあります。言葉としては、キロ(千)でもギガ(十億)でもなく、メガ(百万)が選ばれた辺りに興味をそそられます。日本語では、大きいものを表現する際に冠としてメガとギガを好んで使いますが、英語圏でもそうなのかも知れません。サウザンドは分かりやすい数字ですが、ミリオン、ビリオンは現実感が無くなるというのもあるでしょうか。そういえば大金持ちをミリオネア、ビリオネアと表現したりもしましたっけ。他には、メガホンを取る、で映画監督を任されるという意味の俗語もあります。指示出しの際に用いる印象が強くて成立したのでしょう。ちょっと広めの現場なら、業種に関係なく使う気もしますが、イメージの刷り込みとは恐ろしいものです。今となっては拡声器も小型化して手に持つ必要も無くなってしまいましたが、慣用句として長生きすることを祈っておきましょうか。
(・ω・) 紙を丸めるだけで作れる以上、なんやかんや生き延びる気もするけど
【何事も慢性は恐ろしいと思わされるな】
白:青龍は誠実で優秀な部下と、
想定外のトラブルが減るの、どっちが良い。
朱:いずれにしても負担は軽減されそうです~。
黄:仕事絡み以外は思い付かないのが切ないんだよぉ。
青:それよりも、良く自分で触れられますよね。
白:自虐を通り越して持ちネタになってるところがあるから、
何かを感じることすら無くなってるかも。
【慎ましい生活だとささやかなことで幸せになれる】
青:無い物ねだりをしても虚しいだけなのですけど。
白:返答に、面白味がない。
黄:当事者でなければ、白虎に同意してやっても良かったんだよぉ。
朱:適当に答えないのは、青龍さんなりの誠実さとも言えます~。
黄:朱雀の方も四神である意識が稀薄なんだよぉ。
青:この様な状況だから期待する気になれないのだと、
気付いてくれるだけで嬉しいんですけどね。
【現実にもそこそこ居るっぽいのが困ったもんだ】
白:玄武は、存在を知覚されないのと、
認識した上で無視されるの、どっちが嫌?
玄:選びたくない方で来ましたか。
朱:承認欲求で人格を成立させている玄武さんには、
辛いものしかありません~。
黄:正しいんだろうけど、辛辣なんだよぉ。
白:誰だってそういった部分はあるけど、
取り除いたら何が残るんだって水準は普通にヤバいと思う。
【社会からの孤立感が犯罪に走らせる面は否定できない】
玄:後者なら強引に振り向かせられますから、多少はマシですか。
黄:構って欲しくて奇怪な行動を始める子供みたいなんだよぉ。
朱:何をしでかすつもりでしょう~。
玄:とりあえず、対象にとって耳障りな音域を、
最大出力で鳴り響かせるとかですかね。
白:考え方と規模が違った。
黄:これだからどれだけ面倒な性格をしていても、
最低限は相手してやることが必要になってくるんだよぉ。
孤独で無い状態を維持する為には、それに応じた努力が必要です。なので疎外感があるということは、何かしら怠っている部分があるはずなのですが、それを癇癪として当たり散らす辺りが人の勝手な所でもある訳ですよ。