成敗という言葉があります。セイバイと読みます。セイハイと発音して、成功と失敗を足した単語にもなるらしいのですが、使うことは少ない気がします。現代日本語では主に、懲らしめること、処断することを意味します。悪者をやっつける際、掛け声として発音すると格好を付けられます。もっとも、古い言い回しな上に芝居がかっているので、実生活で使う機会があるかは怪しいですが。元々は政務を意味する単語だったようです。それが鎌倉武士の法律である御成敗式目に用いられたことで、間違いを力に依って正す、的な解釈となって、時代劇なんかで見掛ける用法になったんだそうです。舞台に関わらず創作で成敗を用いる場合は、大体が私刑じゃないかという気もしますけど。主人公サイドは正義だという前提があるからこそ成立するのでしょう。一説には日本史上最凶のあらくれ集団とも言われる鎌倉武士を取り締まる為のものが元ですから、まずはパワーで抑えつけるんだよと言われると、そうかもと思えてきますけどね。 (・ω・) それ以前にリンチが悪であると当時の人は考えてたんだろうか 【ちょっとネタにされてるだけ厚遇という解釈も可能】 朱:いっそ居直って、世界三大ローカル枠はどうでしょう~。 玄:それも考えたのですが、黄龍さんと月読さんが強敵すぎるんです。 黄:やかましいんだよぉ。 朱:なんだかんだ、四神は全員登場することが多いですものね~。 玄:格は高いのに、存在自体が抹消されかけている方々には敵いません。 黄:本当に歴史の狭間に埋もれた神様ってのは、 名前すら専門家くらいしか知らないと言い放ってやりたいんだよぉ。 【上司としてどうかっていうのも考えちゃうし】 玄:とはいえ、五行の辻褄を合わせる為、 無理やり玄武を四神に組み込んだという疑惑は捨てていません。 黄:そういや加入順は、朱雀、白虎、玄武だった記憶があるんだよぉ。 朱:水属性が条件だから妥協したのかは、青龍さんのみぞ知るってやつです~。 玄:絶対に口を割らないでしょうね。 黄:スパイ映画の主人公くらい吐かないんだよぉ。 朱:ペラペラと秘密を漏らす青龍さんだったら失望しますから、 仕方が無いって気もします~。 【時代ごとに違いすぎてどうでも良くなったんだろう】 玄:世界三大『何処かに居そう感がある聖獣』なんかはどうですか。 黄:完全に空想生物とされている龍族と比べたら、 所詮は蛇と亀ではあるんだよぉ。 朱:現代の科学技術でしたら、合成することも出来そうです~。 玄:先代に聞かれたら実現しかねません。 黄:あれは下手に長生きしてるせいか倫理観が緩くて、 禁忌なんてものともしない危うさがあるんだよぉ。 【形式を軽んじない青龍がやりそうなことではある】 朱:霊力はともかくとして、 ホワイトタイガーさんは実在してますよね~。 玄:幻想感が少ないのに、良く採用したと思います。 黄:歴史的に、中国人は虎が好きなんだよぉ。 朱:白に拘ったのが、五行のせいに見えてきました~。 玄:黄色メインが一般的ですが既に黄龍さんで埋まっていて、 別のを探し出したとすると、ちょっと可愛く思えます。 十五年以上この作品を書いていますが、白虎、朱雀、玄武が入った順番は触れたことが無い気がします。過去がそこそこ壮大そうな割に、サラッと流しがちな作風なので仕方が無いのでしょう。仮に書いたことがあったとして設定が合わなくても、長期連載には良くあることと開き直る次第です。 PR 素寒貧という言葉があります。スカンピンと読みます。文無し、赤貧、ド貧乏などの類語で、要は現金や資産を持ち合わせていない、貧困層を指します。素の状態で懐が寒く貧しいという、三連コンボです。柔軟や飛翔のように、似た漢字を連ねた熟語は多いですが、三つとなるとそこそこ珍しい気がします。日本語としての歴史はそれなりにあり、江戸時代には俗語として使われていたとされています。更に源流を遡ると、三国時代の中国にまで行き着くというのが有力視されています。当時、石徳林という学者が居ました。とても優秀だったようですが人付き合いを好まず隠者のような生活を送っていたのだそうです。資産家という訳でも無かったので生活は極めて厳しく、物乞いに近い形で生計を立てていました。その様から付いた俗称が寒貧になります。現代で素寒貧というと、大体は自嘲や罵倒の類です。しかし石徳林に関しては信念を持った清貧の類であると解釈する人も居るようです。まあ、手持ちが無いから純粋だなんてのは他人事だから言えることの気もします。二千年近く前の戦乱期の貧民なんて、それこそ命を繋いでるだけって感じでしょうし。金の有無ではなく、依存しすぎないこと、どう使うかを考えられることこそが、話の肝なのではないでしょうか。 (・ω・) それが難しいから、捨て去れって極論に走りたくもなるんだろう 【黒ずくめの騎士とか戦場の死神感あるものな】 玄:世界三大イメージカラーが浸透していない神様で行ける気もします。 黄:玄武と聞いて、真っ先にブラックを思い浮かべるのは少数なんだよぉ。 朱:玄が黒と同じ意味だと、もっと周知すべきなんじゃないですかね~。 黄:そもそも漢字圏でない人達には分かりづらくて、 ワールドワイドな展開には不利なんだよぉ。 朱:それ以前に西洋では悪魔さんの象徴ですから、 積極的に推していくのもどうかという問題がありました~。 【似たような性質を持っていたのは偶然で済ませて良いのかしら】 朱:ところで、残る二つは誰になるんでしょう~。 玄:言われてみれば五行と紐付けされている私達は色が重要ですが、 他所はそうでもありません。 朱:わざわざ名前に朱や白なんかが入ってるくらいですし~。 黄:となると麒麟の異様性が際立つんだよぉ。 玄:それに関しましては、黄龍さんが負けて後釜に座っただけですから、 麒麟さんがどうこうと言うのは筋違いでは無いですか。 【なんであろうと一等賞は素晴らしいという考え方もある】 玄:世界三大絶滅危惧種という道もあります。 朱:たしかに、先代玄武さんくらいしか確認できていません~。 黄:聖獣はオンリーワンなのが多いから、それで目立つのは難しいんだよぉ。 玄:珍種という観点だと、朱雀さんのせいで印象が霞むというのが難題です。 朱:私の影響力も大したものですね~。 黄:これを素直に喜んで良いのかは一考の余地があるけれど、 本人が気にしてないなら掘り下げないのも手なんだよぉ。 【匙加減を間違えて炎上する案件を良く見掛けるよな】 黄:あと、見た目が愛らしいか、役に立つかしないと、 人は興味を示さないという闇があるんだよぉ。 玄:有り得るかどうかはともかくとして、 台所の天敵がレッドリストに載っても、大して騒がないでしょうね。 朱:むしろ喜ぶ方が大多数でしょう~。 黄:同情を誘う作戦というのは人間心理を研究しないと、 逆効果になる可能性がある恐ろしいものなんだよぉ。 例に依って玄武で画像検索を掛けてみたところ、意外と黒い玄武が多いんですよね。一方で、同じくらい緑色のが紛れ込んでいる辺りに、イメージが統一されてない片鱗が見え隠れします。 いちゃもんという言葉があります。用法としては、いちゃもんを付ける、が最も多いでしょう。言い掛かりや難癖とほぼ同義で、筋が通っていないのにクレームを入れるといった感じの意味合いです。平仮名表記で、語感も軽い為に俗っぽさが強く、理不尽さが強調された言い回しに思えます。同時に、砕けすぎていて語源が予想しづらくもあります。幾つか説はあるのですが、いちゃ、と、もん、に分割されるのは共通しています。いちゃつくというと現代では男女が睦まじく過ごす様ですが、昔は揉めたり言い争ったりすることを意味していたのだとか。それに文句や文言を足して、いちゃもんとなったというのが有力視されています。この使われ方となった歴史は意外に浅く、文献で確認できる範囲だとせいぜい50年程度になります。実際に誕生したのはもう少し前としても、終戦後くらいになるのでしょう。昨今はいちゃもんを付けることが理知的であるという謎の風潮もあります。しかし問題点と解決策を具体的に提示してこそ、発展性があるのでは無いでしょうか。 (・ω・) それが簡単に出来るなら、民主主義はもうちょっとマシだとも言えるけど 【天使と話せるのを電波ではなく神聖と思わせる稼業】 玄:他に思い付いたのは、世界三大不老長寿薬の原料です。 朱:長生きな蛇さんと亀さんが元ですから、悪くありません~。 黄:あんた役職を受け継いだだけで、肉体的には人工物なんだよぉ。 玄:実際に食べさせる訳ではなく、そうだと思われれば良い訳ですから。 朱:幻の存在である方が、価値は高まりそうです~。 黄:考え方がドンドン詐欺師に寄っていってる気がするけど、 宗教にはそういった側面もあるというジレンマが発生してるんだよぉ。 【豚や鮪のそれなら食材に過ぎないんですけどね】 玄:全く出回らないというのがマズいのであれば、 先代の爪や髪を頂いてくるという手もあります。 黄:黒魔術の儀式みたいになってるんだよぉ。 朱:ノーリスクで手に入る身体の一部となると、そこら辺ですし~。 玄:生き肝や目玉とか言われても、正直、退くじゃないですか。 黄:ガチの権力者や金持ちは少し頭がおかしくなるから、 そっちの方が喜びがちというのが難儀なところなんだよぉ。 【やっぱりディフェンスタイプって絵的に映えないしさ】 玄:世界三大『やつは我らの中でも最弱』枠というのも考えられます。 黄:微妙に長いんだよぉ。 朱:玄武さんって、そんな美味しいポジションを貰える感じでしたっけ~。 黄:出揃ったところで検証してみると、初戦だから記憶に残りやすいし、 そこまで弱くないってことが多いんだよぉ。 玄:インパクト不足のまま気付いたら負けていた立ち位置であると言われれば、 そうかも知れないと思ってしまう次第です。 【単純に誰もその展開を期待してないであろうことが悲しい】 朱:いっそ『実は最強だけど無闇に力を発揮するのは好まない』、 的なのを目指すのは如何でしょう~。 黄:だから長いんだよぉ。 玄:扱いに困って不自然な使われ方をするパターンじゃないですか。 首領格がやられた後の黒幕として出てくるなら話は別ですが。 黄:玄武がそんな役をやっても、逆張りが過ぎると切り捨てられるんだよぉ。 朱:意外性は、最低限の説得力が伴ってこそな部分があるんですね~。 四神をモチーフにした幹部ものは星の数ほどありそうですが、登場(撃退)順を纏めたら何かが見えてくるのでしょうか。最後が玄武ってことだけは無いだろうなということは想像に難くないのが切ないところです。 鯱という空想生物が居ます。シャチホコと読みます。なお同じ字で、海のギャングとして知られイルカやクジラの仲間であるシャチも表してしまいます。なんならシャチがシャチホコの略称として用いられたりもするので、ややこしいことこの上ありません。なので今回は、シャチホコの表記で統一しようと思います。シャチホコの基本は魚なのですが、顔は虎や龍に似た形相で、下半身が上に向けて大きく反り返っているのが特徴です。一応は海獣という設定らしいのですが、どうやって泳ぐんだろうとかが気になってきます。鬼瓦などと同様に、城の守り神として屋根の両端に飾り付けられているのが良く知られています。日本は木造建築が基本だったので、火災時に口から水を吐いて消火してくれるのだとか。目に見えない邪を祓うだけではなく、具体的な非常時に助けてくれるというのは地味に珍しいパターンかも知れません。これを流行させたのは、かの織田信長とされていて、現存はしていませんが安土城に取り付けたのが発端という説が有力視されています。安土城って、経緯はともかく焼失してませんでしたっけというのはさておきまして。後に豊臣秀吉が大坂城にも取り付けて、自身が信長の後継者であると宣伝する材料の一つにしたとも言われています。ちなみに金箔を貼った、いわゆる金鯱(キンシャチ)が初めて使われたのは安土城説と大坂城説の二つが有名なようです。個人的には黄金に固執した秀吉がという方が納得感ありますが、安土城が権威を知らしめる新時代のものであると考えると、絞りきれないのも分かってしまいますね。 (・ω・) 魚に虎って字だけど、造形的にはやっぱり龍寄りだよな 【海外のアレンジ寿司を寿司と認めるかに匹敵しそう】 玄:称号として、世界三大が付くものってたくさんあるじゃないですか。 朱:世界三大麺料理とかですかね~。 黄:初手から、絶対まとまらない例を持ち出してきたんだよぉ。 玄:まず、麺の定義からして揉めそうです。 黄:粉状の穀物を水で練って茹でたものとすると、 蕎麦がきやラビオリも含まれるのかという議論になるんだよぉ。 玄:細長いのが絶対条件であることを譲らない原理主義者と、 血で血を洗う抗争になりそうでワクワクします。 【考えてみればメダルが三位までってのも根拠不明だ】 玄:話としてはその延長線上にあるのですが、 三大と言いつつ、候補が四つ五つとあるものも多いですよね。 黄:なんとなく三ってのが収まり良いだけで、 トップスリーが他の追随を許さないとは限らないんだよぉ。 朱:カーレースで上位陣が玉突き衝突を起こしてしまったせいで、 漁夫の利でお立ち台に滑り込むみたいなこともあります~。 玄:唐突な例えですが、 実力順で三着が決まるとは限らないという意味では正しいとも言えますか。 【参考にすべき人格者が居ない環境って辛い】 玄:そこで気付いたのです。 玄武を色々な三大に紛れ込ませれば、 有耶無耶の内に定着する可能性があるのではと。 朱:という説もある、と言っておけば大抵のことはゴリ押せると伺ってます~。 黄:どうしてこんなセコい子達に育ってしまったんだよぉ。 玄:周囲の方々の影響としか返せませんが。 黄:そういった、ぐぅの音も出ない反論は、 言葉と思考が停止するから控えて欲しいんだよぉ。 【出場人数七名とかでも不思議じゃない】 玄:例えば、世界三大爬虫類聖獣などはどうでしょう。 黄:それは普通に入っててもおかしくないんだよぉ。 朱:龍族が含まれたら、一気に圏外まで弾かれそうですが~。 玄:彼らはドラゴンというジャンルですから除外されます。 黄:そうやって対象を狭めていけば、上に食い込むのは難しくないんだよぉ。 朱:体重、性別、年齢が細かく分けられたわんこそば大会で、 五位になったとしても嬉しいんですかね~。 その昔、F1で使用するタイヤで揉めて、大半のチームがボイコットした為に、普段は上位争いすら難しいチームのマシンが3位になったことがありました。F1ってのは世界各都市を転戦する為、年に一回しかやってこないのですが、高いチケットを買って楽しみにしていた観客が一番の被害者だったと今でも思っています。 トトカルチョという言葉があります。イタリア語のtotocalcioを直輸入した単語です。イタリア語でtotoは賭け金の総額、calcioはフットボール(サッカー)を意味します。つまりフットボールの勝敗をネタに行われる賭博を総称したものです。そこから派生して、他人の勝ち負けを材料とするギャンブル全般に適用されることもあります。一昔前と比べて、あまり聞かなくなった気もしますけど。歴史的にはイギリスのブックメーカーが始めたものらしいです。それが第二次世界大戦の前後、欧州に広まりました。更には南米のように熱狂的な地域を中心として、世界中へと波及します。日本でも1964年の東京五輪の際、資金調達を目的として導入しようという動きがありましたが頓挫しました。現代まで続くサッカーくじが始まったのは、21世紀になってからです。軽く調べたのですが、なんでイタリア語がそのまま定着したのかは良く分かりませんでした。イタリア人がサッカー大好きな印象からなのか、公営として最も盛り上がっているからなのか。例に依って、語感が良いからというのも、充分に考えられますけどね。 (・ω・) 英語だとfootball poolで、微妙感あるかも 【師匠のお前に似たんだろと言わせたい様にしか見えない】 亜:玄武と言えば、圧倒的な防御力。 でも今の生活じゃ使わないから、無くしても良いかなって思ってる。 月:そんな特性あったな。 朱:バトル展開が少ないですからね~。 黄:精神的なタフさは凄いから、活かされてる気はするんだよぉ。 月:逆に当代玄武は打たれ弱すぎて、溜息が漏れてしまう。 【龍の脚って宝珠を持つのが最大の役目みたいなところがあるよね】 亜:そして開発効率を上げる為、腕を四本くらい増やすの。 朱:蜘蛛さんっぽいです~。 黄:手が二つしかないと、作業上の限界があるのは分かるんだよぉ。 月:マムシ時代は四肢なんて無かっただけに、妙な説得力がある。 亜:龍族になる過程で生えてきた時の感想を知りたい。 月:オタマジャクシかよ、以外のコメントが出てこないんだがどうしてくれようか。 【キャラクターが薄まるからダメだという天の声が聞こえてくる】 黄:結局、ちょっと性能が変わったくらいで生き様を変えるのは、 少数派ってことなんだよぉ。 月:私が何かしらの力を手に入れたら、新しいことを始めるがなぁ。 朱:それは月読さんに芯が無いからなんじゃないですか~。 黄:中々の切れ味なんだよぉ。 月:朱雀の悪気がない毒舌は、削ってしまう方が世の為だと思う。 【生産性より好みを優先するのがマニアという生き物なのだ】 黄:ここまで来て言うのもなんだけど、努力で成長するんじゃなくて、 初期値で何とかしようってのが絶望的なんだよぉ。 月:苦労は背負い込みたくないって、主張し続けてるだろうが。 朱:どうでも良いところだけブレませんよね~。 黄:こういったのが、配分ミスって話な気がしてきたんだよぉ。 月:この頑固一徹な部分を全方位に発揮できれば、 姉さん程度はとっくに超えていたであろうな。 私がステ振りをやり直せるとしたら、何をするんだろうかとは、ここに至るまで全く考えもしませんでした。人生もセットで戻せるならともかく、今更ねぇという悲哀に満ちたものになってしまうからだと思います。 |
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