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 二進も三進もいかないという慣用句があります。二字熟語はそれぞれ、にっち、さっち、と読みます。元々はニシン、サンシンとそのままだったようですが、発音しづらかったのか変化したとされています。物事が行き詰まって、どうにもならない様を意味します。二進とは、2を2で割ること、三進は、3を3で割ることです。どちらも綺麗に割り切れて1となるのでスッキリします。逆にこれが出来ない状態は噛み合っていない感じがあります。銭勘定が要の商売で計算違いが起こるということは、経営がうまくいってないと解釈できます。そこから更に転じて、手詰まり全般を指すようになった訳です。ともあれ危機的な状況なのですが、響きに緊迫感が足りない辺り、ミスマッチの良さを感じたりもします。このまま、よっち、ごっち、ろっちと数を増やしていけば、ゆるキャラ的な展開も可能な気がしてくることでしょう。まあ、どいつもこいつも、結局は1という解答なのが少し怖いところでもあるんですけどね。

(・ω・) 別人格に見せかけて、実は全員いっちの影に過ぎないんだ

【半分くらい霊獣化してるので影響は少ない】
月:ドラ猫は、鰹節とマタタビのどっちかを山盛りで貰えるとか。
猫:なーご。
朱:『猫専用じゃない鰹節はミネラルが過剰だし、
 マタタビも中枢神経への害が懸念されるから程々にしとけ』ですって~。
黄:健康に留意できる猫は珍しいんだよぉ。
白:偉そうに言ってるけど丸々と育っちゃったもんだから説得力は乏しい。


【大多数の一般人は嫉妬が先立つんだろうとは思う】
猫:うにゃー。
朱:『どうせなら猫が人類を支配するか、
 苦労する野良猫が居なくなる的なのを用意しとけ』と言ってます~。
月:話の規模がでかいな。
白:自分の欲を優先させるのは凡人ってことで良いの。
黄:その俗物根性が役に立つこともあるから適材適所の方が近いけど、
 真似が難しいから畏敬の念を抱くのも間違っちゃいないんだよぉ。


【逆に幸福を当然の権利と思ってしまうパターンもある】
白:朱雀は、借金がなくなる、身体の安全保証、
 四神の重責から解放される、肉体的に成長する――。
黄:二つで収まってねーんだよぉ。
朱:こうして見ると、私って大変な身の上なんですね~。
月:他人事感が凄まじい。
黄:意識が誕生した時からこの状態だけど生活はできてるから、
 そういうものだと割り切ってしまうタイプも居るんだよぉ。


【これでかとツッコみたくなる衝動を抑えきれない】
朱:その中なら、大人の見た目になってみたいです~。
月:庇護欲が掻き立てられなくなりそうではある。
黄:赤ん坊や子猫は、小さくて弱々しいから愛される部分があるんだよぉ。
朱:精神的にも自立すれば問題ありません~。
白:内面が成熟した朱雀とか、外見以上に想像できない。
黄:それに関しては月読と白虎も似たようなもんだから、
 既に完成しているとして目を逸らすしかないんだよぉ。

 良くも悪くも、人間は現状維持と脱却のせめぎあいで成立している部分がある生き物です。長い目で見れば変わらないなんてこと有り得ないのですが、それでも求めてしまう部分があるのは、興味深いところじゃないでしょうか。
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