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2022

0116

 朱子学という学問があります。シュシガクと読みます。南宋の朱熹(シュキ)という思想家が体系化したものです。儒学を再構築しているので、共通点も多く見られます。ざっくり纏めると、世界は気という物質で構成され、理というルールに依って成立するというのが主軸になっています。これを、理気二元論(リキニゲンロン)と言うそうです。この二つは互いに深く影響し合うので、関係性を読み解くなどして、真理に至ろうというのが一つの目的になります。これを人間に応用した、人の本質は穏やかであるものの、揺れ動くことで欲に負けるので律さなければならないという、性即理(セイソクリ)が有名です。他にも、何事にも上下関係があるというのが知られています。人間社会で解釈すると、厳格な縦型構造となる訳です。この二つの骨子は、権力者から見ると実に都合が良いものでした。無秩序を戒め、御上には逆らうなとも読み解けるのですから、当然ではあるのですけど。事実、大陸では科挙の必須科目から始まり、更には国家公認となります。日本でも江戸幕府が朱子学以外は制限するなど、全力で後押しする時代がありました。こう書くと悪の学問っぽさも出てしまいますが、使い方の問題でしょう。もしも朱熹が後年の有り様を知ったら、これこそが自制できなかった結果であると評したかも知れませんね。

(・ω・) 死後、好き勝手に扱われてこそ偉大な学者って説もあるよな

【画像はイメージですという最強クラスの断り書き】
猫:うなーお。
朱:『一般に、経済界の巨頭はライバルを潰してきたが俺は違う。
  新規参入で活性化されるなら正面から受けて立つ』ですって~。
黄:猫の派遣業とか、追随できるのが居ないんだよぉ。
白:事実上、特許でガチガチに守ってるとも言える。
朱:実態と謳い文句に違いを出して印象を変えるのは、
 商売をする上での基本とも言えますからね~。


【飼い主の品評会をやってるんじゃないかと疑っている】
黄:こいつがどうやって人望を集めてるかは、
 色んな意味で興味深くはあるんだよぉ。
猫:なごなごみゃー。
朱:『猫達の悩みを親身に聞いて解決してるだけだ』だそうです~。
白:こっちも、真似できる気がしない。
黄:猫の欲求なんて食う寝る遊ぶくらいだと思ってたけど、
 意外と複雑なものがあるのかも知れないんだよぉ。


【代表落ちしたメンバーを集めて逆襲する展開にしよう】
朱:スポーツ作品で有名選手を勧誘するのが定番じゃないですか~。
黄:家庭の事情や怪我なんかで一時的に離れてるやつなんだよぉ。
朱:口説き落とすのって、主人公力が無いと難しいと思うんです~。
ア:ですの。
黄:女性限定とはいえ、どんな難物でも籠絡しそうなのが居たんだよぉ。
朱:なんでしたら敵からも引き抜いて、
 倒す相手が居ないほどのドリームチームを結成する気がしてきました~。


【天下とまでは行かなくても一角の人物になれそうだ】
ア:前提として、どなたかと対立するのが想像つきませんわ。
黄:根本的に、競技というものが向いてなかったんだよぉ。
朱:才能の配分って、ままなりませんよね~。
黄:考えてみたらカリスマと闘争心と運動神経が振り切れてるやつなんて、
 娯楽系に注力してる場合じゃないと思うんだよぉ。
ア:そういったことに能力を空費できる社会こそ、
 真の意味で泰平とも言えますわよ。

 そういやアイドルの方のアルテミスも、ライバル枠のはずの小妹々を懐柔しようとしている節があります。ギリシャ神話自体バトル展開もありますが、そこそこ平和な部類でもあるので反映されてるのかも知れません。
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2022

0114

 ボトルシップと呼ばれる工芸品があります。文字通り、瓶と船を合体させた言葉です。空き瓶の内部に、模型細工の船舶を組み立てたものを総称します。飲み口より小さく分解し、中に入れてから再構築しないといけない為、尋常ならざる器用さと根気を要求される趣味として知られています。一部に、底を切り取って収納した後に再接着したものもありますが、これを認めるかどうかは見解が分かれるところです。船以外が入っているケースに拡張する時は、不可能ボトルと称することもあります。発想としてはシンプルですが、確認できる範囲での歴史は意外と浅かったりします。19世紀初頭くらいに船乗りが始めたとも言われていますが、具体的な個人名には辿り着けません。そういった記録は20世紀近くにならないと残っていないそうなので、長く見て200年、解釈によってはせいぜい百数十年くらいといった感じです。廃材として透明なガラス瓶が手に入る物質的な文明水準が無いといけないというのは大きいとも言えますけど。日本でガラス製の容器が生産されるようになったのは戦国末期辺りとされていますが、現代の価値でどのくらいしたんでしょうね。庶民が暇潰しに使えたものでないことだけは、想像に難くありません。

(・ω・) 海の男がちまちまやってたと想像すると、少し面白いな

【元手が掛からないからどう転んでも損はしない】
マ:ここんとこ、ソーシャルでイキっとるんに、
 応援してます的なメッセージ送るのが趣味やねん。
黄:しょうもないことしてるんだよぉ。
朱:こうやって、地道に悪の芽を育ててるんですね~。
マ:調子乗りすぎて自爆するんが大半やけど、
 たまに暴挙に出るのがおって楽しいで。
黄:これだけ聞くと新規開拓に意欲的とも言えるけど、
 生来の性格の悪さが滲み出てるだけの気もするんだよぉ。


【呼び水として波及する効果も狙ってそう】
マ:ああいう連中は、実生活で鬱屈したもん抱えてる訳や。
  どないな方向でも、発散させてやるんが一つの慈悲やで。
朱:それで関係ない方の迷惑にならないなら良いですけど~。
マ:そこまではウチの知ったこっちゃ無いな。
黄:いつものパターンになってるんだよぉ。
朱:ちょっと間違えたらどなたでもやってしまいそうな辺り、
 悪魔さんの魂は誰の心にも宿っていると言えます~。


【貫き通すと世界の全てを救わなくてはいけなくなる】
メ:私なら、謙虚さを忘れないでと説くかなぁ。
黄:こっちはこっちで、悪意なく煽ってるんだよぉ。
朱:無責任な迎合と空気を読まない正論、
 どちらも面倒なことになるんですね~。
メ:道を外した者が元に戻る機会を見過ごすのは同罪と言えるし。
黄:それも正しい意見ではあるんだろうけど、
 赤の他人にそこまで興味を持てないのが大多数なんだよぉ。


【実は構おうとする方も構われたいってのが肝なのかも知れない】
朱:どう対応すべきなのか分からなくなってきました~。
マ:ぶっちゃけ、相手せーへんのが一番ゆうのは分かっとる。
メ:承認欲求が満たされなければ、やる気も失われるだろうし。
黄:意見が一致してるんだよぉ。
マ:それを理解した上で無視でけへんのが、人の業や思うで。
朱:誰もが理想通りに行動できれば平和郷になりますが、
 面白味も無いって話を思い出してしまいます~。

 インターネット黎明期から荒らしはスルーが基本と言われ続けてきた訳ですが、今なおイタチごっこなのは実に人間らしい話だと思います。それが出来るなら苦労せんわというのが世の本質と言われればそんな感じもあるんですけどね。

2022

0112

 チタンと呼ばれる物質があります。この発音はドイツ語寄りで、英語ではtitaniumという表記の為、チタニウムが近いようです。元素記号はTiになります。原子番号22なので、金属の中では小さい部類に属します。鉄と比べると、軽い上に頑丈という特性を持っています。他にも表面に酸化皮膜を形成して内部まで浸透しないので、ほぼ錆びません。とまあ便利な特徴が多いので、少し値段は張りますが用途は多岐に渡ります。歴史的には、18世紀末のイギリスで、鉱物学者兼牧師であったウィリアム・グレゴール氏が黒い砂を発見したのが最初の記録とされています。なんだか良く分からないけど新しい鉱石らしいと、地名を冠してメナカイトと名付けました。この数年後、プロイセン王国の化学者であるマルティン・ハインリヒ・クラプロート氏がルチル鉱石を分析します。結果、今までに確定していなかった元素であることが認められ、チタンと命名しました。これはギリシャ神話の巨人タイタンが神々の戦いに破れ、地下深く封じ込められたことにちなんでいます。しかしここから精錬する方法を確立するには百年以上を要しました。大量生産となると、第二次世界大戦以降の話となります。人類史に於いて、鉄や黄金に代表される金属加工技術はかなり重要なものです。今なおそれは続いていて、苦闘の歴史は終わらないのかも知れません。

(・ω・) 金属を三種類使用不可にしたら、現代文明が全崩壊しそうなところはある

【現状でも知ったようなことを口にしたりするけどね】
朱:不意に、スケールの大きな仕事に関わりたくなるんです~。
黄:どうすれば、朱雀に国家の重鎮たる自覚が芽生えるんだよぉ。
白:啓発本でも読ませてみたら。
黄:残念な勘違いをする展開しか想像できないんだよぉ。
白:いわゆる意識高い系になったら目も当てられない。
黄:それはそれで面白そうではあるんだけど、
 上書き不可で取り返しが付かなくなりそうなんだよぉ。


【最早そんな設定だったことすら忘れてそう】
朱:実際にビッグプロジェクトを任されそうになったら、
 どうやって逃げるかを考えます~。
白:妄想は、実現しないから楽しいってのはある。
黄:ダメ指数が高い発言なんだよぉ。
朱:幸せに生きるコツは、
 己に合った目線を認識することじゃないでしょうか~。
黄:庶民なら間違っちゃいないんだろうけど、
 世界でも屈指の霊格を持った聖なる鳥としてはどうなんだよぉ。


【ついに壊れたかという同情派もそれなりに出てきそう】
青:未だに見た目が若いせいで侮られることがあるのですが。
朱:龍族は老けませんからね~。
黄:いっそ精神年齢を外見に合わせれば、ギャップがなくなるんだよぉ。
朱:逆転の発想というやつです~。
青:実際にやったら、何をしているんだ的な目で見るんでしょう。
黄:そりゃ青龍との付き合いが長い連中からしてみれば、
 上っ面を変えたくらいで、こびり付いた印象が抜けるはずないんだよぉ。


【生きる目的とかいう次元の生命体じゃないですから】
朱:まず、思春期真っ盛りの青龍さんがイメージできません~。
黄:ガッツポーズとかしてみて欲しいんだよぉ。
青:玩具にされても反応できないのですが。
朱:まあそれは、黄龍さんも似たようなものなんですけどね~。
青:見た目は少女と呼んで差し支えないのに、
 中身は年齢と性別を超越した謎の生物ですし。
黄:一万年も生き物やってるんだから、
 少しくらい珍しい気質になっても仕方がないんだよぉ。

 今年一発目だというのに、いきなり微妙な気分になるネタなのは良いのでしょうか。一方で、黄龍ちゃんの作風自体、全体的にそんなもののような気もしていたりします。

2022

0109

 ハットトリックという言葉があります。英語ではhat trickになります。日本だとサッカーで、一人が一試合に3得点を挙げることと認識している方が多いと思われます。他にもアイスホッケーで3得点、ラグビーでトライを3回、ダーツでブルに3回入ることなどで使われたりもするようです。しかし元々は、クリケット用語になります。この競技は野球の原型の一つとされていて、投手と打者に分かれて勝負するところなんかが共通しています。その中で、投手が1イニングに3名を3者連続1球で仕留めることがハットトリックの元祖です。クリケットは、野球と比べてアウトにする難易度がかなり高いらしく、これは偉業と言っても過言では無いことなのだとか。その素晴らしさを讃えて奇術師のシルクハットを進呈したのが名の由来になります。トリック部分は、マジシャン的な意味での技術を指している訳です。クリケットは世界的には人気スポーツですが、日本では知る人ぞ知るものということもあって、個人的に凄さは分かりません。完全試合かノーヒットノーラン位かなと思っておけば、頻度的にそれっぽく思えることでしょう。

(・ω・) 百試合に一回くらいだと、絶賛するほどレアって感じではないな

【良さげな流れを台無しにすることには定評がある】
月:マルチ展開が前提の作品は、何が原作か議論の余地が残ってしまう。
黄:それを確定する意義を述べよ、なんだよぉ。
月:どの設定が優先されるか分からないと、
 キャラクターの深堀りが出来ないじゃないか。
黄:微妙に筋が通ってる感じもあるんだよぉ。
月:何より、初心者相手に優位性を築くには、
 そういった知識での威嚇が大事だからな。


【そうまでして関わり続けるのは闇が深いと考えないのだろうか】
黄:パラレルってことで割り切れば良いんだよぉ。
月:作画や性格が不安定で、同一人物に見えない時はそうしてる。
黄:皮肉が入ってる気がするんだよぉ。
月:長期に渡って続いた為にブレることもあるが、
 そこに触れるのは野暮なのではとも思ってる。
黄:その時その時で楽しむのが肝要なんだよぉ。
月:逆に言えばエンタメ部分より粗が目立ってる訳だから、
 作ってる方が悪いと責任を押し付けられるはずだ。


【大事なのは勢いとスタイリッシュさだからな】
月:構内でトランシーバーを使って交信してたら、
 学生に『なんすか、それ。ケータイの御先祖様っすか』って言われた。
黄:何処に居ようと会話できることに、
 今の子が感慨を抱かないのは仕方ないんだよぉ。
月:私が子供の頃は、これがあれば世界征服できる気になれたものだが。
黄:それはそれで、夢想癖が過ぎるんだよぉ。
月:具体的にどうやるんだと問われても答えられない辺り、
 ヒーローの荒唐無稽な必殺技に通じるものがある。


【凄さに免疫が出来るのは世代と無関係なのかも知れない】
月:現代の若者に、夢の技術ってあるんだろうか。
黄:個人用の空飛ぶ乗り物は実現してないけど、
 憧れがあるかって言われると微妙なんだよぉ。
月:ソーシャルで目立ちたいとかに流れてる気がする。
黄:随分と、現実路線に寄ったものなんだよぉ。
月:ちょっと頑張るだけで世界に発信できること自体、
 一昔前からすれば信じがたいテクノロジーではあるんだがな。

 一世代分の年齢差があると価値観に想像以上の開きがあるというのは、時代に関係が無いものの様です。例えば今の若い子って宇宙とかあんまし興味が無いんじゃないかと、売れ線の作品を見てて思ったりする訳ですよ。

2022

0107

 案山子と呼ばれるものがあります。鹿驚とも表記されます。読みとしてはカカシが最も一般的でしょう。田畑に設置される、原寸大に近い人形を総称します。目的は、主に鳥害の防止です。無人の時も、誰か居るぞと思わせて牽制する訳です。彼らは警戒心が強いので、例え風に揺れる程度でも多少は効果を望めます。一方で賢い種が多いこともあり、何もしてこないと分かると気にせず踏み入ってきたりもします。このことから、スポーツや警備なんかで突っ立っているだけの人間を、カカシの様と例えることもあります。語源は、古来の鳥獣害対策にあります。当時は髪の毛や魚の頭を燃やして、悪臭で近付けないようにしていたらしいのです。これを『嗅(か)がし』として、音が変化してカカシになったという説です。今でも、案山子をカガシとする場合もあります。自然の中で農業を行う以上、この手の悩みは切り離せません。ネズミなら猫を放てばそれなりに減らせるんでしょうけど、鳥相手だとどうなりますか。頭脳に関しては鳥類の方が上でしょうし、飛べるというのはかなりのハンデです。それでもわざわざ猫が居る場所にやってくるメリットも少ないでしょうから、カカシよりはマシかも知れませんね。

(・ω・) でも範囲が広すぎて、あんまし役には立たないか

【やっぱり平凡が一番だと再認識してしまうな】
黄:それなりに年がいってるのに、年少者に『分かるわぁ』、
 とか迎合するのは人として終わってると思うんだよぉ。
月:若さに嫉妬して、ネチネチいびるのとどっちがマシだ。
黄:嫌な勝負を持ち掛けるんだよぉ。
月:この様に、上を見ればキリが無いのと同じくらい、
 下を覗いても無限の深淵が広がってることに安心感を得る。
黄:もしやその精神性こそが最底辺なのでは無かろうか、なんだよぉ。


【それでも生きてるんだから良いじゃないかとすべき】
月:私は仲の良い学生に、
 『妹の面倒を見てる気分になる』と言われることが多いんだが。
黄:実年齢を考慮に入れなければ、分からんでもないんだよぉ。
月:老人に分類されるようになってもそう扱われるのではと、
 ちょっとワクワクしてる部分がある。
黄:絵面がひでーんだよぉ。
月:人は、こうはなりたくないと軽々しく考えてしまいがちだが、
 実際はその何歩先をも進んでしまうものなのだ。


【それはそれでメチャクチャ注目されませんか】
月:映画の広告で、泣けるだの度肝を抜かれるだの、
 観客の感情を決め付けるのはどうかという気がしている。
  作ってる側からすれば感動作品かも知れんが、
 爆笑してしまうのは、こっちの勝手だろ。
黄:映画館で実行できる根性を、実務に活かして欲しいんだよぉ。
月:満員御礼のなんかムカついて見に行かないから、
 人数的に大した迷惑は掛けてないはずだ。


【指導する立場になっても精神が児童のままなのはどうなんだろう】
月:コメディ作品で『制作陣が目一杯に考えた笑いがこれかぁ』と、
 人生の切なさを感じ入ってしまうこともある。
黄:一般人と感性が根本的に違うんだよぉ。
月:そういや読書感想文は、個性的、と評されたな。
黄:子供相手に、頭がおかしい、とは言えないんだよぉ。
月:それに気付いた時は頭にくるより、
 大人って大変なんだなと思った記憶がある。

 読書感想文の下りは、半分くらい私の話の様な気もします。あそこで教師が喜ぶというか、ツボに入る文章を書ける人が世渡りを上手にやっていくんだというのを、良い年になってから気付いてしまう訳ですよ。
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