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2010

1102

 アメリカ中間選挙が始まったとか始まらないとか。日本も来年に統一地方選挙がありますし、政権交代した民主党はどちらも苦難に立たされるというのが大方の予想らしいです。私も似た感じですけど。まあ、北海道五区で三万勝ちのところが三万負けになったんですから、勝ち目はないでしょうねぇ。ずるずる支持率は落ち続けるでしょうし。もう、民主党所属の地方議員は無所属で出る準備をしておいた方がいいと思うんだよ。

( ・ω・) 沖縄県知事選も、民主の支援を断る戦いが始まると見てるんだ

「ジュリもそれなりに判断出来る年なんだし、ああいう大人になっちゃいけないという反面教師にするように」
「うん、分かった」
「何だか、身内を好き放題言われてる様な気がしますの」
 敢えて、否定はしないでおこうと思うのです。
「じゃ、話は纏まったね。ジュリは、これからしばらく、修道院暮らしだ」
「あ、いや、うん――」
 不意に、ジュリは何かを言い淀んだ。
「どうしたの?」
「父さんと、トーマスは――」
「きちんとお手伝いをして頂けるのでしたら、二人くらいはどうってことありませんわよ」
「違、う」
 言いながら、ジュリは執拗なまでに何度となく首を横に振った。
「父さんと、トーマスは、この街に置いていこうと、思う」
「え?」
 途切れ途切れに放たれる言葉に現実感を覚えられなくて、僕は反射的に問い返してしまう。
「私は人形使いとしての才能を、何故だか授かった。だけど今はまだ、この力を誰かの為に使おうとは思えないし、それを受け入れてもいない。だから、二人とはここで別れる。一緒に、ううん、近くに居るっていうだけで、甘えてしまいそうだから。
 いつか、出来る限り近い未来、私が私として生きる道筋を定めた時に、改めて会うべきなんだと思う」
 半身で首を向こうに向けながら、ジュリはそう口にした。彼女が、この二日間、いや、長いことずっと一生懸命考えて出した結論なんだろう。だったら、それを尊重してあげるのも、大人の責任なのかも知れない。
「分かった。クワットさんに、蔵か何かに保管して貰えるように頼んでみるよ」

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