安楽椅子探偵と呼ばれるものがあります。英語のarmchair detectiveをそのまんま訳したものです。ミステリに於ける探偵役の一種で、現場に赴いたり、情報収集の為の聞き込みなどはせず、依頼役から話を聞くだけで事件を解決するスタイルの人を意味します。アガサ・クリスティのミス・マープルが最も有名でしょう。彼女が安楽椅子に腰掛けながら物語を進めていくことから名付けられたと言っていいくらいのものです。逆に言えば、間接的な情報だけで推理するのであれば、どんな形であれ、それは安楽椅子探偵なのです。映画『羊たちの沈黙』に於けるハンニバル・レクターの様に獄中から結論を導き出すのも、そう分類していいやも知れません。人間の行動パターンなんて多少のイレギュラーはあれど、本質的な部分では変わらないというのが前提の物語ですが、現実に可能かどうかについては何とも言えない部分があります。 (・ω・) 一時期流行ったプロファイル系も、範疇なんでしょうかね 【人気作の継ぎ接ぎをしてプチヒットすれば満足するんだもの】 月:御伽噺ってのは時代ごとにマイナーチェンジされるものだが、 そろそろ現代社会に合わせて大胆な新解釈を推し進めるべきだよな。 黄:三流にも届かない五流くらいの創作屋が考えそうなことなんだよぉ。 月:パロディとかモチーフなんて言えば聞こえはマシだが、 一から生み出せないのを自白してるようなもんではある。 黄:とはいえ大衆作なんて消耗品なんだから、 完全無欠のオリジナリティなんて求められてないのも事実なんだよぉ。 【悪行をねっとりと描写するのが本編扱いになりそうな構成だ】 月:例えば桃太郎だが、鬼退治は差別を助長するという観点から、 悪徳政治家を含めた利権ゴロに差し替えてはどうだろう。 黄:そんな時代劇があったんだよぉ。 月:無論、現代ものな訳だから主人公は平凡な高校生かサラリーマンだ。 出自が特殊というのも煙たがられるし、両親も際立ったところは無い。 黄:そういったのが勧善懲悪するのは一つの王道ではあるけど、 桃太郎である必然性をこれっぽっちも感じないんだよぉ。 【桃太郎を日本人にしたら配慮が足りないとか言われそうですけど】 月:犬、猿、雉も、動物愛護系がうるさいから人間にする。 もちろん、人種的に偏りが無いようにしなくては。 黄:きび団子で手懐けられる設定が一気に残念になるんだよぉ。 月:そこら辺は、公に出来ないテンション上がる隠し味が入ってる感じにすれば。 黄:社会の暗部を増やしてどうするんだよぉ。 月:世の中、綺麗事だけで問題解決は出来ないという教訓が含まれているのだ。 【童話が道徳的であるべきということ自体が大人の押し付けだし】 月:こういった面倒さを全部クリアする為、いっそ地球外生命体にしたらどうだろう。 黄:やっぱり原形留めてねーんだよぉ。 月:桃から生まれたようなやつなんて、異世界人みたいなものじゃん。 黄:死んでも構わないから尖兵として送り出したって解釈は可能なんだよぉ。 月:最初の桃の種を植えたら、成った実の全部から赤ん坊出てきそうだし問題ないよな。 黄:命の重さなんてのは社会の都合で決まるという、 割とガチめの教えが入ってるってことなら、納得しちゃいそうなんだよぉ。 月読は定期的に御伽噺について語っている気がしますが、有名所だと知名度で劣っているのが納得いかないんでしょうね。 PR |
フリーエリア
最新記事
(11/24)
(11/22)
(11/20)
(11/17)
(11/15)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
自己紹介:
ブログ内検索
アーカイブ
|