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 こう長いことブログを書いていると、今までに何を書いたかが凄い曖昧になっています。ってか、何度か読み返してる小説本編でさえ一部怪しいのに、その場限りで読み返しもしないここの前文など知りませぬよ。誤字脱字もあったらあったでしょうがないくらいで、あんま気にしてませんし。まあ、ネタ被りという観点では、時事ネタは強いですよね。何しろ、最近、起こったことですから、被りようが無いという。三日前に書いたことなら流石に……憶えてるのか、俺。
 とりあえず、明らかに似た様なことが書いてあった場合、『あーあ、やらかしたな』と、ニンマリしやがって下さい。私は、それを妄想して、又、ニンマリします。

( ・ω・) そしてこのネタも、もしや既に書いてあるのではないかと疑心暗鬼に

 テドンの村は、かつて、イシス王国の領土だった。だが、ある時期を堺に、海賊達が実効支配するサマンオサ南部や、旧来そこに住まう現地人と新興勢力が独立自治をしている北サマンオサ地方と同様に、ほぼその支配から外れている。険阻な山脈に隔たれていることや、複雑に入り組んだ河川の内側に位置することも一因だが、主たる理由はやはり、魔窟ネクロゴンドに近接している点だ。バラモスが世に出てきた当初こそ、イシス王国に派兵する余力はあったが、その極端に防衛しがたい地理上の特徴から、その数は年を追うごとに減少し、最終的には自警団組織に全権を委ねるに至った。つまりは、見捨てられたのだ。村民の多くはその地で暮らすことを諦めたが、故郷を捨てることを是としない者達も少なくなかった。魔王軍の侵攻を受け、壊滅したとの報がイシス王宮に届いたのは五年前のこと――先王統治下時代の話だから、現女王に必ずしも責は無い。そもそも、国家が民草を守るのは当然の責務だが、主要都市を危険に晒してまで全ての小村、小集落まで兵を配備するのは妥当であるかという論調が無い訳では無い。難民として王都に近い土地に住み着くことを提示した時点で、自己責任とするものの考え方だ。もちろん、これには、王国側の責任逃れも多分に含まれてはいるのだけれども。
 唯、そんな王国側の論理とは関係なく、テドンという村が滅ぼされたのは紛れもない事実だ。その理由の大半は恐らく、ネクロゴンドに近かったというだけのこと。この理不尽を村人達が受け入れることが出来たのか、その真相は、永遠に語られることが無い。

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