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 最近、思うんですよ。セネレの裏テーマってもしや、兄弟姉妹愛なんじゃなかろうって。そもそも、話の根幹には桜井姉妹という二人の選挙参謀が居ますし、第一話を『お兄様』なんて語りかけからスタートしたもんだから、公康にも兄貴が出来ましたし、本編終わった後の新キャラも、誰かの兄だの妹だのがちらほら。しかも皆、何だかんだ言って仲良いですし。こう、セットで絡ませると、話の進み方も良好になってくるよね。

( ・ω・) 嗚呼、一人っ子のりぃの存在感が又しても薄れていく……

「わたくし達、かなりの地域を転々として参りましたが、御実家があるアリアハン以外で、具体的に何処を思い浮かべられましたの?」
 わーお、どうやら分り易い自爆をかましてしまったみたいですよ。
「どこ、でも、いいじゃない、ですか。生まれは、アリ、アハンなれど、こうも旅から旅の、大烏ともなれば、世界の至る所が故郷、みたいなものででしてね――」
 女性が相手となると嘘をつけない癖は、相変わらずこの通りです。
「トヨ様は、同性のわたくしから見ても魅力的な方ですわよ」
「誰も、トヨ様の話だと断言してないじゃないですか」
 そもそも、アクアさんもそうだけど、トヨ様も女性としては異次元を走り過ぎてていて、同性という認識には色々と無理があると思うんです。
「まー、手紙くらい好きにしろって感じだけどねー。夜にこっそり会いに行くようなら、錨を上げて船を流して、帰れなくしてやるけど」
 さりげなく、恐ろしいことを言われた気がしないでもない。そもそも、僕のルーラは着地点が微妙に曖昧で、大陸間とか的が大きければともかく、こんな船一つを目がけて飛び移れる自信なんて無い。
「手紙は、人と人の想いを繋ぐ素晴らしい伝聞手段だよ。心を書き記して、場合に依っては後世の人達に読まれたりもなんかする。それは時に恥ずかしいことかも知れないけど、生きた証の一つとも言えるんじゃないかな」
 本当、心の底からどうでも良いと思ってる時ばっかり、ペラペラと動く口はどうにかならないものかなぁ。
「ふーん」
 ああ!? 魂が籠ってないのがバレバレなのか、シスの目が凄く冷めてるし!?
 わーん、シスに手紙の話なんて、もう二度と振ってあげないんだからね!

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