普天間問題が取り沙汰されてますが、何でここまで引っ張られてるかを私的に解釈。まー、東アジアの安全保障問題と、基地の危険性、それに沖縄の負担問題はそりゃ重要ですが、何を置いてもこれだけやってれば良いという程のもんでもありません。
というのに何故、これが鳩山政権の致命傷となりつつあるのか。端的に言えば、鳩山総理を含めた民主党の、信頼問題の話に結びついてるからではないでしょうか。何しろ、マニフェストでまともに達成したのは赤字国債が原資の子ども手当と高校無償化だけとか。その中で、自公が纏めた現行案はすっぱりやめて、最低でも県外に移設するって言ったのは当の鳩山センセの訳で。言葉の重さを問われる象徴的な事案だからこそ、こんなにも大騒ぎしてるんじゃないですかね。私も含めてですが。
( ・ω・) 一言で言うと、やっぱり自業自得と言うか墓穴と言うか
だけど、本当に諦めた人間がこんな目をするんだろうか。何かを求めてすがってるって言うか。
「爺さん。俺らに情報を与えて何かをさせようってんなら、お門違いだ。自分の願いは、自分で成すんだね」
とりあえず、真っ先に思い付いた可能性を口に出してみた。
生憎、僕の器は自他共に認める程に小さい。自分と、精々が身の回りの人間のことで精一杯だっていうのに、行きずりに近いこのお爺さんのことまで手に負えるかと問われれば、答えはノーだ。
「でもまあ、たまたまこのタイミングで何かが起こるってもことも無いとは言い切れない。その時は、爺さんの望みが叶うってことも、あるやも知れないな」
それでも、唯、希望を奪うだけというのも後味が悪い辺りが、僕の甘いっていうか、徹しきれないとことだと思う。
「うむうむ。人生とは、往々にしてそういう偶然に巡り合うものじゃ」
結局、このお爺さんどうこうに関わらず、僕達がやろうとすることに変わりは無い訳で。
何はともあれ、別れを告げると、特に当てもない散策を続けることにした。
◇
「僕ちゃん。どうも、色々と嗅ぎ回ってる様ですが、一体、何が狙いなのですか?」
「新入りが、内部事情を把握する為に汗を掻くのは、悪いことなの?」
色々と歩き回ってる内に、僕達は目を付けられる立場になったらしい。ナンバースリーとされるヘラルド一派に声を掛けられ、その溜まり場である大部屋へと連れ込まれてしまった。
「ふぅん、口は達者な様ですね」
それにしても、この男とも女ともつかない喋り方は何とかならないかなぁ。正直、生理的に受け付けない部分がある。
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