今年も残り十日程となりましたなぁ、と思いつつ、日中の気温は二十度前後。何だ、この風情の無さは。
( ・ω・) 全ては発熱生物の仕業であると、月読が言ってた
【変革成功!? 波乱のアメリカ大統領選挙!】
岬:たまには、海外へと視点を移してみることにしましょう。
公:クリーブランド・インディアンスに移籍した小林雅英投手のメジャー初勝利か。
岬:政治が全く関係無いんですけど。
公:俺もそう思わないこともない。
岬:でも、アメリカだけは近いですね。
先輩は、2008年11月、アメリカ大統領選に勝利して、
次期大統領への就任が内定した方を御存知ですか。
公:幾らなんでも舐めるなよ。
ちょっぴり色黒のオバマ氏に決まっておろう。
岬:ちなみに、フルネームは言えますか。
公:……小浜二郎?
岬:完全に日本人じゃないですか。
公:に、日系かも知れないじゃない!
岬:正解は、バラク・フセイン・オバマ・ジュニアです。
尚、日系移民の多いハワイ州出身ですが、父親がケニア人で、
母親はアメリカ人なので、余り日本とは関係がありません。
公:福井県の小浜市はどうしてくれましょうか。
岬:話がややこしくなるので気にしないことにします。
公:黙殺された!
岬:アメリカ大統領と言えば、事実上、世界一の権力者です。
政策の方向性一つで世界を動かすことが出来、
ほぼ確実に歴史に足跡を残すこととなります。
その為、間接選挙とはいえ、国民の票が直に反映されるアメリカ大統領選は、
四年に一度の世界的行事と言っても良いでしょう。
公:日本人で無かったら、立候補してみてぇ。
岬:さて、このオバマ氏、何かと話題となるのは、その肌の色です。
すったもんだがありつつも、未だに白人至上主義が残るアメリカで、
これまで黒人系――と言うか、有色人系が大統領になったことはありませんでした。
民主党内予備選での対抗馬ヒラリー氏も白人でしたし、
対立政党が擁立したマケイン氏も同じくです。
公:一つの時代が終わったということか。
岬:と言いたいところですが、一部調査では、黒人有権者の96%がオバマ氏に投票し、
又、白人有権者の53%がマケイン氏に投票したという情報もあります。
人種問題が主眼となる戦いで無いと強調していましたが、結局は、
そういう戦いであったとも言えます。
これからアメリカがどうなるかは、オバマ氏がどんな実績を残すかに依りますね。
公:中々に難しいな。
ってか、オバマ氏の圧勝とか言われてたけど、白人票は拮抗レベルなのか。
岬:日本人には分かりにくいことかも知れませんですが、
『ブラッドリー効果』と呼ばれる現象があるんですよ。
公:ぶらっどりぃ?
岬:世論調査は社会的体裁を気にして有色人種の候補を答えるんですけど、
当日は、白人に投票することです。
公:日本語で言うと、本音と建前か。
岬:そうとも言えますね。
何にしましても、太平洋を隔てていても、アメリカの問題は対岸の火事ではありません。
金融市場の崩壊で骨身に染みていると思いますので、
今後も、動向を見守っていかざるを得ないでしょうね。
今項目の纏め:アメリカ次期大統領は、バラク・フセイン・オバマ・ジュニア氏。初の黒人系大統領であり、その手腕が注目される。
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