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 年の瀬が迫り、来年は寅年だなぁと考えているんですが、あの野良猫どうしましょう。白虎メインのシリーズでも書こうかしらん。十二年に一度のことですし。しかしそうなると、酉年の朱雀のターンっていつ回ってくるんでしょうか。子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥。
 ん? 朱雀が生まれた年って、もしかして酉年なのか?

( ・ω・) 流石朱雀。ナチュラルにネタが寄ってくる!

「儂が、ダーマ七大老の一人、アダムスじゃ!」
 海路でダーマ神殿にやってきた僕達がトヨ様の紹介状を担当者に渡したところ、即日でお偉いさんに会うことが出来た。うん、コネクションって、何処の世界でも凄く便利なものだって思わされたよ。
 それと、どうでも良いけど、うちの爺ちゃんといい、僕の周りには濃いお爺さんしか寄って来ない気がするんだけど、何かの呪いなのかなぁ。
「何でも、アリアハンの勇者で、バラモスを倒す為の旅をしておるとか。誠にあっぱれ!」
「は、はぁ」
 早くも何だか勢いに飲まれそうなんだけど、どうしたもんかな。
「それで、何ゆえ、このダーマに参った? 新たな技能の習得を求めてかな?」
「あ、いえ、特別な用は無いんですけど、旅人がたくさん集まる場所なんで、世界の情報を得られれば良いかな、と」
 駆け引きする理由も無いし、素直に本音を口にした。
「うぅむ、成程のぉ。じゃが、折角、ダーマに来たのじゃ。査定を受けていきなされ」
「さ、査定?」
 何それ。試験でも、受けさせられるって言うの?
「なぁに、難しく考えることはない。儂ら七大老は、独自の魔法を使って、そなた達の大まかな能力を読み取ることが出来るのじゃ」
「そんなものがあるんですか」
「これが、ダーマがダーマたる由縁の一つじゃよ」
 歴史だけで、世界でたった一つの組織を維持することは出来ない。それ相応の力と技術が要るってことなのか。
「ところで、何の職業で調べて欲しいんじゃね?」
「……」
 はい?
「便宜上、儂らは技能レベルを、勇者、戦士、武闘家、僧侶、魔法使い、賢者、盗賊、商人、遊び人などに分類しておっての。総合で調べるのは、中々に難しいのじゃよ」

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