最近、自民党を中心に『解散、解散、とっとと解散~♪』という声が聞こえますが、まあ、気持ちは分かります。何しろ、支持率が50%前後あるとはいえ、民主党が今、選挙を行ったとしたら、勝ち目があるか分からないからです。今日はそこのところを解説。
今年8月30日に行われた衆議院選挙。民主党は308議席という、衆議院定員480の内、六割を超える議席を獲得しました。では、得票も六割あったのかと言われるとさにあらず。総投票、7060万の内、民主党が獲得したのは3350万、得票率は47.4%です。実は、半分にも達してない訳です。
一方の自民党は、2730万票で、38.6%です。議席数が二倍半にも開いてますが、得票数で言えば10%そこそこなのです。まあこれは、前郵政選挙でも、逆のパターンで似た感じになった訳で、小選挙区制度の分り易い弊害とも言えるのですが。
その一方、鳩山政権発足三ヶ月ちょっとで、支持率は75%前後から50%前後と毎月の様に下がり、不支持率は15%前後から40%前後に上がっています。四分の一の国民が、丸々不支持に回っている計算です。仮に民主党に投票した四分の一が、丸々、自民票に乗り換えれば議席数もひっくり返る訳です。まあ、そうならないように小沢先生が色々と手を打っているとも言いますが。とはいえ、元々、選挙が終わった後、民主党が勝ち過ぎたと思う層も少なからず居たはずなので、単独過半数も怪しいんじゃないかなぁとは思います。
ちなみに、この支持率は、暫定税率実質維持、たばこ増税、鳩山総理元秘書二名起訴、石川衆議院議員聴取があった前の数字なので、現在はどうなってるかは知りません。特別に上がる要素は無かったと思いますけど。
( ・ω・) そろそろ、民主分裂の足音が遠くに聞こえて来るころかなぁとも思います
「その頃、スラリンはと言うと、別段、変わり無く過ごしていた訳だ。
結局、この寓話が何を言いたいかってぇと、自分の力量に見合わないことを欲張ってみたところで、結局は無理が来て破綻するってことなのさ」
「はぁ」
何だか、最後の一言だけで充分だった様な。
「つまり、だ。お前にその大剣を扱うのは無理だ。諦めろ」
「前振りが長すぎです。何か、もっとものすごーく、ありがたい話かと思った僕の純情を返して下さい」
「何をぉ。こいつぁ、俺が子供の頃、すげー感銘を受けた童話なんだぞ。ポルトガ兵だった頃も、こいつを参考に目立たず騒がす、厄介ごとは全部、たらい回したからこそ、生きてここに居られるんだからな」
時たま、本当にこの人に剣の手ほどきを受けてて良いのか悩んでしまうこともあるけど、難しくは考えないでおこうと思う。
「大体、これが僕に大きすぎるのは、最初から分かってたことですから」
兄さんの剣は、今まで僕が使っていた鋳型の剣より柄が長く、明らかに両手用のものだ。一応、どちらの手ほどきも受けてきたから、そこまでの違和感は無かったけど、振り回されることに変わりは無い。って言うかそもそも、片手だと持ち上げるのが精一杯だしね。
「まあ、お前の兄貴の持ちもんだってぇんだから、俺も指導するもんとしては、使わせてやりてぇけどなぁ」
「大丈夫ですよ。何も、今日明日、実戦で使おうって言うんじゃないですし。素振りしてるだけでも、力つくでしょうし」
言って僕は、大上段に構えた剣を、一気に振り落とした。
「おめぇの、その勢い余って足を切りかねない姿さえ見なきゃ、それもそうかと思うんだが」
ちょっと集中を切らすと、剣に振り回される格好で下半身がふらついてしまう。い、いつの日か、この黒刀を自由自在に操ってみせるんだからね。
本当にそんな日、来るのかなぁ……。
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