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 日本には、数多くの妖怪が住んでいます。戦後妖怪史を語る上で、水木しげる氏の話は欠かせませんが、最近は本人が完全に妖怪と化してると専らの噂です。九十歳過ぎてマンガを描けるって、どういうことなんでしょう。多分世界初であろう、百歳を超えての現役漫画家を目指して欲しいものです。
 それはそれとして、そもそも妖怪とはなんなのでしょうか。日本は元々、土着の精霊を信仰していたと言われています。これが既に妖怪の雛形とも言えるでしょう。後に大陸から、五行やら、仏教やら、新しい宗教が輸入されてきました。大仏やら、陰陽道やら、流行りモノが主流となる中、妖怪達は何をしていたのでしょう。陰陽道だと、単に退治されるだけの悪者の印象しかありませんが、気付けば色々とごちゃ混ぜになっていった感じです。江戸時代辺りには、当時の科学では説明できない不可解な現象を妖怪に押し付けた、という解釈でいいのでしょうか。と言うより、現代も色々住み着いてますよね。コードをぐちゃぐちゃにしたりとか、風呂場の水を出そうとしたらシャワーになってて水を浴びるとか、そう、全て妖怪の仕業なのです。妖怪ウォッチは観たことありませんが、そういう話なんでしたっけ。ああ、あと、あるはずの小物がどうしても見付からなくて、諦めて買ったら、すぐさま見付かることもありますよね。おのれ、妖怪許すまじ。

(・ω・) 数日姿を隠していた爪切りが、買った翌日に発掘されたのさ

【自在に戻れるとしたらちょっと怖い】
月:かぐや姫って、どう思う?
黄:どういった意図の質問なんだよぉ。
月:いや、月からやってきた偉い人ってのはいいとして、
 どうやって赤ん坊になったのかとか、そもそも竹に入った方法とか謎が多過ぎて。
黄:気にする部分が細かすぎる感じがあるけれど、
 もしかしたら、赤ん坊の玉の肌に憧れを持つ年頃なのかも知れないんだよぉ。


【こっちの方が願い下げだという負け惜しみ】
月:ともあれ、五人の貴人をことごとくドギツイ振り方する場面は痛快だよな。
黄:そういう見方は、どうなんだよぉ。
月:顔がいいって噂だけでプロポーズしちまう様な男に、ロクなのは居ない。
黄:このすさまじいまでの断言っぷり、
 容姿を理由に別の女に走られた過去すらあると、深読みしてしまうんだよぉ。


【姫というより女王様寄りに】
月:右大臣の阿部っちとか、メッチャウケるぜ。
  絶対に燃えない火鼠の皮衣を要求されて唐から輸入したのに、
 かぐや姫が焚き火に放り込んで『燃えるじゃん、ナメてんの?』って言われたとか。
黄:そういうプレイに見えてきたんだよぉ。
月:現代の防火服を持っていったら、どういうリアクションになるのかなぁ。
黄:金属色なのも銀狐ですと言えば押し切れる気もするけど、
 だからって課題クリアにしてくれるイメージは全く湧かないんだよぉ。


【リアルに千年の恋が一瞬で冷めそう】
月:月に帰る前に、帝が不死の薬渡されたけど、
 『かぐや姫おらんのに長生きしてもしゃーないやろ』って焼いたんだっけ。
黄:たしかに当時の帝は近畿地方在住だけど、なんだよぉ。
月:生きまくって、月に行けるくらい科学が進歩するのを待てば良かったのに、
 所詮、顔だけの女への執着なんてそんなもんだよな。
黄:そういうラストにすると、話の本質が全く変わると言うか、
 ラブロマンスの皮を被ったサイエンスホラーになる気がするんだよぉ。

 そういえば、高畑監督のかぐや姫はまだ観たことありません。こういうのって、タイミングを外すと中々観ないものですよね。
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