2010
『政権交代で良かったことが一つだけある』
『ほぉ?』
『民主党とテレビマスコミが、どうしようもないことが白日の元に晒されたことさ』
『HAHAHA』
( ・ω・) 笑えねーよ
「まだおぼろげですけど、一つは、意志の流れなんじゃないでしょうか。僕が今ここに居るのは、父さんが旅立ったのがそもそもの始まりで、つまりは僕の旅自体が父さんの旅の一部なんじゃかって考えるようになってきたんです。だから、僕がバラモスを倒せば、それは父さんの勝利でもあるし、極端な話をすれば僕が道半ばで倒れても、僕の意思を継ぐ誰かが旅立てば、その流れが断ち切られることは無い訳で。
あ、いや、別に僕自身は死ぬつもりもありませんし、父さんと兄さんが何処かで生きてると信じてますけど」
あー、あんましうまく、纏められなかった。
「うん、成程な。言いたいことは、何となく分かった」
僕の説明がうまくいったかどうかとは別の意味で、ちゃんと伝わったか不安になる辺りが中々、興味深いところだと思う。
「とりあえず、アレクは、顔はオルテガに似ているな」
「顔、似てますか?」
何しろ、似顔絵が残ってる訳でも無いし、風体の評価を母さんや爺ちゃんなんかとするのも変なんで、あんま考えたことは無かった。兄さんと比べるなら、割かし似てる部類だとは思うけど。
「後、五年もしない内に、女を泣かし始める。そういった相だ」
「それ、褒めてるのか何なのか、今一つ分からなくて困るんですが」
どれかと言うと、貶められてる気がしてならない部分がある。ルイーダさんの一件もあるんで、必ずしも間違っちゃいないのかも知れないけど。
「性格に関しては……ぱっと見は似てないというか、むしろ真逆だろうな」
「まあ、そうでしょうね」