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 野球をそれなりに長いこと見てる方なら思ったことがあると思うのですが、打順のセオリーってここ二十年、特に進歩してませんよね。古いデータ漁ると、下手すれば50年変わってないかも知れません。一番は出塁率の高い俊足、二番は小細工の出来る小兵、三番は出来れば足も使える中距離砲、四番は生粋の長距離砲、五番はチャンスに強いクラッチヒッター、と。何かこう、新しい戦術ってないんですかね。こんな○番、見たことねぇぜ、HAHAHA、的な。
 四番サブロー? 他に居ないだけじゃないですか。

( ・ω・) この件に関しては、マリーンズスキーの-keighさんも、特に否定はしていない

「へー、こりゃたしかに、ちょっと面白いかも」
 最初に反応したのは、お宝検知器と一部で名高いシスだった。 
「何が入ってるの?」
「違う、違う。この布自体が面白そうだって言ってるの」
 シスの言語の翻訳をしてくれる装置を開発してくれる人が居たら、男女間の行き違いは激減すると思うんだよね。
「おぉ、気付かれましたか。実はこの布、鉱物を掘るだけでは産業が行き詰ると思い、開発中のものなのです。金属繊維を特殊な技術で織り込み、耐衝撃、耐刃、そして耐攻撃呪文仕様と、冒険者の皆様方には重用頂ける逸品かと」
 この立板に水の喋りっぷりを見てて、このまま行商に行っても良いんじゃないかって思えてきたよ。村長なんて、名産を宣伝する営業屋的な側面があるって言われればそれまでだけどさ。
「――!」
 風を切る音がした。
 それが、クリスさんの放った小型の剣であると気付くのに数拍の間を要してしまう。
「へえ。本当に頑丈ね」
 小剣は、村長が差し出した布の束に弾かれて、床に刺さっていた。たしかに、今の触れ込み通りだったら突き刺さる心配は無いんだけどさ。変な方向に跳ねてたらちょっとした惨劇になってたよね。
「ど、ど、どうですか、この耐久性。ま、まさに匠の技の粋を尽くしたと言っても過言では、な、ないかと」
 そのどもりが、単にいきなり攻撃されてビックリしただけなのか、或いは自信が無かったせいなのかが分からない辺りが遣る瀬無い。
「メラとか試してみてもいいですか?」
「生憎、家の方には耐久加工を施しておりませんもので」
 冗談を、真正面から捌かれると、ちょっと寂しいものがある。

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