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 少し前に、オバマ大統領の支持率が就任時と比べて11%程下がってるというニュースを見ました。半年以上やって11%減なら、頑張ってる方じゃないか? と思ったのですが、最近、五人の大統領と比べると、ワースト一位なのだそうです。あるぇ。どうやら俺は、日本の総理の失墜パターンに毒されているようだ。

( ・ω・) 鳩山新内閣の、最初の支持率は60%台と予想しているよ!

「ん?」
 何処からともなく喧騒を知覚し、周囲をキョロキョロと見回してみる。
「だぁかぁらぁ。ちょっと茶シバこうって言っただけだぜ? んな棒で小突くこたぁねえだろ」
「姉さんに、近付くな」
「んだと、ガキが! 引っ込んでろい!」
 なんだなんだ、揉め事? やだなぁ、こんな落ち込んでる時に。でも一応、肩書きは勇者だし、聞いちゃった以上、通り過ぎるって訳にもいかないよね。
「おい、チビ。今なら、詫び入れりゃ許してやるぜ」
「その、『チビなガキ』を相手なんかを相手にして、ムキになってる大人に示す態度なんて無い」
「んだとぉ!」
 野次馬達が遠巻きに見詰める中心に居たのは、見るからに荒くれといった男が数人に、少年少女の二人組だった。さっきから男と言い合っているのは、小柄な少年の方だ。年にして十一か二といったところか。独特の法衣と手にした杖から察するに、アクアさんと同じ僧侶か、或いは見習いなんだとは思うけど――。
「舐めんなよ!」
 刹那、荒くれの一人が少年に向けてその右拳を振り下ろした。
 わー! ちょっと待った! まだ僕、仲裁に入れる間合いじゃないんだからさ!
『スカラ』
「ガハッ!?」
 直後、男の腕が、男の子の纏う青白い光に依って弾き飛ばされた。
 今のは、個人の物理的な守備力を高める魔法使い系魔法、スカラだ。え? あの子、魔法使いなの?
「やっぱりね。腕っぷしが強い様に見えて、結局は腕力頼みの素人に過ぎない。拳も満足に作れないんじゃ、僕に痒みさえ与えられないよ」
 それにしても、口が悪いなぁ。物腰は大分違うけど、何かクレインみたい。

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