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 敢えて九月のこの時期に、今年の流行語大賞を予想。まあ、政治枠は『政権交代。』でしょうね。『。』をつけなかったら素人。民主党のポスターには、ちゃんと、『。』がついてたんですよ。これで終わりって意味にしか見えませんが。

( ・ω・) まあ実際、株価は終焉に向けて動き出したっぽいけどね!

「やぁ、坊や。相変わらず、クールな表情が似合うねぇ。そっちのお嬢ちゃんも、見掛けに依らず博識じゃないか」
 扉を開けて湧いて出たのは、宿直営の酒場のマスターだった。あれ、まだ夜更けって程の時間じゃないですけど、店ほったらかして良いんですか? あと、シスの政治を語る酒癖は、単なる勢いなんで、余り深く考えない方が良いですよ。
「それで、この人がどうしたの?」
 話の流れからして、僕達の行末に多大な影響を及ぼしそうなんだけど――。
「実は私、かの勇者アレルがこのポルトガより出航した時の船員だった過去を――」
「え?」
「持つ奴と友人だったりします」
「……」
 クワットさんといい、その一度上げて落とす喋り方って何なの。ポルトガ人独特のものだって言うなら、慣れるのに時間が掛かりそうだなぁ。
「ま、いいや。それで、その友達と、何を話したんです?」
 一々考えると、キリがない。ここは、話の本筋だけきっちり抑えておこうっと。
「良くぞ聞いてくれました。私の友人たるその男。身体は巨躯で力持ち。オツムが弱めなのが玉に瑕。しかし気の良いナイスガイ。そもそもこいつと知り合ったのは、その昔、南方への船に乗ったのが切っ掛けで――」
「すいません。今は酒の席じゃないんで、本当、要点をかいつまんでお願いします」
 針小棒大とは言うけれど、この場合、幽霊の正体見たり枯れ尾花の方が的確かな。本当、どうでもいいことまで広げて物語にしかねない展開力は、話に飢えた船旅や、酒場のマスターとして培ったものなんだろうか。単に、個人の気質って感じがしないでもないけど。

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