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2025

0704

 稲荷という神様が居ます。読みはイナリです。お稲荷さんと気軽に呼ぶくらい、庶民に根付いています。稲が付いていることから推測できる通り、担当は豊穣です。日本神話では宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)、または倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)の名で登場します。須佐之男命と神大市比売神の子供です。性別は明言されていませんが、女神として良く扱われます。稲荷神と言えば狐が欠かせません。これは時代が下るにつれ、直接お願いするのは恐れ多いとする考えが広まったからです。そこで御使いである動物を介する発想に至りました。狐を選んだ理由は、農作物の敵である鼠を駆除してくれるからというのが通説です。家猫と違って野生生物なので、自然崇拝を重んじる日本人からすれば神秘的だったのでしょう。また稲荷と言えば油揚げです。かつて稲荷神社に奉納するのは鼠の揚げ物でしたが、仏教の影響で肉食が禁じられます。そこで精進料理である大豆製品に代わったという説が有名です。稲荷寿司など米と豆ですから、感謝の意を示すのに最適だと思えてきます。宗教観は人それぞれで諍いの元にもなりますが、日本人にはやっぱりこれくらいの気安さが合ってるんでしょうね。

(・ω・) 鼠は衛生レベルに直結するから、バカに出来ない

【週刊誌の見出しに真実を期待してはいけない】
朱:青龍さんにはどの格闘技が似合うんでしょう~。
玄:小柄な体躯と落ち着いた物腰から、
 暗殺拳の使い手だともっぱらの噂ですが。
黄:何処の界隈でなんだよぉ。
白:面白くなりそうなら根拠なんて求めないのが、
 風聞ってやつだからねぇ。


【枯れ枝みたいな老人がやるから映えるのに】
白:身体構造や力学を活用するタイプっぽさはある。
玄:巨漢が小兵に制圧される感じですかね。
朱:敵のパワーを利用するとか言ってみたいです~。
黄:朱雀がやっても逆に捻られそうなんだよぉ。
玄:何やかんや最低限の腕力が無いと、
 成立しないんでしょうね。


【現役時代はつまらないとか評されるけど】
玄:龍族の超重量を活かして、
 押し潰すスタイルはどうですか。
黄:結局は、それが手っ取り早いんだよぉ。
朱:達人っぽさが足りません~。
黄:とりあえず勝率を稼いでおけば、
 後世が伝説を仕立て上げてくれるんだよぉ。


【ネコ科は動体視力と反射神経頼みだけどな】
青:人体前提の武術が何の役に立つんですか。
黄:こういう正論を言うやつなんだよぉ。
白:たしかに、私も修めようとは思わない。
玄:野生動物の肉体は千差万別です。
青:重要なのは特定の技術でなく、
 経験に裏打ちされた対応力ですよ。

 現状、プロボクシングの階級は17に分割されています。殴り合いだと数kg違うだけでアンフェアになるからです。それほどに体格差は重要なのですが、逆に跳ね返すのは美味しいと言えます。結果、ゴリマッチョを噛ませ犬にするのが陳腐化するという、製作者サイドからすると頭を抱える状態になったのです。
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2025

0702

 ピサの斜塔と呼ばれる建造物があります。文字通り、イタリアのピサ市に現存する傾いた塔です。その正体は大聖堂の一部で、鐘を鳴らす目的で建てられました。高さ約56メートル、重さは15000トン近い巨大な石の塊ですが、現在は垂直から4度くらいズレています。歴史は古く、竣工開始は1173年です。幾年かが経ち3階部分まで完成するのですが、この時点で既に直立していませんでした。原因は、地盤の緩さと未熟な建築技術です。この為、百年近くも中断してしまいます。再開後は何とか補正しつつ進めていきますが、思うようにいきませんでした。断続的に工事を続けて、一応の完成となったのは14世紀半ば、つまり200年ほども後です。これだけ苦労したにも関わらず不安定さはそのままで、その場凌ぎで誤魔化し続けて数世紀が経過します。20世紀に入り地下水の汲み上げなどで地盤沈下が生じ、抜き差しならない状態になります。1990年から大規模な補強に着手して少し持ち直しました。現代では一般人の立ち入りも許可され、数百年は大丈夫とされています。コンコルド効果の典型例に思えますが、1000年近く掛ければ立派な文化遺産という興味深い事例なのかも知れません。

(・ω・) 諦めたらそこで試合終了だからな

【何なら有名なのはサタンとベルゼブブくらいだ】
マ:七大悪魔はそこそこ知られとるけど、
 それ以外は木っ端扱いやん。
月:ひでー言い方。
朱:悪魔さんですので~。
黄:一般的に上司ばかり目立つ組織は脆いから、
 意外と盤石では無いのかも知れないんだよぉ。


【大事なのは目先のインパクトなんだよ】
朱:中悪魔さんを選定して部下に付けましょう~。
月:その肩書だけで埋没が確定してないか。
黄:業界的に、中堅は褒め言葉じゃないんだよぉ。
マ:大悪魔に比肩するとか付けな雑魚っぽいで。
朱:そうやって後付けで設定を盛るから、
 整合性が怪しくなるんですよね~。


【何をしても飛び火する運命なのかね】
メ:その点、天使は幅広い。
マ:ゆうて四大天使以外は微妙ちゃう。
黄:名前を売る為に一部を目立たせる手法なんだよぉ。
月:偉人も複数の業績を統合することがあるな。
マ:貴子の露出が偏っとるんも、
 そういった都合を感じるで。


【開き直ったやつほど始末に負えないものも無い】
朱:メタトロンさんも知名度が高くありません~。
マ:偉そうに見下ろしてて、人様から程遠いからや。
メ:悪意がある物言い。
月:悪魔だもの。
黄:あまりに便利ワードすぎて、
 最強の免罪符持ちに思えてきたんだよぉ。

 四大天使筆頭ミカエルと、七大悪魔筆頭のルシフェルは双子というのが一般的解釈です。しかし大天使は下から二番目とランクがさほど高くありません。対する悪魔はこれより上がおらず、それなりに拮抗してる理由が茶番以外に思い付かないんですよね。

2025

0629

 シンナーと呼ばれる溶剤があります。英語表記はthinnerです。有機系塗料を薄める液体の総称で、特定の化合物を指す単語ではありません。主成分はトルエン、キシレン、酢酸エチレン、アセトンなど、高い溶解力と揮発性を持つものが一般的です。但し目的に依って配合は変わり、何なら有機溶剤全般を意味することもあります。極端な話、製造会社が名付ければシンナーなのです。前述の通り、粘度の高い染料を溶かして塗りやすくするのが用途の一例です。逆に洗浄する際にも重宝します。種類を誤ると下地を傷めるので、選択は重要です。DIYの類を嗜まない層は、忌避感を持っているかも知れません。トルエンには麻酔作用があり、主に若年層が一種のドラッグとして用いるからです。安価で入手難易度が低いのも一因でしょう。しかし近年はかなり減っているようです。取り締まりが厳しくなった、副作用の重篤さが周知された、そもそもリスクを負う程の行為じゃない、と複数の理由が推測されます。工業的にはなくてはならない品なので、適度な距離感で付き合っていきたいものですね。

(・ω・) 創作での描写も減った気がしてならない

【中高英語の和訳みたいな言い回しだ】
ヘ:黒幕に必要なものはなんだ。
朱:やはり高級な猫さんでしょう~。
黄:白虎一族自体が稀少なネコ科なんだよぉ。
ヘ:娘達を侍らせて悦に入るか。
白:また訳が分からない事態に巻き込まれそうで、
 逃げたい気持ちで満ちている。


【だから凡俗には難しいとも言える】
朱:微妙に高い位置の椅子に座って、
 見下しながら指示を出すイメージです~。
白:近頃はネットで顔を晒さないんじゃないの。
黄:庶民的な生活で偽装するんだよぉ。
ヘ:平伏させずして、何が楽しい。
朱:その顕示欲がある限り、
 暗躍は無理じゃないですかね~。


【目標もなく空虚な生を送るよりはマシだろ】
フ:妻の願いは極力叶えてあげるべきです。
黄:麗しい夫婦愛に見えて、怖いんだよぉ。
朱:手段を選ばずという但し書きがあるので~。
白:そういや統括神にケンカ売ってるのも、
 お母さんの要望だっけ。
黄:一致団結して邁進するのは否定しないけど、
 良く付き合えるなと思うんだよぉ。


【動かなければ可能性すら無いからな】
フ:なので悪巧みを力押しで実行します。
朱:本末転倒を感じます~。
黄:成功するんなら問題ないんだよぉ。
白:我が親ながら、確率とかどう考えてるんだろう。
フ:何事も成すか成さぬかの二択であることを、
 心に留めておくのが大人なのですよ。

 作戦立案で大事なのは客観性です。第三者というか、どの立場から見ても合理的でないと承認されるべきではありません。しかし人は感情で動く生き物なので、目的と手段を履き違える程度のやらかしは日常的に起こってしまうのですよ。

2025

0627

 フルコースと呼ばれるサービスがあります。西洋料理、特にフレンチでの正餐を一纏めにした総称です。前菜、スープ、海鮮料理、ソルベ、肉料理、デザート、コーヒー辺りの順番で提供されます。格式が上がると、数品増えたりするそうです。前菜はオードブルとも称されますが、フランス語で番外作品を意味します。軽くつまんで食欲を上昇させるのが目的の一品です。スープはとろみがあるポタージュタイプと、粘度が低いコンソメタイプに二分されます。パンが出されるのはこの前後くらいです。海鮮料理はポワソンの名でも知られていて、メインディッシュの前半戦となります。ソルベは果汁やリキュールを凍らせたもので、日本でいう箸休めの立ち位置です。口をサッパリさせたところでコッテリした肉料理を頂きます。牛、豚、鶏、羊、鹿、鴨、兎と、選択肢は多彩です。最後に甘味を食し、コーヒーなどを飲んで締めます。この様に豪華絢爛でありながら一食として完結している為、一通り揃っているものの喩えで使われがちです。対するアジアには満漢全席があるぞと言いたいところですが、あれは数日に渡って食べ続ける訳でして。退廃の象徴と指摘されたら否定できる要素がありません。

(・ω・) 飯をダラダラ食うようになったら終わり感が出てくる

【無益が積み重なって生まれる成果はあるけど】
月:人魚って、何の魚なんだ。
朱:良く分からないところに食い付きました~。
月:いや、人は哺乳類の一種なのに、
 魚類全般は範囲が広すぎるだろ。
黄:疑問を持つのは知的で良いことだけど、
 その全てが有用とは限らないんだよぉ。


【能力と立場を食い潰す才覚は抜群】
月:知ってるか、タツノオトシゴって魚なんだぜ。
朱:人魚姫は王子様を助けられますかね~。
黄:種族で泳力格差が凄そうなんだよぉ。
月:血統で決まるんなら、まさに親ガチャ。
朱:うまいこと言ったつもりなんでしょうが、
 令嬢オブ令嬢の月読さんが発言すると嫌味です~。


【一目惚れの相手を手に掛けたも同然だ】
月:カサゴみたいな毒針持ちも救いがたい。
朱:死因が変わってしまいます~。
黄:どうあってもラブロマンスにしたくないんだよぉ。
月:喜劇に転じることで悲劇を回避する手法だ。
黄:たしかに原作はハッピーエンドじゃないけど、
 心の傷って意味では負けてないんだよぉ。


【所詮は既存の組み合わせだからな】
黄:そういやモデルとされてるジュゴンやマナティは、
 いわゆる海洋哺乳類なんだよぉ。
朱:魚さんですらありません~。
月:恒温と変温で混ぜることがそもそもおかしい。
黄:どうやって酸素を取り込んでるのかもだけど、
 朱雀の前では些細な問題ではあるんだよぉ。

 日本で人魚的な存在の歴史は、なんと飛鳥時代まで遡ります。現代的な表現だと人面魚の類です。オオサンショウウオなのではと推測されています。江戸時代には人魚のミイラブームがありました。肉を食べて八百年生きた八百比丘尼が有名ですけど、その他にも所々で登場するみたいです。

2025

0625

 那須与一と呼ばれる人物が居ます。ナスノヨイチと読むのが一般的です。本名は那須宗隆(ムネタカ)で、家督相続後は父の資隆(スケタカ)を名乗ったとされています。与一は、十一男の意味する通称です。源平合戦で源氏の武将として活躍したのですが、9名の兄は平氏方に付きました。更にもう一人も罪を犯したので、この序列でありながら当主となったのです。与一は何よりも弓の名手として知られています。幼い頃から腕が達者で、兄達の前で披露し父を驚嘆させました。最も有名なのは屋島の戦いでしょう。現代の香川県高松市沖で行われた海戦は、一進一退の戦況でした。日が暮れかけ落ち着いてきた頃合に、平氏側が思わぬ行動に出ます。船上で竿の先に扇を掲げ、『自信があるなら射抜いてみよ』と挑発したのです。士気に関わるので源氏の大将である義経は無視できませんでした。そこで畠山重忠に要請しましたが断られ、代替案として同郷の那須十郎を推薦します。けれど戦傷を理由に辞退され、弟の与一にお鉢が回ってきたのです。推定15、6歳の与一は仏に祈りを捧げ、命を賭して射掛けます。結果、見事に的を落とし敵味方問わず称賛の声が挙がりました。あまりに劇的な逸話なので創作とする専門家も居るようです。しかし与一が弓巧者の代名詞になったのは事実かと思われます。その後は領土を賜り地盤を築くものの、二十歳前後で亡くなったとされています。たった一つのエピソードで歴史に爪痕を残すのは、ある意味で男子の本懐と言える気がしてなりません。

(・ω・) 一発屋にすらなれない野郎が大半だからな

【方向性はともあれという但し書きが付く】
亜:工学史は金属の歴史である、
 と表現しても過言じゃない訳だけど。
黄:いきなり何なんだよぉ。
朱:絶対にロクな前フリじゃありません~。
亜:つまるところ私を信頼してくれてるんだね。


【鉱山関係者が失業する問題もあるぞ】
亜:例えば海水には多くの元素が含まれてて、
 回収できれば革命と呼べる変化が訪れる。
朱:良いことなんですよね~。
黄:同時に、争いの火種でもあるんだよぉ。
朱:こういう技術は一瞬で世界に拡散して、
 揉める隙が起きないようにすべきかも知れません~。


【せめて一線を越えた発明は封印してくれ】
黄:新たな合金が発見されたら、
 とりあえず武器に応用するのが人類なんだよぉ。
亜:使ってみないと真価が分からないし。
朱:善悪の概念が希薄です~。
黄:技師としては正しいんだけど、
 時に悪魔にもなるのが困りものなんだよぉ。


【玄武への愛情が稀薄に見える原因でもある】
朱:全物質を作る装置がありませんでしたか~。
亜:黄龍に使用禁止された。
朱:守るのが意外です~。
黄:掘り起こさないで欲しいんだよぉ。
亜:今の今まで存在を失念してたけど、
 過去は振り返らない主義だからしょうがない。

 金属、というか特定の元素は現代の科学文明に欠かせません。スマホ一つとっても数十種類が必要で、大量生産には調達手段が要になります。割と近年まで銅、鉄、金、銀くらいでやりくりしていたのに、とんでもない飛躍ですよね。
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