2022
デシベルという単位があります。英語表記ではdecibelです。記号だと、dBになります。主に音の大きさを表す際に用います。特に騒音の度合いについてのケースが多いと思われます。電力関係でも使用するようですが、日常会話では稀と言っていいでしょう。デシとは10分の1を意味する接頭語で、ベルは電話の発明者として知られるグラハム・ベル氏に由来しています。指数関数なので比例関係ではなく、20dB上がる度に音量が10倍となっていきます。2増えるとパワーが1000倍になるマグニチュードと同類です。なので0dBだからといって完全な無音ではありません。人が認識できる最低値がゼロというのが基準になります。言い換えればマイナス方面にも続いていくということです。それこそ、学術研究の類以外で目にすることは無いんでしょうけど。大まかな目安として、60dB辺りからうるさいと感じだし、100dBに達すると聴覚障害になりかねない水準なんだそうです。五感に訴えるものの中で最もトラブルになりやすいと言えるだけに、注意を払うべきではありますよね。
(・ω・) 生きてて音を出さないのは無理というのも事実っちゃ事実
【それなりの味であることと売り物として提供可能かは別の話】
朱:世には、ツッコミ原理主義者なる方が居ると伺いました~。
青:なんですか、それは。
朱:どれほど無茶苦茶なボケも、
ツッコミ次第で分かりやすい笑いに出来るという考え方らしいです~。
黄:一流の料理人は材料が関係ないみたいな理屈なんだよぉ。
青:吟味も腕の内であるという、
職務への理解が足りない故に出来る発言ですよね。
【百かゼロでしか物を考えないから結論も極端になる】
黄:弘法筆を選ばずが、悪い形で解釈された感があるんだよぉ。
青:達人は対象のポテンシャルを最大限に発揮させられる、
くらいの意味だと思っているんですけどね。
朱:五点くらいのボケは、十点程度にしか誤魔化せませんかね~。
黄:それでも職人芸なんだよぉ。
青:部下の不手際は全て上司の責任というのも、
過ぎた扱いだと考えているのですが、どうでしょうか。
【単純な善悪で判断できる領域は過ぎ去ってるからな】
朱:龍族は、そろそろ地球外に進出するべきじゃないでしょうか~。
青:どういった意図の発言なのでしょう。
黄:考えると、それこそ脳を宇宙に取り込まれるんだよぉ。
青:ですが部下の心情は把握しておきたいですし。
黄:この生真面目っぷりを素直に美徳とすべきかは、
専門家の間でも見解が割れるところなんだよぉ。
【別れた時に振ってやったと言い張るのに通じるものがある】
朱:無限に成長するだなんて珍奇な生物を、
こんな狭い場所に押し込めるのは失礼かと思いまして~。
黄:殿堂入りという名で追放されるやつなんだよぉ。
青:と言いますか、朱雀も似たような立場では。
朱:移住する時はお付き合いします~。
黄:それは見切りを付けられてるのが惑星側なのではと、
傲慢な考えが頭をよぎったりするんだよぉ。
黄龍、青龍、朱雀の関係は娘が一人の核家族っぽく見えることがありますけど、実際どうなんでしょう。というか、青龍の方がおかんっぽく感じたりもしますが、そこら辺は境界線が曖昧になっている御時世ですからね。
2022
プラナリアと呼ばれる生物が居ます。これは俗称に近く、生物学上はウズムシの一種です。主な生息域は淡水で、ナメクジのような胴体と三角形の頭、そして2つの目をハッキリと確認できるのが印象に残ります。そして高い再生能力を持つことが有名で、なんなら代名詞的存在と言っても過言ではありません。具体的には、縦横いずれだろうと、二つに分断したら別の個体として独立してしまうほどです。というか、過程で死にさえしなければ十や二十だろうと理論上は行けます。また無性生殖も可能で、自ら身体を分割して二匹になります。何故このようなことが出来るかと言えば、全身に幹細胞が備わっているからです。幹細胞は万能細胞とも呼ばれていて、分化する以前の細胞なので、どの部位にも成り得ます。かのiPS細胞は、これを再生医療で実用的な水準に発展させたとして名を馳せました。プラナリアは欠損したパーツを把握して、必要部分を補完する訳です。人間にも応用させられないかと研究材料として使われ、今日も今日とて切り刻まれる日々なのです。
(・ω・) 朱雀の分裂は、或いはこれと同類なのやも知れぬ
【その立ち位置が美味しいと思ったら末期に近い】
月:青龍の女性ウケを良くする為に、
有りがちなキャラ付けを試みるというのはどうだろうか。
青:彼女は、何を言っているんですか。
朱:真面目に考えても疲れるだけですよ~。
黄:渾身のギャグが滑ってると思えば、微笑ましくなるんだよぉ。
月:お笑い芸人に対しては最大級の侮蔑だが、
無視されるよりはマシかも知れないジレンマが襲い掛かる。
【せっせと埋めてきた生き方のせいだと言わざるを得ない】
月:世にはテンプレと呼ばれ、
基本に忠実な性格を設定されるキャラクター達が居る。
朱:ツンデレさんみたいなやつですか~。
月:まあ、そうだな。
黄:そういや月読が昔、
謎めいた淑女系で通そうとしてた時期があったんだよぉ。
月:一歩ごとに地雷を爆発させる流れだけど、めげずに頑張る。
【青龍にメリット皆無なのが笑いどころなんだろうか】
青:私に、そういった性格を演じろと。
月:偉い人が率先して歩み寄ることで、親しみやすさが増すのだ。
朱:失敗例の月読さんが提案しても説得力が乏しいんですけど~。
月:青龍みたいに、地位と名誉と実績があるなら行けるだろ。
黄:失うものだらけなんだよぉ。
青:自分では出来ないから、
実験動物にしてやろうという魂胆が見え透いていますね。
【傍から見る分には落ち着いた雰囲気の美少年だしな】
青:これでも巷では、王子キャラとして親しまれているらしいですよ。
朱:どう判断したものでしょう~。
黄:もしかしたら精一杯のジョークかも知れないから、
下手に対応すると傷付く恐れがあるんだよぉ。
青:長い付き合いだというのに、機微を分かってくれませんよね。
黄:むしろ知己だからこそ何を考えてるのか分からない訳で、
上っ面だけで貴公子とされてる気がしてきたんだよぉ。
今年は特にこれといったものが思い付かなかったので、青龍編はオムニバスでお送りします。もう二十年に近い付き合いと言っていいのですが、未だに彼をどうしたいのかサッパリ分かりません。
2022
御免という言葉があります。ゴメンと読みます。現代では、謝る時に発するものが第一に来ると思われます。次が、絶対にしたくない対象に用いる辺りでしょうか。御免被る辺りが一例です。他者の領分や会話に入り込む際、挨拶のようにして使うこともあります。この様に結構な広さを持っている単語ですが、歴史もそれなりの長さがあります。漢字を分割すると免れるに御を付けて丁寧さを強調していることが分かります。元々は許す人を敬う表現でした。それを求めて寛容を望む形に変質したのが今に至るまで続いています。これが室町時代くらいの話で、拒否を示す用法は江戸時代に入ってから誕生したのだとか。同様に、免状や免許といった、公認的な意味合いも追加されていきます。天下御免や切捨御免などが例です。ごめんなさいは詫びを入れる使い方としてライトな印象を受けますが、経緯を紐解くと相応の深さがあると気付きます。逆に長い時間を共に過ごしたからこそ身近で俗な存在になったのかも知れません。御免は、高尚であることが唯一の生き方ではない証と言える気がしてきましたよ。
(・ω・) でも申し訳ないとかよりマジ謝罪してる雰囲気を感じないでもない
【車体が赤くてフロントバンパーの両端が突き出てるのか】
メ:銃器メーカーは、拗らせてる感じが出て悪くない。
玄:コルトやベレッタなんかですか。
黄:あんましダサい社名だと使う方が敬遠するから、
それなりのにまとまってる気がするんだよぉ。
朱:車屋さんにも当てはまると思います~。
玄:確かに、愛称がアメリカザリガニの車に乗りたいかと言われて、
即決できる方は少数と言わざるを得ません。
【偉い人がノリでルールを設定してるんだろうな】
黄:というか、他社製の武器を使えなくなりそうなんだよぉ。
朱:スポンサーに配慮みたいな話です~。
玄:粗悪品で名を馳せたところにされたらどうしましょう。
メ:それもまた運命。
黄:名前を貰う時のドキドキ感が増すんだよぉ。
玄:こんな組織に所属している時点で残念そのものですし、
ギャンブル要素が一つ増えたところで大差無いとも言えます。
【稀に最後まで出番が無いこともある】
朱:それで、どちらで隠密活動をするんでしょうか~。
玄:何を仰ってるんです。
あくまで組織に属している真似をするだけですよ。
黄:幹部の円卓会議とか好きそうなんだよぉ。
メ:隔週くらいでやりたいよね。
朱:でしたら私は『やつはまた欠席か』と、
まだ見ぬ強敵をほのめかす役割を引き受けます~。
【程よい匙加減にセンスを盛り込む余地がある訳だ】
黄:今更だけど、四神自体がコードネームみたいなものなんだよぉ。
メ:玄武がハズレ枠っぽいのも恐らく事実。
玄:地味だからこそ密偵向きとフォローしたかったのですが、
精神的ダメージが予想以上に大きいのですけど。
黄:知ったこっちゃないんだよぉ。
朱:カッコいい別名に憧れてみたは良いものの、
あまりに派手だと忍べないのは痛し痒しってやつです~。
名前というのは不思議な存在で、個体識別以上の役割を背負わされている節があります。コードネームはいわば裏名義みたいなものですけど、やっぱり雰囲気の為に使ってるんじゃないかと重ね重ね思ってしまうのですよ。
2022
辟易という言葉があります。ヘキエキと読みます。現代日本語では、うんざりして嫌になるという使い方が多いでしょう。他にも、相手の勢いや気迫などに圧倒されてたじろぐといった語意もあるそうです。語源は、中国の歴史書である史記とされています。辟という字には避ける、易には変えるといった感じのニュアンスがあり、敵軍にビビって進路変更したり逃げ帰った際に用いられた表現なのだとか。なので本来は後者の使い方が近いと言えます。ここから、手をこまねいて何も出来なくなることに嫌気が差す部分を抽出したという流れのようです。辟には、罪や刑罰という意味もあり、大辟という重刑とほぼ同義の熟語が存在したりもします。一部の方に突き刺さりそうなフレーズの割に、あんまし使われていない気がしてなりませんが。辟という漢字を辟易以外であまり見掛けないからでしょうか。ちなみに辛の部分は細身の曲刀で、口は切り取られた人間の肉片から来ているのだそうです。意外に生々しい描写だなと思ってしまいますが、表意文字なんてのはこんなもんなのかも知れません。
(・ω・) 逆に一、二、三みたく異様に分かりやすいのもある訳で
【隠密的な立場であればなおさらと言える】
黄:食べ物なら、お菓子関連もいけそうなんだよぉ。
玄:ワッフルやクレープとかでしたら良い感じでしょうけど。
メ:ひなあられだったら、なんで冠したのか気になってくる。
朱:単純に好物なんじゃないですか~。
玄:自分で選択するのかという疑問が出てきました。
黄:本当はプリンに目がないのに、
恥ずかしくて妥協してるのが居そうなんだよぉ。
【命名にまつわる悲喜こもごもで物語を作れそう】
玄:痩せぎすの男性があんまんだったら訝しんでしまいそうです。
黄:きっと若手時代はふくよかだったんだよぉ。
メ:そこは変えてあげてと思ったけど、
まんじゅうは丸っこいのが多いから進化先が無い。
玄:別物になったらなったで、
気に入ってなかったのかなと余計な勘繰りをしてしまいます。
【そこらで止まってる部分があるから仕方ないだろ】
朱:フルーツもありなんじゃないでしょうか~。
メ:キウイ、ラズベリー、ドリアン、ビワ、マンゴーと、
たしかに使いやすくて選択肢が多い。
黄:彩りも鮮やかなんだよぉ。
玄:しかし、幼児の組分けみたいという課題が残ります。
黄:ぶっちゃけこの遊びの対象年齢がそんなもんだし、
障害になるとは考えにくいんだよぉ。
【結局は食べるタイミングで決まるのかも知れない】
玄:果物の定義が曖昧というのも気に掛かりますね。
メ:多年草であること、甘い果実であること、木に成ること、
みたいに色々と見解があるんだっけ。
黄:生き物を厳密に区分けするのは難しいんだよぉ。
朱:あなたがそう思うならそれで良いくらいになりそうです~。
メ:実際その程度の差だから深掘りするだけ無駄かも。
そういえば幼少の折、子供向けの科学雑誌にスイカは野菜と果物いずれなのかという質問を投稿し、掲載されたことがあるのを思い出しました。結局、良く分からんと解答された気がするので、考えても頭が疲れるだけなのかも知れません。
2022
フライングと呼ばれる行為があります。英語のflyを動名詞化したもので、そのまま飛行することを意味します。しかし現代日本語でこの使われ方はあまりしません。競走や競泳などのスタートがある種目で、先んじて飛び出してしまう反則を良く指します。転じて、発売日より早く販売してしまうことや、情報が発表予定日以前に漏洩してしまうことなんかでも用いられます。元がルール違反なので、肯定的に使うケースは少ないと言えます。前倒し部分だけを抽出して、善悪を気にしない事例も無い訳ではありませんけど。どうやら英語圏では使われない表現らしく、競技でやらかした際はfalse startやgun jumping辺りになるようです。語源は、ヨットレースなどに於けるフライングスタートにあるのだとか。これは号令が掛けられた瞬間に動き出すのではなく、スタートラインの時点でかなりの速度を持っている始め方です。やらかしてしまった方のフライングは、完全に動作していると言いたいのでしょう。けれど僅かでも早く動いたら失格や警告なことを考えると、適当な和製英語だなと思わなくもありません。
(・ω・) 英語でflying startは、好調な滑り出しくらいの意味らしいし
【その差異に何の意味がと問われても返答は難しい】
玄:少し捻って、寿司ネタはどうでしょう。
黄:真面目なシーンでネギトロとか言われたら内容が入ってこないんだよぉ。
メ:アオリイカ、モンゴウイカ、ケンサキイカのイカ三兄弟。
朱:本筋には関係なさそうな感じがしてなりません~。
玄:数合わせに見せかけて、一名だけ重要人物な可能性もあります。
メ:実はタコだったのだとか言い出す超展開は、かつて良くあった。
【古株の叩き上げ幹部にピッタリとも言えるな】
メ:ツナマヨコーンは、使い捨ての下っ端だと分かって便利。
朱:いつの日か本マグロになることを夢見て頑張るんです~。
黄:出世魚みたいなシステムなんだよぉ。
玄:生き物としての貴賤はともかく、
市場価格は残酷なまでに序列がハッキリしますから。
メ:トロは脂がキツいって理由で捨てられてた過去もあるし、
時代に依って変わるものではあるんだけどね。
【ありきたりな仮名を使うだろと言われれば否定できない】
メ:西洋系の料理名はどうだろう。
玄:ポトフやリゾットなど短めの単語でしたら行けそうです。
黄:お腹が空いてくるんだよぉ。
朱:晩御飯に何を食べようか話してるように聞こえてきます~。
メ:カモフラージュとしていける。
黄:そもそも街中で呼びあうようなものなのかという気もするけど、
そこに触れるのは色々と危険な匂いがするんだよぉ。
【所詮はトッピングに過ぎないもんな】
メ:ペンネやマカロニなんかを統括する大物のパスタ。
黄:派閥が分かりやすいんだよぉ。
玄:ピッツァ系と対立してそうなところがあります。
朱:そこで和解の象徴として、
スパゲティを乗せたピザが振る舞われる訳です~。
黄:それはどっちがメインなのかで争うやつなんだよぉ。
メ:むしろ格付けが決まった証になるんじゃないかなって。
こうして身近な存在を使うと、ハードボイルドな作風が一気に児童向けに感じられるのが興味深いところです。誰でも知っているというのを低年齢向けと解釈してしまうのは、大人が捻くれてる証拠な気すらしてきましたよ。