ドライアイスと呼ばれる物体があります。直訳すると乾いた氷となりますが、その正体は御存知の通り固体の二酸化炭素です。融点がマイナス80℃に近く極めて低温であるものの、常温に晒すと液化はせず気体になって散ってしまいます。というか、大気圧の範囲で液体二酸化炭素なんてものは存在できないようです。なので濡らしたくない時の保冷剤として良く用いられます。他にも昇華する様が白煙っぽいので、舞台の演出などで使われます。作り方の理屈は単純で、まずは工業的な副産物として発生した二酸化炭素を集めます。次に圧力を掛けて液体にします。これを一気に減圧すると気化熱が奪われて、凝固したドライアイスが残る訳です。この状態だと粉末なので、用途に応じて成型して完成です。実際は不純物を取り除いたりと厄介な点が多いのですけど、やろうと思えば家庭でも出来ないことはないようです。実験室レベルでは19世紀前半には液体化と固体化に成功していましたが、流通に乗ったのは20世紀に入ってからのようです。ドライアイスという名は商品名だったものが、一般名詞として定着したのだとか。和訳らしい言葉が見当たらないところを見るに、完璧なネーミングだったってことなんですかね。 (・ω・) 湿らせず冷やせるって、実は革命的なことだったのかしら 【口に出しとるやないかいとツッコまれるまでが様式美】 マ:怪人って、怪盗と並ぶ探偵の宿敵やんか。 玄:なんとなくで使ってますが、ふわっとした単語ですよね。 具体的にどういった方を指すのでしょう。 マ:まんま怪しい人としたら範囲が広すぎるわな。 玄:その定義ですと探偵も含まれるのではと、 思ってしまうまでならセーフだと信じます。 【現代だと特撮に於ける悪役の印象が強いかも】 玄:当時の規程で盗むの字が使えず、 実質的に怪盗であるという話は聞いたことがあります。 マ:悪魔と堕天使が同一視されてるんと似とるでええんか。 玄:本質は同じなのに、都合で呼び方が変化するという意味でしたら。 マ:言い換えたところで中身は一緒やのに、 人は進歩があらへんなと感じ入ってまうで。 【不法侵入とかで捕まる輩も居るんだけど】 マ:探偵として、独自の情報網を築かなアカンやろな。 玄:警察とは違う、泥に塗れた調査が持ち味ですからね。 マ:どないな相手とも親しくなれる話術が必須や。 権力を傘に絞り出す連中とは別モンの資質が求められるで。 玄:一般人に捜査権が無いのは常識になりつつありますが、 法の範囲でやる分には個人の勝手です。 【後世に残る可能性があるかどうかは大きいんじゃ】 マ:ちゅうことで、コツコツと街に出ては繋がりを作っとる。 玄:てっきり、井戸端会議が好きなだけかと思ってました。 経済的に楽しめる庶民屈指の娯楽らしいですし。 マ:金持ちも、ハイソなだけで中身が無い話しとるがな。 玄:文化的と言えば聞こえは良いですが、 生産性が無いという観点では同類と言えてしまうんですよね。 アメリカの探偵は捜査権を持っているそうですが、単純に警察が日本より当てにならないという面はありそうです。銃を規制しきれないのも、あのバカでかい土地で警察官が来るのを待ってたら対処しようがないという世知辛い現実があったりするそうなので。 PR アポカリプスという言葉があります。英語では、apocalypseと表記されます。和訳は黙示です。文字通り黙って示すことを意味します。宗教的には、人智を超えた存在が言外に有益な情報を教えてくれることです。特にヨハネの黙示録を指すこともあります。この内容が終末論に寄っている為、世界の終わりといった使われ方もされるようです。新約聖書の中でも抜群の知名度を誇るヨハネの黙示録ですが、その内容は特異です。未来を示す文言は他の書にもありますが、あまりに後ろ向きであることが理由となります。端的に纏めると、天使と悪魔の争いが際限なく拡大し、現世が終わりへと近付きます。そして最後の審判が行われ、信徒のみが救いあげられて、他は地獄に落ちるという予言です。当初のキリスト教は迫害の対象だったので、こういった展開で心を穏やかにする必要があったのでしょう。俺らを虐めてきたやつなんて不幸になっちまえという考え方は博愛から程遠いようでいて、大衆受けを狙うには避けられなかった要素なのかも知れません。 (・ω・) 許すという行為は、精神的余裕があってこそのものではある 【精神年齢がそこらで止まってる人も多いんだ】 マ:最近、脳内事件ランキングにハマってるねん。 玄:それは、実際に起きていない問題を解決したことにして、 自分の中でだけ順位付けするという解釈で良いですか。 マ:せやな。 玄:そういったのは中学で卒業するものだと思っていました。 マ:地味リーマンが活躍するドラマやマンガの数からして、 かなりの人間がコソコソやってるはずなんや。 【何なら刑務所の維持費すら無駄だと言い出しそう】 マ:ウチを苦しめてきた宿敵が走馬灯のように思い起こされるで。 玄:たまに共闘もしていきましょう。 マ:馴れ合いは好みちゃうねん。 ブタ箱にブチ込むか、自決してそれっきりが殆どやな。 玄:更生に興味は無いんですか。 マ:一線を越えてもたワルにリソースを注ぎ込むより、 良識人に還元すべきいう主義なんや。 【豚肉料理にカテゴライズして良いんだろうか】 玄:トリックは大掛かりな仕掛けが要求される豪快系と、 針の穴を通す繊細系、どちらが高評価なんですか。 マ:そん時の気分や。 玄:大雑把ですね。 マ:うまいからゆうてカツカレーとチャーシュー麺、 どっちが上とか決めるんはナンセンスやろ。 【極一部のマニアに名作として扱われる以外に利点が無い】 マ:被害総数七十二名、犯行に及んだのは十七人、 真犯人の裏に真・真犯人がおる超大作はイマイチ伸びへん。 玄:何事も、規模を大きくすれば良い訳では無い好例です。 マ:お察しの通り、大半が雑に死んどるせいやろな。 玄:全員を緻密に殺す構成力があったとしても、 小分けにした方が商売として美味しいですし。 主人公が自分であるかはともかくとして、寝る前とかに妄想を広げて楽しむ方は少なからず存在するようです。大体は風呂敷を広げすぎてストーリーとしては大味か何なら破綻しているようですが、瞬間最大風速を大事にする古式ゆかしいスタイルと言い張れるのかも知れませんよ。 左様という言葉があります。サヨウと読みます。そのよう、といった感じの意味合いです。発言に同調する際の返しなどでも用いられます。元は然様と書いて同じ読みだったものが変化したとされていて、漢字からして然る様ですから割とそのままです。なので方向としての左右は関係がありません。強いて言うなら日本の官職は右より左の方が上なので、へりくだった表現としてこうなったという解釈はされています。目上に対して使うのであれば、類語に御意が挙げられます。こちらはギョイと読みます。とはいえどちらも時代劇がかっているというか、今の世で使うには大仰な感じが拭えません。現代の口語だと、たしかに、辺りが汎用性を持っていそうです。なんなら関西風に、せやな、くらいで良いかも知れません。言い換えれば、これらを選択すれば雰囲気を出せるということでもあります。左様や御意が口癖のキャラは何人か思い浮かびますが、印象に残るということは術中になるんですかね。 (・ω・) そういや関西弁だと、さよか、って言い回しもあったな 【制圧ではなく殺戮が目的になってないだろうか】 月:鬼に金棒という、強い存在が更に強化される慣用句がある。 しかし現代で通用するか怪しいので、新たな表現を考えたい。 黄:あいつら拳銃くらいなら防ぎそうなんだよぉ。 月:武器は人間の耐久力を前提に作られてるからな。 黄:そう考えると昨今の兵器はオーバーキル過ぎて、 歯止めを掛けることの難しさが伺えるんだよぉ。 【根本的に性格がちゃらんぽらんなのである】 黄:言われて思いついたのは、煽動家に軍略家なんだよぉ。 月:国民を意のままに操り、必要に応じて武力を効率的に使う。 こいつはまさに最強タッグだ。 黄:問題は、時代が関係ないから今風じゃないことなんだよぉ。 月:そこに拘りは無いから、柔軟に対応していこうじゃないか。 【たまにやたら詳しいのが事細かに解説することもあるけど】 月:私が提案するのは、スパイとスーパーハカーだ。 黄:マニアはどうして電脳の侵略者を過大評価してしまうんだよぉ。 月:算盤を高速で弾いたら有能っぽく見えるし、 キーボードに置き換わっても似たようなもんだからと言ってみる。 黄:手元を隠して、何をしてるか分からなくすれば完璧なんだよぉ。 月:どうせ雰囲気で凄いと思ってるだけだから、 全容を公開しても筋が通ったツッコミは入れられないんだ。 【まるでそのせいで不遇みたいな言い方だ】 黄:その点、教授は何と組ませても微妙そうなんだよぉ。 月:片眼鏡で謎の古書を片手で持つと知性が増して見えるぞ。 黄:演出ばかり考えてるから実績が伴わないんだよぉ。 月:瓶底眼鏡にカラフルな雑誌だと印象が変わりそうではある。 黄:一気に近付きたくなくなったんだよぉ。 月:人は中身であるという主張に一理はあるんだが、 残念なことに見た目で左右されるのが多数派なんだよなぁ。 物書きも、本が大量にある和室で胡座を書いて原稿用紙に向かっているだけで文豪っぽい雰囲気を出せます。売れない作家が締め切りに追われて血反吐を吐いている場面ではと言われるとそんな気もしてくる辺り、紙一重なのかも知れませんけど。 エキストラと呼ばれるものがあります。エクストラとすることもあります。英語では、extraと表記されます。規格外、特別、臨時、といった標準の範疇に入らない存在に使う形容詞です。エキストラヴァージンオリーブオイルやエクストラステージなどが例となります。そして単独で用いる場合は映画やテレビなどに映り込む、主要ではない役者が第一に来ます。群衆役が誰でもいいというのは言い過ぎにしても、臨時雇いで賄うことから命名されたようです。主張をせず、雰囲気を壊さず、背景に溶け込まないといけないので難易度は高いと言えるでしょう。修行と称して安く使う辺りが、実に日本的と解釈されるかも知れません。近年はモブという言い回しもありますが、本来の意味は無責任な大衆といった感じになるようです。なんなら暴徒、下層民、チンピラなど言いたい放題です。自身をモブとするシーンがあったりしますが、謙遜を通り越して卑屈の域に入っているような気もします。言葉なんてシチュエーションで変わるものなので、籠められたニュアンスを感じ取らないといけないのが厄介ではあるんですけどね。 (・ω・) フラッシュモブを見るに、存在感自体は否定してない単語なのかも 【計画的に金を使う能力が欠落してるのばかりだ】 月:近所で駅弁フェアをやってたから買い込んできた。 黄:いい大人のすることなのか考えさせて欲しいんだよぉ。 月:経済的に自立してるから、食事に予算を割けるんだ。 黄:食べきれない量を用意するのは、精神的に未成熟なんだよぉ。 月:厳しそうだったら適当なのを招待するさ。 黄:今時の若者はそんなに飢えてないと言いたいけど、 うちの学生に限ってはそうでもなさそうなのが残念なんだよぉ。 【立ち寄った先で衝動に駆られたんだから仕方ない】 月:本心を言えば、全種類を少しずつ食べたいんだ。 黄:残飯処理させるんじゃないんだよぉ。 月:取皿と割り箸を用意すれば、試食会っぽくならないだろうか。 黄:それで納得できるなら、好きにすれば良いんだよぉ。 月:頭数なのに、随分と他人事だな。 黄:だったらせめて昼食を済ます前に言えと、 常識的なツッコミを入れさせてもらうんだよぉ。 【逆張り主義者にも限界ってものがあるんだ】 月:『使用者の九割が効果を実感』的な広告を見掛けるけど、 私は残り一割の意見こそ大事にしていきたい。 黄:ならレビュー欄が残念な商品だけ買う生活をするんだよぉ。 月:炎上芸の動画投稿者でも躊躇う企画はちょっと。 黄:風評を無闇に信じるのは危険だけど、 低評価にはそれなりの理由があるのも事実なんだよぉ。 【学部生のレポートですらうるさく言われるのに】 黄:ああいうアンケートって答えたことないけど、 どうやって集計してるのか謎なんだよぉ。 月:密室に閉じ込めて、 スタッフが睨み付ける中で記入させてるとかじゃないか。 黄:独裁国家の選挙なんだよぉ。 月:条件を提示しないデータが無価値というのは、 我々の業界だと基本中の基本ではあるよなぁ。 統計学を修めたことはありませんが、サンプルの抽出方法が不明な以上、信用できない情報であるということくらいは分かります。世論調査もランダム電話番号とは書いてありますが、掛けた時間帯、答えてくれた人の年代や性別なんかが曖昧な辺り、数学的な誤差以上に信憑性が乏しいと言わざるを得ません。 ハーバー・ボッシュ法と呼ばれるものがあります。ここでの法は法律ではなく、方法の略です。開発者であるフリッツ・ハーバー氏とカール・ボッシュ氏の名を組み合わせています。彼らは窒素分子と水素分子を化学反応させてアンモニアを合成する手段を確立しました。御存知の通り大気の八割程が窒素分子なので、幾らでも回収できます。一方の水素分子も化石燃料由来なのがネックとなりますが、大量生産が可能です。窒素は二原子分子のままだと安定していて、他の物質にすることが難しい元素です。しかしアンモニアに変化させることで活性化し、様々なものの原料となります。特筆すべきは窒素肥料の素となったことです。これに依って収穫量が爆発的に増大し、養える人口が上昇しました。弊害の是非はともかくとして、餓死という有史どころか捕食動物が誕生して以来の難題から遠のいたことは事実です。前述の通り、化石燃料を要するのが恒久的に作り続ける上での課題です。更には高温高圧が条件となる為にエネルギーが必要となります。なので代替手段は無いかと研究が進められ、最近では窒素分子と水からいけないかと模索しているようです。分子式だけ見れば中学高校レベルの簡素さですが、工業的にはまだまだ発展の余地があるようです。 (・ω・) こういうのの特許権って、ちゃんと守られてるのかなぁ 【不戦を選択した月読が言うのもどうなんだ】 月:古来より、人は他人を見下すことで精神を高揚させてきた。 黄:最近の言葉だと、マウントを取るってやつなんだよぉ。 月:格闘技で一方的に攻撃できる状態からきてるらしいが、 カウンターを食らわずに蹂躙したい本音が漏れ出てる。 黄:殴られるのが好きなのは少ないんだよぉ。 月:戦場に立ちながら無傷で済まそうってのが、 そもそも誤りだと思うんだがなぁ。 【単に潰し合ってるだけな件からは目を背けよう】 月:正直、こういうのって価値観が近いから成立する訳で、 所詮は同類って気がしてならないんだが。 黄:そりゃ、チョウチンアンコウとアブラコウモリで、 どっちが優れてるとか争ってもしょうがないんだよぉ。 月:程よいライバルを探し続けるという観点だと、 少年向け作品の主人公感があるよな。 【それならマシな方とか言い出しかねない勢い】 月:初心者に、基本がなってないと言えば通ぶれると気付いた。 黄:考え方が小物なんだよぉ。 月:レポートの書式を守れん連中が多くて文句の一つも零したくなる。 黄:入学時にちゃんと説明しないのが悪いようでいて、 うちの連中が理解できるか怪しいのはあるんだよぉ。 月:分数の計算から教えないといけないのが居るし、 学生らしくなる頃には卒業してるパターンが大半だ。 【そういった存在を養えるかが社会の器量みたいな面はある】 黄:その視点だと、中身はともかくとして、 ちゃんと論文の形を作れてる誰かさんは立派なんだよぉ。 月:それが出来ないで学者を名乗るのもどうなんだ。 黄:世間的に博士や教授は、詳しい人、くらいの意味なんだよぉ。 月:研究者として未知の事柄を解明するのが本業なんですけど。 黄:当人以外の誰一人興味が無いとしてもと但し書きを付けると、 胡散臭さが激増するんだよぉ。 争いは同レベルでしか発生しないという、名言か迷言があります。闘争の原因は何かを求めてが殆どなのでしょうが、結局は価値観が近いからこそだと思います。逆に違いすぎて相容れないこともありますが、話が全く噛み合っていないのを争いと呼んで良いのかは疑問です。 |
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