2008
湯たんぽを買おうか悩み中。一リットルくらいで充分なのに、三リットル級ばかりなのは何故。とりあえず間繋ぎで、ペットボトルで代用。これは素晴らしい。猫が居れば、間違いなく寄って来るレベル。
( ・ω・) ペッタンポと命名。日本国全土に普及させる手続きへと入る
【金さえ貰えば何でもありよ】
岬:思ったよりボリュームがあって、一回では終わらなかった為、
今回も政党交付金についてです。
公:流石は、無計画に定評がある執筆者。
岬:さて、この政党助成法が適用され、交付金を受け取ることが出来る条件は、
先に述べた政党の定義に当て嵌まる通り、五議席以上を持っているか、
近い国政選挙で2%以上の得票を得ていることです。
但し2%があったとしても、
一人も国会議員が居ない政党は受け取ることが出来ません。
公:理屈は、分からんでもない。
ってか、最初から気にはなってたんだが、何で2%なんだ?
何か根拠があるのか?
岬:これはこの法律が制定された当時、民社党と統一会派を形成していたスポーツ平和党が、
議席は少ないものの2%の票を獲得していましてですね――。
公:オーケー、皆まで言うな。概ね、把握した。
岬:良くある話です。
公:ああ、良くある話だ。
岬:では、この政党交付金。どの様に分配されるかと言うと、
大きい政党ほどたくさん貰えると思って構いません。
公:まあ、無難な話だよな。
岬:ところが過去には、『議席数で貰える交付金が違うのは不平等だ』と主張した、
新党護憲リベラルという政党があってですね――。
公:何だ、その、徒競走で順位を付けるのは不平等とか言い出す、
昨今のPTAみたいな論理。
岬:五議席ギリギリのところと、三百議席を持つ大きな政党が同額貰えるなら、
先ず間違いなく、貰える時期だけ六十政党に分割しますよね。
公:それはそれでアホらしい話だが。
岬:実際、政党助成金が貰える五人の議員というのが、
新党立ち上げの一つのラインとなっています。
最近では、民主党並びに無所属の議員で改革クラブを発足しようと五人を集めましたが、
直前で姫井由美子議員が参加を取り止め、四人だけの政治団体としてスタートしました。
その一月後、衆議院無所属の西村眞悟議員が加わり、
今は正式な政党として認められています。近々、交付金も支給されるはずです。
公:そいつら、本当に政策信条、近いんだろうな。
岬:その件に関しましては、ノーコメントで。
ちなみに元民主党の二名が比例選出で、民主党以外で議員をやっているのは、
筋違いだという批判が出ている件もテーマから逸れるので敢えてコメントしません。
公:何だかもう、訳分からん。
岬:ちょっと前になりますが、2005年、いわゆる郵政選挙の際、
国民新党は六人の国会議員を有していました。
そして、郵政民営化反対という立場では近い方向性を持つ日本新党は四人しか居なく、
政党として認められませんでした。
そこで国民新党は長谷川憲正参議院を日本新党に期間限定で貸し出し、
五人のラインをクリアしました。
公:それは流石に酷いと思います。
岬:そもそも、五人という枠があるから、こういうことも起こり得る訳です。
究極的には、政党助成金の存在意義そのものから議論して、
どの様な形態が一番かを国民が考えるべきでしょうね。
今項目の纏め:政党交付金は、国会議員が五人以上所属しているか、近い選挙で2%以上の票を得ていれば貰うことが出来る。その為、器の小さい切り貼りも密やかに行われていたりもする。
2008
はてさて、厚生元事務次官夫妻殺しが大きく扱われていますが、何か本当に犯人が捕まるのかという空気です。と言うかそもそも、同一犯なのかも分からない現状。計画犯なのは間違い無さそうですが。
( ・ω・) だけどまあ、元高級官僚だから扱いが大きいってのも、変な話だよね
【汚職防止に銭寄越せ】
岬:ところで先輩は、政治家と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。
公:ひょひょひょ、儂はこの黄金色の菓子に目が無くてのぉ。
岬:幼少の頃、汚職事件と御食事券を勘違いするのは御約束ですよね。
公:何の話だっけか。
岬:現実的な問題として、政治家には権限が多分に認められています。
そして、それに付いてくる旨味を吸おうと、
けしからん輩が蟻の様に群がってくるのも事実という話です。
公:清廉潔白は、夢物語……!
岬:何故、この様なことになるかと言えば、
一因として日本の政治はお金が掛かりすぎるというのがあります。
事務所を借りるのはもちろん、秘書の給与もあります。
選挙ともなれば、それこそ羽が生えたように飛んでいきます。
厳密には違法なんですが、ボランティアに仕出し弁当くらいは出すのが通例ですし、
更に突っ込んだ方となりますと、票を現金で買う方も居ます。
衆議院小選挙区に立候補しようと思ったら少なく見積もって数千万円が必要で、
当然、国会議員の正規給与、歳費だけでは賄えません。
公:やはり、貧乏人は政治をするな、と?
岬:何だかんだ言って、お金が無いよりはあった方が有利です。
公:そこは否定しておこうよ、大望ある若者として。
岬:自分の懐が厳しければ、他人に出させるというのも手です。
公:何という寄生虫精神。
岬:一般的に、政治献金と呼ばれるものです。
政治家個人への献金は違法行為になるので、
政党、或いは関連する政治資金団体へ渡すのが基本です。
法人が出す場合は企業献金、一個人が出す場合は個人献金と呼びます。
建前上、個人の政治団体への企業献金は法整備に影響するとの理由で禁止されており、
又、上限が定められているなどの規制も多くあります。
公:だけど、何の見返りも無くて金をくれる奴なんてそうそう居ないよな。
岬:企業の方も、格安経費で行われるパーティ券を買い取るなどの抜け道もありますしね。
結局、政治に掛かるお金を減らす方が合理的なんですが、
そちらは改善される気配すらありません。
公:所詮、世の中、金塗れ……!
岬:そんな不正な金の流れを緩和する目的で制定されたのが政党助成法です。
年間に国民一人当たり250円を枠として、
国庫、つまり税金から政党へお金が渡されます。
公:ん?
岬:これは国勢調査での人口準拠ですので、現在は2005年のデータが基になっています。
その総額は、おおよそ320億円です。
公:……税金泥棒?
岬:そういう解釈も一部でなされています。
参政権の無い外国人や私達未成年も助成金を負担していることになりますし、
そもそも支持していない政党へお金が流れるのは理不尽という解釈もあります。
現在、日本共産党が唯一、政党交付金は違憲であるとして受取りを拒否しています。
公:随分と気骨のある話で。俺なら、貰えるもんは何でも貰うが。
岬:唯、共産党のケースですと、割り当て分が他政党に流れる為、
結局、交付金の総額は変わって無いんですけどね。
公:ダメじゃん!
岬:この、全く融通が利かないところが、良くも悪くも日本共産党の特徴なんですよ。
今項目の纏め:政治はとにかく金が掛かる。それに纏わる汚職を防ぐという建前で、政党には政党交付金が税金から支払われている。
2008
最近、脳内だけは調子に乗って、この政治講座に続くモノを色々模索中。月読と学ぶ日本神話……奴は色々と改竄しそうだ。涼と禊の楽しい科学……誰も憶えて無いだろ。リリスとレイナのドキドキ☆クリスチャン……流石に、命が惜しいよね。
( ・ω・) 俺、この企画が成功したら幅広く展開するんだ……
【地味に謎だよ幹事長】
公:さて、岬ちゃん。
岬:何でしょうか、公康ちゃん。
公:いやいや、何でいきなり、ちゃん付けなのよさ。
岬:面白いかなと思いまして。
公:せめて……せめて、さん付けで。旦那気分を味わいたい……!
岬:それは、先輩しか得しないので却下します。
公:ところで、話としては全く関係無いんだが――。
岬:いつもの流れなので、何の問題もありません。
公:いやさ、すげー基本的なことなのかも知れないんだが、幹事長って何なんだ?
岬:では、先ず政党の基本体系について考えてみましょう。
各党で、一番偉い方はどなたでしょうか。
公:えっと、総裁とか、代表とか呼ばれてる奴らかな。
岬:そうですね。党に依って名称が変わりますが、纏めると党首と称されます。
ですが当然、党首は多忙です。何と言っても党の顔ですし、露出が多いです。
更に、与党第一党党首である場合、ほぼ内閣総理大臣に選出されます。
そこで党内の実務部分を補佐するのが、幹事長という役割です。
絶対ではありませんけど、事実上のナンバーツーであることが多いです。
公:内閣の官房長官に似てるな。
岬:ポジション的には、近いかも知れません。
向いてる方向は、政党内に各省庁と、大分違いますけど。
公:しかし党内調整って……具体的には何をするんだ?
岬:最大の役割は、選挙対策です。
公:今、目がキラリンってしなかった?
岬:選挙参謀には、良くあることです。
公:認めた! 今、この人、認めたぞ!
岬:それはさて置きまして、幹事長には各選挙区の候補を選定する、
公認権が認められていることが多く、選挙の最高責任者であることが多いです。
その為、大きな選挙で大敗すると、引責という形で辞任することもあります。
公:権限を持つ者は、責任も大きいという、極々自然な話だなぁ。
岬:ですが、考えてみて下さい。公認権を持つということがどれだけ大きなことか。
基本的に、政党所属議員は、大半が政党の支援無しには当選出来ないんです。
更に幹事長は財政管理も担っている方が多いです。
その気になれば宥めすかして、手玉に取るのもチョロいもんなんですよ……。
公:黒い、黒い! 軌道修正をしなさい!
岬:又、ナンバーツーのポストの訳ですから、マスコミへの露出も自然と多くなります。
余りに悪人顔だと、党のイメージが悪くなるかも知れませんね。
公:それに関しては、敢えてノーコメントで。
岬:兎にも角にも、幹事の長の名は伊達ではなく、
政党内でかなりの実力者であるという認識をしておいて下さいね。
今項目の纏め:幹事長とは、基本的には、党首に次ぐ二番手の実力の持ち主。その最大の仕事は、選挙対策である。
2008
さて、本日より政党編。国会編でもちょっと触れましたが、考えみれば、これだけで六日分くらい余裕で消化できそうな題材なのです。
( ・ω・) ドロドロでネトネトな、政界の真っ黒部分をお楽しみ下さい
【政党の復習とプラスアルファー】
岬:さて先輩。ここで政党とは何か、もう一度説明してみて下さい。
公:うっ、忘れた頃に出題するとは……貴様、名うての家庭教師か!
岬:御託はさておき、どうぞ。
公:え、えーと、元来は思想信条が同じ政治家同士の連合だけど、
現実的には数を集める集団になっている、と。
岬:そうですね。メモリが二十世紀のパソコン並と言われる先輩にしては、
上等な回答です。
公:凄い侮蔑を受けた気がしないでもない。
岬:では、そもそも法的に政党とは何なんでしょうか。
公:ん? 法的だと?
岬:後に詳しく解説をしますが、政党は国庫から助成金を受け取ったり、
数々の優遇措置を受けることが出来ます。
仮に私達が適当な大人を何人か集めて新政党を宣言すれば、
それだけでお金が貰えたりするんでしょうか?
公:いや、そんなこと認めてたら、キリが無いだろ。
岬:ですから、正式な政党を法律で定める必要がある訳です。
日本ですと、公職選挙法・政治資金規正法・政党助成法に依って、
『衆議院、又は参議院に五人以上の国会議員を有するか、
或いは近い国政選挙で2%以上の得票を得た団体』と定義されています。
ちなみに2%の方は、選挙区、比例、どちらでもオーケーです。
公:うぅむ。つまりこれに当て嵌まらない連中は虚仮……
みんな、みーんな似非ということだな!
岬:そこまで言うのも底意地が悪いですけど、そう解釈も出来ますね。
ちなみに、2008年11月時点で、日本では8つの政党が認められています。
自由民主党、公明党、民主党、日本共産党、社会民主党、国民新党、
改革クラブ、新党日本ですね。
新党日本は議席が足りませんけど、比例で2%以上の票を獲得しているので、
政党としてギリギリ機能しています。
公:大丈夫! 世の中にはこれ以下の自称政党が幾らでも――うぉ!
岬:危険な発言をし掛けた先輩は、拳で口を封じるとしまして。
あと、今更と言えば今更なんですが、考えてみれば触れてない話があります。
与党と、野党についてです。
公:ふぎょるほほ、はべらちおんでたんだ?
岬:既に日本の言語体系からは掛け離れた先輩は捨て置きましょう。
まあ、大した話ではなく、行政を担当する多数派の政党、或いは連合政党を、
政府に与する党という意味で与党と呼ぶ訳です。ちなみに「よとう」と読みます。
大して、その他の在野政党を、纏めて野党と呼びます。
読み方は、「やとう」です。
尚、民主党の岡田元代表は、
「政権準備党」という名称を考案したらしいんですけど、余り定着しませんでしたね。
公:分かりやすいけど、ちょっと説明的過ぎるからかね。
野党で充分、格好良いと思うが。
野に潜み、虎視眈々と天下を伺う伊達政宗っぽくて。
岬:その辺りについては主観に任せるとしまして、
この項目では政党について学んでいきますね。
今項目の纏め:政党とは、法律上は五つ以上の議席を持つか、2%以上の票を得た団体のこと。政権に携わる政党を与党、その他を野党と呼ぶ。
2008
さりげなく、邂逅輪廻を構築しているレンタルサーバーの容量が70%を越え、『そろそろ乗り換えないとやってけないかなぁ』と思っていました。が、近々、容量が増え、暫くは現状維持でもいけそうな状態になりました。この調子で、永遠に容量が増えたら、ある意味、面白いのに。
( ・ω・) むしろ問題なのは転送量なのですが、現状くらいではビクともしてません、多分
【投票率に関わる要因とその余波】
岬:投票率増減に於ける最大の要因と言えば、やっぱり関心、でしょうね。
単純に、盛り上がる選挙程、投票率は上がります。
公:そりゃそうだろうな。
岬:他には、選挙当日に雨が降ったりしますと、投票率が微減したりします。
これもまた一喜一憂の要因です。
台風なんか来た日にはガッツポーズしたいくらい喜んだりする方も居るでしょう。
もちろん、表には出しませんが。
公:うーむ、気持ちは分からんでもないな。
岬:更には、三連休の中日というのもありますね。
土日月が休みなら、日曜日は旅行やレジャーに出かけて、
選挙に行かない可能性もあるという目算です。
と言っても、最近は期日前投票が一般的になったので、
どれ程の効果があるか分かりませんけど。
公:セコッ!
岬:せせこましくても何でも、選挙は勝たないと意味が無いんです。
何の為に議員等になるかは人それぞれにしても、落ちたら一般人です。
相当の大物で無い限り、影響力を残せません。
公:それは分からんでもない。だけど、あんま露骨過ぎると、
却って反感買うんじゃないか。
岬:そうですね。だから日取りを決めるのは、バランス感覚が難しいところです。
公:結婚式よりも大変そうだな。
岬:大型選挙の当日は、殆どのテレビ局で特番を組むので、
業界人にとってもヤキモキせざるを得ないものの様です。
この講座の作者も、前倒しされた日取り報道のせいで、
ブログ連載にするか、書き下ろしにするか悩んでですね――。
公:んな裏話は良いから。
岬:ところで世間的には、投票率が低いことが罪悪であるかの様に言われますが、
投票権は名前の通り、権利であって義務ではありません。
義務の国もありますけど、少なくても日本は放棄しても罰則はありません。
公:じゃあ、何でそんな論調になるんだ。
岬:投票率が低いことに依る最大の問題は、
組織票を出した団体への政策等の利益供与が露骨になる点でしょう。
票の見返りは、税金か、優遇政策に依る特権階級化――分かり易い関係ですね。
公:何という生々しさ。
岬:という訳で、『俺の税金がドブに捨てられようと興味ねーよ』とか、
『徴兵復活で明日から軍隊入りすることになったけど、まいっか』
と思うくらい政治に関して無関心の方以外は選挙に行くことをオススメします。
私見ですが、白紙での投票や、立候補していない有名人を書くというのも、
結局は只の無効票ですから、組織票をのさばらせるだけです。
十年ほど前、政治不信から『白紙での投票も政治への意見』、
だという論調が流行りましたが、私は組織団体の流布だと思っています。
そもそも、政治家を選ぶ選挙というのは、消去法から成る現実主義の極みなんです。
例え人材に乏しくても、誰かは国政、地方行政を動かさないといけないんです。
選挙権のある方は、物理的に不可能な方を除いて参加すべきです。
一回や二回の選挙の結果で、政治が劇的な変化を望める状況にはありません。
それでも、投票率が低いままよりは十分にマシです。
十年、二十年単位で政治を監視し続けること、
それが民主主義の本質であり、選挙の基本です。
という訳で、選挙権のある方は投票に行って下さい。桜井岬からのお願いでした。
公:な、何か鬼気迫るもんが……。
岬:あ、でも私の担当弁士の組織力が高い場合は、棄権しても良いかなとは思いますけどね。
公:良い話だったのに、腰をボキッと折るなぁ!
今項目の纏め:残念ながら、投票率は僅かな要因でコロコロ変わる。そして一票は限りなく無力な面もある。それでも、ドラマがあったからといって木村拓哉と書くよりは幾ばくか牽制力があるのも事実である。