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2023

0802

 ボストン茶会事件と呼ばれる歴史上の転機があります。日時は1773年12月16日、場所は現代のアメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストンでの出来事です。当時は英国の植民地で、茶の販売は事実上の国営企業であるイギリス東インド会社が独占していました。その税金が高すぎるせいで一部急進派がブチギレて貿易船を襲い、300ケース以上を海に投棄してしまいます。被害額は、現代の感覚だと1億円以上に相当するとされています。これが全ての始まりとまでは言わないものの、一因となってアメリカ独立戦争に繋がったというのが通説です。内容だけ聞くと単なる暴動で、茶会要素が見当たりません。この名称は現地の人々が、茶の海にしてやったという意味で『ティーパーティが行われただけ』としらばっくれたことに由来します。イギリス側も制裁を課すなど対抗しますが、むしろ溝を深めてしまいました。労力を掛けず文化的な生活を営むには、他者から搾取するのが最適解です。しかし限界ラインを見誤ると反旗を翻される訳でして。ここら辺を見極めてこそ、関係者にとっての良き為政者なのかも知れませんね。

(・ω・) 名前だけ聞いた時は、茶会で要人が刺されたとか思った

【一緒に帰参してたらどうなったんだろうか】
月:恨みつらみの話なら、母さんは避けて通れない。
黄:ちょっと腐ってたくらいでビビり倒すとか、
 始祖にあるまじき醜態なんだよぉ。
伊:簡単に言ってくれます。
天:とはいえ、あそこで逃げ帰ってなかったら、
 三貴子が生まれなかったかも知れないので複雑です。


【テコ入れのつもりが人気爆発で止められなくなる】
朱:つまり大会中盤に乱入してくる役回りですかね~。
月:普通に進めると、どうしても中だるみするからな。
黄:自分の子供達を潰し合わせるとか、
 母親視点だとブチギレ案件なんだよぉ。
伊:出場者の一部が妻の手勢と判明する感じになりますか。
黄:その展開は本筋が曖昧になるやつだけど、
 ぶっちゃけ面白そうだから問題ないんだよぉ。


【存在しない方がマシな肉親も少なくないけど】
天:そうなったら、父と母が殴り合えば良いのでは。
朱:日本最大の夫婦喧嘩です~。
月:金が取れる名勝負に成り得る。
伊:最近、娘達が辛辣なのですが。
黄:父親は必ず経験するらしいんだよぉ。
朱:家族が居るだけ幸せだと、
 禁じ手みたいな発言をして良いでしょうか~。


【傑出度なんて所詮は相対的なもんだ】
伊:いざという時に備えて、逃走経路を用意しておきますか。
黄:考え方がつくづく小物なんだよぉ。
月:我らが開祖だし。
天:どーんと構えられたら、血縁であることを疑います。
朱:どういう一族なんですか~。
黄:この国に英雄が誕生しづらい理由なんだろうけど、
 だからこそバランスが取れてる面はあるんだよぉ。

 日本の国際競争力が低い理由の一つに、島国の利で独立していた期間が長かったというのが挙げられます。外国と勝負しなくてもやっていけたので、駆け引きなんかの経験が少ないという理屈です。適度な刺激が無いと人格が腐っていくのは、国家単位で見ても変わらないのかも知れませんね。
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2023

0730

 バッカスの名で知られる神様が居ます。ギリシャ神話に登場するディオニュソスの英名です。ゼウスとセメレの子とされています。例に依って、ゼウスの放蕩で誕生した一柱です。同時にヘラの怒りの買ってしまうお決まりの流れで、セメレは死んでしまいました。それでもヘラの腹の虫は収まらず、ディオニュソスを半狂乱にして追い出します。現代のトルコに相当する土地までフラフラと彷徨っていたのですが、そこで正気を取り戻しました。以降も旅を続け、中東を経てインドにまで到達したと言われています。その最中にブドウ栽培とワイン製造の技術を広めて、酔いどれ珍道中を繰り広げました。この為、彼は豊穣と酒の神として崇められているのです。バッカスには、大酒飲みの意味があるくらいです。こんな経緯なので歌劇の類と相性が良く、古代ギリシャの文化に多大な影響を与えたとされています。21世紀になった今でもギリシャとイタリアの方々は飲んだくれてるのかと言いたくなるくらい陽気だと思ってしまうのは、偏見なんですかね。

(・ω・) 主神がゼウスって、やっぱフリーダムすぎるわ

【隠居済みだから身罷っても影響は無い】
朱:有力候補は居るんですか~。
月:一番上の蛭子兄さんは捨て難い。
  失敗作と追放したのが逆襲とか、物語的にも映える。
伊:それって、私を殺しに来ているのでは。
黄:過去は受け止めるべきなんだよぉ。
天:ここから感動の再会に持ち込めれば、
 評価がウナギ登り間違いなしです。


【憎しみの連鎖は狭い範囲で終わらせないと】
黄:骨が無いから蛭子なんて名前を付けた禍根があるし、
 和解は厳しそうなんだよぉ。
天:現代だと批判されるセンスだと思います。
朱:凄まじい他人事っぷりですね~。
月:会ったことねーのに、どうしろと。
天:これに関しましては父の罪業なので、
 そちらで完結して頂きたいです。


【お湯を沸かし続けるだけで無限の電力が】
月:似たのだと、父さんが斬った迦具土兄さんとか。
朱:伊邪那美さんを焼き殺した方でしたっけ~。
黄:炎使いは定番なんだよぉ。
月:死者の怨念で、魂だけ現し世に蘇るのだ。
伊:もしや、恒久的な動力源として活用できるのでは。
黄:こんくらいドライというか、ぶっ飛んでないと、
 国家の祖は務まらないのかも知れないんだよぉ。


【引き継ぎとか軟弱者の考え方だからな】
伊:ですが迦具土の肉片から数多の神が誕生した訳で、
 黄泉の国に居るとは考えにくいのですけど。
黄:そこら辺はどうなってんだよぉ。
月:私は単なる管理人なので何とも。
朱:仕事をしてません~。
月:言って担当する前の話なんだから、
 知らなくても仕方ないじゃんか。

 長年、日本神話を題材にして書いていますが、イマイチ死生観が分かりません。神が切り刻まれて大量の神が生まれるのは、子孫的な表現なのか、魂が分割されているのか。死を忌み嫌う割に創造の起点にもなっている訳で、世界は循環で成り立っていると考えているのかも知れませんね。

2023

0728

 蠍と呼ばれる生物が居ます。サソリと読みます。サソリ目に属する虫を総称したものです。全身が甲殻で覆われていて、前脚が大きなハサミ状となっているのが特徴です。反り返った尾っぽは先端が鋭く尖っていて、そこから毒液を注入する印象が強いと思われます。実際には、人間に致命的なダメージを与える種は多くありません。両側面に2から5本ずつ足が生えていることからも分かる通り、昆虫ではなく蜘蛛の仲間です。主な生息域は砂漠だと思われがちですが、世界中の結構な地域に分布しています。温かい方が好みではあるのですけど、必要とあらば寒冷地や高湿度地帯にも適応します。肉食で、前述した毒針で動きを鈍らせてから解体するという、文字に起こすとスプラッタ感がある狩りを得意としています。驚異的な低燃費で知られ、コオロギ一匹で一週間ほどを凌げます。餌が少ない地方で生き延びる為に身につけたのか、逆にこういった特性を備えていたから淘汰を免れたのかは判断しかねますが。厳しい環境下の覇者であるイメージなのは、これに由来すると推測されます。ギリシャ神話の巨人オリオンを一撃で葬ったせいか謎の強キャラ感を放っていますが、現実は慎ましく頑張っているだけの可愛らしいやつなのかも知れません。

(・ω・) 見た目も百戦錬磨感があるっちゃあるわな

【ウダウダ言って何も決めないのが伝統芸だ】
伊:この御時世ですし、独断で世継ぎを決めるのは、
 偏った結論に至るのではと危惧した訳です。
黄:いきなり湧いて、爆弾を落としてくるんだよぉ。
朱:民主的と言えるんでしょうか~。
月:個人的には日和りまくってるだけだと思うが、
 日本の祖だから仕方ないと言える。


【中国にも猛者が多いから先は長いぞ】
伊:で、以前からの計画を実行に移す時だと考えたのです。
  そう、子供達が最高神の座を巡って相争う王道展開を。
月:まあまあ最低だな。
黄:暇を持て余すと、碌な発想をしない典型なんだよぉ。
天:ゼウスさんに対抗するなら、
 これくらいはしないと追い付けない気がします。


【転生ごとにリセットされるから世襲とは違うかも】
朱:優秀な方を選出する手段としては、
 合理的ではないでしょうか~。
黄:ある程度は競争原理を入れないと、
 ゆっくりと腐っていくのは事実なんだよぉ。
月:一子相伝以外の選択肢が無い朱雀批判か。
黄:今回はとんでもないのが誕生してしまったけど、
 それなりに当たりが含まれてるから辞めづらいんだよぉ。


【娯楽として絶大な支持を得てる以上は仕方ない】
天:私は、優勝者と決戦で良いんですかね。
朱:特別待遇です~。
月:甘えてないで、一回戦から参加しろ。
黄:その主張は、月読の優遇も無くなるんだよぉ。
月:姉さんが苦労するなら構わん。
黄:自身の利より他者の不幸を願う層が居る限り、
 世界は絶対に安定しないという話なんだよぉ。

 ざっと調べた感じだと、伊邪那岐がまともなセリフを発するのは十数年振りっぽいです。そういや話には出ても、登場自体はしてなかった気がします。3年位前のマイナーキャラ大集合回でも出てきませんでしたし。理由に関しては、何となく以外が思い付かなかったりするんですけどね。

2023

0726

 マルゲリータと呼ばれる調理品があります。トマト、モッツァレラチーズ、バジルをメインとした最もシンプルなピザの一つです。名前は、人名に由来しています。1889年、マルゲリータ王妃がナポリを訪れた際に、ピザを振る舞われました。何種類かあったのですが、赤、白、緑の色合いが国旗と同じであるという理由で、特にこの組み合わせを気に入ったとされています。ここから名を冠して定着したというのが通説です。国民食みたいな面をしてるのに歴史が浅いんだなと思いましたが、日本のラーメンやカレーも似たようなものでした。但しこの材料は王道なので、同じトッピングのピザ自体はもっと遡れると言われています。何なら王妃の逸話自体、人気取りで創作されたという見解もあるようですが、そこら辺は信じたいものを信じておけばいい気もします。ピザを世界に広めたのはアメリカ合衆国のイタリア系移民とされています。国民性の違いからか、こちらはゴテゴテと具材を盛ったものが多いです。どちらもそれぞれの良さがありますけど、日本人の好みとしては素材を厳選したイタリア風になるんでしょうか。パーティの華みたいな立ち位置ということもあり、売上的には派手な方が上だったりするのかも知れませんけどね。

(・ω・) 個人的には、チーズ+トマトソース+一つで充分派かな

【あれと勝負になるのがそこらに居て溜まるか】
天:久々に、父から連絡が来たんです。
朱:伊邪那岐さんですか~。
黄:国が安定してないのに子供達に運営をぶん投げた、
 無責任親父の印象しか無いんだよぉ。
朱:ゼウスさんとどちらが酷いんでしょう~。
黄:そこでチャンピオンクラスを持ち出されると、
 物差しの尺度が違って正しい評価が出来ないんだよぉ。


【責任転嫁はダメ人間の基本である】
月:私が大雑把なのは、父さんのせいってことだ。
黄:言い訳だけは無限に湧いてくるんだよぉ。
朱:悪いところを見て襟を正すのが、
 あるべき関係性なんじゃないですかね~。
月:反面教師となる為、敢えて引き継いだのだ。
黄:この様に次から次へと理屈をこねるから、
 諭すこと自体が無意味なんだよぉ。


【その後の放置っぷりは擁護が難しいけど】
黄:で、どういった要件なんだよぉ。
天:『天照を後継指名したのは早計だったかも』と、
 見直す可能性を示唆していました。
朱:二千年くらい経って今更ですか~。
月:私らが生まれた時は母さんと大喧嘩した直後で、
 一杯一杯だったから仕方ないってことにしとけ。


【終末論がメイン教義に成りかねない】
朱:衝撃的な内容に思えますけど、
 天照さんは淡々としてますね~。
天:より相応しい方が居るなら、固執しません。
月:とか言う割に、私には譲らんのよな。
朱:単純に、能力を疑ってそうです~。
黄:それもあるだろうけど太陽が月に禅譲とか、
 どんな建前を作れば筋が通るか分からないんだよぉ。

 私が不勉強なだけかも知れませんが、月神が主神である神話を聞いた記憶がありません。夜にちょっと目立つってだけで、生活に関わってる感じがしないので仕方ないんですけど。サブカル的な発想だと実は太陽よりも偉大とか言っちゃいそうですが、それが大宗教に成長するってことは今後も無いんでしょうね。

2023

0723

 ジャスミンと呼ばれる植物があります。英語表記はjasmineです。和名は茉莉(マツリ)とすることが多いようです。原産は南アジアとされていて、インドでは古くから儀式に用いられていました。ヨーロッパには中東を、日本を含む東アジアには中国を経由して広まりました。純白や淡い黄色の花弁は清廉な印象を与えてくれます。しかし観賞だけを用途とはしません。煮出して飲用したり、成分を抽出しアロマオイルとして用います。花言葉は、白が愛らしい、柔和などで、黄色が優美や高貴辺りになります。方向性の違いはあれど、いずれも女性の美点とされるイメージで冠したのでしょうか。南方生まれだけあって寒さに弱い面はありますが、個人での栽培がそこまで難しいものでは無いようです。ただむせ返るほどに匂うので、御近所さんとの兼ね合いは必要になるっぽいです。貴族が愛した香りだった歴史もあるので、そういった気分に浸るのも趣がありそうですね。

(・ω・) 覚醒作用があるので、寝起きに向いてるらしいよ

【年甲斐もなく対応が柔軟とも言える】
朱:アルテミスさんって、島をお持ちでしたよね~。
ア:知っての通り、女性専用ですの。
黄:いつものことなんだよぉ。
ア:父がわたくしに化けて侍女に言い寄ったことがあるので、
 出入りの管理は徹底してますわ。
朱:倒錯的な話を聞いてしまいました~。
黄:あのオッサンの行動力は凄いんだけど、
 同時にプライドは無いのかとも思うんだよぉ。


【それっぽい感じにしておけば大半は納得するし】
朱:どんな暮らしをしてるのかイメージが湧きません~。
黄:さんさんと陽光が降り注ぐ中、
 ビーチベッドに寝そべってジュースを飲むんだよぉ。
ア:リゾート地の宣伝写真みたいですわね。
朱:意外と想像力が貧困です~。
黄:興味ねーんだから適当抜かすしかないだろと、
 逆ギレめいた言い訳をしたいんだよぉ。


【冷水が天敵である事実も足枷としてデカい】
ア:イルカに跨ってのレースは白熱しますわ。
朱:憧れます~。
黄:乗るだけで大変そうなのに、
 競技になるくらい操縦可能なのが驚きなんだよぉ。
ア:心を通じ合わせれば簡単ですの。
朱:私も意思疎通に関しては自信がありますけど、
 真似を出来る気がしません~。


【この業界だと何歳からが大人扱いなんでしょうか】
朱:これほど楽園感が漂っているのに、
 実際に行くのは躊躇われる場所も珍しいです~。
黄:二度と戻れない隔離施設みたいなもんなんだよぉ。
ア:出入り自由ですのに。
朱:帰宅後も、何故か禁断症状が出るんですよね~。
黄:若者への影響を考慮して、
 年齢制限を設けるのが妥当に違いないんだよぉ。

 隠居したら南国でゆったりというのは、結構な人が望む理想の老後かと思われます。かくいう私もそうですが、虫が凄いのではという疑いも持っています。毎年、気温の上昇と共に仁義なき戦いを繰り広げているせいですが、そういった意味では北国の方が良いと思う方も少なくないんですかね。
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