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 ヤドカリと呼ばれる動物が居ます。十脚目に属する甲殻類の内、貝殻に入り込んで生活している種を総称したものです。エビやカニの仲間で、文字通り足が十本という共通点を持っています。最大の特徴は、やはり貝でしょう。自前ではなく放棄されたものを拝借していて、名前も宿借りから来ています。狙い目は中空になっている巻き貝で、いざという時は全身を引っ込めて亀のような防御をすることも可能です。その構造に合わせて、身体も右方向に曲がっています。上半身だけ出して移動することが多い為か、後ろに行くほど脚が小さくなっていきます。これはこれで中のゴミを掻き出すのに便利と、うまいこと出来ています。天敵は、タコです。あの柔らかい触手でほじくり出してしまうのです。一方のヤドカリもイソギンチャクを引っ付けて防衛します。彼らの持つ毒が苦手で襲ってこなくなります。イソギンチャクサイドも移動が苦手なので、持ちつ持たれつの関係です。またヤドカリは貝殻を奪い合ったりもします。住心地が良いのは限られてますし、そういったところは人間社会と変わりません。人からすると捕まえるのは簡単ですが食用にあんましないのは、量と美味しさどちらの問題なんでしょうね。

(・ω・) タラバガニは、分類するならヤドカリ扱いらしいけど

【その為に領土を広げないのは如何なものか】
茜:面白い名産が欲しい。
千:この狭い土地でどうしろと。
麗:僅かな田畑を地の利で維持しているのに、
 余力なんてありませんよ。
茜:使えそうなのが無い状況は燃える。
千:この逆境大好きっぷりが、
 戦乱の世に向いてるのは間違いない。


【人権意識なんて無いような時代だし】
茜:有用なのを売るのは誰でも出来るし、
 発想一つで値打ちを生み出してこそでしょ。
千:茶器みたいな話か。
麗:土を捏ねて焼いただけの存在が、
 城に匹敵している現状が恐ろしいです。
茜:芸術は命の価値を超え得るかって話ね。
千:死の間際、物に負けたと知るのは嫌だなぁ。


【現代なら配信とかがあるけど】
麗:茶会を開けるのが一種の勲章となる為、
 高騰した側面があります。
千:自慢要素が大事なのか。
茜:派手な服や装飾品も、
 見せびらかす機会が無いと不要じゃない。
麗:部屋に籠もって一人で着飾る方は、
 やっぱり稀有なんですかね。


【宗教界の均衡が崩れたら楽しいって考えてそう】
茜:考え付いたのが、御守よ。
千:そんな立派な寺社、領内にあったかな。
茜:無から生み出す話題だったよね。
麗:歴史と権威を捏造するつもりです。
千:手間暇と見返りが釣り合うとは思えないけど、
 目的がそこに無いんだからどうしようもない。

 今の世なら、コレクションを一人で眺めて完結する方がそれなりに居るのかも知れません。でもメインはやっぱり同好の士を相手にすることです。奴よりもっと上を行くと表現したら健全なライバル関係に見えなくもありませんが、果てしなく濁りきってる様にも思える辺りが難儀です。
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