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2011

0823

 何でも、民主党の前原氏が代表選へ出ることを正式に表明したとか。え、何、本気? あなた、半年くらい前に外国人から献金貰った問題、何のケリもつけずに大臣辞めて逃げ出したでしょ。何だろう。色々あったから有耶無耶に出来ると思ってるんだろうか。仮に総理になったとしても、すぐさま瀕死モードになる様しか見えないんですが。
 票分散の為の当て馬ですかね。それくらいしか、真っ当な理由が思いつかないんですが。いや、これもあんままともじゃないんですが。
 或いは、最近の世論調査で、『次期総理にふさわしい政治家』でぶっちぎりの一位を取っちゃったもんだから、何か勘違いでもしたんでしょうか。本当、タイミング的に、それくらいしか思いつかないんですが。

( ・ω・) その昔、生え際が特徴的な舛添という男がおってのぉ……

「そこのところまでは、飲み込めますが」
「私は剣士だから白兵戦は得意だけど、後方支援があれば尚良いし、戦い方の幅が広がるのは言うまでも無いわよね」
「そこも、否定しません」
「だから私達が組めば、戦力の底上げが出来るでしょ」
 はい、ここだ。紛れもなく問題点はここですよ。
「何で、僕達なんです? 初めて会ったって訳じゃないですが、そんな長い付き合いでも無いですよね」
 まあ、その件に関しては、シスとアクアさんについても似た様なものなので、大した問題でもないんだけどさ。
「仲間を仲間と認めるのに、時間は関係ないわ」
 うわっ、何、この凄まじいまでの男らしさ。これ、僕が似たようなこと言ったとしても、多分、様にならないのが残酷なところだよね。
「前衛職は、大歓迎ですわよ」
「そりゃ、魔法使い、僧侶、それに盗賊しか居ないパーティじゃね」
 さりげなく、言いたい放題言われてるような気がしないでもない。
「何だったら、リーダーにちゅーせーを誓う儀式をしても良いけど」
「言葉に、あんまし誠意を感じないんで別に要りません」
 意外と、適当というか、ちゃらんぽらんな所がある人だよなぁ。そういう意味では、うちの女性達とは相性が良いのかも知れないけど。

 

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2011

0822

 民主党代表選まであと一週間なのだそうですが、あいつら、ちゃんと政策論争やってんのか。まあ、政策に対する信念なんて、変な方向にしかない連中ですので、やってないことは知ってますが。今更ですけど、こんな滑稽な話も無いですよね。党内の政策論争をする為の代表選が、数合わせの力比べになっているという。それは自民党も同じな訳ですが。
 政党政治じゃないと民主主義は機能しないけど、政党政治のせいで民主主義の本質が曖昧になるって、何かちょっと禅問答の領域ですよね。

( ・ω・) もう、国会議員は15人くらいに絞って、半独裁政治にした方がマシなんじゃないか?

 言ってクリスさんは、やや白みかけている東の空を見遣った。
「私の師、ケインズが目指していたのは、剣を通じて精神を高次元化すること――戦いの為の技術はあくまでも二次的なもので、本来の目的では無かった。だけど、こんな時代ではそっちの方が重要視される訳で。師の本懐を達成させるには、まずは世界の有り様を変えないといけないって結論になったのよ」
「へー」
「何よ、その感嘆は」
「若いのに、ちゃんと物を考えてるんだなぁって」
「バカにしてる訳?」
 たしかに、年下であろう僕が言うことじゃないんだけどさ。
「いや、さ。これで意外と、戦う目的を明確にするって大変じゃない」
 僕の場合、旅立つことだけを先行させて決めたこともあって、アリアハンを出た頃はまだ、その部分が曖昧なままで――ジパングでトウカ姉さんと再会して、ようやく意義を見出せたように思う。トヨ様に説教されたのも含めてだけど、あの頃までは本当に、兄さんの代替品の意識が強かったもの。
「という訳だから、私も仲間に入れて貰うわよ」
「はい?」
 又しても来ましたよ。若干どころじゃない、理解に苦しむ発言が。
「あなた達は、バラモスを倒す為の旅をしているのでしょう? だったら仲間は、多いに越したことはないと思うけど」

 

2011

0821

 ここ数日、雨の影響ですっかり涼しいですけど、みなさん、体調を崩されたりしていないでしょうか。このまま秋になれば良いのになぁとは思ってたりもしますが。いいじゃないか。もう八月下旬なんだし、そんな暑くなくたって。まあ、奴らは虎視眈々と逆襲を狙ってますからね。慌てて夏服を片付けることの無いように。

( ・ω・) お前は誰と戦ってるんだと言われると、私にもちょっと分からない

「大した、執念で」
 この状況で軽口を言えるのは、胆力なのか、頭の線が足りないだけなのか、僕にはちょっと良く分からない。
「ま、そのことについては私にも色々と思うことがあってね」
 そう言うと、クリスさんは剣をひいて、腰の鞘へと収めてしまう。
「あ、あれ?」
 あんまりにもあっさりと引っ込められたもんで、こっちとしても呆気に取られちゃったよ。
「えっと、そもそも、何で剣をつきつけてきた訳?」
 本気で斬ってくるとはあんま考えてなかったけど、金属刃の冷たさと、本気の目は、僕の魂を揺さぶるには充分だった。
「何となく、かしら」
「……」
 凄い理由も、あったもんだと思う。
「よくよく考えてみたら、あなた達に、私の手助けをしなきゃならない義理も無い訳だしね。そりゃ、こっちとしたら何が何でも聞きたい気持ちもあるんだけど、そっちにはそっちの事情があるんだし、実際のところ、こんなことする必要も無かったとも思ってるわ」
「そういうのは、もう少し考えてから行動していただければ幸いかと存じます」
 僕が言っていいことなのかは知らないけどさ。
「ずっとね、考えてはいたのよ。ヤマタノオロチを殺すことが、本当に仇討ちになるのか、ってね」

2011

0820

 代表選といえば、いわゆる小沢票の動向が話題となっていますが、こいつら逆にすげーよな。何でこの期に及んで、小沢氏の決定についていけるんだろう。まあ、親戚やら何やらが、関連の利権を貪ってるからでしょうけど。見ように依っては麗しい忠誠心に見えないこともないですが、私の中で忠義心とは歯向かわないことではなく、過ちを犯した主君に耳の痛い諫言を出来ることなので、単なるイヌ扱いになっています。中国共産党って、歴史的にイヌが一番出世するよね!

( ・ω・) だから割と本気で、近々中共は滅びると思ってる私

「迂闊だったわ。これでも幼い頃から貴族達の醜い宮廷政治を見てきて、人を見る目はそれなりのものだと自負してきたというのに、あの沈黙を読み違えるなんて」
「まあ、これでも純情な一庶民ですので、ちょっと挙動が違うんでしょう。もう少し、下々の者のことを学ばれたら如何かと」
「軽口を叩ける立場だったかしら」
 ゴメンナサイ。ちょっと調子に乗りました。
「それで、あの時は何で口籠ったのかしら?」
「……」
 言い回しを選ぶのに、又しても沈黙してしまう。
「僕の大事な人が、深く関わってるから」
 ようやく搾り出した言葉が、これだった。洞窟の奥がどうとか言うと飛んでいってしまいそうで、口にすることは出来なかった。
「クリスさんは、どうして僕がそのことを知ってるって気付いたの?」
「この剣を鍛えた人がジパングの出身でね。事実上の国主であるトヨ様と懇意にされてるらしくて、色々と話を聞いたらしいわ」
 あの人は何をしちゃってるのかなぁ。いや、多分、情報を集める一環だったんだろうから、そんなに責められることでも無いんだけどさ。
「で、その後は、情報を集めて、キメラの翼で追ってきたって訳。この辺は、まだ小さかった頃に父達と来たことがあったしね」

2011

0819

 民主党代表選が煮詰まってきたのか、グダグダ感を増しているのかは良く分かりませんが、何はともあれ、選挙無しで、三代目の総理が誕生する訳ですね。ふーん、お前らが三年、四年前に言ってた、『民意無しの総理禅譲とは何事か』って……アホらしくて、一々、突っ込む気にもなれませんが。
 ともあれ、今回の代表選は、サポーター不参加なんでしょうか。それよりも、前回の『ノーサイドォォォ』に匹敵する名言だけを、期待したい所存であります。

( ・ω・) この状況で総理をやりたい奴って、アホなのかドMなのか、よく分からん

「あ、あのー、これは一体、どういうことでしょうか」
 又しても、頭の方がついていかないのですが。
「あなた、私に言うべきことがあるんじゃないかしら?」
「え、えーと、この度は、お助け頂き、ありがとうございました」
「それで、本当に後悔しないわね?」
 い、いえ、一つ、心当たりがあると言えばあるのですが、口にするかどうかは、検討中な次第でありまして。 
「ふむふむ。これが世に言う、修羅場という奴か」
 はい、シルビーさん。事情を全く知らないのに適当なことを言うのはやめましょう。たしかに、修羅場っちゃ修羅場だけど、シルビーさんが期待してる方向性とは、全く、関係が無いんだからね。
「私の旅の目的は、前に話したわよね?」
「ケインズ翁の仇を討つ為、だったかと」
「その仇の名前は?」
「ヤマタノ、オロリ」
 わ、わ。思いっきり動揺して、ちゃんと発音できてないし。
「何か、心当たりは」
「あり、ます」
 ここまで来ると、しらばっくれることが出来なかった。剣をつきつけられて脅迫されているのも一因だけど、何よりも気迫に押された格好だ。仇討ちが正しい生き方か、僕には分からないけど、一命を賭している覚悟だけは伝わってきた。

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