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 私的に割とどうでもいい部類の話なんですが、何日か前、歌舞伎の市川海老蔵さんが、一般市民にボコボコにされたそうです。まあ、詳しい事情を特に知りたいとは思いませんし、騒ぎすぎじゃねーかとも思ってるんですが、一つだけ気になったことが。
 30過ぎた妻帯者のオッサンが、還暦過ぎた実の親父にテレビで謝って貰うって、かなり人としてキツいですよね。

( ・ω・) 世が世なら、自決を選んでもおかしくないレベルだと思うんだ
 

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 今日だか昨日だか、平成22年度補正予算案が、衆議院の優位性を以って成立しました。おせーよ。たかだか5兆の補正予算を通すのに何ヶ月掛かってんだ。もうちょっとで師走だぞ、フルァ。
 それはそれとして、今回の成立には、幾つかポイントがあります。一つは、社民党、新党改革以外は賛成せず、参議院では否決され、衆議院の優位性を以っての成立ということ。予算案というのは、衆参で意見が別れた時、それぞれが話し会って不調に終わると、衆議院の意見が通るものなのです。今の国会は衆参で与野党がひっくり返ってる状態なので、この話し合いというのは形式上だけのもので、ほぼ確実に決裂して終わります。つまり、究極的に言えば、予算案ってもんは、衆議院で300議席余りを持ってる民主党の意見が通るんです、最終的には。
 それでは、何故、ここまで政府と民主党は野党の顔色を伺ってきたのでしょう。それは、予算以外の法案で協力して欲しいという思惑が一つ。更に予算案も、それそのものは民主党単独で押し通せますが、国債がどうだの、税制をどうするだの、避けては通れない関連法案というものもあります。これを成立させないことには予算案を機能させようがないので、結局のところ、参議院でも通過させて頂く為に野党に歩み寄るか、三分の二ルールを使って、衆議院で再可決させる道を選ばなくてはいけない訳です。
 実は今回、公明党はこの関連法案には賛成をしています。まー、推察するに、たかだか補正予算でそこまで強行的な姿勢をとるのは世論の反発を買うと考えたのと、まだ菅政権の支持率が30~40%くらいはあった頃ですから、連立の可能性も潰しきらないという二点辺りからそうしたのでしょう。ジョイ君より良く落ちる支持率だなぁ。
 流石に、ここまで泥船になってしまったら、公明党も乗らないとは思いますが。仙谷、馬淵両閣僚の問責決議案も賛成しましたし。来年度の本予算を議論する通常国会こそが真の決戦場になるのではないでしょうか。まあ、それまで菅政権があるのかについては、予断を許さない状態ではあるのですが。

( ・ω・) 以上、猫でも分かる政治講座、番外編でした

 うわ、一番厄介な事実だけを抽出してくれちゃって。そのことだけ口にしたら、僕達、完全無欠の悪者じゃない。いや、善玉なのかって言われると、それはそれで疑問符が付くんだけどさ。
「何だって、そいつぁ、一大事だな」
 それにしても何だろう、このお父さん。喋り方が、妙に芝居がかってるって言うか。この地方独特の方言みたいなものなら、ある程度は仕方ないんだけどさ。
「さて、墓泥棒の諸兄よ。何か言い逃れすることはあるかね」
 うーん、ここはいつも通り、順繰りに事情を説明していくべきだろうか。だけど悪人だと疑われてる現状で、『僕達勇者の一行なんです』なんて言って信じて貰えるものなんだろうか。とりあえず、お父さんの方もそれなりの使い手っぽいけど、この距離で一瞬にして掃討される程とも思えない。ここはじっくりと喋る順番を決めてから――。
「お父様、誤解ですわ」
 と、こっちが色々と逡巡してる内に、アクアさんが先に口火を切った。
「わたくし達、魔王バラモスを倒す為の旅をしておりますの。その為にこちらの緑色の宝珠、グリーンオーブがどうしても必要でして、こちらに人が住んでおられるとは知らなかったものですから、許可を取らなかったことへの非礼はお詫びしますわ」
 真っ向勝負だと!? アクアさんの、こういう一本気と言うか、良くも悪くも純粋な性格は侮れないものがあると思うんだ。
「うぬぬ」
「父さん。何を考えてるんだ。こんな奴らが言うことなんて、口から出任せに決まってるだろ?」
「ぬおぉぉぉ!!」
 雄叫びと共に、お父さんの振り下ろしたゲンコツが、ジョンと呼ばれた少年の頭に叩き付けられた。

 菅総理曰く、今回の北朝鮮から砲撃への対応は、『極めて迅速だったと言える』んだそうです。あれ、これって口蹄疫の時も似た様なことを閣僚が言ってた様な。いつものことですが、自分で言うことじゃないですよね。自画自賛する人って、何で人として信頼できないんだろう。

( ・ω・) 私は、民主党に命を預けるつもりはないので、即時の解散総選挙を求めます

「いやっ!」
 色々と考えを巡らせてる内に、掛け声と共に打ち放ってきた。しょうがない。無駄だってことを理解して貰えるまで、何度でも燃やすとしますかね。
『バギマ』
 不意に、急激な気流の乱れを全身で感じた。どうやらアクアさんが僕よりも早く呪文を発動させたみたい。二本の矢尻は、明後日の方向に飛んでいき、一本は割と近くの地面に、もう一本はかなり遠くの墓標に突き刺さった。
「なに!?」
 言うまでも無いかも知れないけど、弓矢っていう武器は空を飛ぶものだから、当然、風の影響を多分に受ける。目標が遠ければ遠いほど、そよ風みたいに弱いものでもバカに出来ない微修正を求められる。一方で、僧侶が得意とするバギ系の呪文は、近場の空気の流れを相当に掻き乱す。矢を放った後に呪文を発動させてしまえば、何処に行くかは文字通り誰にも分からない。軍隊が逃げ場がない程に打ちまくるんならいざ知らず、個人としての弓矢が、狩猟以外の目的であんまし普及してないのは、これがかなりの理由を占めてる。単に遠距離攻撃したいだけなら、呪文の方が効率的だしね。
「こ、こ、こ――」
 陽の角度が変わって、少しは少年の顔色を伺える様になってきた。うん、間違いなく、僕より年下の男の子だ。年は、十二か十三くらいかな。かなり南方のこの地域の住人にしては妙に色白なんだけど、言動や行動から推察されるまんまの、勝気な顔付きが特徴的だった。あれ、でもこの子の耳も、何だか少し、特徴がある様な――。
「ジョン! 一体、何をしているんだ」
「父さん、こいつら、皆の墓を掘り返してたんだ」

 最近良く聞く『戦略的互恵関係』という言葉。だけど思うんですが、これ、字面だけ見て考えて見れば、『長期的に見てウィンウィンになるようにやってこうね』ってだけのことですよね。何じゃそりゃ。腹の中がどうかは知りませんが、まともに国交ある国相手なら、表面上は言うまでもなくそういう関係を築こうとするに決まってるじゃないですか。戦略的互恵関係って言いたいだけだろ、絶対。

( ・ω・) 墾田永年私財法には、まだまだ及ばない語感だけどね

「ん――」
 逆光で少し見づらいけど、矢を放った人物が小高い場所に居ることは確認できた。どうも、既に次の矢をつがえてるみたい。ほぼ陰影で分かりづらいけど、随分と小柄に見える。
「墓を荒らす不届き者め! 今すぐ、この場所から立ち去れ!」
「あれ?」
 声色からは、随分と若い印象を受けた。と言うか、はっきり子供なんだろうか。ジュリといい、どうもここのところ、子供に縁がある様な。
「警告は、したからな!」
 その言葉と共に、次なる矢がその弦から放たれた。うーん、たしかに墓を掘り返したのは悪いと思ってるけど、ほんのちょこっとで済んだし、もう終わったから許して欲しいんだけどなぁ。
『メラ』
 何にしても、むざむざと攻撃を受ける気なんて毛頭ない。撃ち落とすには十分な火力を以って、対抗した。
「な――」
「ごめん。それなりの規模の部隊が矢嵐を食らわせるってんならともかくさ。一人で射るってんなら、矢全体が金属で出来てるか、相当の名手でも無い限り僕のところまでは届かないと思うよ」
 ちょっと嫌な奴になってる気がしないでもないけど、戦力差の誇示は停戦の提示に有効な手段だ。ここはちょっと、上から喋らせて貰おうと思うんだ。
「おのれ! だったら、二本同時でどうだ!」
 時として、逆効果で挑発になっちゃうこともあるんだけどね。
「えーと」
 キリキリと、二本の矢を同時に引き絞る少年を見て、どうしたものか考えを巡らせる。本当に、あの二本を別軌道で僕達に射掛けることが可能なんだろうか。だとすれば年に似合わず、相当の技量を持ってると思うよ。いや、割と本当、素直に、さ。

 何でも、北朝鮮が韓国に対して砲撃を仕掛け、韓国もそれに対して反撃したそうです。兵士に死人が出て、民間人も負傷してる以上、これって完全に戦争状態じゃ、と言いたいところですが、戦争の定義は、宣戦布告があって成り立つものだった気がするので、これは単なる小競り合い扱いですね。国際法、難しいネ。

( ・ω・) とりあえず、こっちに飛び火しませんよーに、と

「ん?」
 とりあえず一掬いしようとスコップを地面に突き刺したら、いきなり何か固い感触があった。
 石かな。それとも遺骨? そんな深い場所じゃないし、とりあえず土を掬って――。
「……」
 固い部分を避ける様にして周囲から抉っていった結果、そこに晒されたのは翠色に光る握り拳程度の宝珠で――え、こんなあっさり見付かって良いの? 偽物だったりしない?
 差し当たっては、パープルオーブとレッドオーブを横に並べて、見比べてみる。大きさは、目視で確認する限り同じだ。土埃で大分汚れてるけど、ぱっと見で感じる霊験的なものも、そう変わらない。
「シス。これって、価値的にどう思う?」
「あんま変わんないと思うよ」
 最終診断装置、シスの意見も、これがオーブであると指し示している。ってことは、やっぱりこれは本物で良いんだろうか。殆どお墓を荒らさずに済んだのは良かったんだけど、何かこう、釈然としないものが残るって言うか。
「んじゃ、目的も達成したし帰ろうかー」
 いやいや、だから、本当にこれで終わりで大丈夫? 今まで、何かしら揉め事に巻き込まれてきた人生を送ってきたせいで、素直に現実を受け入れられない性格になりつつ――。
「――」
 風を切る音が、耳に飛び込んできた。
 どうも、どっからか矢が飛んできたみたい。後ろの墓に、一本刺さってるよ。えーと、角度からして、大体、こっちかな。
「攻撃を受けたというのに、何故だかウキウキしておられるように見受けられるのですが」
「そんなことはないよ」
 本当、何かしら起こらないと落ち着かないだなんて、そんなことは絶対に無いからね。



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