2015
日本での著作権は、著作者の死後五十年保護されます。欧米では七十年が主流のようです。例えば、手塚治虫先生が亡くなったのが1989年ですので、2039年には、誰でも合法的に商材として使える様になる訳です。こうしてみると、結構長いものですね。誰とは言いませんが、これを恒久的なものにすべきという運動をしている先生もおられるようです。個人的には、死後五十年も経って商品としての価値があるなら、それはもう古典の域なので、もういいだろうと思いますが。その頃には遺族も増えて、権利関係がややこしくなる一方という見解もあるようです。まあ、欧米の方ですと、キャラクタービジネスは著作権者とは全く無縁の形で続いていくのが珍しくないようなので、政治的な問題になりつつあるようですけど。舞浜のテーマパークの素材がフリーに使える時代が来たら、えらいことになるという考え方もあります。
(・ω・) 東海道中膝栗毛の遺族がパロディを訴えるみたいな時代が来るのかも知れません
【きっとまだまだ頑張れる】
亜:ともあれ、私の甲羅は久々に見てみたいね。
出奔する時に適当に色々積んだけど、何を作ったんだかよく憶えてないし。
玄:私も、何のために使う機械なのか、半分も理解してません。
黄:なんだこの母娘、なんだよぉ。
青:代替わりして、気苦労が増えたのか減ったのかが、未だに分かりません。
黄:まあ朱雀がアレなだけで大幅なマイナスなことはたしかだから、
誤差の範囲ということで目を背けておくんだよぉ。
朱:ふに?
【そんなものを娘に預けたという事実】
亜:おぉ。これは昔作ったはずの時空転送装置。あ、こっちは全元素無尽錬成機ではないか。
黄:なんだか、聞こえてはいけない言葉が聞こえてきてる気がするんだよぉ。
青:今すぐ、全力でもって破壊した方が国のためやも知れませんね。
亜:おおっと、忘れてるかも知れないけど、私が作ったものだよ。
所定の手順を踏まずに解体なんかしようものなら、
半径数百キロがぺんぺん草も残らないくらいの大爆発が起こるように仕込まれてるからね。
黄:八百年しか生きてないくせに、どうやってそんなオーバーテクノロジーを手に入れたのか、
割と本気で掘り下げてみるべきではなかろうか、なんだよぉ。
【少年マンガを読み飛ばす心持ち】
亜:お、その話聞いちゃう?
黄:選択肢を、間違えた気もするんだよぉ。
青:ここまで来たら、毒を食らわば皿までの精神です。
亜:そう、あれは宇宙開発が全盛を迎えていた数十年前、
かつてない宇宙の意志が私の中に降り注いできて――。
黄:その与太話、長くなるようなら話の核心に近付くまで昼寝させてもらうから、
いいところで起こして欲しいんだよぉ。
【滑れるという偉大さ】
亜:いや、昔からカラクリ仕掛けとか興味あったんだけど、ここ百年の技術発展が凄くて、
妄想を実現するにはいい機会かなって。
玄:機械だけに、ですね。
黄:もう少し、吟味してから喋った方がいいんだよぉ。
亜:思考の精査パターンを、もうちょっと厳しめにした方がいいかなぁ。
黄:そういや玄武って人工知能だったと、いつも素で忘れるんだよぉ。
唯一の人間が一番人間離れしていて、生き物ですらない輩が一番人間臭い、そんな物語。
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2015
弓は、太古から狩猟用に、そして戦闘用にと、人類の歴史に欠かせないものです。極端なことを言えば、いい感じの木の枝と弦、そして矢じり用の石かなんかがあれば作れるお手軽武器ですが、最初に作った人は、どういった着想だったんでしょうね。人類の最も古い飛び道具は投石で、次はその石を何らかの手段で投げやすくしたスリングショットだとは思います。ここから弓は、ちょっと飛躍してるような気もしますが、オモチャのパチンコみたいなのを経て、弓になったんでしょうか。どっちにしても、石に棒と矢羽的なものを付けて軌道と飛距離を安定させるって、相当な試行錯誤を経た気はしますが。形状や材質の差はあれ、世界中に似たようなものがあるんですから、これは誰か一人が考えたものが広まったのか、同時多発的に発生したのか、興味は尽きません。
最近掲載した、『僕と先輩達のたおやかなる日常』の鳳柚葉嬢も弓使いですが、こんなややこしいことを考えて生み出した訳じゃありません。スポーティなエロス担当ということで、バレー部と弓道部どっちにしようと二択になった結果、私の一存で選ばれた次第です。和装って、素敵やん。
(・ω・) なお、書いてみたらセクハラ担当になってしまったという不思議な話
【九年も放置してたくせに】
朱:そういえば、玄武さんって先代の甲羅で発見されたんでしたよね~?
黄:そんなこともあった気がするんだよぉ。
玄:今でも住んでますよ。家賃もかかりませんし。
黄:なんてせこい四神なんだよぉ。
朱;つまり地下通路や公園に住む方と同じってことですよね~。
青:色々と外聞もあるので、宿舎を用意することを検討しますね。
【玄武最強説は自作自演】
亜:人間モードになる時、何故か甲羅だけが残る。
だけど亀に戻るつもりがないなら、住処として活用できるという逆転の発想。
黄:この、バカ時々天才め、なんだよぉ。
亜:なぜ亀の甲羅があれだけ頑強で堅牢なのか知ってるか?
亀の尋常ならざる力の暴走を抑える拘束具になっているからさ。
黄:たしかに、この頭の沸きっぷりは少しばかり安全弁をかけないと、
とても世間様にお見せできるものではない気もするんだよぉ。
【仲間と勝利のためならしょうがない】
亜:亀は普段、スローリィに動いているように見えるが、
あれは本気を出してしまうと寿命が縮まってしまうからなのだ。
黄:何か、一回りして普通の生物学なんだよぉ。
青:一般の亀は、余命を対価に素早く動ける訳ではありませんけどね。
玄:閃きました。私も、耐用年数を引き換えとするブーストモードの搭載を求めます。
亜;別にそんなことしなくてもここのボタン押せば強くなるよ。
原子炉の密閉性能がちょっと甘くなる欠点あるけど。
黄:おいコラ、犠牲にするのは周りの寿命とか、しょうもないオチつけてんじゃないんだよぉ。
【そして全世界に配信】
玄:押してはいけないボタンって、どうしてこうも魅力的なんでしょうか。
朱:押すなよ、絶対に押すなよって言えばいいんでしたっけ~?
黄:基本を怠らない子達なんだよぉ。
青:仕事の基本は、外しまくっているのにですね。
黄:青龍がこういった真っ当な冗談を言うとか、映像化して保存しておくべきだったんだよぉ。
青:勘弁して下さい。
何千年も生きてるくせに、最近の電子機器に割と対応できてるって、実は黄龍ってまだまだ若造なのかも知れません。
2015
少し前まで、針小棒大は情報操作の基本手段でした。つまり極端な一事例をあたかも一般的なものとして取り上げる手法です。現代でも割かし見られるものですが、有効なものなのかは少し疑問です。未だに、偏った問題提起を一般的なものとして認識してる方は多いのでしょうか。大事なのは、全体を見極め、根本的に何が足りない、或いは過剰なのかを考えることなのではないでしょうか。
少し話は違いますが、去年騒ぎになった佐村河内氏なんかも、一例にはなると思います。耳が聞こえるとか聞こえないとかどうでもいいじゃないですか、できた楽曲がいいか悪いかだけでしょう。私、モーツァルトよりベートーベンの楽曲が好きですが、彼が難聴だとか割とどうでもいいですよ。まあ、完成度の高さより、何かしら歪んでる部分に惹かれる個人的な嗜好はあると思いますが。
(・ω・) 要するに、本編以外の能書きが多い奴にロクなのは居ないってことさ
【完全に黄龍の現状】
白:んで、初代が死んで、何で前の玄武採用したの?
青:あなた達と同じく、最低限の条件を満たす方は、意外と少ないんです。
白:逆に、今の玄武って、条件満たしてる? 生き物ですら無いんだけど。
玄:い、今更ですか?
青:先代の指名ですし、いざとなれば切りやすいという意味では問題ありませんね。
玄:元四神って、再就職に使える肩書きだと思いますか。
黄:中途半端に格が高いせいで敬遠される、そんな未来が見えなくもないんだよぉ。
【とにかく世の中謎ばかり】
朱:ものすごく基本的な質問なんですけど~、玄武って、なんなんですかね~?
玄:そちらも、今更ですよね。
黄:たしかに、青い龍族、純白の虎、鳳凰の血族と比べて、
蛇と亀とか、分かりづらいものがあるんだよぉ。
白:そもそも、名前に動物入ってない気がしてきた。
黄:一応、武の部分が戈を止めるということで、亀の甲羅を表してるらしいけど、
そんな小鳥遊みたいなトンチが本当に必要だったかは怪しいんだよぉ。
【本当一体なんなんだ】
亜:私も大昔は亀だった気がするんだけど、いつからか蛇も混じってたみたいな。
黄:なんだその適当さ、なんだよぉ。
亜:猫だって、長生きしたら尻尾が割れるんだし、そういうことでいいじゃない。
猫:まーお。
黄:この理屈に納得したら負けなのか、納得しなかったら負けなのか、
まずはそこから、ちょっと審議させて欲しいんだよぉ。
【三世紀は先取りしてる】
玄:結局、玄武の定義とは一体、なんなのでしょうか。
朱:魂が玄武ってれば、きっと玄武さんになれるんですよ~。
黄:何を言おうとしてるのかすら分からないんだよぉ。
白:まあ、いつものこと。
朱:玄武る、玄武れば、玄武る時ってことですよ~。
黄:もしや理解できない自分の感性が古いのではないかと、
一種危険な思考に陥りそうなんだよぉ。
四神がメインだと、月読は休むことが多い。これ、黄龍ちゃんトリビアね。
2015
某ネット麻雀で、九蓮宝燈を出したことがあります。それも、フリテン無し、萬子の、純正で。え、何、俺死ぬの? とちょっと思いましたが、下家が離席していたことと、所詮、ネット麻雀だからという二点からノーカウントということにしました。こんなところで運を使ってる場合かとも思いますが、運って一生の総量が決まってる物なのかという議論もあります。確率は絶対に偏らない派と、ゆらぎが生じる派は、永遠に対立していくのです。
(・ω・) 結局は結果論じゃん派の私が、上から見下ろします
【空気を読む訓練的な】
朱:初代玄武さんって~、どんな方だったんですか~?
玄:はい?
朱:今の玄武さんが三代目で、その開発者が二代目だっていうのは知ってるんですけど~、
その前については聞いたことが無いんですよ~。
亜:いい質問ね。そう、あれはまだ天動説で世界が回っていた頃、
地球を支える象を支える亀が実は初代で――。
黄:とまあ、この戯言はサラリと流すのが吉ということを感じ取って欲しいところなんだよぉ。
【辻褄は合うな】
黄:一言でまとめると、人格者だったんだよぉ。
白:長いこと、聞いたことがない言葉だね。
黄:六百年くらい前に天寿を全うして、これが二代目になったんだよぉ。
朱:黒龍さんが眠りに就いたのが五千年は前ですから~、
四千年以上も守護されていたんですか~。
白:黄龍が麒麟に追い出されたのが千二百年前くらいだっけ。
黄:五龍時代から唯一、休みもせず働き続けてる青龍は、
実は三交代制なんじゃないかと、ちょっと疑ってるんだよぉ。
【さりげに自分は除外】
青:あの頃は、少なくても一人は堅実な方がいるというだけで、随分と楽でした。
黄:こっち視点だと、青龍と合わせて二人は当てになるという、最高に近い環境だったんだよぉ。
白:何だか、微妙にトゲがあるような?
朱:気のせいですよ~。
玄:龍のウロコが毛羽立っているのは、極普通のことですよね。
黄:これらの発言が狙ってるのか、素なのか、
誰にも判断しきれない時点で青龍の悩みは尽きないんだよぉ。
【否定しようがない事実】
白:安定してるっていいことのように見えるけどね。
革新は常に、常識の殻を破ったところから出てくるんだよ。
青:平時の内政に、革命的転換は必要ありません。
黄:バッサリなんだよぉ。
玄:ですが私が知る限り、中国史の大半は乱世のようなものなのですが。
青:……。
黄:青龍が反論もせず目を逸らすとは、意外と珍しいものを見た気がするんだよぉ。
青龍がどれだけ有能でも、個人で社会の混沌を押し留めることなどできないのです。です。
2015
横綱白鵬が判定に物申したことが物議を醸しています。朝青龍の時もそうでしたが、横綱としての品位に欠けるというのが問題なのだそうです。まあ、言いたいことは分からんでもありませんが、相撲をそんなに見ない方の私としてみると、そもそも横綱に推挙したのはあなた方でしょうと思わなくも無いのですが。大体、横綱になれる基準が、連続優勝しただとか、何勝以上コンスタントに勝ってるだとかばかりが全面的に押し出されている様な気がします。そんなに精神性を重要視するなら、人間性に問題ありと判断したら、どんなに強くても横綱にしなきゃいいんです。若者が全く相撲取りになろうとしないこの世の中で、そんな人材がホイホイ角界入りするかは知りませんけど。外国人だから日本の精神を理解できないという議論も、ナンセンスです。門戸を開放するっていうことは、とって食われるリスクを背負うということです。植民地政策をしていた百年前から、何も成長していないと思う次第です。
(・ω・) 朝青龍好きだった私は、未だに件の件を許していない
【不自然な色の落とし穴的な】
朱:何にしましても、その言葉遣い、独特ですよね~。
マ:せやろか?
黄:朱雀にだけは言われたくないと思うんだよぉ。
メ:ツッコんだら負け、ツッコんだら負け、ツッコんだら負け。
【それでクシャミのつもりかい】
月:日本で言うところの、関西弁に似てるような、そうでもないような。
マ:天界や魔界に、近畿地方があるわけないやろー。
黄:この、微妙にモヤモヤした感じはなんだろう、なんだよぉ。
月:まあ、うちのバカ弟も広島弁の様な謎の言語を用いてるし、大した問題ではないか。
須:へっくすぶるぁ!
【徳川家康のことだよ】
マ:こまいこと気にしとったらあかんでー。言葉なんて、通じればええんや。
月:関西人っぽくない。あいつら、関東的な言葉を標準語って言うことすら反発するのに。
黄:何か、偏見があった気がするんだよぉ。
朱:そもそも日本神話って、伊勢より西がメインの舞台じゃなかったですっけ~?
月:私は、権力者には逆らわない。権現様がお江戸を都として以来の関東信者。
黄:だったら姉に対しても従順になれと、言っても聞く耳持ちゃしないんだろうなと思うんだよぉ。
【新陳代謝は大事だよね】
朱:ふに~、悪魔と言っても、月読さんと同じくらいの悪さなんですね~。
黄:それは充分、アウトラインを跨いでる気もするんだよぉ。
マ:日本にも、なかなか見所がある奴がおるんやなー。
どや、ウチと本格的に悪魔やらへんか?
月:ふっ、そんな既成の枠に嵌めようとするなど底の浅いことを。
私が、真の全知全能となる日を、心待ちにしているがよい。
黄:このニートがいつかビッグになってやると言っているみたいな感じ、
堕落の悪魔ベルフェゴールと入れ替え戦をしてみてもいいのではなかろうか、なんだよぉ。
悪魔編、これにてひとまずの完結。中々の良キャラだと、自画自賛です。