2015
今年も、ノーベル賞が出揃う季節と相成りました。個人的な意見として、ノーベル賞は自然科学三部門だけでいいと思っているのです。科学というものは理という共通の言語を土台として書かれているのものです。その上で、数十年経って、その研究結果が素晴らしいと判断されたら贈られるので、これも理に適っています。論文の是非なんて、偉大であればあるほど、出てすぐには理解されない傾向がありますしね。
一方で、平和賞と文学賞はどうでしょうか。何故だかよく分かりませんが、平和賞は実に時事的な話題を扱う傾向が強いです。そういう風にしないと存在感を示せないという考えなのかも知れませんが、現役の人なんか選んだら、これから何をしでかすか分かったものじゃないと思うのです。アメリカ大統領のオバマ氏は、相応しい男だったでしょうか。見解は色々とあるでしょうが、私はそう思いません。そして文学賞というのも、よく分かりません。文学というのは当然、それぞれの言語があって初めて成立するものです。つまり、言語圏を越えた国際的な賞を認定しようと思ったら、ありとあらゆる、とまではいかなくても、相当な数の言葉を精読できるレベルで習得する必要があると思うのです。どういう経緯で選ばれるのかはよく知りませんが、英語くらいならともかく、川端先生が受賞した時、審査員の何人が日本語に通じていたのでしょう。世の中は、謎が多いと思います。
経済学賞は、ノーベル財団が作った銀行が勝手に贈っている賞で、ノーベル氏の遺言に含まれていないので、正式にノーベル賞と呼んでいいのか怪しいんだそうです。そもそも、経済に貢献という概念がよく分からんので、これに関してはパスでお願いします。
ともあれ、ノーベル賞でも取らないと一般人が興味示さない科学業界は大変だなぁとは思っています。
(・ω・) そして研究結果に何言ってんだこいつとツッコむまでが様式美です
【まずは学者の定義を決める必要が】
月:人が生きながら神となるには、何が必要か。
黄:なんだ、いきなり学者みたいなことを言いやがって、なんだよぉ。
月:敢えてツッコみゃしないからな。
黄:ツッコミを入れようが入れまいが、
そういう風に思われてる事実に変わりはないと、気付いて欲しいものなんだよぉ。
【まともなこと言われても反応しづらい】
月:日本神話やギリシャ神話を見れば分かる通り、神と人との境界線は実に曖昧だ。
黄:この違和感は、一体なんなんだよぉ。
月:ともあれ、神の定義を定める必要性があるな。
黄:まさかのそこから、なんだよぉ。
月:定義を設定するのは、学問に於ける基本中の基本だ!
【それも黄龍の主観ですよね】
月:私の考えだと、三人以上に崇められたら神扱いでいいと思うんだ。
黄:その数字の根拠はなんなんだよぉ。
月:一人の脳内にあるだけのものは、只の妄想。二人でも、共依存的な可能性がある。
壁がでかいのは、三人目からかなぁと。
黄:定義とか抜かしやがったくせに、一般性の欠片もない主観だけの発言、
これはまさしく、人文系学者そのものなんだよぉ。
【やっぱり三人ってのはハードル高いな】
月:まあ、これだと従業員を三人雇ってる会社の社長は、みんな神になってしまうんですけどね。
黄:社員が全員社長を信望してるとか、それこそ幻想なんだよぉ。
月:何を言う。黄龍だって、就活失敗したのを拾ってやった私を尊敬の眼差しで見てるだろ。
黄:どこをどうつついたらそういう見解になるのか知らないけど、
それで満足できるなら、そういうことにしてやるのが大人の優しさなんだよぉ。
よし、今日も月読教授はどうしようもなかったな。これで安心して寝れるというものです。
PR
2015
過日、プロ野球ペナントレース、全日程が終了しました。ホークスがぶっちぎりすぎてどうなってんだとか、まさかのスワローズ優勝だとか、色々とありました。最後の最後でクライマックスシリーズを逃した広島は、何と言いますか今年を象徴してるなぁという感想が漏れ出てきました。先発はかなり盤石なれど、中継ぎ抑えが不安定で、打線も乱高下が激しい、と。最後の一試合にここまで密度高く出るのは面白いものだと思います。
横浜ファンの私にとってみれば、一月くらい前にシーズンは終わっていた訳ですが、例年は梅雨くらいに終わってたんだから充分楽しんだだろという見方も出来ます。何度裏切られても、ちょっと間を置けば復活する学習能力の無さが強みです。段々と、自分の頭がイカれてるんじゃないかという気にもなってきましたが、大体そんなもんです。DeNAになって4年、チームを引っ張ってくれた中畑監督が去るのは寂しい面もありますが、6位、5位、5位、6位じゃ、しょうがないとも言えます。特に今年は、優勝できるはともかく、戦線に踏みとどまり、3位までには入るべき前半戦だっただけに、失速が実に物悲しかったです。チームの実力は夏場を乗りきれるかで分かると言いますが、まさにその通りでした。選手層がカツカツの為、ちょっと悪い方に歯車が傾くと、立て直すのが困難になりました。先発の柱となる人材がおらず、センターラインを最後まで固定しきれなかったのが響いた気がします。平均年齢が低いチームなので、これを糧に成長してくれれば伸び代はあるはずなのですが、世の中、若ければ育つという訳でもないのが、闇の深い話だと思います。
(・ω・) 優勝するのにオッサンの力は、絶対に必要なのが興味深い点なんだぜ
【飯など旨いか不味いかだけで充分だ】
月:学食で素うどんを食べてたら、学生がコロッケとか分けてくれた。
黄:なんて情けない話なんだよぉ。
月:調理場に新人が入ったのか、カニクリームコロッケの味が変わったのな。
しばらく食べてなかったけど、あれなら注文してみてもいい。
黄:これが純粋な感想なのか、現実逃避の類なのか、
考察してやってもいいけど、果てしなく無益なんだよぉ。
【先天性か後天性ってことだね】
月:いや、そんなガッツリ食べたい気分でもなかっただけなのに、
何でこんなことになったのか。
黄:五浪くらいしてて、就活にも苦戦してる大先輩に見えたのかも知れないんだよぉ。
月:まだまだ、ギリ学生で通るくらい若いってことだな。
黄:この無理にでも現実を見ないようにする姿勢、
防衛本能なのか処世術なのかで、意味合いはちょっと変わる気がするんだよぉ。
【たまに生徒と早食い競争してる】
月:大学教授になって良かったと思えるのは、安くて美味しい飯屋が近くに多い点だな。
黄:なんてちっさい喜びの見付け方なんだよぉ。
月:胃腸は極めて健康だから、学生仕様の分量でも軽々食いきれるぞ!
黄:よっぽどストレスのない人生を歩んでいるんだなと、
本人を知らなくても推察可能なのが、実に残念な話なんだよぉ。
【カロリーに怯えるようでは素人以下】
月:今後はこんなことがないように、学食ではフルコースを頼もうと思う。
黄:これは間違いなく、判断をミスってるんだよぉ。
月:まあ、カツ丼、ラーメン、定食くらいあれば、大丈夫だろうな。
黄:たしかに同情される心配は無くなるだろうけど、
それは確実に近寄りがたいと評されてるだけなんだよぉ。
学生時代に食べていたものを食べたくなったあなたは、人生に疲れている可能性がありますとか、適当なことを言っておきます。
2015
日本には、数多くの妖怪が住んでいます。戦後妖怪史を語る上で、水木しげる氏の話は欠かせませんが、最近は本人が完全に妖怪と化してると専らの噂です。九十歳過ぎてマンガを描けるって、どういうことなんでしょう。多分世界初であろう、百歳を超えての現役漫画家を目指して欲しいものです。
それはそれとして、そもそも妖怪とはなんなのでしょうか。日本は元々、土着の精霊を信仰していたと言われています。これが既に妖怪の雛形とも言えるでしょう。後に大陸から、五行やら、仏教やら、新しい宗教が輸入されてきました。大仏やら、陰陽道やら、流行りモノが主流となる中、妖怪達は何をしていたのでしょう。陰陽道だと、単に退治されるだけの悪者の印象しかありませんが、気付けば色々とごちゃ混ぜになっていった感じです。江戸時代辺りには、当時の科学では説明できない不可解な現象を妖怪に押し付けた、という解釈でいいのでしょうか。と言うより、現代も色々住み着いてますよね。コードをぐちゃぐちゃにしたりとか、風呂場の水を出そうとしたらシャワーになってて水を浴びるとか、そう、全て妖怪の仕業なのです。妖怪ウォッチは観たことありませんが、そういう話なんでしたっけ。ああ、あと、あるはずの小物がどうしても見付からなくて、諦めて買ったら、すぐさま見付かることもありますよね。おのれ、妖怪許すまじ。
(・ω・) 数日姿を隠していた爪切りが、買った翌日に発掘されたのさ
【自在に戻れるとしたらちょっと怖い】
月:かぐや姫って、どう思う?
黄:どういった意図の質問なんだよぉ。
月:いや、月からやってきた偉い人ってのはいいとして、
どうやって赤ん坊になったのかとか、そもそも竹に入った方法とか謎が多過ぎて。
黄:気にする部分が細かすぎる感じがあるけれど、
もしかしたら、赤ん坊の玉の肌に憧れを持つ年頃なのかも知れないんだよぉ。
【こっちの方が願い下げだという負け惜しみ】
月:ともあれ、五人の貴人をことごとくドギツイ振り方する場面は痛快だよな。
黄:そういう見方は、どうなんだよぉ。
月:顔がいいって噂だけでプロポーズしちまう様な男に、ロクなのは居ない。
黄:このすさまじいまでの断言っぷり、
容姿を理由に別の女に走られた過去すらあると、深読みしてしまうんだよぉ。
【姫というより女王様寄りに】
月:右大臣の阿部っちとか、メッチャウケるぜ。
絶対に燃えない火鼠の皮衣を要求されて唐から輸入したのに、
かぐや姫が焚き火に放り込んで『燃えるじゃん、ナメてんの?』って言われたとか。
黄:そういうプレイに見えてきたんだよぉ。
月:現代の防火服を持っていったら、どういうリアクションになるのかなぁ。
黄:金属色なのも銀狐ですと言えば押し切れる気もするけど、
だからって課題クリアにしてくれるイメージは全く湧かないんだよぉ。
【リアルに千年の恋が一瞬で冷めそう】
月:月に帰る前に、帝が不死の薬渡されたけど、
『かぐや姫おらんのに長生きしてもしゃーないやろ』って焼いたんだっけ。
黄:たしかに当時の帝は近畿地方在住だけど、なんだよぉ。
月:生きまくって、月に行けるくらい科学が進歩するのを待てば良かったのに、
所詮、顔だけの女への執着なんてそんなもんだよな。
黄:そういうラストにすると、話の本質が全く変わると言うか、
ラブロマンスの皮を被ったサイエンスホラーになる気がするんだよぉ。
そういえば、高畑監督のかぐや姫はまだ観たことありません。こういうのって、タイミングを外すと中々観ないものですよね。
2015
プリンシパルも、月読教授を除けば次の黄龍編を更新したら終わるということで、サブタイトルの名前に誰がどれだけ使われてるかが気になりました。数えてみると、オムニバスの黄龍編が4、玄武3、悪魔2、天使2、朱雀2、月読2、青龍1,白猫1、白虎1みたいです。意外と、バランスがいいのかも知れません。玄武は、主役が当代だったり、先代だったりするので、ちょっと増えるのは致し方無いのでしょう。黄龍も、最初と最後はオムニバスと決めてるので、勝手に増えます。黄龍が主役でも黄龍編なので、最大5回とか探せばありそうです。というか、前回のエンプレスがそうだったみたいです。黄龍の奴、調子乗ってやがんな。
1期の頃は、主要人物が黄龍、麒麟、四神、武則天くらいしか居なかったので、武則天を除く6人をローテーションで3回やったし、じゃあ18話でいいかと一区切り付けました。それを未だに引き継いでいます。何故ここで武則天が外されたのかは、流石に憶えてません。何ででしょう、名前が二文字じゃないからでしょうか。割と、そんな理由の気がしてきました。後に武照という別名があるということで使うことになりましたが、主人公の親友ポジのくせに、絶妙に出番が足りません。いや、逆に親友ポジだからかも知れません。ライバル枠も兼ねてるならともかく、一周りして絡みにくい立ち位置という可能性はないでしょうか。
(・ω・) ライバル枠の麒麟がアレなんだから、融合しても大したことはなさそうだ
【童心を忘れないという遠回しな罵倒】
月:人工知能作りたい。超作りたい。
黄:こいつ何言ってやがるんだよぉ。
月:非生命体のくせに自我を持ってるんだぜ。こんなにも愉快なことがあろうか。
黄:何でこう小学生みたいにテンション上がってるのか知らんけど、
精神年齢がそんなものだし、致し方ないのかも知れないんだよぉ。
【美少年ロボで妥協してやってもいい】
月:意識とプログラムの境界線を探る上で、実に有用な手段だと考える次第です。
黄:流石は研究職、それっぽい御題目を並び立てるのは得意なんだよぉ。
月:それっぽいとはなんだ、それっぽいとは。
黄:で、本音はどこにあるんだよぉ。
月:二十一世紀になってこれだけ経つのに、
美少女ロボの一体も出来てないのは実におかしいとは思わぬかね。
【学業以外は交友関係が広い説】
黄:まあ、エロス抜きに科学は大して発展しないから、好きにすればいいんだよぉ。
月:よぉし、工学部のメル友に、意見を聞いてみちゃうかな。
黄:メル友って単語を、久々に聞いた気がするんだよぉ。
月:ちなみに知り合ったキッカケは、ネトゲのオフ会だ。
黄:何か前に同じような話を聞いた記憶があるけど、
せめて同一人物であることを願っておこうと思うんだよぉ。
【天才って目端が利くバカのことだからね】
月:『それは俺にとっても悲願だ。
どうやって予算を騙くらかすかが難しい』って返ってきた。
黄:バカの友達は、やっぱりバカなんだよぉ。
月:百年先を見据えられぬ無能役人のせいで、どれほどの才が無駄になったのであろうなぁ。
黄:文面だけ見れば歴史小説にでも出てきそうな言い回しだけど、
中身はメイドロボの話なんだから困ったものなんだよぉ。
そういえば玄武はネコミミメイドになるのが夢だった気がします。先代がちょっと本気を出せば簡単なんでしょうが、娘の喜ぶことをランダムでしかしないので、中々に難しそうです。
2015
世界樹に潜りたい病の発作が起こりました。まあ、年に数回は発症しているので、いつものことです。キッカケは何だったでしょうか。4の廉価版が来月に発売されることを知ってしまったからですかね。発売から三年程、DL販売されているのに、パッケージ版の新品が五桁に乗っちゃう、謎のソフトです。こういうのって、廉価版が出ても価格は維持されるのでしょうか。三百歩くらい譲って、特典が付いてるなら分からなくもないのですが、そういう訳でも無いようです。コレクターとしての心理は、多少の額面に代えられないものなのでしょうか。ちなみに、廉価版の方がバグが修正されて、ゲームとして良質なこともままあります。世の中は、ままならないものですね。
そしてこの症状、解消法は、特にありません。一ヶ月か二ヶ月我慢していれば、とりあえず先送りできます。プレイしちゃった方が精神衛生上いいんじゃないかという意見もありましょうが、ロスする時間と精神力を計算してみると、しない方がいいのでしょう。無論、人とは欲を理性で縛り付けている生き物なので、耐えられるかどうかは別の話です。ギャンブルに負け続ける人、異性に溺れる人、標準体重を大幅に超えても食べ続ける人、いずれも己に勝てない方々です。それに比べればゲームなんて、安価で楽しんでる分、何と健全なことではないでしょうか。
(・ω・) こういう風に言い訳を用意し始めたらヤバイと、経験則で分かってはいる
【生き残れる訳がないという自覚はある】
月:日本という国は、スポーツを文化として認めない空気がある。
黄:と言うより、非生産的な産業全般なんだよぉ。
月:教授は、教授は知的職業のトップだから批判されてないもん。
黄:個人的な意見としては大学が多過ぎて機能してない部分があるし、
半分くらい潰せと思ってるけど、そうすると同時に失職だから悩ましいんだよぉ。
【農耕民族に一発逆転なんてものはない】
月:スポーツ選手を目指すなら、宝くじを買った方がいいとか言い出すくらいだからな。
黄:そりゃ、子供のモチベーションも上がらないんだよぉ。
月:諸外国の様に、ちょっと才能がある子を見付けたら徹底的に応援して、
一発当てたら一族まとめて養ってもらうくらいのハングリーさは必要だと思う。
黄:それはそれで偏った海外観だけど、部分的には間違ってないのも事実なんだよぉ。
【一生分稼いだ人が言っても説得力はない】
月:つまりアレだな。日本人は、豊かになりすぎたんだ。
黄:アメリカは金持ってるけど、メチャクチャスポーツが盛んなんだよぉ。
月:全体が持ってるだけで、貧困層はとんでもなく多いからセーフ、セーフ。
黄:それはそれで、問題を感じるんだよぉ。
月:金の為じゃないとか言うけど、貰えるもんなら競技人口が増えるのは当然のことだ。
【体現する為に生まれた様な存在】
月:という訳で、スポーツ振興の為に、日本人を貧しくする計画を発動しよう。
黄:凄い本末転倒感があるんだよぉ。
月:不景気が続いてるとは言うけど、食う寝る少し遊ぶくらいなら何も困らない。
人が生物である以上、これでやる気が出る訳がない。
黄:それを月読教授様が言うと物凄い説得力がある辺り、
言葉とは、誰が発したかが重要であると再認識したんだよぉ。
スポーツ経験があると就職活動で有利ですが、スポーツで食っていこうとすると引き止められる、そんなよく分からない国がニッポンです。