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 福沢諭吉という方は、凄い人らしいのです。そりゃ、日本国で流通している最高紙幣の一万円札に、世代交代せず三十年以上居座ってるんですから、当然と言えば当然の話なのですが。彼は若かりし頃、諸外国に留学のような、視察のような形で渡り、様々なものを見聞しました。その結果、『教育をしっかりせねば、欧米に太刀打ちすることはできない』と、現在の慶應大学の前身である慶應義塾を創設したのだとか。私も、国家の根本は教育にあると考える一人ですが、その為に必要な学識や行動力を持ち合わせていない為、この時点で尊敬せざるを得ません。
 彼の言葉で最も有名なものは、『学問のすゝめ』の冒頭、『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』でしょう。何故だかこの部分だけが引用されますが、この後にも文章は続きます。要約すると、『しかし社会には様々な差異が生じている。この違いは勉強したかどうかで決まる』みたいな感じらしいです。つまり、生まれ持った人権的な意味で人は平等だけど、現実は甘くないから勉強しろよと、即座にタイトル回収してる訳です。伏線投げっ放しの作品が蔓延する中で、こんなにもキッチリと仕事をするとは、ゆきっちゃん、侮りがたしです。それにしても、最初に造らずで切って紹介した方は、何を考えていたのでしょうか。本来の意図から完全に外れているではないですか。故意と言われても、致し方ないでしょう。ん? 一部分を切り取って、偏向、誇張して触れ回る? 何処かで聞いたような話になって参りましたよ。

(・ω・) まあ、この手のテクニックは、古来から特に進歩はしてないしね

【その方が次世代は逞しく育つ】
月:そういや、もしも朱雀の転生が不調に終わって、
 そのまま息を引き取ったら借金はどうなるんだ。
黄:怖い想定をしてるんだよぉ。
朱:私が死んだ後のことなんてどうでもいいのが本音ですよね~。
黄:嘘偽りなく言葉を発することはいいことなのだろうけど、
 世間はそれを空気が読めないと評するのではなかろうかなんだよぉ。


【二人して自己弁護フルスロットル】
月:まあ普通に考えて保護者の黄龍が引き継げばいいのか。
黄:勘弁して欲しいんだよぉ。
朱:黄龍さんは働いてないから、私以上にどうしようもないと思いますよ~。
月:じゃあ、朱雀はちゃんと働いてるのか問題が持ち上がるのだが。
朱:働いてるから偉いって考え方は、不健全ですよね~。
黄:それ以前に、何を以って偉いとするかという、
 価値観そのものを咀嚼してもいいのではなかろうか、なんだよぉ。


【神々の戯れというにはかなり悪質】
朱:私の借金は経済という大きな輪の中に組み込まれてるんですから、
 急に消えたら大混乱が起こると思うんですよ~。
月:完全に諦めてるぞ、こいつ。
黄:でも、正論ではあるんだよぉ。
月:昔、ふざけ半分に大量の金銀を市場に流そうとしたら、
 しこたま怒られたのと似たようなものか。
黄:その、何の意味もなくトリックスターっぷりを発揮できる辺りが、
 唯一の存在意義な気すらしてきたから困るんだよぉ。


【知ることが最大の罪業という考え方もある】
朱:生まれた時から安月給だから、借金を返してるという感覚が無いんですよね~。
黄:本来の朱雀の高給が先祖代々の功績と考えると、トントンなのかも知れないんだよぉ。
月:無駄飯食いなのか、搾取されてるのか、よく分からんよな。
朱:お金は、そんなに多くなくても豊かに生きていけますから~。
月:こういうことを口にする輩に、
 贅を尽くした生活を送らせたらどうなるかを試したくてしょうがない。
黄:だから、なんでそうも、ロクでもない方向に発想が全開になるんだよぉ。

 これで朱雀の借金返済の物語も一区切り。一円も、一元も返してねーじゃねーかと言われると、書いてる方も、あっれぇ感が凄いのですが。
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 一般論として、イジメとイジりは境界線が曖昧なものとされています。強いて分類するなら、悪意の発露として行動されたものがイジメなのでしょうが、そんなものは他人には当然分かりません。と言うより、思春期の少年少女では、本人にすら判断付かないのではないでしょうか。この様に、世の中にはどっちに属すのかがよく分からないものがたくさんあります。私の持論として、天才とバカは本質的に同じものだというのがあるんですよ。頭の配線がおかしいという意味で。世の中の役に立ったり、色々な人に認められる狂人が天才と認定されるのではないかなぁと。よく天才は孤高の存在だと言いますが、実際のところは才能をそれなりに認めてもらってる時点で、言うほど孤立してる訳でも無いんじゃないでしょうか。とんでもない何かを持ち合わせていながら、誰かに発掘されることもなく消えていった方はどれだけ居るのでしょうか。全ての存在が繋がっているとする仏教観は、そういった解釈も出来るような気がしてきました。存在は、認識されることで確立するというのが哲学的には古典の部類なことを考えると、やっぱり仏教ってそっち寄りのものなんじゃないですかね。

(・ω・) 創作が、誰かに見られることで成立するというのも、真実だと思う

【思ったより前提条件が厳しすぎた】
月:というかだな、このくらいの額の借金となると、
 逆に返さなくてもいいんじゃなかろうか。
朱:たしかに、借金は大きくなりすぎると借りた方が強くなるって言いますよね~。
黄:給料から天引きされてるのに、どういう対処法があるんだよぉ。
月:あ、無理だな。
朱:そ、そんな一瞬で、可能性を否定することはないじゃないですか~。


【中国は水餃子が主流だろというツッコミは禁止】
月:いや、貸主と雇い主が一緒って、踏み倒しようがなくね?
黄:自分以外の全人類がゾンビ化したくらいの詰みっぷりなんだよぉ。
月:その場合は、自分からゾンビになれば、意外に幸せと結論が出てる。
朱:むしろ生き残った唯一の人間として、
 ゾンビさんの方がチヤホヤしてくれるかも知れませんよね~。
黄:その大皿に残った最後の餃子を見合っての駆け引きみたいな理屈、
 正しいのかどうなのか、ちょっと考えさせて欲しいんだよぉ。


【このまま日陰者も気楽でいいかなと】
月:朱雀が麒麟を倒したら、チャラにならないだろうか。
黄:借金を、なんだと思ってるんだよぉ。
朱:そもそも、仮定に無理がありすぎませんかね~。
月:ドン・キホーテだって、勝てると信じて風車に突撃したんだ。
  何事も、やる前から諦めてはいけない。
朱:ど、ドン・キホーテさんは、それで玉砕したじゃないですか~。
黄:大体、天照に取って代わることをほぼ諦めてる月読が言っても、
 何の説得力も無いんだよぉ。


【上から目線って快感ではあるからね】
月:ギャンブル物の作品で、借金持ち同士を争い合わせるのはよくある展開だけど、
 朱雀を放り込んだらどうなるのだろうか。
黄:現場全員の借金を引き受けても誤差レベルだから、ある意味最強なんだよぉ。
朱:一種の、人助けですよね~。
月:借金で首が回らない様な連中に、救いの手を差し伸べるのが本当に善行だろうか。
黄:どれかというと、飢えた獣達の檻に肉を放り込む悪趣味さに通じるものがあるけど、
 そういった下卑た感性も、世界の一部ではあるんだよぉ。

 バブル崩壊でやらかして百億くらいの借金を背負ったおっちゃんが、割と元気にテレビに出ているのを見たことがあります。元手と狂乱景気があれば、もう一勝負できるのになーみたいなことを言っていた気がしますが、こういう人を見ると、数千万の借金で自殺する人ってなんなんだろうとは思っちゃいますよね。

 ノーベル賞級という表現があります。自然科学界隈で、世紀の大発見をした時に、よく用いられるものです。過日に計測された重力波などが分かりやすい例となるでしょう。面白いもので、文学賞と平和賞に用いられることは、あんまし無いようです。如何にこの二つに権威が無いのかが分かる話だというのは偏った見方として。まあ、文学作品が発表と同時に『ノーベル賞級の衝撃』とか煽られても、割と普通にドン引きするしか無いですよね。低俗な週刊誌クラスのしょうもなさです。取れなかったらどうするんだ。平和賞の方も、賞を貰うためにやってんじゃねーよと、偽善者っぽくなるのでそういう物の言い方は避けるのでしょう。例えば、電撃的な和平交渉かなんかをまとめた人が居たとして、『ノーベル平和賞確実』とか言われても、そっちもかなり後ずさりしてしまいそうです。
 で、思ったのですが、このノーベル賞級という言葉、たしかに分かりやすくはあるのです。私達のような一般人に、最先端科学の何が分かるかと言われると、まったくもってな訳で。ですが同時に、安直に過ぎる面も無いでしょうか。言い換えると、報道する側の手抜きというか。ばっさりと言うなら、表現力の欠如です。何か衝撃的なことがあった時、『ヤバイ』と連呼してしまうくらいのボキャ貧っぷりを感じてしまったのです。思い起こしてみてください。自然科学分野で大きなニュースがあった時、この冠が付かなかったことがあったでしょうか。庶民には難解な事象を、噛み砕いて伝えるのが報道の本質なのでしょうが、単にこちら側と同程度になってしまっていないでしょうか。件のSTAP細胞騒ぎも、一つの原因はここら辺にある気がしています。Natureに掲載されたというだけで、裏も取らずに大々的に持ち上げて、どうも捏造っぽいぞをという情報が流れると一転して叩きまくるという、これのどこら辺に報道の正義があるのでしょうか。典型的な、流されるだけの大衆ではないですか。報道界隈に理系のことが分かる人は極端に少ないらしいので、必然となってしまう面もあるのでしょうが。私程度の理学知識しか持ち合わせてなくても、明らかにトンチンカンなことを書いていると分かる記事を結構見掛けますもの。記者って、五輪のメダルと同じで、ノーベル賞も取れない奴は報道する価値はねぇって思ってそうですよね。彼らは民間企業なので、商売っ気を出すのが悪いとは言いません。ですが、同時に、社会正義や公器であることを振りかざすのもやめて欲しいというのが、私なりの本音です。

(・ω・) 権威とは作るのに時間が掛かるが、失うのは一瞬である

【現実には更にテラ銭を取られる】
月:借金の返済といえば、博打での大穴狙いだな。
黄:限りなく最悪に近い選択なんだよぉ。
朱:ですけど、倍々ゲームで増やしていけば、
 意外と回数は少なくて済みそうでね~。
黄:勝率五割で十連勝する確率は千分の一を切るという、
 悲しい現実を突きつけるかどうかが、話の分かれ目なんだよぉ。


【超低確率は成功フラグとかいう以前の問題】
月:勝つ可能性が僅かでもあれば、それに挑むことこそ肝要だ。
黄:少年漫画の主人公っぽく言っても、ダメ人間に変わりはないんだよぉ。
朱:ちなみに、私のお小遣いを元手に五割で倍返しの勝負をするとして、
 何連勝すれば借金はなくなりますかね~?
黄:五十……いや、六十くらいなんだよぉ。
月:これは絶対に無理だと、確信した瞬間でありました、はい。


【バトル漫画のインフレが裸足で逃げ出す】
月:イカサマを仕込むしか無いなと思ったが、
 だったら何か詐欺をした方が早いと気付いた。
黄:どれだけ詐欺に執着があるんだよぉ。
朱:そもそも、私の借金に見合うだけの財産を持ってる方が居るんですか~?
月:そういえば、居ないな。
黄:一時期、都市伝説的に流行った経済界を牛耳る財閥ですら届かない気がして、
 絶望感がドンドン増してくるんだよぉ。


【あくまでも営業トークで押し通す】
月:逆に言うと、朱雀がどれだけ商売で成功しようと、返済は不可能に近いな。
黄:気付いてはいけないことに、気付きやがったんだよぉ。
朱:それでも、減らすに越したことは無いですよね~。
黄:砂漠に草を一本生やして緑化と言いはるくらい、無益な気がしてきたんだよぉ。
月:だけど肌色頭に産毛がチョボチョボ出たくらいで返金保証から外れるし、
 全くの無意味という訳でもない感はある。
黄:そういうどうしようもない詐欺的発想が月読を小悪党たらしめていると、
 またしてもどうでもいい確信が増えてしまったんだよぉ。

 ギャンブルでドーンと借金を返した人は居ない訳でもないのでしょうが、十人中一人くらいのもんで、残りの九人は増やしてるだけというのが、やっぱり現実なんでしょうね。

 一般に、世界三大珍味といえば、フォアグラ、トリュフ、キャビアのことを指します。フォアグラはガチョウの脂肪肝、トリュフはキノコの一種、キャビアはチョウザメの卵の塩漬けです。誰が決めたのかは、全くの不明です。世界という冠の割に、欧州系に偏り過ぎだろうというのは、お約束なので突っ込んではいけません。今現在、権威や偏見を全て取り去って本当に三つだけ選ぶとしたら、何になるのでしょうか。三は足りなさすぎだろう、せめて十はくれやと思わなくもありませんが、世の中、三大に収めたがるので致し方ないのです。
 世界三大発明というものがあります。一般的には、活版印刷、火薬、羅針盤です。西洋でルネサンス期に開発されたものということになっていますが、その源流は中国を含めたアジアであるというのが定説のようです。東洋系の科学者に言わせると、西洋人はしょっちゅう東洋人の業績をネコババしているのだそうですが、これもその一つでしょうか。何か何処かで書いたことある気がしますが、人類史の三大発明とか選ぶなら、車輪、文字、農耕技術辺りになっちゃいませんかね。いや、こっちも、せめて十は寄越せやって結論に至った記憶が僅かばかりあります。

(・ω・) 調べてみたら、二十世紀三大発明だったけど、纏まる訳ないよね

【宇宙が収縮するのを待った方が早そう】
月:基本に立ち返って、何か副業でも始めるか。
朱:内職とかやってみたいですね~。
黄:あの類の単価の安さを知ってるのかを知りたいんだよぉ。
朱:どんな遠い道のりも、最初の歩き出しが大事なんですよ~。
黄:この場合、千里の道も一歩からと言うよりは、
 宇宙の果てに三輪車で向かうようなものの気がしてならないんだよぉ。


【善行としてカウントされるのか微妙】
月:では、この内職用のサンプルを試してみようではないか。
黄:なんでこんなに、たくさんの種類があるんだよぉ。
月:よくある内職詐欺の業者から冷やかしで分捕った。
黄:暇なことしてるんだよぉ。
月:金と労力など全く気にせず法廷闘争まで持ち込める私に、
 ありきたりな恫喝なんてしやがったから潰してやったけどな。
黄:義憤ではなく、私憤でそこまで出来ることを褒めるべきかどうなのか、
 天照辺りがちゃんと判断して欲しいんだよぉ。


【そして底辺大学の教授という結論に行き着いた訳だ】
朱:こういった、チマチマとした作業は意外と楽しいです~。
月:私は、もう飽きた。
黄:向き不向きが出過ぎなんだよぉ。
朱:効率化させるにはどうすればいいかを考えるのがコツですよ~。
月:ほらー、私ってクリエイティブな仕事じゃないと肌に合わないっていうか。
朱:こういうことを言う方って、大体、何も出来ないんですよね~。
黄:たしかに月読の場合、人間に生まれてたら何をして食ってくのか、
 悪い意味で全く想像がつかない酷さがあるんだよぉ。


【それはそれでロクでもない話じゃなかろうか】
月:いいじゃん、この文明社会、全部機械化しちゃえば。
黄:その手の細かい作業は、まだまだコストが見合わないんだよぉ。
月:神が単純作業に従事させる為にと生み出した生物が、
 後に人間と呼ばれるようになったと、誰が思ったであろうか。
黄:神様が、こえー発想してるんだよぉ。
朱:実際のところは、適当に作ったら勝手に動き出す、
 プログラムのバグみたいなものなんですけどね~。

 内職はやったことがありませんが、多分、月読と同じく五分で飽きます。割がよくてもキツそうです。

 中国史で概ね公式に認められている唯一の女性皇帝、武則天は改名マニアであったとされています。黄龍ちゃんでも触れたことがある気がしますが、西暦684年からの二十年間程で、改元を十七回行ったそうです。中国の学生試験がどんなものなのか知りませんが、記憶力皆無な私にとって、ここら辺を丸暗記しろと言われたら、血反吐を吐きそうな気がします。円周率か何かかいなと。又、唐代の人物なのですが、その国号も周に改めたりしている為、厳密な話をすれば、唐代から周代に掛けて活躍した人物ということもできます。死後、唐に戻ってますし、面倒だから唐で一括りにしてる感じもあるようですが。実質的な中身が変わってないんだから、当然とも言えましょう。
 実質的な中身が変わってないと言えば、前民主党の話になってしまうのでしょうか。前に書いたことがあるような気もするんですが、あの看板の付け替えって、何の意味があるんでしょうね。いや、煽りでもなんでもなく、選挙や政略的に、本格的にヤブヘビ以外の何物でもないような。廃ギャンブラー理論で言うと、一回でも成功した体験を忘れられずに繰り返すことになるのですが、新党を作って何かいいことなんてありましたっけ。90年代の新党ブームの時ですら、刹那的なものならともかく、中期、長期的にはロクなことが無かったような。かつての野党の大勢力、社会党ですら社民党となってあの有様ですし。大体、普通の日本人の感覚だと、そうホイホイ名前や所属を変える人は信用されないと思うのですよ。二年に一度くらい会う知り合いが、その度に勤めてる会社を変えてたら、ちょっとアレな人って思うでしょう。ネット界隈だって、ハンドルネームやメールアドレスをちょくちょく変える人は、後ろめたいことでもあるのかいなと思われる訳で――老舗が、どうして価値があるのかを全く解してないんでしょうね。その一点に関してだけは、共産党を認めてやらんこともありません。その割に千年以上続く天皇制を否定するという、行動に一貫性が無い部分もある訳ですが。

(・ω・) 新しもの好きの日本人だけど、飽きる時もマッハというのが肝なのかも

【分裂時に体重が半減している可能性】
月:それで借金返済の話なんだが、髪を売り払うというのはどうだろうか。
  朱雀なら、物の数分でまた伸びる気がする。
黄:毛根に優しくないんだよぉ。
朱:月読さんは、質量保存の法則をちゃんと理解した方がいいですよ~。
月:朱雀にだけは物理がどうとか言われたくない、そんな気持ちで胸が一杯です。


【朱雀なら何でもありと協会も認めている】
黄:大体、こんな発火性の、うねうね動く髪を、誰が欲しがるんだよぉ。
月:なんでこれ、普段はどうってことないのに、切り落とすと蠢くんだ。
黄:通常状態では休眠してるけど、
 分離することで独立した生命体として覚醒するのではなかろうか、なんだよぉ。
月:ちょっとした恐怖映画か!
朱:細胞はみんな生きてるんですから、ありえない話じゃないですよね~。
月:多細胞生物の細胞一つ一つに、単独で活動を維持する力はない!


【毛が少ないで毟るって中々よく出来てるな】
月:同じ理屈で、この羽を布団とかに入れてだな。
黄:だからこれ、燃えるんだよぉ。
月:毟りのスペシャリストも呼んだのに、なんという相性の悪さだ。
猫:うまーお。
黄:刈れば済むのに、なんでわざわざ毟ろうとするんだよぉ。
猫:まーお。
朱:『そこにふわふわしてるものがあれば爪を研ぐ。自然の摂理だろ』なら、
 致し方ないのかも知れません~。


【閃き一点特化は活用しがたい】
月:真空パックに詰めて、非常用の発火剤として売れないだろうか。
黄:よくもまあ、色々と考えるんだよぉ。
朱:商売人タイプなんでしょうね~。
月:ちなみに、面倒くさがりで飽きっぽいから、あんまし役には立っていない。
朱:どうして、こうも才能は無益に割り振られるんですかね~。
黄:この世で屈指に極端な能力を持つ朱雀が言うと、なんともはやなんだよぉ。
朱:ふに?

 私も性格的に商売人的な気質があるのですが、社交性と行動力が残念な為、大儲けは難しそうです。


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