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 他人のふんどしで相撲を取る、という言葉があります。意味は、自分以外の力を利用するといったところでしょうか。元々、相撲を取る為に不可欠なふんどし(まわし)を、自前で用意しないということから来ているのだそうです。他者のものを着けたところで強くなる訳でもないし、威嚇にもならないのに、変な言い回しだなとは思っていたのですが、これなら分かるような、そうでもないような。そもそも、現代人の感覚だと、自分のものでないふんどしを使うって、相当に抵抗があるじゃないですか。目的の為には手段を選ばないとか、許容する度量を持ち合わせているとかの意味に変わってもいいんじゃないでしょうか。まあ、大相撲ですと男性しか土俵に上がれないので、この世知辛い現代社会、男女差別がどうとかうるさいです。この際、他人の下着を身に付けるに改変すべきやも知れません。ん? 何か、よくある戦力差を実感するシチュエーションに、話が変わってませんかね。

(・ω・) こうやって風桶的に原型を留めない脳内暴走が、創作の原動力とも言える

【口八丁が適任なのも類似点】
綾:うちのような中堅が国を維持する為には、詐術が肝要ですの。
岬:つまるところ、張子の虎をどうやって本物っぽく見せるかってことですか。
綾:兵力や石高はもちろんのこと、民の活気も間者を欺くには重要ですわ。
岬:本格的に詐欺師の手口ですよねぇ。
綾:政など、所詮はそういったものですわよ。


【自称なのか創作なのかすら曖昧だけどな】
結:そういった話なら!
舞:山岳に潜む野良猫と呼ばれし我らが!
海:虎と恐れられてみようではないか!
岬:猫を虎は、誇大広告が過ぎませんかね。
綾:この時代、鬼将軍、鬼美濃、鬼柴田、鬼虎、鬼武蔵など、
 実在しない鬼を冠してハッタリを噛ます連中ばかりですから、問題ありませんわ。


【軽くキレたくらいで頭噛み砕かれる程度のもんさ】
綾:そもそもの話として、山猫と虎なんて、
 大きさ以外に大した差なんてありませんわ。
岬:体重で十倍以上は、大分違うと思いますけど。
舞:赤ん坊と大人の比率よりでかいな。
海:だが、我らも精神年齢はそこら辺で止まっていると言われている身。
結:逆に、羽ばたく可能性を秘めていると言えよう。
岬:正直、何言ってんだか分からないんですが、
 事細かに説明を求めるのは野暮だと思うんですよね。


【赤備えの恫喝効果は見事としか】
海:では早速、鎧兜を虎縞に染める手筈を整えて参る。
結:黒と黄色は、言わずと知れた威嚇色。
舞:今後は我らの象徴として敵軍の脳裏に焼き付くことであろう。
岬:今までも神出鬼没に敵を撹乱してきましたし、
 本人達が居ない場所に出現させるとか、意外に使えるかも知れませんね。
綾:その計略を立てるのが誰なのかを忘れている節がありますが、
 それもまた楽しということにしておきますわ。

 家康が最も恐れた男と同じく、鬼を冠する武将も、シリーズ化出来るほどたくさん居るようです。文化学的に言えば、鬼は妖怪の一種で、理解できない恐ろしいものの象徴なのでしょうが、乱用すると価値が下がるのはいつの時代も同じでしょう。
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