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 人は、脊椎動物としては世界で一番の生息域を持つ生物です。人種に依る基本的な身体スペックは大差ないくせに、極寒地域から熱帯地域まで、工夫と根性で住もうとします。というか、将来的には宇宙すら居住空間にしようと画策しています。冷静に考えたら、頭湧いてます。陸上の許容量が限界だというのなら、大陸棚の底、二百メートル辺りに住む技術を開発した方が安上がりな気もしますが、どうなんですかね。水深百メートルを超えると、海抜八千メートルに匹敵するくらい過酷な環境らしいので無理な気もしますが。とはいえ、過ごしやすい環境があるなら、そちらに流れたいのが人の性のようでもあります。地方より都会に人が流れるのを見ても、それが伺えます。しかし考えてみたら、人がそれだけ広域に住んでいるというのなら、犬もほとんど同じだけの地域に生息しているとも言えます。あいつら、人間に忠誠を誓っているようで、全力で利用しているのかも知れません。世の中、ギブアンドギブが基本と言われれば、それまでではあるのですけどね。

(・ω・) わんこ天然説と計算説で、なにがしか話を広げられないだろうか

【何だその伝説のロックバンドみたいな邂逅は】
麗:ところで、舞浜さんは以前、七原家に仕えていたそうですが、
 どういった経緯でそうなったのですか。
千:ん? まともな職もなく全国を放浪してる時に出会って、
 『いっちょでかいことやってやろうぜ』って誘われてさ。
麗:その結果、中堅大名にまでなったというのに裏切ったんですか。
千:人間、その場の勢いで動くのって、抗いがたい魔力があるよね。


【顔グラで選ぶのは大概だけど数字だけ見るようになるのもどうかと】
千:そういう西ノ宮さんは? 茜さんが声掛けたのは知ってるけど。
麗:前は旅の語り部だったのですが、根無し草はやはりいけないと思いまして。
千:先々が不安定極まりないのは、戦国武将も変わらないと思うけどなぁ。
茜:麗ちゃんの能力値を見て、ピーンときたのよ。
  これは野に埋もれた逸材枠だってね。
千:色々と突っ込みたいところはあるけど、聞かなかったことにしようかな。


【悪魔の取引的に潜入したとすれば辻褄は合う】
千:そういえば、茜さんが公康の軍師になった経緯が思い出せない。
麗:いつの間にか収まっていたと言うんですか。ちょっと怖いですね、それ。
茜:嫌だなぁ。割と初期の段階から、助言とか実務とかしてたじゃない。
千:そう、だっけ?
麗:人間の記憶は限りなく曖昧なものですからね。
  きっと、そういうことなのでしょう。
千:僕の頭が安全装置的な機能を使って抹消してないことを祈るばかりだよ。


【有能な人ほど自己責任論に傾倒するよね】
彩:人生なんて、本当、どうなるかなんて分かったもんじゃないよね。
千:何か、悲痛で切実な声が漏れ聞こえた気がするんだけど。
茜:家の都合で振り回されるのが嫌なら飛び出せばいいのにね。
千:それで生き残れるのって、極一部の人だけだと思うよ。
麗:天才が故の傲慢を感じますね。
茜:どっちにしろ先が見えないんだったら、好きに生きた方が得だと思うんだけどね。

 今更ながら、この作品の年齢設定はどうなってるんだという気がしてきましたが、そこら辺はファジィに解釈してください。意訳すると、そんな細かいとこを見る作品じゃねーよということです。
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 趣味というものは、本人が充足していれば、それでいいというのが持論です。もちろん、他人に必要以上の迷惑を掛けないという前提がありますが。お金を掛けすぎようが、時間を食い潰そうが、それに対する後悔が無く、楽しかったのであれば、それは立派な趣味です。引退する時に、ほんのちょっぴり寂しさか切なさ的なものが残るのも、考えように依ってはいい思い出なのかも知れません。この説明で、ソシャゲの話にしか聞こえない方は、少しばかり偏ってる感もありますが、それはそれとして。そういった意味では、一生できる趣味を見付けるというのは、建設的なのかも知れません。しかし、心の底から没入できることに出会うのは割と難易度の高い話ではあります。一生幸せになりたいなら釣りを憶えろとは、昔人の談。現代人にとってはなんなのか。探しに行こうじゃないですか。

(・ω・) 何か私が不幸せみたいな流れになったけど、それなりに生きてて楽しいよ

【後を継いだところで一寸先は闇だと思うんだけど】
結:ところで、今更なのだが。
舞:かつて七原家に仕え、今は独立した茜殿は御館様の実姉と聞く。
海:一体、如何なる経緯でそうなったのか。
舞:伺ってもいいだろうか。
岬:『親の敷いた道を歩くとかつまらないから後は任せた』って言ってましたね。
結:思ったより、若人的な発想で御座った。


【むしろバラ売りされる姿が想像できない】
海:しかし、実の姉妹で敵対する勢力になるとは。
結:この時代らしいと言えばらしいで御座るが。
舞:思うことはないのであるか。
岬:うちの家訓の一つは、『血の繋がりを過信する輩は血の繋がりで滅ぶ』ですからね。
  これくらい淡白な方が、均衡はとれるんじゃないですか。
海:三つ子で仕える我らには、全くもって共感できない話の気がするで御座る。


【結果として適材適所なんだから嵌まってる感もあるけど】
岬:それを言ったら、あなた達の姉もお姉ちゃんのところで働いてるじゃないですか。
舞:今、気付いたのだが。
結:我が家に居るの、大体が妹とはどういうことなのか。
海:何かの陰謀を感じる事態で御座るな。
岬:考え過ぎだと思いますよ。
  天意と言いますか、運命がそこまで思慮深かったら、
 私に大名なんてやらせないでしょうしね。


【上司として自分がやろうとは決して言わない】
綾:兄弟姉妹で同じ君主に仕えるのが、必ずしもいいこととは限りませんわよ。
空:ほう?
海:正直、この流れは予想できもうした。
結:もう一捻り加えて欲しいものですな。
舞:惰性で仕事をするのは感心致しませぬぞ。
綾:無茶苦茶言ってますわね。
岬:そうしないと存在意義に悩み始めそうなので、優しい目で見守ってあげてください。

 そもそも、メンバーの配分は気分で決めたので、そこに至る背景については妄想の余地があります。バックボーンがキャラクターに深みを与えるという説もありますが、あまり細かく決めすぎると動きが鈍くなる気もしてるのですが、どうなんでしょうね。

 スピンオフには、大まかに言って二種類が存在します。元の世界観やキャラクターを流用するものの、ほぼ独立して読めるものが一つ。もう一つは元ネタがガッツリ食い込んで、そっちの作品を知らないとあまり楽しめないものです。どちらが良い悪いではなく、需要の問題でしょうね。製作者側が好き勝手やる為に間借りしてるパターンも結構ありそうですけども。前者は、元ネタを超えるヒット作となる可能性を秘めていますが、逆に原典が足枷となるリスクもあります。後者は逆に、ある程度安定した受けを計算できますが、それ以上は期待できません。野球で言うと、当たればでかいけど滅多に当たらないスラッガーと、コツコツ当てるのはうまいけど長打はレアな巧打者みたいなものですかね。どちらもチームには必要です。新作が出る度、世界観がリセットされるのに、何故かナンバリングが付けられるゲームソフトも、この類では無いでしょうか。駄作が続くと、遺産の食い荒らしと批判される辺り、リスクを孕んでいます。オリジナルの完全新作でのヒット作があんまし出てこないところを見るに、業界の閉塞感を覚えないでもありません。市場がでかくなってしまった以上、色々と守りに入ってしまうのも、人の心理としては致し方ないのやも知れませんね。

(・ω・) 結局、スピンオフが内輪向け前提であるのは事実だからなぁ

【市町村長アンケート並の気安さで】
公:大名辞めたい。
遊:ついに、その領域に突入したか。
  私調べで恐縮だが、小大名も含めて二百名以上に聞き取りを行ったところ、
 実に八割以上が、しがらみが無ければ隠居したいと答えている。
公:その諜報力に驚きかけたが、絶対に捏造だと確信できる。
莉:隣国の大名すら謁見に凄い手間が掛かって、腹の探り合いになるもんね。


【元々の家臣が茜と千織しか居なかった時点で察してやれ】
遊:で、何でそんなこと言い出したんだ。
公:裸一貫からここまで上り詰めたものの、所詮は砂上の楼閣。
  崩れ落ちる前に、逃げ出せないものかなぁと。
遊:お前、代々の大名じゃなかったのか。
公:側近級の部下がそんなことも把握してなかったとか、
 これだけで本格的に落ち込む案件じゃなかろうか。


【岬に言われたのなら心象が大分違いそう】
公:いや、小さな商家の生まれなんだが、『オラ、こんな生活嫌だ』って、
 どこにでもある家の飛び出し方をして、気付いたらこんな感じに。
遊:地味に、凄い出世の仕方だな。
莉:さすがは戦国時代、夢があるよね。
遊:ここに至るまでには色々苦労もあっただろうに、
 それも投げ出したいとか、何たる不遜か。
  結局のところ、どんな仕事をしていようと、それなりに大変なんだぞ。
公:すげーまともに諭されたけど、相手が遊那なせいで心に全く響かない。


【有能だから後継ぎに任せきれないだけの気もするけど】
公:ぶっちゃけた話、辞める方が面倒そうだから、頑張るけどさ。
莉:完全に、疲れきった中年の雇われ人だね。
遊:円満に後継者に委譲できる例は稀で、大体は死ぬまで現役だからな。
  と言うか、戦死や病死で、結果的に権力が移る例の方が多い。
公:それも思い込みで言ってるような匂いがするけど、
 有名大名を思い起こしてみると、本当にその手に話ぱっかりだ。

 さりげに、どういう経緯で大名になったかという設定は抜け落ちていました。まあ、年2、3話しか進まないので、何を書いたのかすら曖昧だということに関しては、深く考えない方向でいきましょう。

 戦後、日本で国民投票が行われたことは、多分、無いです。というか、憲政史上、一度も無いはずです。帝国憲法は知りませんが、日本国憲法に規定されている国民投票が、憲法改正時のみだからでしょう。諸外国のように、何か大きな決断をする時に国民の意志を仰ぐのであれば、衆議院を解散して信を問うという手段が使えるというのも理由の一つかと思われます。近々衆議院を解散するという噂もありますが、次の選挙は実質的に憲法改正を是とするかを問うものとなるでしょうから、吟味は必要です。まあ、参議院が纏まるのか大分胡散臭いので、初の改正発議はかなり先になるのかも知れませんけど。ともあれ、日本人にとって馴染みの無い国民投票ですが、諸外国では時たま行われているようです。イギリスのEU離脱の時にも書いた気がしますが、アリバイ作りの為にやる元首も多い気がしてなりませんけども。結果的に予想外の敗北を喫して、辞任に追い込まれるパターンもあるので注意が必要です。アイルランドの離脱問題は、辛うじて連合存続派が勝利してことなきを得ましたが。ギリシャで絶対に働かない派が勝利した時は、どうしてくれようかというのも、以前に書いた気がします。何にせよ、日本で国民投票に相当するのが衆議院選挙と憲法改正の二つと考えると、判断材料が増えるかも知れませんよね。

(・ω・) 問題は、検討に値する野党が育つ気が、全くしない点だ

【地方紙のベタ記事でここまで高揚できるのも凄い】
黄:この、壁に掛かってる新聞の切り抜きはなんなんだよぉ。
月:いやー、昔の知り合いが記者やっててさぁ。
  ネタが無くて困ってるって言うもんだから取材に応じてやったんだよ。
  そういうのって、人として断れない感じじゃない。
黄:これほどまで、手ぐすね引いて待ち構えているという言葉が似合う状況があるかと、
 半ば感心してしまった自分が居るんだよぉ。


【叙勲とかでも名前は載ったりするぞ】
黄:場末の料理屋が、数十年前の記事を飾ってるみたいな物悲しさがあるんだよぉ。
月:今日の新聞は二十部ばかり購入したし、残弾はまだまだあるぞ。
黄:どんだけ長期保存する気なんだよぉ。
月:紫外線カットフィルムの真空バックに入れれば、百年単位でもつ気がしてる。
  色々な条件を試して、劣化速度を比べるのも研究になりそうだな。
黄:こんなちゃっちぃ記事じゃなく、全国紙の一面を飾る功績を立てる気はないのかと、
 至極真っ当な意見が一蹴されてしまうのが、手に取るように分かってしまうんだよぉ。


【それだけ有給を取ろうと思ったらどんなに大変か】
黄:普通、知識人のコラムなら顔写真入りで何か持論を述べるものなのに、
 これだけの枠しか使ってないことが、むしろ驚愕なんだよぉ。
月:ぶっちゃけ、只の穴埋めだし。
黄:あ、現実に戻りつつあるんだよぉ。
月:折角、一週間も資料を精査して挑んだのに、
 二十分で取材が終わった時は目眩がしたぞ。
黄:まず、その準備期間を簡単に取れることに疑問を抱くべきなんだよぉ。


【いつの間にか雑貨置き場になるのが目に見えてる】
月:まあ、今回はこれでいいだろう。
  いずれ壁一面を埋め尽くすほどに活躍すればいいだけだ。
黄:これほど分かりやすい前振りがこの世に存在するのか、なんだよぉ。
月:いつまで経っても何も建つ気配が無い建設予定地みたいに言うな。
黄:トロフィーを飾る棚を先んじて購入するような真似は慎むべきと、
 一般的感覚があれば気付いて然るべきってだけの話なんだよぉ。

 これで今年の月読教授は多分終わりですが、あなたの心に彼女が住み着いている限り、いつまでも連載は続いているも同然なのです。

 一般的に、男女問わず小学生くらいまでは予定調和の物語を好みます。いわゆる、お約束というやつです。中高生くらいになると分化が進み、男子は一捻り加えたものが好物となります。一方、少女マンガや女性向け作品を見るに、女子は王道から外れない方が受けがいいようです。男性は変化を、女性は安定を求めるが故と、社会学風に言えば、それなりに格好が付くかも知れません。年齢を一気に上積みして、高齢者の域に達すると、時代劇のような安定した作風に比重が戻ります。人間、やはり中年を過ぎると、性差が曖昧になっていくのでしょうか。こういったものの見方をすると、男で年齢に関係なく直球作品が好きな人は、精神が未熟、ないしは老練しきっていると言えるのやも知れません。テンプレ作品とやらを好む層を見るに、あながち外れてはいない感じもあります。

(・ω・) 私は雑食が過ぎて、自分でも嗜好が今一つ分からない

【ヤブ蚊に転生した場合の幸運ってどんな感じだろう】
月:ギャンブルか宝くじ的なもので一発当てて、のんびりと余生を送りたい。
黄:一応言っておくけど、あんたの場合、
 教授職に就いた時点で一生分の運を使い果たしてるんだよぉ。
月:来世の分も前借りしよう、そうしよう。
黄:なんつう、刹那的な物の考え方なんだよぉ。
月:次も人間として生まれると確証がある訳でもなし、これが正解だ!


【将来性とか気にしてる余裕すら無かった】
月:新入社員の部署希望みたいに、生まれ変わりも融通きくんだろうか。
黄:申請通る気が全くしないんだよぉ。
月:そういう時は、適度に妥協して倍率低そうなところを狙えばいい。
黄:生き様そのままの、みみっちい発想なんだよぉ。
月:就職活動大失敗して、
 やむをえず助手になった人に言われても、説得力というものがない。


【この安っぽい見出しは間違いなく低次元だな】
月:次があるとして、人間より当たりってあるんだろうか。
黄:少なくても、知能を得たが故の苦悩は存在するんだよぉ。
月:人が低級とする生き物だと、逆に楽そうではあるよな。
  本能のまま生きて、死ぬ時はあっさりみたいな。
黄:あんたの今の生活と何が違うと言われると、反論が難しいんだよぉ。
月:新説! 教授職は、下等生物並だった!?


【根拠はないけど確信に近いものがある】
黄:案外、人間が認識してないだけで、
 もっと高次な存在はそこらにゴロゴロしてるのかも知れないんだよぉ。
月:神とか、聖獣とかの話だろうか。
  へそで茶を沸かしてやってもいいのだが、何故か否定できない部分がある。
黄:不本意ながら、同意してしまうんだよぉ。
月:まあ、仮にそんな奴らが居たとしても、
 どうせ大したこともせず、グダグダとした日常を送ってるとは思うがな。

 来世は猫になって、媚びも売らずに三食昼寝付きを謳歌したいですと、真顔で言うようになったら末期です。


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