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 最近のアニメでは、八重歯を肌と同じ色で塗るのが定番となっています。元祖は知りません。多分、デジタル塗りになって、境界線を設定するのが面倒だからという理由なのでしょう。猫の牙すらそういった表現にしているのはある意味すごいと思いますが。だって猫の色って、大体が毛の色ですよ。人間で言えば、黒とか茶色という風に考えると、もはや意味が分かりません。いえ、肌色であっても大概ではあるのですが。しかし、デフォルメというのはこういった記号化に違和感を持たせない技術であるという考え方もあると思います。絵の話だけではなく、普通に考えたら頭が湧いているとしか思えないキャラクターを如何にして違和感を抱かせないかという話にも持ち込めるでしょう。その点、黄龍ちゃんの世界はそこはかとなく狂ってるので、何が間違ってるかすらよく分からない安心安全設計ですよね。

(・ω・) 問題は、読者だけでなく作者にすらさっぱり分からないところなのだがな

【力が自傷して刃という漢字になってるようにも見える】
月:考えてみたんだが、月と太陽、鑑賞に向いてるのは明らかに月だよな。
黄:そりゃまあ、凝視し続けたら、目が潰れるんだよぉ。
月:強すぎる力は刃となって自らを傷付ける。強キャラならいいってもんじゃない。
黄:こうやって、詭弁で自分を誤魔化していくものなんだよぉ。
月:例えそうだとしても、そこからも目を背ければ何の問題もない!


【悪魔が湧いてきそうな儀式はやめておこうよ】
天:本当に大切なものは、こっそり大事にするのが日本人の美意識ですから。
黄:暗に、月は太陽の代用品みたいに言いやがったんだよぉ。
朱:お月様も、通は水面に映ったのを愛でるらしいですね~。
黄:太陽光を反射させた月を更にとか、遠回しすぎるんだよぉ。
月:もういっそ、合わせ鏡にして一番奥のを眺めるんでいい気がしてきた。


【明日は雨が降るでしょうくらいのノリで伝えられそう】
月:そういや、一般人が太陽を本気で観察するのは日食の時くらいだと思うが、
 あれって実質、月を見てる訳だよな。
黄:中々、痛いところを突いてきやがったんだよぉ。
朱:お月見の風習が廃れ気味の今、むしろ最大限に注目される瞬間ですよね~。
月:よぉし、じゃあ思い切って月一くらいで起こるように調整してみるか。
黄:数年に一度のレアイベントだから盛り上がる訳で、
 そんな頻度だったら振り向いてもくれなさそうなんだよぉ。


【逆に年一で引き籠もって伝統を絶やさないようにすべき】
天:太陽と月が織り成す天体ショーと考えると、本当に日食って素晴らしいものですよね。
月:個人的には、ずっと太陽の前に立ち塞がって邪魔し続けたい。
黄:構って欲しいイタズラっ子の論理に近いんだよぉ。
朱:実際にそんな現象が確認された場合、人類はどうするんですかね~。
黄:古式ゆかしい作法に則ってどんちゃん騒ぎをするのが定石だけど、
 現代人なら慌てふためいた末に、月の爆破とかに至りそうなんだよぉ。

 そういえば、私の中で、日食、月蝕と、表記を使い分けていたような気がするのですが、黄龍ちゃんやブログを漁ってみてもそんな形跡は見当たりませんでした。人間の記憶なんて適当なもんだと思い知らされる次第です。

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 亡命と呼ばれる行為があります。一般的には、主に政治的な理由から国内に留まることが難しくなり、海外に逃れることを指します。命を亡くすと書く割に、生き延びる為の行動なのが興味深いところです。冷戦時代は東西の行き来が極端に少なかった為に亡命という手段に走ることも多かったようです。日本では、政府が政治的に面倒な人を受け入れたくないからなのか、戦後にやってきたという人は記憶にありません。野球選手なんか、キューバ亡命組が結構居たりしますけど、あれはアメリカなどの国籍を取得していたはずです。出ていった例としては、赤軍派のメンバーが北朝鮮へ逃げたのが思い起こされるところです。あれも50年近く前の話なので、もはや歴史上の出来事に近いのですが。ここで思うのは、亡命と難民と高飛びの境界線はどこにあるのかということです。オブラートに包んで政治的にという言葉を使いましたが、単なる犯罪者や、それに準ずる者も多い訳で。やっぱり、相手方政府の公認があるかどうかなんですかね。辞書的には、逃げ出すことの方に重点が置かれているような感じなので、何とも言えない部分がありますが。テロリストも、政権奪取さえすれば革命軍なので、世の中そんなもんなのかも知れませんけど。

(・ω・) よど号事件の犯人が、まだ存命なことに驚くよな

【どれほどの追撃を掛けようとも足りるということはない】
月:自分の立ち位置を改めて見直してみた。
黄:よく、自我を保ってられるんだよぉ。
朱:常人なら発狂間違い無しのところを、大したものですよね~。
月:それほどでもないと流そうかと思ったが、あまりの言い草に困惑している。
黄:貴族が貧民を好奇の目で眺めるのと同様に、
 赤の他人として客観的に処理すればなんとかなるのかも知れないんだよぉ。


【末期のニートみたいに何の焦燥感も無いよりはマシかも】
月:最高神の対となる存在。生まれ持った強大な能力。
  ここから導かれる結論は一つだ。
朱:今の状況を甘んじて受け入れて、飼い殺しの人生を楽しむですか~?
月:なんでやねんな。
黄:正直、少し変態なだけで凡人に近い月読は現状に満足してるはずだから、
 構って欲しいが為に、頑張ってるアピールをしてるんじゃないかと勘繰ってるんだよぉ。


【現代の量産銃一丁に勝つにはどれほど必要なんだろう】
月:天使界隈に於けるルシフェル、北欧神話に於けるロキ、
 そう、神への反逆を企てることで華々しいロードを歩むことが出来るのだ。
黄:たしかに、権利は持ってるんだよぉ。
朱:問題は、それを初期段階で実行に移さなかったことですよね~。
黄:どれだけ手遅れなのかを例えるなら、
 火縄銃の量産で天下を獲ってやると言い出すくらいな気もするんだよぉ。


【平時に地方の領主でもやらせておくなら有能かも】
天:ケンカのようなものなら、普段からしていますけど。
黄:子猫の甘噛み合戦は、神話的には微笑ましい一幕なんだよぉ。
朱:完全に、安全圏を確保した上で対立してますもんね~。
月:背水の陣とか、結果を出したのがクローズアップされるだけだろ。
  この売場で一億円が当たりましたとか、確率論的に何の意味もないのと同じだ。
黄:神様が確率どうこう言い出すのが問題なのか、或いはそのへっぴり腰の方なのか、
 いずれにしても革命には不向きな人間性なんだよぉ。

 どちらかと言えば須佐之男の方が反逆を企てているような気もしましたが、あれは権力の簒奪を狙ったものではないので、ちょっと違いますかね。

 十全という言葉があります。完璧や完全などとほぼ同義です。日本語で八と百と万辺りは、多いことの意味も含みますが、十には、十割的な比率としての語意もあるようです。全はもちろん不足が無いということですから、百パーセントを強調した熟語と言えるでしょう。そういう風に見てみると、何か一気に強キャラ感が湧いてきますよね。半端ない特殊能力を二つ持っているというか、防御フィールドが二重に張られているというか。そういえば、十重二十重という言葉もありましたね。こっちの十は、たくさんのという使われ方ですが。他にも十把一絡げのように、大量の、という意味合いがあることに気付かされます。十進法の要であるとはいえ、ちょっと優遇されすぎではないでしょうか。何だか作者の寵愛を受け、あまりに設定が突き抜けてしまった為、話の都合で泣く泣く退場させられる、そんな匂いすら感じてしまいます。

(・ω・) 逆に一から十までの数字で、一番冷遇されてるのはどれなんだろうなぁ

【陸上に変換すると猪と熊辺りでいいんだろうか】
月:浦島太郎に、竜宮城ってあるじゃん。
朱:豪華な御馳走に海の幸はあるのか、
 無ければどこから調達してきたのかが謎なあれですね~。
黄:相当、うがったものの見方なんだよぉ。
月:普通なら、鯛や平目が舞い踊ってる横で刺し身を食いたいとは思わないだろうが、
 白虎なら平然と食い尽くしそうな辺り、ちょっとした恐怖心を覚えるよな。


【無理して三大なんて付けるからだ】
月:あそこが、実は月の裏側という説を流して権威向上を図りたい。
黄:かぐや姫が縄張り争いを始めそうなんだよぉ。
朱:日本の御伽噺、三大ヒロインの内、二人が激突するんですね~。
黄:むしろ、あと一人は誰なんだよぉ。
月:有名所だと一寸法師の姫とか居るけど、名前が全然出てこねぇな。


【どこかの村とか山みたいな設定ばかりだよ】
天:では私は、鬼ヶ島が太陽にあると主張しましょう。
黄:色々と無理があるんだよぉ。
朱:三大スポットの内、二つが出てしまいました~。
黄:だから、あと一つはなんなんだよぉ。
月:そう言われると、固有名詞が付いてる場所って割と少ない気がする。
黄:金太郎の足柄山でいいのかも知れないけど、やっぱり格落ち感は否めないんだよぉ。


【下手に古典すぎるせいで改竄も出来やしない】
黄:それより、そもそも御伽噺より知名度が低い自分達の身を案じるんだよぉ。
天:本格的に心にくることを言うのはやめてください。
朱:小さい時からあれだけ刷り込み教育をすれば必然の話ですよね~。
月:姉さんのエピソードは派手な展開やカタルシスがないし、
 業界から見向きもされないのはしょうがないのかも知れない。
黄:引き籠もった原因が弟に苛められたからというのはシンデレラ的にありとしても、
 周りが頑張って表に出しましたじゃ、主人公としてダメ過ぎるんだよぉ。

 一寸法師は後に帝に気に入られ、中納言にまで出世したのだそうです。正確には、血筋が折り紙つきだったというのもあったのだそうですが、血統と覚醒で成り上がる辺り、少年マンガテイストではありますよね。

 世の中には、水に潜るのが怖い人種というものが存在するらしいです。物心ついた頃には、ぷかーと浮かんだり、何の意味もなく水に沈んだりするのが好きな身としては分かりにくい感情なのですが、そういう方も居るんでしょうね。ですが人類というか、陸上生物は全て海から来たというのが定説ですし、そもそも生まれる前には母親の胎内で暮らしていた訳です。それに近い状態に還るだけだというのに、何ゆえ恐れを覚えるのでしょうか。まあ、今となっては水の中で生き続けるのは難しいんですから致し方なしと言われると、そんな気もします。虫が平気な人と、どうやってもダメな人とかも居ますが、色んなものが遺伝子に刻まれているのでしょう。先天性か後天性かという話になるとまた別な問題の気もしますが、個性と断じて違いを認めるのが昨今のトレンドのようですよ。

(・ω・) なお、個性を認めないという個性は認めない、論理パズルが生じる模様

【同じ鳥類だからか微妙に誇らしげ】
朱:肩書きとか、知名度を抜きにして考えたら、
 天照さんと月読さんって、どっちが優秀なんですか~?
黄:すげー爆弾を投げ入れたんだよぉ。
月:貴様は、能ある鷹の伝説を知らない類だな。
黄:そんなに持ち上げられたら、鷹の方も困惑すると思うんだよぉ。
朱:鷹さんは油断を誘う為にやっているだけで、
 結果として目立たないのとは全く別の話ですよね~。


【これだけ揃えば結構なダメージになる気もする】
朱:月読さんは天照さんのバックアップというのが定説でしたっけ~。
黄:一般論として、控えは総合力では劣るけど尖った能力の持ち主なんだよぉ。
朱:方向性はともかくとして、月読さんはエッジがきいてますよね~。
月:正直、直接的に罵倒されるより、これくらい遠回しな方が心にくる。
黄:たしかに、バカ、アホ、ドジ、マヌケ、スカタン、無能、税金泥棒、物狂いなどなど、
 単語で煽られても、知性の低さに憐れみすら覚えてしまうんだよぉ。


【ジャガイモだけで満漢全席を作れという程度には無茶振り】
月:何というか、ハッキリと優劣を付けないことで不気味さを醸し出しておけば、
 ギリギリ権威は保てるかなぁって思わなくもない。
黄:そういう発想だから、居るかどうかすらあやふやにされるんだよぉ。
朱:闇に厳然とその存在感を示すって、匙加減が難しそうですね~。
黄:陳腐なやり口としては、逸話に尾ひれをつけてバラ撒けばいいんだよぉ。
朱:元となる材料が乏しすぎますけど、味付けでなんとか豪華料理っぽくできますかね~。


【せめて地球だったら何とかなったのだろうか】
天:どちらが優れているかだなんて、些細な問題です。
  私達は天に輝く太陽と月が具現化したと言ってもいい存在なのですから、
 二つで一つであると考えるべきなんです。
黄:何かを忘れてる気がしてならないんだよぉ。
朱:天照さん達って、三つ子じゃなかったでしたっけ~。
黄:担当が海とかいう、よく分からない飛びっぷりなせいで浮いてるのは事実だけど、
 ここまで露骨に無かったことにするのも最高神としてどうなんだよぉ。

 兄弟姉妹とバックアップで思い出したのはマリオとルイージですが、あれもやっぱり総合力の兄と、ピーキーな弟だったような気もします。

 太陽神は、世界中の神話の至る所に登場します。ギリシャ神話のアポロン、日本神話の天照、エジプト神話のラーなど、担当が存在しない神話は滅多に無いと言っていいでしょう。格も、最高神や高位神であることが多いようです。しかしこの太陽神、さりげに男神だったり女神だったりで統一感がありません。これは月の神様も同様です。地球にとっての二大天体に男性性と女性性、どちらを感じるかは地方や文化で様々ということなのでしょう。日本神話で天照は女神ということになっていますが、女性天皇をこじつける為に設定を変えたという説もあり、曖昧な部分があります。月読も、武家の台頭で武神と男神という属性を追加させられましたが、古事記に明確な性別の表記はありません。日本人の価値観としては、玉虫色というか双方を含んでいるということなのか。ここいらを掘り下げていっても、ちょっと面白い話にはなりそうですね。

(・ω・) 私個人としては太陽が男で、月は女寄りかなぁ

【新雪を踏み荒らしてグチャグチャにしてる感はある】
朱:イザナギさんとイザナミさんって、
 日本で最初に夫婦喧嘩をした方ですよね~。
黄:そりゃ、それ以前に夫婦という概念が無かったんだから当然なんだよぉ。
天:日本で初めて新婚旅行をしたのは坂本龍馬と言われていますが、
 ありとあらゆる足跡を残しておくチャンスではありましたよね。
黄:年頭に何をやっても始めとつけられるみたいなノリだけど、
 あんましやりすぎると、後の世代に疎まれるんだよぉ。


【軽い偏愛であることは間違ってなさそう】
天:今の世の中、何をしても二番煎じのそしりを受けますものね。
朱:ここは居直って、王道だから許されるという流れに持っていきましょう~。
黄:何で作家的な話になってるんだよぉ。
天:ですが冷静に考えて、邪道一直線の月読が水面下で燻っている以上、
 否定できない面もあるのかと。
黄:あんた時たま、本当に月読のことを好きなのか、
 分からなくなるから困るんだよぉ。


【究極の賢者とは何もしない人のことだからな】
月:おうおうおう、誰が冥府魔道の外道王女やねん。
黄:微妙に修飾が増えたんだよぉ。
朱:ちょっとゴテゴテしすぎて、ポイントを絞りきれてませんね~。
月:冥府部分は外せないと思うんだ。
  黄泉や地獄と似た意味で、一応、管理人的な立ち位置な訳だし。
黄:何でキャッチコピーの検討に入ってんだとツッコみたいけど、
 だったら改善案を出せと、巻き込まれそうな気がするから放っておくんだよぉ。


【愛の形と言うには少々面倒くさい】
朱:ひょっとして、日本で初めて姉妹喧嘩をしたのはお二人なんですかね~。
黄:こいつらさりげに一番下の子だから、多分違うんだよぉ。
月:姉さんと歴史に名を刻むだなんて、怖気が走るな。
天:私にとっては、全ての思い出が大切な宝物なのですが。
黄:そういう無駄な優等生的発言が捻くれ者を苛つかせるのだと、
 気付いていて敢えてやってる気すらしてきたんだよぉ。

 という訳で、天照編というか、日本神話の姉妹編です。何かもう一人居たような気もしますが、地味に絡みづらいので、出てくるかどうかは今後の気分次第です。


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