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 再現性という言葉があります。自然科学の実験に於ける基本的な考え方の一つで『同じ条件で同じ作業をしたら、誰がやろうと同じ結果になる』というものです。何を当たり前のことを言っているんだと思われるでしょうが、意外と揃えるのは難しいものなのです。限られた技師にしか分からないコツみたいなものがあったら、もうダメです。論文として記述する訳にはいかなくなります。そもそも研究としての科学実験は、今ある知識から推論を組み立て、理屈の上ではいけるであろう構築をして計画を立てます。しかし一発でうまくいくことはほとんどありません。そこで何が問題なのかを考えて、条件を一つずつ変えて洗い出していくということを延々と繰り返していくのです。なので環境を再現しないと、エラーの原因がいつまで経っても解明できない訳です。根気もそうですが、几帳面な性格じゃないと務まらないでしょう。理系の学者というと、ド派手な発見をして意識革命を起こしたり、大発明に繋がる理論を発表した的な印象が強くなりますが、裏にあるのは地道なものなのです。まあ、学生辺りから吸い上げるのがうまいタイプも居るようですが、そういう世渡りもなんやかんや社会的成功には必要って話なんでしょう。

(・ω・) 優秀な生徒を手放さない為に留年させる教授も居るとか居ないとか

【上司の機嫌を取っておくに越したことはないし】
セ:ハッハッハ。接遇となれば一流の執事たる私の力が必要でしょう。
朱:どちら様でしたっけ~。
白:セバスチャンを名乗る、元白龍とかじゃなかったっけ。
玄:たしか麒麟さんに仕えたかと思ったら金を持ち逃げして、
 野良執事の身分を得たと記憶していますが。
朱:良く中国に帰ってこれますね~。
白:もしかして引っ捕らえて突き出せば、
 小遣い銭くらいにはなるんじゃないかって気付いちゃったんだけど。


【特殊な偏り方をした性格に限り天職の可能性もある】
セ:召使いの奥義とは即ち、主人と心を一体化させることにあるのです。
則:こやつ、言うことが気色悪いのぉ。
朱:一刀両断されました~。
玄:あくまで自称であって、執事としての実績は皆無同然ですし。
セ:この私を雇うには品格が足りぬということでしょう。
白:プライド高い系無職が良く言うやつだ。
玄:どれだけ困窮していようと、
 この女帝に尽くす職務は避けた方が無難であるのも事実ではあります。


【平和を享受してる人が乱世に希望を抱く的な話】
朱:そういえば、玄武さんの最終目標はネコミミメイドでしたね~。
白:久々に聞いた気がするけど、相変わらず意味が分かんない。
玄:なんかこう、良いじゃないですか。
朱:人工知能とは思えないざっくりとした返答です~。
白:理詰めで説明されても、共感できる気はしないけど。
玄:ネコ科として生まれた時からその耳を持っている方が、
 納得するのは難しいと言わざるを得ません。


【どうして執事になろうとしたのか説明できなさそう】
白:そんな玄武が考える、理想の主従ってどんなのなのさ。
玄:そこら辺は成り行きでこなしていこうかと。
朱:全てがふわっとしてますよね~。
セ:憧れだけで何も対策をしないとは愚昧極まることです。
則:もしや、己を評しておるのか。
朱:笑ってあげるべきなのか、若輩の私には判断しかねます~。

 黒龍、赤龍、白龍の元祖というか、別枠の三馬鹿がどうやって生計を立てているのは謎のままです。中国の話ですし、山賊として雌伏の時を過ごしてるんでしょうと適当なことを言っておきます。
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 モノカルチャーという言葉があります。英語で表記するとmonocultureです。ここでのカルチャーは栽培辺りで、単一の農作物に頼った形態を指すようです。農業で何を育てようかと考える時、その土地や気候に合っていて、収穫量や収益が多いものを選ぶというのが道理になります。しかし自然相手のことなので、日照時間や風雨、気温など様々な要因で凶作となることもあります。うまくいった時に効率的だからといって一種類だけを主軸にしているとダメだった場合は悲惨なことになります。リスク分散の為に株や外貨はバランス良く投資すべきだというのと似た話になるでしょう。ここから転じて、特定の国や地域が極めて幅の狭い産業に依存している状態も意味します。流れから分かるように、あまり前向きなニュアンスでは使われないようです。その商売なり工業なりの調子が良い内は問題ないのでしょうが、一つ歯車が狂えば大不況待ったなしとなるので、やっぱり危険です。種の多様性が狭まると環境の変化に対応できないという話にも繋がりそうで、視野は広く持つに越したことはないようです。

(・ω・) とはいえ、ウハウハな時に聞く耳を持てる人は少ないのである

【民主主義社会でも躍進できるタイプな気がしてきた】
則:庭の景が気に入らぬのぉ。一刻以内に修整してたもれ。
白:要望を出してくるのは良いにしても、内容に具体性が無い。
玄:しかも創造性を要求される上、刻限に無理が有り過ぎるのですが。
朱:たしか天寿を全うされたはずですが、
 良く存命の内に反乱で失脚しなかったものですよね~。
玄:意外にも農民一揆を起こされたことは無くて、
 無茶苦茶をしたのは宮廷内での権力闘争だけなのだとか。


【難しく考えるより天に任せた方が味わい深い的な】
朱:庭石を勝手に動かしたりして良いんでしょうか~。
玄:元の形は記録しましたし、文句を言われたら復元しましょう。
白:そもそも、これって意識した配置になってんの。
玄:黄龍さんが自然の姿が良いと言い張って、
 放ったらかすタイプだというのは分かります。
朱:むしろ上空に放り投げて、
 落ちてきたままにしている様な気がするんですよ~。


【今の長さがベストだと身体が決め付けてくるのもどうなんだろう】
朱:枝葉を切り落とすのはまずいですよね~。
白:こう伸び放題だと、ちょっとくらい整えた方が良いんじゃない。
玄:それって、前髪のバランスが悪いなとハサミを持ち出して、
 取り返しがつかないことになるやつでは無いですか。
朱:私の感覚ですと、すぐさま伸びるので怖くもなんともないんですが~。
白:例えを完全に誤ってるんだけど。
玄:朱雀さんのように奇っ怪な生き物を基準にしたら、
 扱える比喩の幅が極端に狭まってしまいます。


【どれかというと赤子の駄々に付き合う親の心持ちなのでは】
白:とりあえず、それっぽい感じにしてみたけど。
朱:普段、黄龍さんは本当にこんな仕事をしてるんでしょうか~。
玄:三人も居るんだから使わなければ損みたいなノリを感じます。
則:くーくー。
白:言い出した当人は朝寝を満喫してる。
朱:起きたら、『何をしておるのじゃ』って言い出すと予想します~。
玄:特に怒りの感情が湧いてこない辺り、
 私達も慣れてしまっている部分があると思うんですよ。

 権力志向が強く、内部の争いに強い政治家は使いこなす人間次第でとても有用になります。それがトップになって好き放題すると悲惨なはずなのですが、武則天の現役時代、国内は安定していたらしいので内政も達者だったんでしょうね。

 バーナム効果と呼ばれるものがあります。占いの類で大抵の人に当てはまることを遠回しに言われて、見事に的中してしまっているように感じてしまう現象を指すのが一般的です。人の心理として、あまりに振り切れていることを自認するのは躊躇われるのが大きな要因なのではと思われます。それなりに真面目だけどはっちゃけたい気持ちも持ち合わせている、なんて言われたら概ね肯定してしまうのではないでしょうか。占いが好きな方なんて、信じたいからやるってのが大半でしょうし。なので、どちらかというと人を誘導する為の技術みたいなところは否定できないようです。バーナムの名は、19世紀の興行師フィニアス・テイラー・バーナム氏からとったものとされています。彼曰く、『私達は誰しもに当てはまるものを持ち合わせている』のだとか。どういう前後で言ったのかが分かりませんが、興行的な意味で心を掴む共通のツボがある的な話なんですかね。だとすると、えらい拡大解釈されたもんだなという気がしないでもありません。

(・ω・) とりあえず有名人の名を借りておけというのも、一つのテクではある

【万物の霊長とかいう不遜を極めたかのようなフレーズ】
黄:行ってくるんだよぉ。
朱:思ったより重装備です~。
白:黄龍の体力と生命力なら、こんなに必要ないんじゃない。
黄:急な寒風で体温が下がったら、死にはしないけど動けなくなるんだよぉ。
玄:意外と不便なところがありますよね。
白:南極に爬虫類って住んでないらしいし、
 絶対の生物なんてこの世に存在しないって思わされるよ。


【いざとなれば力で抑え付けないといけないんだから国際組織だと思う】
黄:家を住めないくらい壊したり、
 神警察が飛んでくる事態に陥らなければセーフだから気楽にやるんだよぉ。
玄:どういう状況を想定しているんですか。
朱:かつてここで色々ありましたが、お世話になったことないですよ~。
白:というか、私達を取り締まる存在ってのが何気に怖い。
玄:それだけの正義感と熱意を持っているなら、
 中枢として四神の業務を代行してくれた方がよっぽど国の為になりそうです。


【歴史を動かす英傑クラスなら仕える価値があるかも知れない】
朱:それで私達は何をすれば良いんでしょうか~。
則:わざわざ口にせずとも妾を満たすのが務めじゃ。
白:無茶振りエンプレスの称号を与えたい。
玄:暴君とはそういうものの気もしますけど。
朱:とりあえず読心術を修めたいので、
 五十年くらい時間を頂きたいのですが~。
白:その末にやる仕事が小間使いってのも、普通にどうかと思うよ。


【この三馬鹿に給料払ってるのも大概なのではなかろうか】
朱:ともあれ肩をお揉みしましょう~。
白:幽霊みたいなのが凝ったりするのかな。
則:そういったことは無いが、侍らせておる気分が強うて嫌いではない。
玄:演出という側面がありそうな気もします。
白:権力者が両脇で大きなうちわを扇がせてることあるけど、
 あれも雰囲気が目的だったりして。
朱:これだけ無駄な経費を使えるんだぜというのは、
 相手に依っては充分な威圧になるんでしょうね~。

 動物が老いるというのは熱を失って乾くことらしいので、そもそも発熱をあんましていない変温動物が長寿命なのは道理なんだなと納得したりしました。

 ばい菌と称されるものがあります。人に対して益が少ない、或いは害の方が大きい細菌などを雑菌と呼びますが、ほとんど同義です。益虫、害虫と同じく、人間の都合でカテゴライズされたものの一つと言えましょう。そして、ばい、ってなんぞやという今更ながらの疑問が湧き上がる訳です。漢字で書くと黴菌になるのですが、黴とはカビを意味します。カビ自体が細菌の一種なので、頭が頭痛みたいに重複してないかと思わなくもありません。ここまで俗語として定着してしまうと覆すのは難しいんでしょうけど。小さな子供に対しては雑菌よりばい菌の方が通りが良いのは、言いやすさ、または音の響き辺りが理由なのでしょうか。バイ、自体は倍やbye、biなど、さほどネガティブなイメージはありませんけどね。菌と合わさることで変質した類の話なのかも知れません。

(・ω・) 某永遠の悪役が児童に与えた影響も考慮すべきなんだろうか

【もはや設定としてしか残っていないんじゃなかろうか】
則:たしかにそちはよう尽くしてくれておる。
  一日くらいの暇は認めて然るべきやも知れぬの。
黄:なんか殊勝なこと言い出してて怖いんだよぉ。
白:完全に飼い慣らされてる。
玄:仮にも黄龍という最高峰の幻獣に対する振る舞いじゃないですよ。
朱:その件に関しては、私達に言及する資格があるのか怪しいですけどね~。


【本気出したら未発見の鉱脈が見付かりそうな程度には手付かず】
黄:じゃあ、山登りしながら風景写真を撮って、
 帰りに温泉でも浸かってゆっくりしてくるんだよぉ。
玄:もしかして、そこの裏山で済ませる気ですか。
白:と言っても、土地勘が無いと迷う程度には広大だけど。
朱:お手軽と言えばそうですが、風情が足りない感じもあります~。
黄:好きにしろと促してきたくせに注文をつけてくるのは、
 お節介にありがちな悪癖と言わざるを得ないんだよぉ。


【時に吐いた言葉は呪いの様に返ってくるものだ】
則:では、その間の世話はそなた達に任せるぞえ。
玄:何か、聞き捨てならない発言があったような気がするのですが。
白:ひょっとしなくても墓穴ってやつじゃないの。
朱:休暇を認めておきながら、
 半日そこそこを自活しようとしないとは思わないじゃないですか~。
則:言い出した者が役目を引き継ぐと、自ら触れたであろう。
玄:ロジックにこれといった不備が見当たらず、
 ぐぅの音も出ない以外の感想が出てきません。


【現実となった場合そうなりそうなのが笑えない】
黄:元とはいえ皇帝ともなると、
 四神の三匹くらい横に置いててもおかしくないんだよぉ。
白:止める気配を一欠片として感じないんだけど。
玄:むしろ普段の苦労を味あわせてやるくらい思ってそうです。
朱:ところで、この件で何かあったら責任は誰が負うんでしょう~。
白:ドサクサに紛れて青龍に押し付けるってのが妥当なところじゃないかな。

 三馬鹿✕武則天という、有りそうであんま無いであろう組み合わせでお送りしていきます。黄龍に迷惑かけっぱなしのメンバーですが、考えてみたらそうじゃない登場人物の方がレアなのではとも思います。

 般若湯と呼ばれるものがあります。ハンニャトウと読みます。日本のお坊さんは禁欲的な生活をしないといけない建前なので、アルコールを許されていない宗派が多くあります。しかし現実的に厳しいのか、単に守るつもりが無いのかは分かりませんが、口にしてしまう局面が少なからず出てきます。そんな時に便宜上、これは酒ではなく般若湯であると言い張るのだとか。般若というと多くの人が連想するのは、恐ろしい形相で睨みつけてくる女性の面でしょう。この名の由来は、般若坊という人が製作したからというのが一般的です。ここから怒りや嫉妬に満ちた表情を般若のようと表現することもあります。しかし仏教用語では全ての理を見通す叡智を意味するのだそうです。心を落ち着け、悟りを開く一助になる薬という、なんとコメントしていいか分からない言い訳なのです。いっそアッパラパーになって自分を垂れ流すことこそが真理だぞと居直った方が個人的には納得できたりもするんですけどね。

(・ω・) 賢くなるのと幸せは、二律背反に近いものがあるから仕方ない

【潔癖ほど許せなくなる悪魔の所業そのもの】
玄:黄龍さんって、ちゃんと一人の時間を作ってますか。
黄:どういう意味なんだよぉ。
玄:いえ、この家はいつ訪れても誰かしら来客が居るなと思いまして。
黄:玄武だって含まれてるのを忘れないで欲しいんだよぉ。
朱:違法駐車や不法投棄みたいなもので、
 自分だけなら大勢に影響は無いって思っちゃうんでしょうね~。
玄:そういえば悪徳を広めるコツは、
 一点だけでもシミを付けることとマモンさんが言っていました。


【どうあれ無給なんだから職業と認めてもらえるか微妙だけど】
則:のぉ。ちと小腹が空いたのじゃが。
玄:とてつもなく手間が掛かる同居人まで付いてますし。
朱:無職だのニートだのというのは誤りなのかも知れません~。
白:相談役兼特定危険人物監視員ってとこかな。
玄:名刺に書かれていても、何をする方なのか分からないのは問題ですが。
朱:むしろ胡散臭さが増す気すらしてしまう辺り、
 肩書って難しいものだと思います~。


【誰かと一緒だと普段の延長になっちゃうからね】
玄:それで黄龍さんが無気力気味なのは、オンオフの切り替えが乏しく、
 惰性で過ごしているからなのではという仮説に行き当たりまして。
黄:生活にくたびれた中年みたいな扱いなんだよぉ。
玄:なのでリフレッシュ休暇的に、単独で遊んできてはどうでしょう。
黄:具体的に何をすれば良いのか思い付かないんだよぉ。
白:この時点で、仕事しかすることがない人と比べられてもしょうがない気がする。


【そもそも力を結集したところで処理しきれるとは思えない】
黄:というか、青龍にこそ薦めるべき案件だと思うんだよぉ。
玄:言おうとしたことはありますけど、
 その間の仕事を全て請け負う覚悟がないと無理だと気付き断念しました。
白:聞き入れる可能性は、とてつもなく低いだろうけどさ。
朱:無闇に危ない橋を渡るのは避けないといけません~。
黄:リスク管理と呼んでいい水準に達しているかは疑問だけど、
 少しでも働かないで済む方向に頭を回す根性だけは認めざるを得ないんだよぉ。

 今回の話は『ドラえもんに休日を』からインスパイアされたものであることは否定しません。まあ、あれほど良い話で終わることは無いんだろうなとは思っていますけども。


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