白羽の矢が立つという言い回しがあります。略して白羽の矢でもそれなりに通じます。文字通り、白い矢羽が付いた矢を飛ばして突き立てることです。現代語としては、幾つもある選択肢から一つに決めることを意味します。白のイメージが純粋とか清廉とかプラス方向に働くせいか、良い意味で使うことの方が多いでしょう。しかし元々は人身御供を出す家を決定する為に放つものとされているので、あまり好ましいものとは言えません。それが名誉とされる時代や地域もあるので、現代人の感覚でどうこう言うのもアレなのですが。建前上、神とか運命とか、人間が関与できない存在が決めるということになっていた気がします。なので人に対して使う場合、白羽の矢を立てる、だと微妙にズレるのかも知れません。善悪すら曖昧になってるのに、そんな厳密な話は要らない気もしますけどね。 (・ω・) 対となる黒羽の矢を見付けることで、生贄を回避できるのじゃ 【鰹節よりは保存性が高そうだから良いんじゃないかな】 白:そういやこの猫って、結構な金持ちらしいけど総資産どれくらいなの。 猫:ふるみゃーわ。 朱:『今時、一カ国に個人の名義で全保有するアホは居ねーだろ。 世界中に分散してるし、税務署の目もあるから言えねーわ』なんだとか~。 黄:プロの意見なんだよぉ。 白:現金が紙くずになるリスクが怖いからって、 猫缶買い集めて埋めてる、うちの妹がバカみたいじゃない。 【ちょっと前なら軍事力でちゃぶ台返しが出来たのに】 亜:お金あるなら、私に投資する気とか無い? 黄:この組み合わせの危険性を失念してたんだよぉ。 白:前々から、パトロンが居たらヤバいって話はしてたね。 猫:みるにゃーご。 朱:『年利で十パーのリターンを確約できるなら考えてやる』と言ってますけど~。 白:ビジネスの世界は甘くなかった。 黄:結局、現代社会は経済を握ってるやつが最強だと、 まざまざと見せ付けられたんだよぉ。 【誰にも理解できない力で健康になれる水みたいな感じで】 亜:一年後に数十倍になるかも知れないけど、ゼロになる可能性の方が高いかな。 黄:純然たるギャンブルなんだよぉ。 白:宝くじとか、カジノに注ぎ込むよりは割が良いかも。 朱:身銭を切るのは勇気が必要そうですけどね~。 黄:クラウドファンディングみたいに、他人から資金を募るのも一つの手なんだよぉ。 白;先代玄武の発明ってファンタジーの域だから、 広告用の画像やサイトが胡散臭さマックスになる気がしてならないんだけど。 【外敵と判断されたら抹殺されても文句を言えない程度には脅威】 朱:ですけど、四神の責務を放り出した方が契約をちゃんと遂行するでしょうか~。 白:そういや破産経験者並に信用が怪しかったっけ。 猫:ふぁーにゃお。 朱:『そんなリスキーな案件に手を出すほど切羽詰まってねぇ』ですって~。 黄:宇宙の危機は去ったんだよぉ。 亜:私って、色々と誤解されてる気がしてならない。 黄:むしろ一応は身内だから果てしなく甘く評価してると、 自分で自分を戒めたくなるくらいなんだよぉ。 設定上、金を持ってると言えば月読を思い出しますが、使い所を誤るだろうなという確信があります。高度経済成長からバブルにかけて世界一の金持ちになったにも関わらず、特に有用なことをしなかった日本の高位神なのでしょうがないんでしょう。 PR タニマチという俗語があります。元々は大相撲の言葉で、特定の力士や部屋に肩入れし、私財を投じてくれる贔屓を意味します。現在では角界に限らず、他のスポーツや芸能など様々な業種に使われています。熱烈なファンと言い換えることも出来ますが、現代語の感覚としては金を使ってくれるという部分に重きが置かれます。具体的にはパーッと食事を奢ってくれたり、寄付金を積んでくれたりです。語源は諸説あります。最も有力とされているのは明治期の大阪は谷町というところで開業していた医者が大の相撲好きだったことに始まります。それが高じて力士からは診療費をとらなかったり、多大な援助をしていたという説です。この谷町という土地は大相撲と縁が深く、医者云々は創作とも言われていますが、地名が由来というのは信憑性が高いみたいです。現代人の感覚だと医者が依怙贔屓して良いのかというのが気になりますが、今とは比べ物にならないスーパースターな訳ですから、そういったのも有りなのかなとも思います。 (・ω・) 一部のアイドルマニアやソシャゲーマーも、タニマチに属するよね 【新進気鋭の経営者としてインタビューされてるのだとか】 猫:うみゃーご。 ?:うるみゃまおみゃー。 白:白猫と会話っぽいことしてる黒猫って何者なの。 朱:経済誌の記者さんらしいですよ~。 黄:その肩書だけで無数のツッコミどころがあるんだよぉ。 白:とりあえず、私なんかよりよっぽど的確な問答してそうなことに、 危機感を覚えた方が良いのかな。 【陽当たりが良すぎて猫が屯するにはこれ以上無い場所なんだ】 黄:そもそも、活字化された猫言語の存在を聞いたこと無いんだよぉ。 朱:個人的には、収支が合うくらい読者が居ることに驚きますが~。 白:つまり、商売してる猫が白いの以外にもたくさん居るってことか。 猫:なーご。 朱:『てめーら、横でゴチャゴチャうっせーぞ』と言ってますね~。 黄:いや、ナチュラルに居座ってるけど、 ここはうちの縁側だという基本的な事実を忘れないで欲しいんだよぉ。 【語りたがるやつに限って中身が無いという悲しい現実が】 猫:ふるみゃーな。 朱:『まあ、あれだね。会社運営なんてものは水が流れるが如く、 障害を取り除いていけば誰にでも出来るものなんだよ』ですって~。 白:やり手に見せたくて虚勢張ってる能無しっぽい受け答え。 黄:演出という名の台本があるからしょうがないんだよぉ。 朱:考えてみれば、わざわざ手の内を明かす方は居ませんよね~。 白:そんなこと言ったら、 こういった雑誌の存在意義が無くなっちゃう気がしてならない。 【モデル猫より素人猫の方が味わい深くて良いという層も多いし】 猫:みゃーご。 朱:『今日はどうもありがとう。報酬は例の口座に振り込んでおくから』だそうです~。 黄:提灯記事だったんだよぉ。 猫:ふぎゃーお。 朱:『失礼な。スポンサーとして紙面を買い取ってるだけだ』と反論してますが~。 白:境界線が分からなくなってきたんだけど。 黄:この際、内容については言及せず、猫の写真集として売り出せば、 充分に収益が見込めると思うんだよぉ。 ネットビジネス的な語感でネッコビジネスというのを思い付きましたが、一瞬でボツになりましたとさ。 安牌と呼ばれる言葉があります。アンパイと読むのが一般的です。麻雀用語で、安全牌を略したものと思われます。この遊戯は牌と呼ばれる石片に描かれている柄を揃えることで役を作り、最終的な得点の多寡を競うのが基本になります。そして最後の一枚を手にする手段は大雑把に言って二種類です。一つは、牌を積んだ山から拾い上げる権利と義務を行使する、いわゆるツモです。もう一つは他者が捨てたものが合致していたら宣言できる、ロンです。後者の場合、クリアした人の得点を、例外を除いて捨ててしまった人が全部払います。なので、中盤、終盤になって高そうな役を作っている気配がある場合、その人だけは完成させないようにするの定石になります。安牌とは、理由はともかくとして、特定の相手が上がることが出来ない、或いはほぼ不可能な牌を意味します。とりあえずそれを捨てることで一巡は凌げて時間稼ぎになる訳です。転じて、安全策や危険が無い人物や事柄に比喩として用います。野球業界の極一部で、チャンスでヒットを打てそうも無い選手に使うこともあります。冷静に考えると失礼極まりないですが、そういうのも含めてプロという気もしているのです。 (・ω・) 一から麻雀のルール説明するのって、さりげにややこしいよな 【毛皮の感触を楽しめて美味しいと思うくらいで丁度いい】 猫:うにゃうにゃにゃ。 黄:前々から思ってるけど、 猫がノートパソコンで仕事してるのはシュールなんだよぉ。 朱:世間の猫さんは飼い主の作業を邪魔する為、 良く液晶の前に座り込むそうですが~。 白:構って欲しいのと、適度なフィット感と、 絶妙な温かさで吸い寄せられるらしいね。 黄:猛者ともなると、妨害なんか気にせず手を動かし続けると聞くんだよぉ。 【自分で片付けなければならないという現実が理性を呼び起こす】 黄:というか、あの前足で良くキーボードを打てるものなんだよぉ。 朱:特注品らしいですよ~。 白:肉球フリック入力とかしてるのかな。 朱:そういえば黄龍さんは人間の手を模してるのに、 未だに人差し指だけで打ち込んでるんでしたっけ~。 黄:どうにも、これだけは慣れないんだよぉ。 白:一昔前のギャグ描写みたいに、 備品を叩き壊したりしないだけ穏健だと思う。 【逆に猫が人間動画を上げる時代が来るかも知れない】 朱:世の中の猫さんにスマホとかが普及した場合、 検索数の上位は何になるんでしょうか~。 白:まあ、猫用おやつは入るんじゃない。 黄:マタタビは影が薄くなってるらしいんだよぉ。 朱:美形の猫さんを見てニンマリする子も多いんですかね~。 白:それはむしろ、人が既にやってることなんじゃないかな。 【獣医の悪口で盛り上がるコミュニティとか形成しそう】 猫:うみゃーみゃ。 朱:『猫用アプリは商機がありそうだな』だそうです~。 白:私とは別の意味で逞しい。 朱:インターネット稼業に人種や年齢は関係ないと言いますが、 ここまで来るとは想定してなかったことでしょう~。 黄:野生には帰れそうも無いけど、 コンクリートジャングルはへっちゃらで生き抜きそうなんだよぉ。 猫の鳴き声の平仮名化は、かなり適当に行われています。自分でもこんな声出すだろうかと思わなくもありませんが、只者では無い猫なのでそういうこともあるのでしょう。 ブービーと呼ばれる言葉があります。英語表記だとboobyで、最下位を意味する単語です。間抜けやうつけといった罵倒から派生した解釈のようです。日本語として用いる場合は、ブービー賞の略としてが多いでしょう。ゴルフやボーリングといった順位が明確になる大会で、下から二番目に贈られるものです。諸外国では一種のジョークでビリにスポットを当てるのが一般的です。しかしこれが日本に輸入された後、変質しました。本場はあくまでネタ要素が強く、微妙なものばかりが景品となっています。しかし仮にも賞と名が付いているのだから良いものを、というのが日本では流行ってしまい、上位争いに食い込めない人がドンケツ狙いに走ったのだそうです。これではレクリエーションにならないと、照準を合わせづらい現状に移行していったのだとか。結果平等を好む傾向がある日本人的なエピソードな気もします。あくまで遊びなので笑い話で済みますが、社会制度レベルで見ると結構な闇が垣間見えないこともありません。 (・ω・) 下手に働くより良い生活してる層って存在するらしいしな 【頭頂部か額がアンテナというのは謎の説得力がある】 猫:なーご。 朱:……。 黄:どうしたんだよぉ。 朱:何を言いたいのか分からないんですよ~。 黄:電波の受信具合が悪いみたいなんだよぉ。 白:携帯電話みたいに、位置変えたらマシになるんじゃない。 朱:だからといって、私の上に猫を掲げるのは、 何の儀式なんだって感じがあります~。 【自分の身体を捧げようという発想には至らない】 黄:朱雀が発してる熱で炙ってるみたいなんだよぉ。 朱:白いですし、キャンプでマシュマロを焼くみたいなものでしょうか~。 白:たしかに、ふわふわもにゅもにゅしてるかも。 黄:なんなら餅でも良い気がしてきたんだよぉ。 朱:言われてみれば、だるんと垂れてますね~。 白:虎でも同じ感じになるのか、妹で試してみようかな。 【結果が似たようなものなら省エネに走る主義なのさ】 猫:なーみぁ、ふるみゃーご、うるみぃにゃ。 黄:何かをめっちゃアッピールしてるんだよぉ。 朱:多分ですけど、降ろせって言ってるんじゃないかと~。 白:解読するまでもなく、誰でも分かることだった。 黄:この状況でジタバタする訳でもなく、 声だけで訴えるのが大物っぽいんだよぉ。 朱:単純に、動くのを面倒がってるだけなんですけどね~。 【それでも知りたがることこそが大事なんだとでも言っておけ】 白:で、何が原因か分かったの。 朱:足の爪が伸びすぎてたせいだったみたいです~。 黄:どういう理屈なんだよぉ。 白:朱雀の生態に、真っ当な道理が通じることの方が少ないし。 黄:宇宙の果てみたいな神秘性と言っておくんだよぉ。 朱:要するに、ほとんどのことが分からないんですね~。 白:いわゆるツボの科学的解明もされてないらしいし、 知的生命体が獲得できる真理なんて小さなものってことなのかも。 朱雀が通訳できなくなるネタで一話分引っ張れるんじゃないかと思いはしたのですが、厳しそうなので単発になりました。 油という名で総称される物質があります。本来はトロトロした液体を指したものと言われていて、醤油などに名残が確認できます。現代日本語では、水に溶けにくく、燃えやすい有機化合物に対して用いられることが多いようです。常温で液体のものを油、固体だったら脂と表記することもあります。アルコールは可燃性ですが、ほぼ水溶性でもあるので含まれません。とまあ、油の定義を考えてみたのですが、動物性や植物性のいわゆる脂肪から、石油を原料とした炭化水素群に至るまで実に幅広いものを意味する単語だと気付かされた訳です。ちなみに英語だと脂肪はfatですが、燃料や潤滑油として用いるものはoilやgreaseになるようです。日本人は油に対して思い入れがあるのか、逆に頓着が無いのか分からなくなってきます。脂ぎってるという言い回しが悪い方に受け取られがちなところを見るに、過度の油分は好きじゃないのかも知れません。 (・ω・) 食の欧米化というけど、本場の油量をナメたらアカン 【猫舌のくせにそんな熱いもの口にするとか根性あるな】 朱:ふに~、ふに~。 猫:うるみゃーご。 黄:白猫を枕に、小鳥が昼寝してるんだよぉ。 白:見た目だけはほのぼのとしてるんだけど。 猫:ぐるにゃーぐぁ。 朱:あ、頭を齧るのはやめてください~。 黄:朱雀の体温が七十五度あることを考えると、 ブチギレもやむなしというものなんだよぉ。 【訴訟大国では驚くほど細かい取扱説明書が付いてくる】 猫:うみゃーにゃ。 朱:『最初は温かくて良いなと思ったらこのザマだよ』ですって~。 白:艶々の白毛が、ちょっと焦げてるね。 黄:どうせすぐ生え変わるんだよぉ。 白:カイロや湯たんぽで低温やけどを引き起こすらしいけど、 それに対する警鐘の可能性は無いかな。 朱:私に対して使用上の注意が貼られる日も、 そんなに遠くないのかも知れません~。 【まず猫は虎の傘下という認識で良いのだろうか】 猫:みゃーうぉ。 朱:『猫界には、歴史に名を残す三匹の巨頭が居た。 四匹目になるのが目標だ』と言ってます~。 白:そういうのがあるって、初めて聞いたんだけど。 黄:一応は大物の虎が知らないって、どういうことなんだよぉ。 朱:そもそも白虎さんって、虎事情に詳しいイメージすら無いんですけど~。 白:酷いこと言われた気もするけど、割と事実だから反論しないでおく。 【牛を野放しにしてる地域だってあるし無いとは言い切れない】 猫:みぎゃー。 朱:『猫を人間の生活圏に溶け込ませた、働かずとも食わせてもらえる愛玩化、 そして昨今の猫に対する権利上昇の三つに貢献したのだ』らしいです~。 白:たしかに最近の猫って、ニート通り越して貴族になりつつあるよね。 黄:これ以上となると、王どころか神様クラスなんだよぉ。 朱:道を歩いてるだけで大名行列みたいに平伏すんでしょうか~。 黄:絵面としてちょっと面白いけど、 それが原因で国が傾いたと言われても信じられるくらい面倒な話なんだよぉ。 という訳で本日から、朱雀の飼い猫白虎のお話です。紛らわしい為、朱雀ですら名前で呼ぶことが珍しい辺り名付けに失敗してる感じもあります。出オチを十五年引き摺ってる方が問題なんじゃないかと言われると、そんな気もしますけど。 |
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