2021
算盤と呼ばれる道具があります。ソロバンと読みます。十露盤、珠盤などといった表記も存在します。横長な長方形の枠に縦の棒を何本か取り付け、そこに玉(タマ)と呼ばれる円盤状の小さな輪を嵌め込んだ計算器具です。現代では、梁(ハリ)という仕切りで上部の玉を一つだけ閉じ込め、下部は玉が四つのものが一般的です。横軸が桁、上が5、下が1を表していて、組み合わせることで十進法での数を上限まで示すことが可能です。歴史的には戦国時代後半頃、例に依って大陸経由で日本に入ってきました。しかしそのルーツと思しきものはメソポタミア文明まで遡るというのが、少し珍しいパターンです。元々は砂の上に石を置いていたのですが、いつしか板を使うようになり、更には串刺しタイプなどの改良型が誕生して今に至ります。一方、読み書き算盤なんて言葉もあります。文字を読み書きすることと数を扱えることは教育の初歩という感じの意味合いですが、言い換えれば算盤は算術の代名詞でもある訳です。他にも、損得などを推し量る時、算盤を弾く、と比喩的に表現したりもします。実際に算盤を扱っている人は減っているのでしょうが言い回しとして残っている辺り、日本人と深く関わってきたものであると伺えますね。
(・ω・) トニー谷を知ってる人も少なくなったんだろうなぁ
【精神への悪影響が懸念されて封印の道を選んだからな】
マ:オチの無い話に耐えられへんねん。
朱:実に悪魔的ですね~。
黄:朱雀と異次元漫才をやらせたいんだよぉ。
マ:なんやそれ。
黄:一度始まったが最後、聞いた者を底なし沼に引きずり込む、
終わりが見えない狂想曲なんだよぉ。
朱:話を盛りすぎですよ~。
マ:よう分からんけど、あんまし褒めてへんのは伝わってきたわ。
【分析を試みた学者が無言のまま断念したとかなんとか】
黄:起伏が無い上、落とし所も見当たらないくせに、
何故か脳への侵入が止まらない不可解な文言なんだよぉ。
マ:それだけ聞いたら、新種の呪いにしか思えへんのやけど。
黄:言葉自体に大した意味はなくて、音程、順番、間隔なんかに、
特殊な力が染み込んでるのかも知れないんだよぉ。
朱:何年も前に数回だけ演じたものに、新解釈を講じられても反応に困ります~。
【ノアの箱舟とかほぼ全てを諦めてからのリセットな訳で】
メ:英雄ってのは、最大多数を幸福にするサイコパスという意見を聞いた。
黄:そんなに外れてないんだよぉ。
朱:その見解ですと、アルテミスさん辺りが良い神様扱いされるのも、
分からなくもありません~。
メ:範囲が限定的だけど、虜にされたら幸せそうだよね。
黄:あれは世の半分である男を切り捨ててるんだけど、
相対的に見たらマシに感じてしまうんだよぉ。
【二人が抱き合って終幕にでもしないと収集がつかなさそう】
メ:世界中を不幸にしたけど、
たった一人を最高にハッピーにした人はどう評するべきなんだろう。
黄:映画にでも出てきそうな設定を持ち出してきたんだよぉ。
朱:ドラマチックではありますが、
無関係な方は溜まったもんじゃありません~。
メ:質問しておいてなんだけど、普通に血祭りコースだと思う。
黄:平和の為、少数の犠牲を強いることに抗うのは良くある筋書きだけど、
逆転させたらさせたで、一筋縄ではいかない部分が浮き彫りになるんだよぉ。
天使と悪魔がオムニバスで出る時は、マモン、メタトロンの順番であることが多いです。これは書き易さ的にマモンが先行しがちというだけで、特に深い意味はありません。
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2021
印籠と呼ばれるものがあります。インロウと読みます。一般的には中空の直方体に近い形状で、嵌め込み式の蓋を外すことで中に小物を入れることができます。大きさは握り拳くらいでしょうか。歴史的には室町時代に大陸から渡ってきたとされています。当初は文字通り印鑑を入れる為のものでした。時代が下がって江戸時代くらいに薬入れとして定着します。何種類も詰め込めるよう複数層構造になっているものが多いようです。同時に装飾などを施してオシャレなワンポイントアイテムとしても用いられていました。基本的には武士が使うものだったのですが、平和な時代だったということもあり、徐々に同業者への牽制という側面も持ち合わせてきます。現代人が、高級時計なんかで風格を漂わせようとするのと同じことなのでしょう。腰に下げてチラ見せすることで鼻息を荒くする訳です。現代日本人にとっては、自称ちりめん問屋の御隠居一行が、身分を明かす際に取り出す小道具という認識が強いと思われます。ここから『印籠を振りかざす』で、権威や言い訳を盾にして強く主張する的な慣用句が誕生したりもしました。時代劇自体が低調なので若い子に通じるかは怪しいものがありますし、あくまでも俗語なので、積極的に使って良いものかは悩みますけどね。
(・ω・) あの使い方は創作で、身分証明的な意味は無かったらしい
【肉食いにしか分からない例えはやめたまえ】
猫:ごろにゃーご。
黄:子猫の頃は綿毛みたいで可愛さが極まってたのに、
ふてぶてしく育ったものなんだよぉ。
白:飼い猫あるあるらしいね。
朱:今でも普通に愛らしいじゃないですか~。
黄:これは、猫飼いあるあるなんだよぉ。
白:成猫は成猫で魅力的って意見は分からなくもないけど、
ラムとマトンみたいなもんで、ジャンルがそこそこ違うと思う。
【貴様に我を養う権利をやろうではないか的な】
朱:この子が私と出会ってなかったら、どんな生き方をしたんでしょうか~。
黄:ビジネスキャットより、天下取りに動いてそうなんだよぉ。
則:心躍る話をしておるの。
白:野垂れ死なず、のし上がるってのは一緒なんだ。
黄:最悪でも地域のボスに納まって、どうとでも生きていくんだよぉ。
朱:明らかに私より生活力があるせいで、
どっちが飼ってるんだか分からないなんて言われてしまうんです~。
【とはいえ百年も言われ続けてたら一体化してそう】
朱:私、生まれた時から朱雀としか呼ばれてないんですけど、
真の名前的なものは無いんでしょうか~。
白:別人格っぽいのに、二十八代全部が朱雀ってのは変な感じではある。
黄:そういや白虎は本名があったんだよぉ。
白:家族以外が使うことは無いけどね。
朱:白虎さんにとってはあくまで役職で、
課長と呼ばれるのと何ら変わらない訳ですね~。
【どうせ誰も用いないなら存在意義は薄いしな】
猫:うにゃーご。
白:というか、これの名前も白虎だった気がするんだけど。
黄:ややこしいから、ドラ猫で充分なんだよぉ。
白:対象の猫が二匹以上居ない限り、猫で済むってのは深いかも。
黄:だから朱雀も、同種が見付からない限り朱雀で問題は無いんだよぉ。
朱:私も自我が誕生してからそれなりの年数が経ってますし、
今更つけられても、馴染む気がしないってのは間違いありません~。
珍しく、ドラ猫が登場してるというのに、朱雀の通訳が入りませんでした。タイミングを逸した、大したことを言ってないから、そもそも意味が無い単なる鳴き声だった、など、幾つかの可能性が考えられますが、答を出す予定はありません。
2021
水先案内人と呼ばれる職業があります。ミズサキアンナイニンと読みます。水先人と書いてミズサキニンという異称もあり、日本の国家資格としての名称はこちらが正式です。港湾や河川などを船舶で航行する際、船長と船員に適切な指示を出すことが業務となります。資格は1級、2級、3級の三段階に分かれていて、上であるほど、トン数が多い船を先導できます。当然のことながら、地形や海流に詳しいことが絶対条件になります。なので全国35の水域に分けられたそれぞれの免許を保有していないと、その地で案内を行うことは出来ません。かつては熟練の船長が更に講習を受けて就くものだった為、デビュー時に中年以上であることが一般的でした。しかしルールが大幅に変わって、若い内に就業することも可能となりました。スペシャリストとして経験を積み、一生の仕事とする方も出始めているようです。一方で、何かしら道を示すこと全般を水先案内と比喩的に表現することもあります。歴史的に水運というのは重要事業で、その要であることを示しているんでしょうね。
(・ω・) 死出の水先案内とか言っておけば、無駄にカッコつけられるな
【高い水準で上下を繰り返すのが理想的】
黄:どうせ捏造なんだし、世界三大超聖獣とか作れば良い気がしてきたんだよぉ。
玄:非現実的すぎて誰も認めてくれないのは本末転倒なのですが。
朱:痛々しい姿を晒すことで目立つという手法もありますから~。
玄:その場はともかく、後が続きませんよね。
朱:恒久的発展を目指すという制限が厳しすぎます~。
黄:有史以来、国家だろうと、企業だろうと、それを目標と言い出すやつは、
騙す気で満ち溢れてたか、もしくは頭がおかしかったんだよぉ。
【政治家と一緒でレベルが連動してしまう宿命なのだ】
朱:玄武さんと同程度の方を二名探すのも大変そうです~。
玄:自慢ではありませんが、横の繋がりが乏しいですから。
黄:残念な立ち位置で苦しんでるんだから、
似た連中で互助会を作って然るべきなんだよぉ。
玄:隙あらば足を引っ張ろうという考えに至るので、むしろ害悪です。
黄:貧困層がどうして脱却できないのかを端的に表していて、
ある意味で正しい上位存在に思えてしまうんだよぉ。
【最高神と同質ってのが悲惨さに拍車を掛けてる訳だけど】
朱:いっそ百名山みたいに枠を広げれば、
入っていても不自然さを緩和できるのではないでしょうか~。
黄:そんくらいあると、逆にマニアが暗唱してくれるんだよぉ。
玄:水滸伝百八星や四国八十八ヶ所を空で言えるような方は、
玄武くらい普通に把握していると思うのですが。
黄:そう考えると、玄武って本当に絶妙な知られてなさなんだよぉ。
朱:そこそこ偉大な割に地元で認識率五割を切ってそうというのは、
師匠である月読さんそっくりなんですよね~。
【まず一発逆転の大技なんてものが無いという】
朱:ですけど有名な神様ランキングを付けたとして、
私達は百位に入れるんでしょうか~。
黄:史実の人物が神として扱われることもあるし、
中国限定なら余裕だけど、世界だと厳しそうなんだよぉ。
玄:青龍さんと白虎さんで危ういなら、私はどうしたら良いんですか。
朱:ランク外からの逆襲みたいに、妄想を膨らませることは可能です~。
黄:とはいえボクシングみたく上位を倒せば席を奪えるシステムじゃないし、
現状通り草の根運動を続けるしか方策は無いんだよぉ。
要約すると、この物語は世界三大黄龍が主役作品を狙えるのではという話な気がしてきました。対抗馬が無い、或いはあっても一つか二つがせいぜいってだけなんですが。主人公は朱雀じゃないのと言われると、否定できないものもあるんですけど。
2021
21世紀になるかならないかの頃、バーチャルアイドルなるものが世間に登場しました。文字通り、実在しないアイドルで、イラストレーションないしは3DCGで表現された美少女が主流でした。本来、アイドルとは偶像という意味であり、受け手側の理想を体現することから名付けられた職業であると推察されます。しかし生きた人間が完璧にこなすには過酷な面もあり、スキャンダルが常につきまといます。そういった意味では、仮想の存在であるバーチャルアイドルは品行方正で、やらかすことはありません。ついでに言えば報酬で揉めることもなければ、加齢もしないという、使い勝手の観点からも実に優秀です。しかし当時は時流に合わなかったのか、宣伝が不足していたのか、理由は不明ですがそこまで流行ることはありませんでした。時は流れて2000年代後半、初音ミクの登場が一つの転機となります。販売側の目論見としては、VOCALOIDという音声合成技術を表現する為の、いわばアバターとしての役割だったかと思われます。しかし実際の展開は、ほぼバーチャルアイドルとしてのものでした。ちょうど動画投稿の黎明期でもあり、一般製作者と視聴者のやりとりが簡単になったということも流行の一因だったかも知れません。現代でもVチューバーが人気だそうですが、同じ系譜な気がします。こちらに関しては、自然淘汰が前提で自由競争の原理が働いているからというのもありそうですが。何事も裾野で喘ぐ末端が居てこそ、ピラミッドの頂点が輝くものではあります。
(・ω・) 生身のアイドルも、脚光を浴びないのが居てこそという切なさよ
【西洋勢とのドリームバトルに期待が掛かるな】
玄:気付いたのですが、世界に拘る必然性はあるのでしょうか。
身近に、中国三大で圧倒的存在感を示している方も居ることですし。
則:ほむ。
黄:この土地の悪女は、海外でも通用する人材ばかりなんだよぉ。
朱:強豪が予選免除されるみたいなものですね~。
黄:それどころか国際大会の最終カテゴリに放り込んでも、
誰も文句を言わないと推測するんだよぉ。
【何を目的にアイドルをやってるかにも依る】
玄:この国の十番手くらいも相当なワルだと考えると、層の厚さを感じます。
朱:トップアイドルの人気投票で二桁の方が、
ローカルなそれのセンターより知名度があるみたいなものでしょうか~。
黄:切なくも正しい例えを持ち出しやがったんだよぉ。
玄:鶏口となるも牛後となるなかれ、とも言いますけどね。
黄:進学校に行って劣等感と共に生きるくらいなら、
ランクを落として学年上位になった方が気分は良いものなんだよぉ。
【日本人と比べたら比率は高いだろうけど】
朱:つまり高レベルなジャンルでなら、地域の三大でも戦えるってことです~。
玄:悪逆非道な政治以外だと、料理と拳法くらいしか思い付かないのですが。
黄:仮にも重鎮のくせに、偏ったイメージを持ってるんだよぉ。
朱:映画だけでしか知らない方みたいですね~。
玄:その国の文化を知るには一番の手段だと先代に伺いまして。
黄:こいつアメリカ人はハンバーガーとコーラが主食で、
陽気でアグレッシブなやつばかりだと認識してそうなんだよぉ。
【いずれにしても玄武の作戦に使えないことに変わりは無い】
黄:朱雀は、何の印象が強いんだよぉ。
朱:受験戦争がかなり苛烈らしいですね~。
黄:科挙からの伝統なんだよぉ。
朱:人生の階級が決まりかねない競争と聞いています~。
玄:ついさっき、少し下の学校も悪くない的なことを言ってませんでしたか。
黄:それはあくまで負け犬の傷の舐め合いみたいなもので、
現実というやつは容赦なく襲いかかってくるんだよぉ。
そういえば高校野球の大阪大会は、甲子園本戦より過酷などという噂があります。ちなみにホームアドバンテージの様なものもあってか、大阪勢の優勝回数は夏に限ればぶっちぎりの1位です。
2021
成敗という言葉があります。セイバイと読みます。セイハイと発音して、成功と失敗を足した単語にもなるらしいのですが、使うことは少ない気がします。現代日本語では主に、懲らしめること、処断することを意味します。悪者をやっつける際、掛け声として発音すると格好を付けられます。もっとも、古い言い回しな上に芝居がかっているので、実生活で使う機会があるかは怪しいですが。元々は政務を意味する単語だったようです。それが鎌倉武士の法律である御成敗式目に用いられたことで、間違いを力に依って正す、的な解釈となって、時代劇なんかで見掛ける用法になったんだそうです。舞台に関わらず創作で成敗を用いる場合は、大体が私刑じゃないかという気もしますけど。主人公サイドは正義だという前提があるからこそ成立するのでしょう。一説には日本史上最凶のあらくれ集団とも言われる鎌倉武士を取り締まる為のものが元ですから、まずはパワーで抑えつけるんだよと言われると、そうかもと思えてきますけどね。
(・ω・) それ以前にリンチが悪であると当時の人は考えてたんだろうか
【ちょっとネタにされてるだけ厚遇という解釈も可能】
朱:いっそ居直って、世界三大ローカル枠はどうでしょう~。
玄:それも考えたのですが、黄龍さんと月読さんが強敵すぎるんです。
黄:やかましいんだよぉ。
朱:なんだかんだ、四神は全員登場することが多いですものね~。
玄:格は高いのに、存在自体が抹消されかけている方々には敵いません。
黄:本当に歴史の狭間に埋もれた神様ってのは、
名前すら専門家くらいしか知らないと言い放ってやりたいんだよぉ。
【上司としてどうかっていうのも考えちゃうし】
玄:とはいえ、五行の辻褄を合わせる為、
無理やり玄武を四神に組み込んだという疑惑は捨てていません。
黄:そういや加入順は、朱雀、白虎、玄武だった記憶があるんだよぉ。
朱:水属性が条件だから妥協したのかは、青龍さんのみぞ知るってやつです~。
玄:絶対に口を割らないでしょうね。
黄:スパイ映画の主人公くらい吐かないんだよぉ。
朱:ペラペラと秘密を漏らす青龍さんだったら失望しますから、
仕方が無いって気もします~。
【時代ごとに違いすぎてどうでも良くなったんだろう】
玄:世界三大『何処かに居そう感がある聖獣』なんかはどうですか。
黄:完全に空想生物とされている龍族と比べたら、
所詮は蛇と亀ではあるんだよぉ。
朱:現代の科学技術でしたら、合成することも出来そうです~。
玄:先代に聞かれたら実現しかねません。
黄:あれは下手に長生きしてるせいか倫理観が緩くて、
禁忌なんてものともしない危うさがあるんだよぉ。
【形式を軽んじない青龍がやりそうなことではある】
朱:霊力はともかくとして、
ホワイトタイガーさんは実在してますよね~。
玄:幻想感が少ないのに、良く採用したと思います。
黄:歴史的に、中国人は虎が好きなんだよぉ。
朱:白に拘ったのが、五行のせいに見えてきました~。
玄:黄色メインが一般的ですが既に黄龍さんで埋まっていて、
別のを探し出したとすると、ちょっと可愛く思えます。
十五年以上この作品を書いていますが、白虎、朱雀、玄武が入った順番は触れたことが無い気がします。過去がそこそこ壮大そうな割に、サラッと流しがちな作風なので仕方が無いのでしょう。仮に書いたことがあったとして設定が合わなくても、長期連載には良くあることと開き直る次第です。