2020
桃源郷と呼ばれるものがあります。トウゲンキョウと読みます。武陵桃源という別名もあるようです。この世のものとは思えない程に素晴らしい場所の例えとして用いられます。出典は陶淵明が著した桃花源記です。四世紀後半頃、武陵の漁師が川を遡ったところ、桃の花が咲き乱れた土地に辿り着きました。そこでは皆が平穏に暮らし、豊かな生活を送っていたのです。漁師は数日に渡ってもてなされました。そして帰り際に『ここのことは誰にも言わないで下さい』と釘を刺されます。当然のように無視して役所に垂れ込んで探索がなされましたが、結局、誰も見付けることが出来なかったという筋書きです。時代でいうと五胡十六国時代に相当し、全土が荒れ果てていました。その為、こんな所があったら良いなぁという想いが結実した一面が垣間見えます。逆に泰平の世では、戦乱絵巻とか冒険ものなんかが流行る訳ですから、人ってやつは常に無い物ねだりをするんだという気がしてきます。それと中国人にとって桃の花というのは日本人の桜くらい象徴的なもののようです。こちらにとって桃といえば桃太郎辺りになる訳で、文化的な感性の違いを伺えますね。
(・ω・) しかし漁師はその後、どうなっちゃったんだろうな
【上杉謙信なんかが有名所である】
茜:私が領主を辞めるって言ったら、どうする。
千:それだけ切り取ると、単に構って欲しいだけに聞こえるんですけど。
麗:家臣団に嫌気が差して何度となく隠居すると言っては、
慰留を繰り返された大名は聞いたことがあります。
茜:定期的に持ち上げられないと仕事しない、面倒な人は居るよね。
千:抜群に有能じゃないと干される訳ですけど、
あなたなら引く手あまたなのが話として厄介です。
【古くは始皇帝からしてそういうところがあった】
麗:私は、旅の語り部に戻るだけなので引き留めませんよ。
千:手に職があるって強いなぁ。
茜:庇護に頼らず生活できるって理想的よね。
麗:それが露骨に出るのが乱世というものです。
千:多少の無能でもやってけるのが泰平か。
茜:出来ない人の気持ちは良く分からないから、意見が出しづらい。
麗:どれほどの力があっても、茜さんの様な方が天下人となったのでは、
短命で終わりそうな気がします。
【これが冒頭の公康領へのちょっかいに繋がるのか】
茜:千織君は、公康君のところに帰れば良いんじゃないかな。
千:一緒に裏切っておいて、そういう発言を出来るのが凄いと思う。
麗:ですけど、出戻りなんて珍しくもないようですよ。
当主の器量次第なところもありますが。
茜:精神的に追い詰めておけば、涙を流して受け入れてくれそうじゃない。
千:茜さんは、どんな時代や土地柄であっても、
立派な悪党として生きていけるという確信がある。
【手駒として働く分には良いけど相棒にはなれなさそう】
麗:それで、どういった理由でこんなことを言い出したんですか。
茜:自分で積み上げたものを、守りたいのと壊したい、
どっちになるのかって聞かれたら、後者なのかなって思って。
千:言いたいことは分かるけど、立場ある人が実行に移さないで欲しい。
麗:困ったことに、優秀な方が破滅願望持ちって少なからずあるんですよ。
茜:死ぬ時は国を道連れにするなんて、可愛いところあるじゃない。
千:この発言一つで感性に埋め難い隔たりがあると、
気付いちゃったのが良いことなんだか分からない。
現況を放り出す理由も、公康が現実逃避、岬が面倒だから、茜が何となくな辺り、変に個性が出ています。誰だって全部リセットしてスッキリしたいというのがよぎることくらいあると思いますが、実際に出来る人は限られてるのも現実です。
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