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 先の参議院選で、民主党は改選議席を10減らしましたが、みんなの党が獲得した議席も10。やっぱり、大雑把に言って民主党の失望票が、そのままみんなの党に流れた、と。御祝儀相場でこの体たらくで、今後、民主党の支持が戻る見込みは絶無ですから、次期衆議院選挙は凄いことになりそうですねぇ。300小選挙区のままでしょうから、どれだけみんなの党が候補を立てられるかにもよりますけど、民主党が第三党にまで転落するんじゃないかとさえ思っています。と言うか、民主党は着実に空中分解コースですから、自民に取り込まれるか、小政党が三つくらい出来るか。問題は、時期だけですね。

( ・ω・) これをドンピシャで当てれば、多分、株で大儲け出来るよ!

「何を言う。どうにもスピルに対して印象が薄かった俺にしてみれば、貴様らの情報を掴んで相手に流すくらいのことしないとだな――」
「若輩の僕が言うのはあれですが、もう少し、自力で何とかする方法を考えて生きて下さい。ジュリの教育にも絶対、悪いです」
 アクアさんのお爺さんに会っても、さしたることを言わなかったこの僕に、他人の家庭の事情まで言及させるとは、とんだダメ人間だ。
「それで、これからどうしますの?」
「うーん」
 たしかに、スピルのやっていることは感心できない。現行の国家体制は色々な問題を抱えてはいるけれど、同時に、根底から覆す混乱を招いてまで破壊しなければならないものでもない。一種の私利私欲が理由となっているなら尚更だ。
 とは言え、じゃあ、僕に何が出来るかと言われると、それはそれで返答に窮する訳で。個人的に憤りを覚えようとも、街のチンピラよりは腕の立つ剣技と、それなりの将来性があるらしい魔法くらいしか取り柄がない僕個人に、どうこうできるものじゃない。それはシスとアクアさんにも同じことで、このメンバーで何か出来るとも思えない。
 やっぱり、現実的に処理して、アントニオ船長に相談した上で、クワットさんに援助を乞うくらいしか無いんじゃなかろうか。と言うか、専門外のことだし、オーブにも、魔王退治にも、兄さんの消息にも、直接は関係ないんだから、全部委託しちゃっても――。
「一度船に乗ったら、港に着くまでは降りることが出来ないものだとも思いますわよ」
 う、アクアさんらしい理屈だ。たしかに、このまんま人に放り投げるっていうのも納得できないものがあるのは事実だし――。

 

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 何だか、テロの実行犯が持て囃されてるようですが、理解出来ないことが多数。え、何で旅券偽造という日本での犯罪を免除してまで入国させる理由があるんですが。韓国でなら、特にそんな法をねじ曲げなくても会えるんですよね。新情報は特に無かったみたいですし、そもそも、日本は司法取引は認めてませんよね。つーか、日本と韓国って、犯罪者の引渡し条約結んでませんでしたっけ。あれって殺人クラスの重犯罪じゃないと適用されないんでしたか。

( ・ω・) 何か進展するならまだしも、このグダグダだと、本気で意味が分からない

「うくぁぁぁ!」
 宿の部屋に帰ってきて開口一番、行き場のない怒りが噴出して、口から漏れ出てきた。
「うるさいよ、他の客はボチボチ寝てるんだ! 叫ぶんだったら海にでも行っておやり!」
 いえ、たしかに大声を出したことに関しましては素直に陳謝致しますが、おばちゃんの声も充分やかましいと思います。
「珍しいね、そんな露骨に荒れるなんて」
「何か、あれだけ言いたい放題言われて反論の一つも出来なかった自分にも腹が立って」
 一瞬、勇者になる為には口喧嘩も強くなければならないのかなんて本気で思っちゃったし。
「うーん、でも国を盗るって言われると、大怪盗たるあたしとしちゃ、心踊るものがあったりもするなぁ」
「シスは、あんな考え方に賛同する訳!?」
「いやいや、金で買うなんてのは全く興味無し。ってか、金で買えるもんに興味持ってる内は素人だね。
 やっぱりまともなルートじゃ手に入らないものをこっそり盗んでこそ怪盗ってもんでしょ」
 しかし、僕の仲間二人は、どうしてこんなにも頭の中身が独特なんだろうか。
「くーくー」
「ぐおー、ぐおー」
「二人共、おねむオネムでーす」
 成程、トーマスさんは術者のモロゾフさんが寝ててもそれなりに動ける自律型なんだね。これなら、野宿の時もそれなりに安心だよ。
「じゃなくて!」
「ごふっ!?」
 頭がクサクサしすぎて、もう自分でもどういったノリで接してるのかが良く分からない。
「何で、さも当然の様に僕の部屋で寝てるんですか! 自分達の部屋があるでしょう!」
 もうやだ、この寄生精神に充ち溢れたオジさん。

 

 一昔前まで、『暑いからって、冷たいものばかり飲んじゃダメでしょ』というのが、おかんの常套句でした。ですが昨今、熱中症の知識が一般化し、むしろガシガシ水分補給をするのが推奨されるようになった訳です。
 その昔、部活で暑いからガブ飲みしたのを顧問の先生に窘められたことがあるのですが――。

( ・ω・) 今にして思えば正しい対処だったんじゃねーか、こんちきしょうめ

「この世界で一番と言えるものは、主の愛に他なりませんの」
 いつものこととはいえ、この人に何かを期待した僕が馬鹿だった。
「はっはっは。面白いお嬢ちゃんだねぇ。
 だけどあたしゃ神なんて信じて無くてね。合理を突き詰めた先に、そんな不確定なもんは存在しないよ。
 奇跡なんてもんも、僧侶が使う呪文を、大仰に演出しただけのもんだろう?」
「それはまだ、貴女が気付いていないだけの話ですわ」
 うーん、しかしここまで明確に神様の存在を否定する人も珍しいかも。
 僕も不信心な方だと思うけど、居るとは思ってるもの。レイアムランドの巫女さん達も、そんな存在を匂わせてたし。
 大体、魔王なんて訳分からないものが出てきた訳だけど、あれが世界最高位の存在だとも思えないもの。バラモスが一番強いなら、人間なんてとっくの昔に全滅させられてると思うし、少なくてもこんな不心得者が幅を利かせる余裕なんて残してはくれないはずだよ。
「ま、そんな話はどうでもいいよ。あたしが、あんたらの説得に応じるような奴じゃないことは分かっただろう?
 今日のところは、大人しく帰んな。商売上の妨害だったら、幾らでも好きなようにやってくれ。出来るだけ、人の道を踏み外した外道な方法が良いねぇ。あたしゃ、それを全力で潰してやるよ」
 ここまで言われても、反論する材料を持ち合わせていなかった。そもそも、道を外れていると言っても、スピルには相応の覚悟がある。何とは無しにフラフラとここに来た僕とは、雲泥とも言える差があるんだろう。
 屈辱的な敗北感を胸に、僕達は一旦、宿へと戻ることにした。

 

 私、気付いてはいけないことに気付いてしまいました。昨日の参議院選に於ける民主党の比例得票率は31%程ですが、これって世論調査で民主党に投票すると言った人の比率と大差ありませんよね。いわゆる無党派層は、民主、自民、みんなに三分したらしいので、上乗せが無かった訳では無いようです。詰まるところ、私の持論通り、『民主党に投票します』なんて世論調査で言っちゃう人は、案外、選挙には行かないってことなんでしょう。

( ・ω・) 或いは組織が弱いということやも知れないけど、それはそれで政権与党としてはどうよ

「ところで、そろそろその手を放して貰えないものかね。若い子は嫌いじゃないけど、好戦的すぎるのは趣味じゃないよ」
「うくっ」
 勢いのままに詰め寄ってみたものの、無抵抗のおばさんを殴りつけるのには抵抗があった。不本意だけど、言われるがままに右手の力を抜いて、拘束を解く。
「言っただろう? 仮にあたしを殺したところで計画は滞りなく進む。
 尤も、勇者の息子であるあんたに、そんな問答無用な力の行使が出来るとも思えんけどね」
 そこまで、調査済みなのか。
「更に言えば、あんたらの後ろ盾である、ポルトガのクワットってのは、少し出来そうだからねぇ。むしろ派手に暴れてもらって、足元を掬う材料にしたいくらいのものさ」
 こちらの素性が殆どバレているというのは、余り気持ちの良いものじゃない。まるで宵闇の中で誰かに見られている様な不気味さを感じて、背筋に冷たい感覚が走った。
「あんたら戦士の類は、暴力的な力が一番強いと思ってるかも知れないがね。世の中、綿密に組織を運営できる裁量と、金の力が最強なのさ。
 魔王軍の問題は、いずれ国を根底から作り変えた後に、腰を据えて対処すれば良い。どの道、今の国家体制だとジリ貧なのは、大抵の奴らが認めてることだろう?」
 う、た、たしかに何処の王国も、長年の戦役で疲弊してて余力は少ないけどさ。世の中の仕組みを根本から変えるなんてしてたら、それこそ付け入る隙を与える様なものじゃない。
「とりあえず、確実に一つ、間違ってますわ」
 アクアさんが、スピルの言葉を遮った。うん、ここは一つ、バシッと言ってやってよ。

 

 何だか、いきなりものっそい暑くなりましたが、皆さん、御存命でしょうか。私は何とか、死なずに済んでいます。何でも今年は、暑い週と涼しめの週がローテでやってくるそうですが、本当だろうな。嘘だったら暴れるぞ。

( ・ω・) 実際、暑い週が続いたら、暴れる気力も無いとは思うのだけれどね!

「!!」
「ほぉ、その顔は気付いたかい。随分と知恵の回る坊やだ。部下に欲しいくらいだよ」
「あなた、達は――」
 意識するよりも早く、スピルの胸ぐらを掴んでいた。感情の昂ぶりを制御できない。海賊の幹部達に兄さんをなじられた時と同様に、僕が僕でなくなる程に心が揺り動かされていた。
「魔王軍が世界に侵攻して国家間の連携が取れない今だから、こんなことを」
 想定しうる幾つかの事象が頭に浮かんだけど、最も納得がいった理屈は、最も反社会的と思えるものだった。
「金を儲けるということはそういうことだよ。世界にある富がさほど変動しない以上、ほころびを見つけて掠め取る術を見出すのが常道ってものさ。これは全ての商人が多かれ少なかれやってることで、咎められる様なことじゃない」
「商道の理屈は、僕には分からない。それでも、人としての矜持を捨て去ってまで進まなければならないものだとは思えない」
「知恵は回っても頭が固いよ。思い込みってもんが、商売をする上で一番、邪魔なもんなのさ。
 人が魔王軍に侵略される時代だから、世界平和の為に一致協力しなきゃなんないなんて大抵の奴が考えるからこそ、今までに無い儲け話が転がってるってことになるんだよ」
 僕の中の冷めた部分が、『考え方の違い』という割り切った言葉を囁いてきた。だけど、共通の敵が居るこの状況で、ここまで違う方向を向いている人が居ることを、認めたくなかった。シスを子供扱いしておいてなんだけど、これを受け入れることが大人なら、大人になんてならなくて良いとさえ思った。

 



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