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 一連の原発発言に依って、野田内閣は十日余りにして、経産相という重要閣僚を失うことになりました。
 しかし、昨日、野田内閣には三人、辞任に値する閣僚が居ると書きましたが、基準が本格的に分からん。まあ、鉢呂氏の擁護をする気は無いですけど、一川氏の、『素人でござるwwwww 素人でござるwwwww』も良い勝負だと思うんですけどね。なーんか、政府与党とマスコミの、『文民統制なんて、愚民は分からんだろ。それより小学生みたいな遊びの方が問題視されるな』という、見下しが透けて見えるような。
 あ、山岡氏のマルチ献金はあれですよ。民主党の倫理規定では、『どんな汚いカネでも、叩き返せばオールセーフ』って決まってるみたいですから、そういう意味では納得できないことも無いです。要は、潰れてしまえってことですが。

( ・ω・) 54日が、現実味を帯びてきた様な気がしないでもない

「分かりました。覚悟を決めて、行ってきます。皆と一緒だと、頼ってしまいそうなので、僕一人で済ませてきますから、何処かでお茶するなりして時間を潰してて下さい」
「伝えたことにして、何事も無かったように戻って来んのは無しだからね」
 流石の僕も、そこまで子供ではありません。
「ふーむ」
 一年半振りにノアニールの町を歩いてみて、思う。この町は、十年近くもの間、時を止めたかの様な眠りに就いていた。だけど、今、人々は何事も無かったように、日々の生活を送っている。もちろん、他の町とのズレがすぐさま埋まった訳では無いけど、それでも混乱は最小限で済んだと聞いている。人ってのは案外、自分とその周りさえ変わってなければ、何事も無く生きていけるものなのかも知れない。と言うか、僕も世界を色々と転々としてる身だけど、出会えた人は、世界全体から見れば微々たるものの訳で。僕を含めて、その人達だけ、時を止められたとしたら、気付きもしないかも知れない。
「よぉ、兄ちゃん、旅の人かい? 晩飯は、うちで食ってきなよ」
「ハハ。仲間と相談してみますね」
 ちなみに、眠りから覚めることになったのが、僕達の行動に起因することを、この町の人達は知らない。何だか兄さんの功績を横取りするみたいな気がして、ウォルスさんに黙ってて貰ったからだ。

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 何でも、鉢呂経産相が、福島第一原発周辺を『死の町』と称して、撤回、謝罪したそうです。更に、福島入りした際、同行した記者に防護服を近付けて、『放射能を分けてやる』と戯れたとか何かと。
 ……。
 まあ、前々から、民主党の面々は、政治家どうこう以前に、社会人のレベルにすら達してないとは思っていましたが、ここまで、品性と知性が欠如していたとは。毎日毎日、よくもこんなに失態を晒せるものですよね。発足十日で、一川氏、山岡氏、鉢呂氏と、三名も辞任に値する問題を出せるとは、生半可ではありませんよ。つーか、野田総理自身、外国人献金問題を抱えてますしね。

( ・ω・) 尚、憲政史上最短で辞めた総理は、戦後直後の東久邇宮総理、54日である

 ノアニールの近場に着地して、そんな独り言を口にした。
 エルフの女王様の人間嫌いが治った訳じゃないのは知ってたけど、眠ったまんまなんだから、元々、直接、言葉を交わす気は無かった。仮に起きてたとしても、手紙でも渡せば、最低限の責任は果たせるかなぁ、と。
「……やっぱり、手紙とかじゃダメ?」
 入り口で待っていた四人と合流すると、お伺いを立てるようにして、そう聞いてみたんだけど――。
「人には、人としての責任があるのですわよ」
「なーんでそこまで嫌がるかなぁ」
「あなたがそれで満足なら、言うことは無いけど」
「事情は良く分からないけど、良い機会だから、『この根性無しが!』と罵っておこう」
 四者四様に、お叱りの言葉を賜ってしまいました、と。
「だから、何でそこまで腰がひけてるのさ」
「説明していいなら、ウォルスさんは十年も苦労した上に、基本的に善人であること。これが、私腹を肥やしてる悪徳代官相手とかだったらこっちも心が傷まないんだけどさ。いたたまれないじゃない。そんな人に、息子さん夫婦は、お孫さんと一緒に亡くなりましたよなんて言うの」
 本当、最後の最後に、とんだ負債を残してくれたもんだと思う。

 何でも、民主党の山岡国家公安委員長が、マルチ団体から献金を受けていたそうです。うん、まあ、大体、知ってた。だってこないだ、就任するなり、『マルチは立派な経済活動』的なこと言ってたし、黒か白かと言われたら、奴に勝てる黒はカラスくらいしかいねーだろと思ってますし。本当、何でこんなのを入れるかなぁ。こう、戦闘機とかの軽量化を追求する余り、装甲が紙並になるというか、むしろ、自重すら支えられないというか。
 つーか、このオッサン、消費者相も兼任してたの? うわぁ……相変わらず、野田総理の、身体張ったギャグにしか見えない。

( ・ω・) 命名! 『肉抜きミニ四駆内閣』ってことでどうよ!

「あれあれこういう訳で、女王様の娘さんは、駆け落ち相手と一緒に暮らしていたのですが、魔王軍の襲撃にあい、不幸にもその命を落とされました。女王様が目覚める日が来たら、そうお伝え下さい」
 ノアニールの西方、エルフの隠れ里に再度やってきた僕は、エルフを見付けるなり、一方的に事情をまくし立てて、用件を済ませた。どっちにしても女王様は贖罪の眠りに就いてるんだし、これ以上、やりようも無いしね。
「あ、ちょっと。そんなこと、一介の里エルフである私に言われても困るって。せめて、侍女やってる、フレイヤかホリエルに――」
「いえいえ、エルフの方々の人間嫌いは私もよく承知するところ。これ以上、長居をしてしまっては、御迷惑でしょう。それじゃ、そういう訳で」
 言いたいことだけ言って、僕はルーラを発動させると、ノアニールへと飛んだ。何か足元で里エルフさんが喚いてる様にも思えたけど、こっちにもこっちの事情があるんだから、気にしないことにした。
 女性陣は、シルビーさんのルーラで先行している。正直、シス無し隠れ里に辿り着けるか、ちょっと不安だったんだけど、何回か行ったところだし、何とかなったよ。
「さて、問題は、むしろこっちだ」

 アメリカには、死後、肉体を冷凍状態で保存し、遠い未来、仮に生き返らせる技術が確立されることがあったら、生き返らせるサービスというものがあるんだそうです。
 ふむ、まあ、言わんとすることは分からんでも無いけど、それを、その会社が守ってくれる保証は何処にも無いですよね。子孫が文句言うったって、三代も下がれば、どうでもいい人が主流でしょうし。つーか、何百年後まで、会社もつつもりかよ、どんだけ老舗だよ。
 という訳で、万に一つも生き返れる気がしないのですが、それでも申し込む人はそれなりに居るんだとか。どういう価値観の下で成立する契約なんでしょうね。アメリカ人の考える事、良く分からないです。

( ・ω・) つーか、キリスト教で生き返りは、奇跡扱いだった様な?

「あの二人の方が、よっぽど仲良いよね? 数年振りに会って、あそこまで親密に剣を振るいあえるとか、古い馴染みって良いもんだよ」
「何か、言葉に張りが全然、感じられないんだけど」
 だって、割と適当に言ったんだもん。
「あたしの古い馴染みって言ったら、殆ど牢獄にとっつかまってるからなぁ。国家権力があんま及んでないとこでやってるトランスは、正しかったのかもね」
 こう、地味に心を抉ってくるのは、良くも悪くもシスの特性だよね。
「お師匠様~、頑張って~」
「こら、てめぇ! 安全なところから物言ってんじゃねぇ! 降りてきて、俺と代われ!」
「いやぁ、お師匠様の御指名とあらばお代わりしたいのは山々なのですが、どうにも、今朝やられた左肩の具合が芳しくなくて」
 実際のところ、アクアさんの回復呪文で、ほぼ完治してるんだけど。
「弟子を見れば、師匠の程度が知れるとは、良く言ったものね」
「嬢ちゃんが言うか!?」
 成程、僕の剣の腕云々はともかく、人格的な面も、あそこのお師匠さんとアリアハンでお世話になった老先生の教育の賜物になるのか。うーん、そう考えると、別に人間的な向上なんて、とりあえずはしなくても良いかな、なんて思っちゃう辺りが、人として大概な話なんだよね。

 


 昨日、電気料金が高いぞ、フルァ、と書いたところ、タイミングの良いことに、東電の価格設定要素の一つである原価が水増しされているのではないかという疑惑が噴出してきました。よぉし、やっぱり戦争だな。いや、別に潰すまではいかんでいい。発電送電分離した上で、参入を自由化するだけで許してやる。電電公社が民営化してNTTになった時は、結局、インフラ自体はNTTが握ってて、かなりの既得権益が残ったからな。送電屋は新規立ち上げするくらいの勢いでいかないと意味が無いんだけど、この国じゃなくても、非現実的だと気付き始めた。

( ・ω・) 私は投げた! 誰か、この意志だけを引き継いでくれ!

「んじゃ、まあ、伝えましたんで」
 しばらく会えないかも知れないし、他の船員達にも挨拶してくおこうかな。
「この業界、いつ現世とお別れになるか分からない、因果なもんだしねぇ」
 軽く気落ちさせてくれたシスの発言は、華麗に受け流すとして。
「うぎゃぁぁぁあ」
「ん?」
 やや高いところから、舳先近くの甲板を見遣ってみると、さっきの僕の戯言通り、お師匠さんとクリスさんが剣を交えていた。尤も、剣技に対してそこまで情熱がある訳じゃない上、年齢的にも上限が見えてるお師匠さんと、育ち盛りの十代の六年を剣に捧げたクリスさんじゃ、その開きは埋めがたいものになって然るべきで。平たく言うと、一方的な虐待にすら見える。クリスさんも、大人気ないと言うか、何と言うか。
「ケインズ一刀流、波状の太刀、『小波』」
「ぐげぇ……じょ、嬢ちゃん、あなたは間違っている。俺の知る限り、ケインズの爺は、こんな弱い者イジメの剣を振るうことをよしとはしなかったはずだ」
 あらら。自分で、弱い者って認めちゃったよ。
「私は、中目録止まりだったからいーのよ」
 そしてクリスさんも、その理屈もどうなんですか。大体、ケインズ一刀流の指導体制がどうなってるかは知りませんけど、大師範であるケインズ翁が亡くなってる今、昇級とか滞ってるんじゃないですかね。



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