カンフル剤という言葉があります。カンフル注射とも言います。カンフルはオランダ語でkamferとなります。クスノキを原料として作られる結晶で、日本語では樟脳として知られています。抗炎症、鎮痛、血流改善など、薬として様々な用途に用いられていました。但し、精製が不充分だと毒性が残る為、注意が必要なのだそうですが。また防虫、防腐の効果があり、古くから使われていたようです。カンフル剤という言い回しをする時は、もうダメになりかけているものに強引な処置を施して延命させるという意味が多くなります。これはかつて樟脳が強心剤として用いられていたことがあり、死の淵に立った人間を引き戻す目的で投与したことに由来します。薬学の進歩もあり、現代では使われていないのだそうですが。それでも防虫やアロマなどで今なお現役で、今後も人類の友として生き抜いていきそうな感じがあります。 (・ω・) 実際、カンフル剤にどれだけの効果があったかが気になるよな 【つい知人に配る分も買ってしまっての宣伝効果も期待してる】 マ:みやげもん売り場は度肝を抜かれる思うで。 なんとボッタクリが行われてへんのや。 黄:謎の良心を発揮してるんだよぉ。 朱:全体的に出来が良いですし、安かろう悪かろうって訳でも無いみたいです~。 マ:経過がどうあれ、最後にちょい優しされるだけで許してまうんが人間や。 黄:暴力夫みたいなこと言い出してるんだよぉ。 朱:結果としてリピーターに繋がるなら経営戦略と言えますけどね~。 【三番手くらいに据えてスパイスとして活用すべきなのでは】 メ:事前アンケートでの一番人気は、天使と悪魔のデフォルメ人形。 黄:マスコットキャラは何処に行ったんだよぉ。 朱:中身が透けてますからね~。 マ:オッサンも二頭身で可愛くしたんやけどな。 朱:いわゆるキモカワってやつでしょうか~。 黄:キワモノとして受ける可能性が無いとは言わないけど、 メインとして期待するのは間違ってるんだよぉ。 【そういった体験が無いであろう玄武が言うのもどうなんだ】 玄:例の遊園地なのですが、絵的に面白い部分が多いということで、 一部ネットで話題になっているそうです。 黄:ひでー世の中なんだよぉ。 朱:それって興行的にはダメなパターンなんじゃないですか~。 マ:大事なのは思い出に残るこという逃げ口上なら用意してるで。 玄:たしかに、幼少の折に家族で行った施設が閉鎖してしまい、 切なくなるまでがワンセットみたいなところはありますよね。 【タダで悪魔を使いこなすという考えは大甘と言わざるを得ない】 マ:赤字で首が回らんようになってもたら、 負債は天使に押し付ける算段ついとるから問題あらへん。 朱:それが目的だったんですか~。 黄:悪魔のが積極的なのに、手柄や儲けを山分けするのは変だと思ってたんだよぉ。 メ:その魂胆を、私の前で話すのもどうなのかな。 マ:成功さえすれば誰も不幸せにならんのやから、あくせく働けっちゅうことやで。 当初は天使悪魔半々くらいで行こうかと思ってましたが、悪魔メインの方が楽だなと易きに流されました。まあ、ハッキリとマモン編とした方が個人的には都合が良いんですけどね。 PR ダークホースという言葉があります。直訳すると闇の馬ですが、これでは意味が通りません。元は競馬用語の様で、その実力がベールに包まれた競走馬を指します。そこから拡大解釈されて、仔細は不明だが、もしかすると番狂わせを演じるかも知れないとなります。未知というだけで勝手に期待を押し付けられるのは、何の業界でも変わらないようです。他競技でも、優勝候補の筆頭を本命、二番手を対抗、三、四番手をダークホースなどと表現することは多々あります。日本語に訳すと穴馬が最も近いでしょう。穴には、あまり期待されていない為に配当が高い、という賭博業界の俗な使い方があります。他の人が大して賭けていないからヘコんでいるということから来てるんじゃないかと思われます。ギャンブラー界隈では、一発大きく当ててこそ真の賭博師という風習があるようです。総合的な収支が大事なんじゃないのと、縁が無い私なぞは考えてしまうのですけどね。 (・ω・) 宝くじを当てた人が本物ってのも、なんか違う気がするじゃん 【噂に尾ひれがついて都市伝説と化すのも時間の問題】 朱:定番中の定番であるジェットコースターが見当たらないんですが~。 マ:地下に埋まっとるんや。 黄:斬新な発言があったんだよぉ。 マ:作るのんは苦労したけど、 壁に叩きつけられそうになる迫力は他では体験でけへんで。 朱:悲鳴が地面から響いてくるというのは、 別の意味で怖い気がするのは気のせいじゃないですよね~。 【どんな組織だって上司の無茶振りこそが最大の敵なのさ】 朱:地中を高速移動する生物は居なかったでしょうし、 新しい境地って感じはしますが~。 黄:景色がずっと似たようなのはダメだと思うんだよぉ。 マ:パラパラ漫画みたいに、アニメを楽しめる壁画も用意してあるで。 朱:色々と考えますよね~。 黄:出たアイディアを片っ端から実行に移すのは良いことなんだろうけど、 付き合わされる下級悪魔の苦労については触れられてないんだよぉ。 【小さくても成功体験が有ると無いでは大きな差となって現れる】 マ:悪魔のゴーカートは、凄まじい作りになってるで。 朱:全然スピードが出ないんですけど~。 マ:どんだけアクセル踏んでも加速せんでイライラする訳や。 黄:安全に配慮してて、親御さんも安心して見ていられるんだよぉ。 朱:段々コメントが投げやりになってませんか~。 黄:別に歩合制でも無いし、反映される気配も無いとなれば、 やる気が消え失せていくのは必然というものなんだよぉ。 【そういやエデンからの旅立ちを唆したのも悪魔だったな】 マ:たまにブレーキが効かへんこともあるんが一味ちゃうねん。 朱:速度が大したことないから危なくないですけど、どうなんでしょう~。 黄:乗用車の設計が如何に優れているか再認識させられるんだよぉ。 マ:逆に言うたら、生きるいうんは、 自分では無い誰かに命運を握られてることにも気付いてまう仕組みや。 朱:悪魔さんらしい警告ですね~。 黄:天使が必死に従順な子羊を育てようとしてるのに、迷惑な横槍なんだよぉ。 地中を走る系のアトラクションはたくさんあるでしょうけど、ジェットコースターシステムなのはコスト的に無いよねと思っています。存在してたら謝るしか無いのが、如何ともしがたい部分です。 えぐい、という日本語があります。生理的嫌悪感を憶えるほどの様や表現を意味することが多いでしょう。若者言葉としても未だに通じる感があります。この使われ方は1981年にテレビCMで流行したのが発端らしいので、当時の若年層は立派な中年ないしは壮年になっていそうですが。語源としては、アクなどが強く舌や喉に不快感が残る、えぐみという味が源流となっています。これはなんと平安時代には確認されている、実に歴史あるものなのです。漢字だと、刳い、など何種類かありますが、相当の通でも無い限り読めそうもありません。というか変換の難易度が高すぎます。似た語感で近い使用法をされるえげつないというものもありますが、これはいげちないが変化したもので関連は無いようです。こうやって進化の系統図のように色んな要素が組み合わさって現代語が成り立っていると思うと、ちょっと壮大感がある気もしてきませんか。 (・ω・) 味覚の方のえぐいが先に廃れる可能性もあるのがえぐいよね 【一万分の一すら無い可能性に恐怖するのが人の性なのさ】 マ:バンジージャンプがあるねんけど、 おもろい何かを追加したいと考えてんねや。 朱:切れ込みを入れて、緊張感を増すとかでしょうか~。 黄:悪魔だし、それくらいのイタズラは許されるんだよぉ。 マ:そない直接的なんはウチの趣味ちゃうなぁ。 落ちる寸前に耳元で『生命保険掛けといたで』言う方がええわ。 朱:すぐさま改良案を出してくる辺り、 仕事が出来る悪魔さんって本当に厄介ですよね~。 【来園者側の意見を求めて招待したんだったような】 朱:落下するのが一般的なので、別の要素を取り入れるのはどうでしょう~。 マ:重力制御して、全く落ちへんかったら驚くやろなぁ。 朱:いっそふわふわと上に浮いていくっていうのもありじゃないですか~。 黄:ドッキリとしての完成度は高いけど、遊戯施設視点だと失格なんだよぉ。 マ:ネタバレされたら意外性ゼロやからか。 黄:客の期待に応えてないという常識的な考え方は、 この際だからゴミ箱にでも放り込んでおくべきな気がしてきたんだよぉ。 【本音はどうあれ対外的に無理なことはあるのさ】 マ:天使と悪魔のコーヒーカップを紹介するでー。 黄:とうとう混ぜてきたんだよぉ。 朱:いつもマモンさんは悪魔を先に言うのに、これは天使と悪魔の、なんですね~。 マ:よう言うてくれた、嬢ちゃん。 ウチはどっちを先にしてもええ併記を主張したんに、天使共が譲らへんねん。 黄:そこを折れたら、存在意義に関わるってのは分からんでもないんだよぉ。 朱:だったら最初から一緒にやるなっていうのは、言っちゃいけないんでしょうか~。 【むしろ本当に主導権を握ってるのはどっちだ展開も有りえる】 朱:それで二つの要素がどう絡み合うんでしょう~。 マ:悪魔席と天使席がランダムで設定されて、 天使が悪魔を遠隔操作できるようになるんや。 黄:ここにも、大人の事情が垣間見えるんだよぉ。 朱:主従をハッキリさせたいという思惑が透けて見えます~。 マ:操り人形がおらんと傀儡師は飯食えへんし、 持ちつ持たれついうんを分かってへんよな。 バンジージャンプのバンジーは英語のニュージーランド方言でゴム紐のことらしいです。どこも商標登録してないっぽいところを見ると、一般名詞扱いで許可されないんでしょうね。 仏教の世界では、仏を四段階にランク付けしています。日本語だと上から、如来、菩薩、明王、天、になります。天使の九段階と一緒で、人間が勝手に付けてるだけで当人達は特に意識してない設定なんじゃないかなと推察していますけど。そんなのに一喜一憂する仏様とか嫌ですし。そして、この四つの中で菩薩だけ人に対して比喩として使われる側面が強くないかと気付きました。慈愛に満ちている方をそう呼ぶことがあるじゃないですか。しかし、なぜ最高位の如来ではなく、上から二番目の菩薩なのかと言われると、ちょっと考えてしまいます。菩薩とは本来、釈迦如来が修行をしていた頃の尊称なのだそうで、そこら辺の絡みなのでしょうか。或いは日本人的謙遜で、一般人に対して使うのはおこがましいとしたのでしょうか。それとも知名度が高く、とても優しいとされる観音菩薩から来ているのでしょうか。個人的には最後のがピンときます。ともあれ、『お前、如来みたいだな』とか『明王っぽい』とか言われても意味が通らない辺り、意外と日本人って仏教に疎いんじゃないかという気もしてきます。 (・ω・) 天に至っては、格を示すものだと知らない人の方が多そうだし 【遠心力で吹き飛ばされないように胴体は固定される】 マ:これが、悪魔のメリーゴーランドやで。 朱:絶対に、高速で回転するやつじゃないですか~。 黄:なんなら隠し武器が飛び出してきそうなんだよぉ。 マ:キャッチコピーは、他には無いスリリングな体験を貴方に、や。 朱:珍しいって意味では価値があるんですかね~。 黄:どれかというと、突拍子もない事をやって前人未到とか言い出す、 若さゆえの錯誤を感じないでもないんだよぉ。 【具体的で実効性がある行動を取っているかについては触れないでおく】 メ:こっちが、天使のメリーゴーランド。 黄:コンセプトが異なる同じ遊具があるってのは、試みとしては面白いんだよぉ。 マ:敷地と予算が倍必要になる、危険な賭けではあるけどな。 朱:あと集客能力に差がありすぎたら、不人気の方が針のむしろです~。 メ:競争原理は、今の世の中の基本らしいから。 黄:それを天使が認めて良いのかは疑問なんだよぉ。 マ:弱者にも慈悲をゆうとったらセーフいうんが、現代的な解釈やろ。 【入信したり懺悔したらチャラになる系の教義は多いという事実】 メ:天使のホラーハウスは、自信作。 朱:言葉だけだと内容が全く想像できないんですが~。 黄:正確な余命を宣告されるとか思い付いたんだよぉ。 朱:それは恐ろしいものがあります~。 メ:天国に行けるまでの日数と考えたら、指折り数えて待てるかも。 黄:その間、ずっと良い子にしてないとダメなのを忘れてるんだよぉ。 朱:クリスマスプレゼントの為に十二月だけ頑張る子供も多いですし、 最後の一年だけでおまけしてもらう訳にはいかないでしょうか~。 【結局どんなアトラクションなのかは謎のままである】 マ:入場者のいっちゃん恥ずい秘密が貼り出されてるってのはどないや。 黄:もう、単なる制裁かイジメになってるんだよぉ。 朱:とてつもなく怖いって意味では間違ってないんですけどね~。 マ:神はいつでも見てるいうんが天使の常套句やから問題ないやろ。 メ:過去の過ちを悔い改め、自制を促すって意味では有りかもって思った。 朱:エンターテインメントは何処に行ったんでしょうか~。 黄:遊園地の皮を被った別の何かであるというのは既に分かってるし、 あとは他の成分がどれだけの比率かを検証していく段階なんだよぉ。 悪魔のホラーハウスだと逆に何のインパクトも無いのに、天使にすげ替えるだけで意味不明になる辺りに言葉の魔術的なものを感じないでもありません。 白虎が肉狂いになって久しい感じがあると思います。この源流が何処にあるかと考えてみたのですが、昔飼っていた猫が食いしん坊だったことが一因なのでは無いかという仮説に辿り着きました。定時になる前からニャーニャー要求して、ある分はとりあえず食べ尽くすようなやつだったのです。しかし、いつもお腹を空かせている野良猫はいざ知らず、安定した生活をしている飼い猫が食事に執着するかどうかは個体差が大きいというのが真実のようです。ネコ科=食い意地が張っているという偏見がダイレクトにキャラクター性へと転化されたと言い換えることも出来ます。中国娘が、お団子ヘア、チャイナドレス、語尾がアルみたいに、日本国内でしか通用しないステレオタイプなパターンもありますが。日本人も外国の映画では、チビ、眼鏡、出っ歯、武術の達人と、思い当たることはあっても、全部揃えてるやつは殆ど居ねーよと言いたくなるキャラ付けをされてるらしいです。分かりやすく誇張するのは基本と言えばそうなのですが、誤った印象がそのままというのも好ましくないというのが難儀な話なのです。 (・ω・) 他のキャラも特化しすぎて、肉しか推せるものが無いってのはある 【当然のことながら演出と装飾はそれなりに差がある】 マ:まずは悪魔と天使、二つの入場ゲートを選ぶとこからや。 朱:何か違うんでしょうか~。 マ:チケットやパスポートチェックするだけで大して変わらへんで。 ちょっとした性格診断が出来るくらいのもんやな。 黄:たしかに、天使と悪魔から選択するのは人間性が出そうなんだよぉ。 朱:どちらにしようと自意識過剰な感じが出ますし、 人間もしくは中性的な入り口が欲しいです~。 【とにかく目先のネタに全力投球する気概は感じる】 マ:カップルや家族連れは同じのんから入られへんゆうのも考えたんやけどな。 利便性の面から断念したわ。 黄:意味の無さが凄いんだよぉ。 マ:おとんだけ悪魔ゲート使わされるとかおもろい思たんや。 朱:世のお父さんの悲哀が滲み出てます~。 黄:初っ端から、何を目的とした施設なのか説明を求めたくなってきたんだよぉ。 【舞台裏も包み隠さず公開するオープンな職場です】 マ:遊園地ゆうたらマスコットが欠かせへんやろ。 ここのんは半透明になってて、中のオッサンの動きが丸見えやねん。 朱:夢も希望もあったもんじゃないですね~。 黄:実に悪魔的なんだよぉ。 マ:働くいうんは全身汗まみれになることやちゅう基本を思い出させてくれるんや。 黄:そういった現実から目を逸らしたいから遊びに来るんだと思っていたけど、 どうやら違うみたいなんだよぉ。 【真にやる気がないやつは息をするのも面倒だと言い出すからな】 朱:悪魔さんの理屈だと、不労所得を尊びそうですけど~。 マ:怠惰担当のベルフェゴール辺りはそない言うけどな。 労働の対価を貰うからこそ人は欲深になるねん。 黄:悪魔も一枚岩じゃねーんだよぉ。 朱:七つの大罪を同一人物が成立させるのって難しそうですものね~。 黄:というか、食欲、色欲なんかと怠惰って真逆じゃねーかと、 誰もが思っていながらツッコまないんだよぉ。 黄龍ちゃんで、他の七大悪魔が登場することは無いとは思います。名前だけ出てくることはたまにありますが、怠惰担当のベルフェゴール率が高い気がするのは作風のせいなんでしょうね。 |
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