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 超芸術トマソンというものがあります。トマソンだけでも、通じる方には通じます。前知識が無い状態だと、何を指し示す言葉なのか想像することすら難しいでしょう。これは想定されていた機能を失ったにも関わらず、撤去されずに残されている建築物を意味します。具体的には、扉が埋め立てられたのに取り外されない非常階段などです。由来はなんと、かつて読売巨人軍に所属していた助っ人、ゲーリー・トマソン氏だったりします。彼は一年目こそそれなりの成績を残したものの全体的に三振が多く、二年目は活躍できずに日本を去りました。その姿から作家の赤瀬川原平氏らが、『三振する姿は芸術的ですらあるけど実用性は無い』的なニュアンスで名付けたのだそうです。冷静に書き上げると、ひでー語源です。こんな形で名前が残るというのは、野球選手としてどうなんでしょうか。私が認識している野球史はその殆どが平成以降ですが、面白系の外国人選手も色々居たような気がします。しかし俗語として通用するほどとなると、すぐには思い浮かびません。野球の一般人気が落ちたのか、物書きの影響力が残念になったのか、或いはその両方か。新語の多くが自然発生的な流行か、マスコミのゴリ押しの二択に当て嵌まる辺り、そういった時代は終わったという気もします。

(・ω・) バースの再来は、阪神がバース級を引き当てるまで使い続けられる

【悪魔の歌声は洗脳系か精神破壊系と決めつけられそう】
朱:根拠はありませんけど、天使さんって歌が上手い印象があります~。
黄:天使の歌声という触れ込みで音痴だと、詐欺感は否めないんだよぉ。
メ:勝手な印象でハードルを上げられてる。
黄:世に放たれたイメージは、大衆によって暴走するものなんだよぉ。
朱:ちょっとだけ悪いことをした有名人が、
 時流次第で極悪人として糾弾されるみたいなものですね~。
メ:そういった心理を利用して布教してきた部分もあるから、
 否定しきれないのが辛い。


【祝福も過ぎれば毒へ転じるってことになるのか】
メ:ラララ~♪
朱:可もなく不可もなし、って感じですね~。
黄:身内のカラオケだったら褒めてもいいけど、
 プロとしてだったら金返せと言いたくなる水準なんだよぉ。
メ:歌わせておいて、この言い草。
朱:聞いただけで昇天しそうなのを期待するから仕方ありません~。
メ:それはもう殺戮兵器と変わりないって言っちゃいたい気分。


【働かないだけなら害は無いから平気だと思いたい】
朱:人間に対して、お目付け役の天使さんが配備されるって伺ったんですが~。
黄:いわゆる守護天使なんだよぉ。
朱:人口爆発して久しいですが、数は足りるんですか~。
メ:その気になれば平天使は幾らでも増やせるから。
黄:粗製乱造で質が低下しそうなんだよぉ。
朱:ハズレの天使さんって、
 実質的に悪魔さんと一緒って気もするんですがどうなんでしょうね~。


【取引先が一社じゃ心許ないにも程がある】
朱:この業界もグローバル化してますから、
 守護天使さん的な存在が各宗教から集まってきそうです~。
黄:百体くらいが憑いて、縄張り争いを始めそうなんだよぉ。
メ:肝心の守護に対してエネルギーを使わなくなる展開。
朱:八方美人はやめて、何を信奉するのか明言した方が良さげですね~。
黄:それはそれで大本の宗教が潰れた時に共倒れになりそうだから、
 三つくらいに絞って共生するくらいが妥当なのではと思うんだよぉ。

 天使or悪魔の歌声ってネタにしたことあったっけと検索掛けてみたら悪魔的ナースで使われてました。でもあれは番外編だし、話の流れも違うのでセーフでしょう。
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 鴨という名で知られる鳥が居ます。御存知の通り、カモと読みます。マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモなど、何故か品種名になると濁ります。そして人に対して使う場合は、騙しやすい、扱いやすいなど、大抵は悪い意味で用いられます。どうやらこれは、鴨が鳥類の中では捕まえやすく、罠への対応能力も低いことから生まれた俗語のようです。おっとりとしている為にアホウドリなどと名付けられ、乱獲の末、絶滅の危機に瀕している鳥を思い出します。鴨を用いたことわざといえば、鴨が葱を背負って来るがあまりに有名です。鍋にする際、鴨と葱の相性の良さから、良いことがダブルでやってくるや、獲物が無防備に近付いてくるなどといった意味合いで使われます。他にも隣の貧乏鴨の味というのもあるそうです。これは、隣の貧乏、鴨の味と切るものらしく、隣人に悪いことが降りかかるのは楽しくてしょうがない的に使うのだそうです。他人の不幸は蜜の味と同義といって良いでしょう。鴨の立場からすれば、こんなところに俺を起用するなと言いたくなる気もしますが、存在感があるだけマシなような感じもありますね。

(・ω・) 慣用句の多さ的に、日本人は鳥が結構好きなのやも

【魂を調べたら売約済みとか書かれてたりして】
朱:死にそうな時に天使さんのお迎えが来るのは定番ですが、
 同業である悪魔さんがやってこないのは不自然な気がするんですよ~。
黄:死体の横で奪い合いをするのは、業界の信用を下げそうなんだよぉ。
朱:公務員的なものですから、民間を足蹴にしてるんでしょうか~。
メ:悪代官みたいに言われても。
黄:悪魔と生前契約してたんなら焦って来る必要はないし、
 その場で天使を選ばないやつも珍しいってだけの気もするんだよぉ。


【本人の希望が考慮される余地は無いのだろうか】
朱:死神さんがやってくるパターンもありますが、
 あれは天使さんが相手する価値もないっていうことですかね~。
黄:死神と悪魔は別物だから管轄違いだと思うんだよぉ。
メ:他の所のと鉢合わせて気まずくなるって報告なら聞いたことある。
朱:その場合、どうするんですか~。
メ:現場で対処すると宗教戦争に発展しかねないから、
 上に送って穏便に済ませる的な協定が結ばれてたはず。
朱:それで行き先が決定するというのも、モヤモヤが残ります~。


【ボケを全て拾う義務が存在してる訳でもない】
朱:と言いますか、魂を集めてどうするんでしょう~。
黄:根本的な部分を理解してなかったんだよぉ。
メ:数が多い方が、人気があるってことだからバックボーンになる。
朱:塾の合格実績みたいなものですかね~。
黄:喩えが常に俗っぽいんだよぉ。
メ:せめて得票上位のアイドルみたいな感じで。
黄:それはそれで大衆に寄りすぎだと言いたくなるけど、
 なんかもう、どうでも良くなってきたんだよぉ。


【現世に絶望してるやつは何処行ったってつまらないと思うけど】
朱:大体の宗教は死後にどうなるか設定されてる訳ですが、
 これってポイントや特典でお客さんを奪い合うのに似てると思うんですよ~。
メ:今なら期間限定で、出血サービス開催中。
黄:笑顔でとんでもねーこと言い出したんだよぉ。
朱:いつまでにお亡くなりになれってことですものね~。
メ:どうせいずれ落命するんだから、少しでも好待遇を望むのが人の性。
黄:確実に天国に行けるって話なら受け入れるのが多そうな辺り、
 天使と悪魔なんて大した違いは無いと再認識させられるんだよぉ。

 黄龍ちゃんなんかを書いてるせいか、私の死生観は一般人と比べてかなり変てこになってる気もします。こうも冷めた目で見てると既存の宗教にはハマらないようでいて、こういう輩が怖いんだとよいう可能性もありますね。

 プリン体と呼ばれる化合物があります。英語だとpurineになります。良く洋菓子のプリンと表記が同じとネタにされますが、こっちはプディング(pudding)が転じたものなので関係はありません。プリン体を過剰摂取すると痛風の原因になるという認識の方は多いでしょう。これはプリン体が体内で分解されて出来る尿酸が原因というのが通説です。そして尿酸は水に難溶なので排出しにくい物質なのです。蓄積が進むと関節部などで結晶化し、激痛を引き起こすのだとか。という訳で、プリン体の摂取を抑えることが痛風を予防する一つの手立てではあります。唯、プリン体は体内でも合成される人体に必要不可欠なものでもあるので、これだけでは充分と言えません。肥満、運動不足、深酒、ストレス過多など、生活習慣病の元とされているものは尿酸値を引き上げるようです。今はいい薬もあって、キチンと対処すればそれほど苦しまないようですが、日々の心がけで発症せずに済むならそれに越したことはありませんよね。

(・ω・) プリン体って名前が可愛すぎるのは色々とどうなんだろう

【ジェネリック薬品だってコピー商品の範疇なんだぞ】
メ:天使の輪として知られる頭の上のこれは、英語でヘイローという。
  威光とか功徳とか、そういったものの象徴と言われている。
朱:亡くなった方についてることも多いですけど、
 彼らは天使さんになる訳じゃなかった気がするんですが~。
メ:肉体を失った表現として生まれる、オリジナルを模したものなんじゃないかな。
朱:要するにバッタモンですか~。
メ:言い方一つで、ありがたみが薄れるなぁ。


【商機があれば全力で食い付くのが正しい悪魔だからな】
朱:白色か黄色のイメージですけど、
 もっとカラフルにしたらオシャレ感が増すんじゃないでしょうか~。
メ:ランク制を反映して、徳を積んだら色が変わるってのはありかも。
黄:またマルチ的なこと言ってるんだよぉ。
朱:上位天使か一目で分かるっていうのは階級章みたいです~。
メ:偽装する為のカラーフィルターが売れたりしそう。
黄:販売元が悪魔という、身内で完結するオチがつきそうな話なんだよぉ。


【日本なら供養という形で処分も出来るんだけど】
朱:そういえば悪魔さんに輪っかは無いですけど、
 堕天する時に消えてなくなるんですかね~。
黄:運転免許みたいに、返納してたら面白いんだよぉ。
朱:たしかに、天使さんに戻ろうとした場合に困りそうです~。
黄:公式に出戻りは記録されてないから、
 使い回して良いものかは疑問なんだよぉ。
朱:とはいえ捨てるという訳にもいかず、
 倉庫の奥で埃を被っているのが目に浮かびます~。


【全ての天使が悪魔の因子を持っている訳だからしょうがない】
メ:悪魔には角と尻尾が生えてるのは知られてるけど、
 あれに変わるという説が有力。
朱:堕天する瞬間の映像記録とか無いんですか~。
黄:昆虫の羽化みたいに言ってるんだよぉ。
メ:直前に連絡を断つことがほとんどだから、ちょっと難しい。
朱:無理に悪魔さん化させて観察する訳にもいきませんしね~。
黄:その発想が悪魔そのものだと、
 一応は公認天使として気付いているのかが問題なんだよぉ。

 今更ですが、メタトロンの頭の上には天使の輪があるようです。六翼だの、目が十万以上あるだの盛るくせに、ヘイローに関しては蛍光灯一つというのが一般的な辺りがちょっと寂しいです。

 愉快犯という言葉があります。純粋に、騒ぎが大きくなることそのものを楽しんでしまう犯人のことを指します。何らかの実利を得る為、或いは復讐心、義侠心など明確な目的を持っている訳でも無いことが条件となるでしょう。名前を売りたいとか、認知されたいという意味での功名心は含まれるやも知れません。言葉としては1977年に東京と大阪で発生した青酸コーラ無差別殺人事件が始まりとされています。これは公共の場に青酸系毒物入りのコーラやチョコレートが放置されていて、口にした数名が死亡ないしは搬送されたという事件です。現代っ子の感覚だと、どうして飲んだり食べたりしちゃうのと言いたくなるでしょう。時代的に緩かったというのもありますが、オレオレ詐欺が死に絶えないのと同様に、危機感が足りてない方は一定数居るものなのです。結局、犯人は不明のまま迷宮入りし、何がしたかったのかも謎に終わったようです。このことから、世間やマスコミを翻弄して楽しんでいたのではということで愉快犯という新語が誕生したのだとか。時期でいえば、カラーテレビが庶民に浸透しきった頃です。リアルタイムに近い形でやったことが報じられるのは、ある種の欲求を満たせるものなのでしょう。ネット社会となった現代で、そこらに愉快犯が転がっていることからも伺えます。大衆の方も慣れたのか、相手をしないのが増えた気がしますけどね。

(・ω・) それでも食い付く人が居る限り、愉快犯が消えることは無いのだ

【メジャーデビューしたら遠い存在になってしまう辺りも似てる】
朱:天使さんって、信仰の窓口って考え方で良いんですかね~。
メ:そんなに間違ってない。
  主は偉大すぎるから、とっつきやすい存在として誕生した部分がある。
黄:ぶっちゃけてきたんだよぉ。
朱:全国規模のトップアイドルより、
 会いに行ける地下アイドルの方が親しみやすい的なやつでしょうか~。
メ:話としてはそうなんだけど、釈然としないのはなんでだろう。


【餌が潤沢だからこそ必死になって活動してしまう】
朱:つまり天使さんが崇められると、
 そのエネルギーが神様に吸い上げられていくんですよね~。
黄:マルチ商法みたいに聞こえるんだよぉ。
メ:ピラミッド型の組織って、何処もそんなものじゃないの。
朱:私も下部団体を作って左うちわで生活したいです~。
黄:そうしたところで青龍が絞り上げそうだから、
 結局は一番上に立たないと旨味は少ないのが良く出来てるんだよぉ。


【人参ぶらさげて踊らせてるんじゃないか感が】
朱:世間の一部で、良いことが起こったら天使さんの恩恵、
 悪いことだったら悪魔さんのせいって認識なのはどうなんでしょう~。
メ:私達、そんなマメに働くほど真面目でもない。
黄:一方の悪魔も悪意の種をバラ撒くのが本業で、
 引っ掛かるかどうかまでは関与してないんだよぉ。
メ:自分達に都合よく考えるのは、人間の悲しい習性ってこと。
朱:そういう風に表現すると、
 人との関わりが壮大な実験に聞こえるから怖いですね~。


【一部を切り取って拡大する報道の基本姿勢というやつか】
黄:日本のお天道様みたいに、
 見られてるから襟首正せって解釈が穏当だとは思うんだよぉ。
朱:抜き打ち検査みたいなものの気がしてきました~。
メ:最小限の仕事で成果を上げるには、ランダムにやるのが一番。
朱:奇跡は宝クジみたいなものだったんですね~。
黄:卵の黄身が二つみたいなちっこいミラクルが国民全員に起こるより、
 数人にまとめて配った方が宣伝効率が良いのは確かなんだよぉ。

 大昔、天使システムは遥か上の重役より、親身になってくれる近い上司みたいなもんと表現したことがあります。高嶺の花が酸っぱいというやつは、色んな業界にあるのかも知れません。

 昭和後期に、不幸の手紙なるものが流行ったことがあるそうです。手口は単純で、『この手紙と同じ文面を書いて数人に送らないと不幸になる』的な内容が誰とも知れぬ相手から届くというものです。仮にこの人数を5人として、全員が律儀に5通出したとしましょう。1通が2世代目に5通、3世代目に25通、4世代目に125通とネズミ算式に増えていきます。重複を考えなければ、13世代目に日本の人口を超えるようです。当時のはがき代が幾らだったか知りませんが、自分だけなら小銭程度で済んでしまうのが流行の一因なのでしょう。こういう風に書くと、郵便屋さんの陰謀じゃなかろうかとも思いますが、それは都市伝説的な話として置いておくとして。この手法はチェーンメールの類として、インターネット社会でも生き残っているようです。歴史的にも、千年以上前から近いものはあったようです。根拠がない抽象的なものだからこそ、なんとはなしに恐れてしまうのは人が持つ特性です。うまく活用したと言えばそれまでですが、結果だけ見れば害悪しか無い辺りに感じ入るものがあります。

(・ω・) 貰ったこと無いけど、ガン無視以外の選択肢が思いつかない

【一線を退いてから千年以上経ってたような気もするけど】
メ:たまには、天使の話をしようと思う。
朱:カテゴリとしては有名ですけど、詳細は意外と知られてませんよね~。
黄:ブランド先行で、ふわっとした印象を刷り込むのは広報の基本なんだよぉ。
朱:黄龍さんは失敗例だけあって、そういったことに敏感です~。
メ:これで悪気が無いのが、さりげに最悪なのでは。
黄:もう慣れたというか、これくらいさらりと躱せないようでは、
 厳しい聖獣社会を生き抜くことは出来ないんだよぉ。


【人間に置き換えて即答できるのがどれほど居るんだろう】
朱:一度伺ってみたかったんですが、天使さんの定義ってなんなんでしょう~。
メ:初っ端から、とてつもない難問が降り掛かってきた。
黄:これも悪意はゼロなんだよぉ。
朱:そんなに難しいんですか~。
メ:逆に聞くけど、朱雀は自分が朱雀である必要条件が分かるの。
朱:ふ、ふに?
黄:完全に哲学の領域に踏み込んでいるようでいて、
 朱雀だからこそ謎すぎるという気がしないでもないんだよぉ。


【四神兼天使とか設定盛り過ぎでペラく聞こえる】
メ:強いて言うなら、主が産んだ霊的な存在、かなぁ。
  認定リストに載ってることっていう考え方もあるけど。
朱:そういえば私はふにえるでしたね~。
黄:完全に忘れ去ってた辺り、
 天使になったからって恩恵は無さそうなんだよぉ。
メ:勲章みたいなもので、分かる人にだけ威張れる特典が。
朱:その対象が大きければ権威と呼ばれる訳ですから、
 紙一重なところはあります~。


【実感と自虐のどちらなのかで意味合いが変わる】
メ:正直、統一宗教を作る為に天使の称号をバラまいてるところはある。
朱:裏事情は聞くものじゃないです~。
黄:ここで暴露するってことは、あくまで全体の方針で、
 メタトロン個人は面倒だから潰れて欲しいって思ってそうなんだよぉ。
メ:大体合ってる。
朱:優秀でない部下が増えても邪魔なだけですよね~。
黄:何か強烈なギャグ的なものが聞こえた気がするけど、
 ここは敢えて気付かなかった振りで乗り切ろうと思うんだよぉ。

 という訳で、信仰の対象としては世界一の知名度を誇るかも知れない天使回です。キリスト教的な天使の考え方は日本人がイメージする神に近いというのが私の持論ですが、黄龍ちゃんはその世界観そのもので構築されてるような気もします。


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