2019
トリックスターと呼ばれる者が居ます。英語で書くとtricksterです。長年、starだと思いこんでいましたが、sterで何々する人、という意味があるのだそうです。道理で星とは特に関係が無い訳です。この場合のtrickは悪戯や悪巧みなので、繋げると詐欺師や手品師を指す単語になります。現代日本語では、物語や神話などで場を引っ掻き回す立場の存在という意味合いが第一に来ます。淡々と話が進んでいくというジャンルも無い訳ではありませんが、起伏があるものの方が大多数です。そんな時に便利なのがトリックスターなのです。分かり易い例としては、頓狂な発明品で周囲を混乱させる科学者とかでしょうか。一人紛れ込ませるだけで、幾らでもドタバタコメディを生み出せます。ちなみに黄龍ちゃんは半分以上がトリックスターという、自分でもふざけてんのかと思わなくもない構成ですが、後戻りは出来そうも無いので諦めてこのまま進めます。
(・ω・) 神話は混沌から秩序が誕生する的なのが多いって言い訳しとく
【クリムゾンの方がちょっとキャラが濃いんですよ】
メ:で、なんで私が呼ばれたの。
黄:天使と言えば純白的な固定観念のせいだと思うんだよぉ。
朱:言われてみれば天使さんも、
ヒーローものみたいにカラフルな感じにした方が受けるかも知れませんね~。
メ:これで天使ってたくさん居るから、赤系だけで千人とかになっちゃう。
黄:エンジェルレッドとエンジェルクリムゾンが同時に出たら、
子供達は混乱して、保護者から苦情殺到間違いなしなんだよぉ。
【緑系の人気キャラが皆無って訳でも無いけど絶対数はかなり少ない】
メ:余りそうだし、エンジェルブラックにしておこうかなぁ。
黄:私見としては分かり易いから真っ先に消えて、
本当に残るのはグリーン系統じゃないかと思ってるんだよぉ。
朱:五行でも、青とセットにされてる不遇枠ですよね~。
メ:目に優しくて、植物の象徴みたいな色なのに。
黄:逆にありふれすぎていてインパクトが無いというか、
悪い意味で空気的な扱いなのかも知れないんだよぉ。
【実害が出る頃には手遅れだと分かっているのに放っといちゃう】
メ:ところで私に司会進行の適性があると思ってる?
黄:逆に、誰がやったってまとまる訳ないんだから気楽なもんなんだよぉ。
朱:破談が前提の交渉みたいなものですね~。
メ:つまり、徹底的に煽ればいいのかも。
朱:私が方向修正しますから、大船に乗ったつもりで任せてください~。
黄:もしやこれって危険な流れなんじゃないかと思わなくも無いけど、
いくつになっても、怖いもの見たさというのは引っ込んでくれないんだよぉ。
【但し通用するのは一回だけというリスキーな大技】
朱:ともあれ、これからどうしましょうか~。
黄:行きあたりばったりだとは思ってたけど、ここまでとは想定外なんだよぉ。
メ:負けたら白い粉まみれになる、バラエティ感覚でいいんじゃない。
朱:背景も真っ白にすれば、画面から消える感じになりそうですね~。
黄:完全に放送事故なんだよぉ。
メ:『お使いのテレビは正常です。問題があるのは製作者の頭です』
みたいなテロップを入れておけば、なんとなく許される予感がする。
ステレオタイプという先入観的な言葉は印刷で使うステロ版が語源なのだそうですが、現代っ子はもう分からないんじゃなかろうかって気がしています。というか私も何となくでしか存在を知りません。
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