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 最近、セネレで一番精神年齢が高いのは誰かを考えてみたのですが、三回りくらいして、岬なんじゃないかという結論に至りました。とりあえず男共はガキばっかなので論外。茜も、基本的に大人とは言えませんし、遊那、結、舞、海は言うに及ばず。りぃは年齢相応くらいですかねぇ。実年齢より高そうなのは、頑張って、綾女、西ノ宮、岬くらいかなぁ、と。三人共、子供っぽいところも残ってるんで、ギリギリの消去法なんですが。
 まあ、私的意見として、源静香さんに勝てる精神年齢の高さを持ったティーンは知らないのですが。

( ・ω・) 『理屈に合わないことをするのが人間なのよ』とかサラッと言える大人になりたい

「……」
「アクアさん?」
 表情を変えず無言のまま、アクアさんはふらりとこの場から歩き去っていった。その先にあるのは、小高く盛られた土の山と、十字架の杭だ。そうか。まず為すべきことは、それだよね。
「……」
 墓標に一通りの祈りを捧げた後、チラリと横目でアクアさんを見遣ってみた。膝をついて目を瞑り、両手を組んだまま微動だにしないけど、一体、どういった心中なんだろうか。
 考えてみれば、二年近く一緒に旅をしてるけど、深く心の奥底まで立ち入ってみようと思ったことは殆ど無いような気がする。何しろ普通に接するだけで手一杯なのに、それ以上となると中々、ね。だけど、実家が修道院だったと言っても何で僧侶になったのかとか、御両親のこととか、知ってる様で知らないことが結構ある気がしてならない。
「ねぇ、アクアさん」
「どうしましたの?」
 お祈りが一区切りついたと思われるところで、声を掛けてみた。彼女はいつも通りのゆるりとした動きで立ち上がると、膝の土埃を払うこともなく、こちらに向き直った。
「アクアさんは、バラモスを倒したらどうするつもりなの? 実家に帰るの?」
 聞きたいことはたくさんあったはずなのに、口から出てきたのは陳腐なものだった。
「はっきりと決めている訳ではありませんが、ジュリさんのこともありますし、そうなることも有り得るやも知れませんわね。唯、例えバラモスを滅したとしても、世の乱れがすぐさま糺されるという訳でもないでしょうから、旅を続けて見識を広めつつ、その一助になりたいとも思いますわ」

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