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 今日の仙谷官房長官!

『暴力装置である自衛隊』

 まあ、前々から頭はそこまで悪くないけど、慎重さに欠けると言うか、口が軽いので、どうせ変なこと言って自爆するよと思ってましたが、分り易い御方どすなぁ。

( ・ω・) スポークスマンでもある官房長官の口が軽いって、それだけでアウトとも言うのですが

「頑張れ男の子、ですの」
 こうして見ると、アクアさんも大概、頭の線が単純に出来てるよね。まあ、僕もグチグチ理屈が多いだけで、大差は無い様な気がするけどさ。

 人の想像力は、素晴らしいものだと言う人は多い。何しろ、人という生き物が曲がりなりにもこの世界に根を張り、文化や技術を発展させることが出来たのは、この力に依る所が大きいからだ。僕が好きな魔法も、先ずは夢想があって、次に必要な技術を考えてみるっていうのが殆んどだし、そのことについては、僕も異論を挟むつもりはない。
 だけど同時に、この想像力は人を必要以上に苦しめる。犬や猫は、崩れた壁に刻まれた爪跡や、無残に割れた窓ガラスを見て、特段、何かを思うということは無いだろう。だけど、僕達人間は違う。予備情報が無くても、この場所でどれだけの悲劇があったのか、否が応にも理解させられてしまう。人っていうのは、難儀に出来てると再認識させられた。
「死体だけは、イシス軍がちゃんと葬ったらしいけどさ」
 軍を割かなかったことに対する罪悪感に似たものもあったんだろう。その後の処理だけは、迅速に行われたとのことだ。
 もっと単純に、国内の動揺を抑えて、反感を買わない為の政治的配慮だったのかも知れないけど。
「これが、戦いに負けるって言うこと――」
 机上での理屈は、分かっていたつもりだった。行き倒れになっていた人を弔ったことも、無い訳じゃない。だけど小規模とはいえ、村が一つ滅ぼされるなんていうのは、目の当たりにして尚、現実感を覚えなかった。いや、僕自身がこの事実を受け入れたくないだけなのか。

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