般若湯と呼ばれるものがあります。ハンニャトウと読みます。日本のお坊さんは禁欲的な生活をしないといけない建前なので、アルコールを許されていない宗派が多くあります。しかし現実的に厳しいのか、単に守るつもりが無いのかは分かりませんが、口にしてしまう局面が少なからず出てきます。そんな時に便宜上、これは酒ではなく般若湯であると言い張るのだとか。般若というと多くの人が連想するのは、恐ろしい形相で睨みつけてくる女性の面でしょう。この名の由来は、般若坊という人が製作したからというのが一般的です。ここから怒りや嫉妬に満ちた表情を般若のようと表現することもあります。しかし仏教用語では全ての理を見通す叡智を意味するのだそうです。心を落ち着け、悟りを開く一助になる薬という、なんとコメントしていいか分からない言い訳なのです。いっそアッパラパーになって自分を垂れ流すことこそが真理だぞと居直った方が個人的には納得できたりもするんですけどね。 (・ω・) 賢くなるのと幸せは、二律背反に近いものがあるから仕方ない 【潔癖ほど許せなくなる悪魔の所業そのもの】 玄:黄龍さんって、ちゃんと一人の時間を作ってますか。 黄:どういう意味なんだよぉ。 玄:いえ、この家はいつ訪れても誰かしら来客が居るなと思いまして。 黄:玄武だって含まれてるのを忘れないで欲しいんだよぉ。 朱:違法駐車や不法投棄みたいなもので、 自分だけなら大勢に影響は無いって思っちゃうんでしょうね~。 玄:そういえば悪徳を広めるコツは、 一点だけでもシミを付けることとマモンさんが言っていました。 【どうあれ無給なんだから職業と認めてもらえるか微妙だけど】 則:のぉ。ちと小腹が空いたのじゃが。 玄:とてつもなく手間が掛かる同居人まで付いてますし。 朱:無職だのニートだのというのは誤りなのかも知れません~。 白:相談役兼特定危険人物監視員ってとこかな。 玄:名刺に書かれていても、何をする方なのか分からないのは問題ですが。 朱:むしろ胡散臭さが増す気すらしてしまう辺り、 肩書って難しいものだと思います~。 【誰かと一緒だと普段の延長になっちゃうからね】 玄:それで黄龍さんが無気力気味なのは、オンオフの切り替えが乏しく、 惰性で過ごしているからなのではという仮説に行き当たりまして。 黄:生活にくたびれた中年みたいな扱いなんだよぉ。 玄:なのでリフレッシュ休暇的に、単独で遊んできてはどうでしょう。 黄:具体的に何をすれば良いのか思い付かないんだよぉ。 白:この時点で、仕事しかすることがない人と比べられてもしょうがない気がする。 【そもそも力を結集したところで処理しきれるとは思えない】 黄:というか、青龍にこそ薦めるべき案件だと思うんだよぉ。 玄:言おうとしたことはありますけど、 その間の仕事を全て請け負う覚悟がないと無理だと気付き断念しました。 白:聞き入れる可能性は、とてつもなく低いだろうけどさ。 朱:無闇に危ない橋を渡るのは避けないといけません~。 黄:リスク管理と呼んでいい水準に達しているかは疑問だけど、 少しでも働かないで済む方向に頭を回す根性だけは認めざるを得ないんだよぉ。 今回の話は『ドラえもんに休日を』からインスパイアされたものであることは否定しません。まあ、あれほど良い話で終わることは無いんだろうなとは思っていますけども。 PR |
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