へそくりと呼ばれるものがあります。臍繰り金(ヘソクリガネ)を略したものです。ここでの臍はお腹の真ん中についているものではなく、麻を何重にも巻き付けた綜麻(へそ)が変化したものなのだそうです。昔の主婦などが内職としてこれを作ることで溜めたお金が由来となります。転じて、家庭内で公的に扱われる生活費や小遣いとは別に、夫ないしは妻が個人的に溜め込んだお金のことを意味します。会社とか政治家などであれば裏金に相当しますが、個人だと思うと可愛い感じもあります。一昔前のマンガとかだと絵画の裏辺りに封筒で隠してたりしましたが、最近は見掛けませんね。秘密のネット口座に溜め込んでる展開になるのが現代的なんでしょうが、定番になるかと言われると微妙感があります。やっぱり万札でないとビジュアル的にお金って気がしないのは、私がアナログ人間だからでしょうか。そういや昭和の近未来SFで、電子マネー的なものが普及してる世界は少ないですよね。現物貨幣の歴史は千年単位である訳ですし、十年やそこらで価値観を覆せと言われても難しいものがある気がしてきました。 (・ω・) 究極的には、黄金以上に信用できるものはない訳だがな 【それを達成と呼んで良いかの判断はしかねるけど】 マ:七大悪魔の一角として、欲を完全に支配したい思てるねん。 朱:現状は違うんですか~。 マ:十段階で評価するんやったら、七から八くらいちゃう。 朱:最高点を獲得するには、どうすれば良いんでしょうか~。 マ:アレを悟りの境地に導いて、何も欲しがらんようにするとかやろか。 則:ほぉ。 朱:人格を完全に破壊すれば、或いは不可能では無いかも知れませんね~。 【むしろ偉大であればあるほどアンチも強力になるような】 黄:微小なものを増幅するのが本業だけど、マスターとか匠と呼ばれるには、 自在に制御しなければならないという理屈は分かるんだよぉ。 朱:金属加工の達人が、使い道の無い小さな歯車を作るみたいなものですかね~。 マ:そんな感じで合ってるで。 黄:挑戦とは、客観的には得てして無意味なものなんだよぉ。 マ:どないな社会的貢献も批判するやつは出るさかい、比率の問題や思うけどな。 【そこまで大仰な返しを期待していただろうか】 則:けったいなことを言っておるのぉ。 妾から欲を取り除いて何が残ると思うておるのじゃ。 黄:自覚してるのがタチ悪ぃんだよぉ。 マ:ウチとしては、欲深なんに気付いてないのも大概ちゅう気ぃしてるで。 朱:どっちの方が際限なく求めるんでしょうか~。 黄:割と難問なんだよぉ。 マ:おもろそうな議題やし、次の大悪魔会議に掛けてレポート提出したるわ。 【倒した時の達成感が事実上の報酬です】 マ:試行錯誤を繰り返した結果、わずかやけど欲望減らすことに成功したで。 則:背中が痒いが、放っておけば治るじゃろ。 朱:自分で掻いたり、人にやらせたりって欲求が無くなったみたいです~。 黄:ささやか過ぎるんだよぉ。 マ:今のウチの実力じゃ、これが精一杯や。 朱:これだけの難敵だと、経験値稼ぎにもってこいですね~。 黄:こういう洒落で作った裏ボスみたいなのは、 強さの割に見返りが大したことないのが業界のお約束なんだよぉ。 後宮所属の、その他大勢から皇帝にまで上り詰めた武則天は間違いなく人類史に残る強欲者ですが、仕事は結構ちゃんとしていたらしいです。欲を政治的宗教的に制御していた中世ヨーロッパが思いっきり退行していたのを見るに、やっぱ無くしたらいかんものではあるよねと思わなくもないです。 PR |
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