サンピンという罵倒語があります。麻雀牌の一つである三筒とは何の関係もありません。正しくは下級武士を罵る為のものですが、現代社会にそんな職業は存在しないので、使うとしたら町のチンピラ辺りにでしょう。普通の生活をしていてそんなシチュエーションがあるかはともかくとしまして。由来は、彼らの俸禄つまりは年俸が三両一人扶持であることです。一をピンと称することがあるのは、御存知の方も多いでしょう。つまり漢字で書くとすれば三一になります。一人扶持とは米の現物支給で五俵分くらいだったのだとか。まとめると一年に貰える現金が三両で、米が約三百キログラムということになります。一両にどのくらいの価値があるかについては簡単に言えませんが、武家は格式に使わないといけない部分もあるので、まともに生活できる額で無いのは確かみたいです。仮にも支配階級でありながら自活も厳しいという現実は、彼らにとって屈辱的なことであることは想像に難くありません。そう考えると相手の気持ちを汲み取った、実に良く出来た悪口な気すらしてきました。 (・ω・) 褒めるも貶すも、心の内を把握しないと効かないよね 【未成年者のマタタビ摂取は合法だから問題ない】 芽:分身の術を修得したら、メイド長をもっとイラつかせられそう。 長:その時は、モグラたたきの要領で二体連続攻撃をお見舞いするわ。 芽:甘く見るな。私は最大で二十三人に増殖することが出来る。 長:だったらマタタビの粉をぶちまけて、酔っ払ったところを狙おうかしら。 芽:範囲攻撃は卑怯。 長:マタタビが効果あることは否定しないのが、いつもながらのアンタね。 【絞殺用の鋼線とか持ってても違和感が無い】 芽:手裏剣術を修めておけば、いざって時ナイフやフォークで応戦できそう。 長:食器を武器にする悪いメイドはここかしら。 芽:まるで、現代にナマハゲが蘇ったかのような形相。 長:食べ物で遊ぶのと同じくらい、私の中の倫理観が許さないからね。 芽:本当の非常時だったらしょうがないような。 長:エプロンドレスがゆったりとした作りなのは、暗器を仕込む為でしょ。 芽:そっちの方が人としてどうなんだろうと言い放ってやりたい。 【雇った経緯を憶えてなければ設定的に完璧だな】 芽:前から考えてたんだけど、私をメイドだと思うから腹も立ってくる。 家に幸福をもたらす座敷童子だと認識するのはどうだろう。 ?:たしかに、御主人様のお仕事は順調みたいですけど~。 長:そう主張したいんなら、因果関係をデータにしてプレゼンしてちょうだい。 芽:物の怪の類も合理主義の波に飲まれる時代とは。 長:日本の妖怪は理不尽の具象化みたいなものだけど、 アンタがその生き残りと言われると妙に納得できちゃうのが困るわ。 【こんなのでも居なくなったら寂しくなったりするんだろうか】 長:大体、給料払わなきゃならない座敷童子なんて嫌すぎるわよ。 芽:一昔前でいうお供え的なものだと思えば。 野菜や魚を持ってこられても腐らせるだけだし、現金が一番。 長:アンタもかなり合理的な発想してるわね。 芽:世から妖かしが消えていくのも無理からぬ話。 長:いっそ何処かの野良猫メイドの存在もデリートしてくれれば、 私としては大きな心労の種が無くなってくれるんだけど。 という訳で、特に意味もなく二年に一話と決めた芽依メイドお掃除日記のターンです。某五輪限定巡査よりはハイペースだなと、感覚がおかしくなることを言っておきます。 PR |
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